JP2547267B2 - 自動車用フードロック装置 - Google Patents

自動車用フードロック装置

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JP2547267B2
JP2547267B2 JP2026008A JP2600890A JP2547267B2 JP 2547267 B2 JP2547267 B2 JP 2547267B2 JP 2026008 A JP2026008 A JP 2026008A JP 2600890 A JP2600890 A JP 2600890A JP 2547267 B2 JP2547267 B2 JP 2547267B2
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聖秀 吉富
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、プライマリーロック装置およびセカンダ
リーロック装置を有する自動車用フードロック装置、特
にセカンダリーロック装置のロック解除レバーを持って
フードを開成することができる自動車用フードロック装
置に関するものである。
[従来技術] 従来のこの種のものとしては、例えば第4図ないし第
6図に示すようなものがある。
第4図に示すように、車体のラジコアアッパー1とフ
ード2の前端縁部2aとの間に、フードロック装置が設け
られている。具体的には、ベース3がラジコアアッパー
1に固定され、このベース3にプライマリーロック装置
4のプライマリーラッチ5が軸6により回動自在に装着
される一方、フード2の前端縁部2a側には、そのプライ
マリーラッチ5の係合凹部5aに係合されるストライカ7
が下方に向けて突設されている。
このストライカ7の係合状態で、プライマリーラッチ
5と係合して、この状態を維持するロック部材8が回動
自在に配設されている。
このようにして、プライマリーロック装置4が構成さ
れている。
一方、セカンダリーロック装置9は、セカンダリーラ
ッチ10が軸11により回動自在に配設され、このラッチ10
の上端部に、フード2のフードインナ2bに設けられた被
係止部2cに係脱する係止部10aが形成されると共に、略
水平方向に延びる操作部10bが形成されている。
フード2を開成する場合には、車室内からの遠隔操作
により、まず、プライマリーロック装置4のロック部材
8を第5図中時計回りに回動させてプライマリーラッチ
5との係合状態を解除する。すると、図示省略の付勢手
段により、ロック部材8が時計回りに回動して、ストラ
イカ7がプライマリーラッチ5の係合凹部5aから離脱し
て、フード2が多少上方に押し上げられる。
この状態では、セカンダリーラッチ10の係止部10a
は、未だフード2の被係止部2cに係合した状態にあり、
フード2は完全には開成されず、セカンダリーロック装
置9はロック状態にある。
次いで、乗員がセカンダリーラッチ10の操作部10bを
上方に押し上げて、フード被係止部2cとの係合状態を解
除させた後、第6図に示すように、フード2のヘミング
された前端縁部2aを持って、フード2を上方へ押し上げ
る。これにより、フード2が完全に開成されることとな
る。
なお、この種のものとしては、例えば社団法人自動車
技術会発行「新編 自動車工学便覧 第6編」の1−12
頁に記載されたようなものがある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のフードロック装置に
あっては、フード2を開成する場合、セカンダリーラッ
チ10を操作してセカンダリーロックを解除した後、乗員
がフード2のヘミングされた前端縁部2aを持って押し上
げて、フード2を開成するようにしているため、操作性
が悪い。又、この尖った前端縁部2aを持って押し上げる
ようにしているため、力を加える場合に、尖った前端縁
部2aが当たることから、力を加え難く操作性が悪い、と
いう問題がある。
[課題を解決するための手段] この発明は、かかる従来の課題に着目してなされたも
ので、フードの前端縁部の裏面側と車体との間に配設さ
れ、プライマリーロック装置とセカンダリーロック装置
とを備え、前記プライマリーロック装置の解除後に、前
記セカンダリーロック装置のロック解除レバーを操作す
ることにより、セカンダリーロックを解除して、前記フ
ードを開成するようにした自動車用フードロック装置に
おいて、前記ロック解除レバーを、前記フードの前端縁
部に、車両前後方向にスライド自在で、かつ車幅方向に
