JP2546622Y2 - 車両用電源装置 - Google Patents

車両用電源装置

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JP2546622Y2
JP2546622Y2 JP3900191U JP3900191U JP2546622Y2 JP 2546622 Y2 JP2546622 Y2 JP 2546622Y2 JP 3900191 U JP3900191 U JP 3900191U JP 3900191 U JP3900191 U JP 3900191U JP 2546622 Y2 JP2546622 Y2 JP 2546622Y2
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祥 若林
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ナイルス部品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のイグニションス
イッチが開状態のときに、許容基準を超えた暗電流を検
出すると、電源からの給電ラインを遮断する、車両用電
源装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術としては例えば、実
開昭62―185432号公報に係る技術などがある。
これは、始動スイッチが開状態のときに、許容基準を超
えた負荷電流を検出すると、バッテリ電源と負荷との間
を遮断するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術においては、始動スイッチに関係なく常に通電状
態に保つ必要がある常時要通電負荷が、すべて停止する
ものである。従って、負荷電流が大になっても常に通電
を必要とする負荷、例えば、マイクロコンピュータで構
成する制御手段などは、重要なメモリの記憶内容が消去
され、再始動の困難な事態が生じる。本考案は、上記問
題点に鑑み考案するものであり、暗電流が大になっても
常に通電を必要とする制御部には通電を維持し、暗電流
が大になる要因のスイッチ手段への通電を遮断すること
により、過大な暗電流を阻止すると共に、制御手段の適
正な作動を維持できる車両用電源装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、電源から信号回路の電流を検出する検出手
段及び信号回路を介して接続したスイッチ手段と、前記
電源に接続すると共に、前記スイッチ手段の作動によっ
て変化する前記信号回路の電圧に対応して、所定の負荷
を制御する制御部と、電源に接続したイグニションスイ
ッチが開状態のときに、前記検出手段で検出した電流が
許容基準を超えたことを判定する判定手段と、前記判定
手段の判定に基づき前記信号回路を遮断する遮断手段と
を備えて車両用電源装置を構成する。
【0005】
【実施例】本考案に係る好適な一実施例を、添付図面に
基づき詳述する。図1において、1は電源、2はイグニ
ションスイッチ、3は定電圧回路であり該電源1の電圧
を一定電圧に保持するものである。4は制御部であり、
例えばマイクロコンピュータで構成する。5及び6はス
イッチ手段であり、手動スイッチ、応動スイッチや各種
センサなどの常開接点で構成する。7は信号回路であ
り、電源1から定電圧回路3及び検出手段8(後述す
る)を介し各スイッチ手段5及び6と接続する構成であ
る。信号回路7において、7a及び7bは各スイッチ5
及び6を流れる電流を規制する抵抗である。
【0006】8は信号回路7の電流を検出する検出手段
であり、例えば抵抗で構成する。9は信号回路7を遮断
する遮断手段であり、例えばFETなどのトランジスタ
で構成する。制御部4は、電源端子Vddが定電圧回路
3を介して電源1と接続している。また、制御部4は5
つの入力端子IN1〜1N5と3つの出力端子OUT1
〜OUT3を備えている。第1入力端子IN1は、イグ
ニションスイッチ2と接続している。第2入力端子IN
2と第3入力端子IN3は、抵抗で構成した検出手段8
の両端間に接続している。第4入力端子IN4は第1ス
イッチ手段5と抵抗7a間に接続している。第5入力端
子IN5は第2スイッチ手段6と抵抗7b間に接続して
いる。第1出力手段OUT1は遮断手段9と接続してい
る。第2出力端子OUT2は第1負荷10と、また、第
3出力端子OUT3は第2負荷11と、それぞれ接続し
ている。
【0007】次に、上記構成の作動を説明する。図2は
制御部4をマイクロコンピュータで構成した場合の制御
ルーチンのフローチャートである。このルーチンをスタ
ートすると、先ずステップ101は第1入力端子IN1
の信号によって、イグニションスイッチ2がONである
か判定し、YESの判定の場合にステップ102へ進
み、第1出力OUT1をONにすることにより、信号回
路7の遮断を解除する。そして、ステップ103におい
て、第1スイッチ手段5がON作動の場合に、信号回路
7から第4入力端子IN4に入力する電圧が低下するの
で、制御部4は対応する所定の第1負荷10を制御す
る。また、第2スイッチ手段6がON作動の場合は、同
様に第5入力端子IN5の電圧低下に基づき、第2負荷
11を制御する。このステップ103が処理されると、
ステップ101にリターンする。
【0008】一方、ステップ101がNOの判定の場合
は、ステップ104に進む。ステップ104は、第2入
力端子IN2から入力した信号電圧V2と、第3入力電
圧IN3から入力した信号電圧V3との電位差が、マイ
クロコンピュータの予め設定した所定の基準値Vxを超
えたかを判定する。そして、YESの判定の場合はステ
ップ105へ、また、NOの判定の場合はステップ10
6へ各々進み、その後にステップ101にリターンす
る。一般に、各スイッチ手段5,6の作動状態を制御部
4が確実に検出するため、信号回路7にはスイッチON
時に通常10ミリアンペア程度の電流を流している。そ
して、スイッチ手段5または6がON作動をした場合
は、上記電位差が基準値Vxを超えることになる。
【0009】ところが、スイッチ手段5,6がOFF状
態であるにもかかわらず、何等かの要因で接点間が導通
したり誤作動などのトラブルが発