沿う軸により回動自在に装着し、該ロック解除レバーを
車両前方に付勢する付勢手段を設け、該ロック解除レバ
ーの先端部に、該ロック解除レバーの車両前方へのスラ
イド時に前記フード前端縁の下側に位置するようにハン
ドル部を形成し、該ロック解除レバーの回動により、可
動されて、前記フード側の被係止部に係脱する係止部材
を車体側から回動自在に突設し、さらに、前記ロック解
除レバーと車体側との間に、前記フードの閉成時に、前
記ロック解除レバーを車両後方にスライドさせると共
に、フードが完全に閉成された状態で、前記ロック解除
レバーが後退した状態を維持するスライド手段を設けた
自動車用フードロック装置としたことを特徴としてい
る。
[作 用] かかる手段によれば、フードを開成する場合には、ま
ずプライマリーロック装置を解除する。すると、フード
が多少上昇されることにより、スライド手段の係止が解
除され、付勢手段によりロック解除レバーが前進し、ロ
ック解除レバーのハンドル部が、フードの前端縁部の下
側に位置する。
この状態から、乗員がハンドル部を上方に押し上げ
る。すると、このロック解除レバーにより、セカンダリ
ーロック装置が解除されると共に、乗員は、ハンドル部
を持ったまま、フードを開成することができる。従っ
て、従来のように、持ち換える必要がないと共に、尖っ
たフード前端縁部を直接持つ必要なく、力を加え易く、
操作性が良好である。
一方、フードを閉成して行くと、スライド手段によ
り、このロック解除レバーは、スプリングの付勢力に抗
して、車両後方にスライドされて、フードより引込んだ
状態で停止される。このように、ロック解除レバーが後
退することにより、ハンドル部がフード内に隠れ、外観
品質を維持することができる。
[実施例] 以下、この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図ないし第3図は、この発明の一実施例を示す図
である。
まず構成を説明すると、この実施例のプライマリーロ
ック装置4は従来と同一であるので説明を省略する。
この実施例のセカンダリーロック装置14は、フード前
端縁部2aのフードインナ2bに、フード側ベースプレート
15が取り付けられ、このフード側ベースプレート15にロ
ック解除レバー16が装着されている。そして、このロッ
ク解除レバー16によって、回動されてセカンダリーロッ
クを解除する係止部材としてのセカンダリーラッチ17が
ラジコアアッパー1側に配設されている。
具体的には、ロック解除レバー16は、車両前後方向に
沿って延在され、フード側ベースプレート15から突設さ
れた軸18が長孔16aに回動自在に挿通されると共に、フ
ード側ベースプレート15に形成されたスリット15aに挿
通されている。これで、このロック解除レバー16は、車
両前後方向にスライド自在で、かつ、回動自在に配設さ
れ、しかも、スプリング21により、車両前方に向けて付
勢されている。また、このロック解除レバー16の先端部
には、ハンドル部16bが形成される一方、後端部には、
セカンダリーラッチ17を回動させる押圧片16cが折曲さ
れて形成されている。このハンドル部16bは、ロック解
除レバー16が前進した時に、フード2の前端縁部2aの下
側に位置するように設定されている。
一方、セカンダリーラッチ17は、下端部17aがラジコ
アアッパー1に固定された車体側ベースプレート19に軸
20を介して回動自在に装着され、スプリング22により、
反時計回りに付勢されている。そして、このセカンダリ
ーラッチ17は、上端部にフードインナ2b側の被係止部15
bに係止する鈎状の係止部17bが形成されると共に、中間
部には、前記ロック解除レバー16の押圧片16cにより、
押圧される被押圧片17cが突設されている。
そして、その車体側ベースプレート19には、所定の弾
性力を有する案内片部19aが形成される一方、前記ロッ
ク解除レバー16には、その案内片部19aを摺動する摺動
部16dが下方に突出されて形成されているこの案内片部1
9aと摺動部16dとにより、フード2を閉成した時に、ロ
ック解除レバー16をスプリング21の付勢的に抗して車両
後方にスライドさせて、このロック解除レバー16を後退
した状態を維持するスライド手段が構成されている。こ
の案内片部19aあるいは摺動部16dにローラ等を配設すれ
ば、摺動抵抗を減少させることができる。
次に、かかる構成よりなる自動車用フードロック装置
の作用について説明する。
フード2を開成する場合には、まず、従来と同様に、
車室内からの遠隔操作により、プライマリーロック装置
4を解除する。すると、フード2が図示省略の付勢手段
により、多少上昇される(第2図参照)。これにより、
ロック解除レバー16の摺動部16dが、車体側ベースプレ
ート19の案内片部19aから離間して、ロック解除レバー1
6は、スプリング21の付勢力により、第2図に示すよう
に前進する。この状態で、ロック解除レバー16のハンド
ル部16bが、フード2の前端縁部2aの下側に位置する。
この状態から、乗員がハンドル部16bを上方に押し上
げる。すると、このロック解除レバー16の押圧片16cに
より、セカンダリーラッチ17の被押圧片17cが押圧され
て、スプリング22の付勢力に抗して、第2図中時計回り
に回動され、このセカンダリーラッチ17の係止部17b
が、フードインナ2bの被係止部15bから離脱する。そし
て、ハンドル部16bがフード前端縁部2aに当接して、乗
員は、ハンドル部16bを持ったまま、フード2を開成す
ることができる。従って、従来のように、ハンドル部16
bを持ち換える必要なく操作性が良好であると共に、尖
ったフード前端縁部2aを持つ必要なく、力を加え易く、
操作性が良好である。
一方、フード2を閉成して行くと、ロック解除レバー
16が前進した状態から、このロック解除レバー16の摺動
部16dが、車体側ベースプレート19の案内片部19aに当接
して摺動し、このロック解除レバー16は、スプリング21
の付勢力に抗して、車両後方にスライドされて、第1図
に示す状態まで復帰する。このように、ロック解除レバ
ー16が後退することにより、ハンドル部16bがフード2
内に隠れ、外観品質を維持することができる。
[発明の効果] 以上説明してきたように、この発明によれば、ロック
解除レバーのハンドル部を持ってフードを開成すること
ができるため、従来のように、ハンドル部を持ち換える
必要がなく操作性が良好であると共に、フードの先端縁
部を直接持って開成する必要がないことから、フードを
簡単に開成することができる、という実用上有益な効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの発明の自動車用フードロック
装置の一実施例を示す図で、第1図はフードが完全に閉
成された状態を示す車両前後方向に沿う断面図、第2図
はプライマリーロック装置が解除された状態を示す第1
図に相当する断面図、第3図はセカンダリーロック装置
を示す斜視図、第4図ないし第6図は従来例を示す図
で、第4図は車体の一部を示すフード開成状態の斜視
図、第5図は従来のフードロック装置を示す説明図、第
6図はフードの前端縁部を示す車両前後方向に沿う断面
図である。 1……ラジコアアッパー(車体) 2……フード 2a……前端縁部 4……プライマリーロック装置 14……セカンダリーロック装置 15b……被係止部 16……ロック解除レバー 16b……ハンドル部 16d……摺動部(スライド手段) 19a……案内片部(スライド手段) 17……セカンダリーラッチ(係止部材) 21……スプリング(付勢手段)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フードの前端縁部の裏面側と車体との間に
    配設され、プライマリーロック装置とセカンダリーロッ
    ク装置とを備え、前記プライマリーロック装置の解除後
    に、前記セカンダリーロック装置のロック解除レバーを
    操作することにより、セカンダリーロックを解除して、
    前記フードを開成するようにした自動車用フードロック
    装置において、 前記ロック解除レバーを、前記フードの前端縁部に、車
    両前後方向にスライド自在で、かつ車幅方向に沿う軸に
    より回動自在に装着し、該ロック解除レバーを車両前方
    に付勢する付勢手段を設け、 該ロック解除レバーの先端部に、該ロック解除レバーの
    車両前方へのスライド時に前記フード前端縁の下側に位
    置するようにハンドル部を形成し、 該ロック解除レバーの回動により、可動されて、前記フ
    ード側の被係止部に係脱する係止部材を車体側から回動
    自在に突設し、 さらに、前記ロック解除レバーと車体側との間に、前記
    フードの閉成時に、前記ロック解除レバーを車両後方に
    スライドさせると共に、フードが完全に閉成された状態
    で、前記ロック解除レバーが後退した状態を維持するス
    ライド手段を設けたことを特徴とする自動車用フードロ
    ック装置。
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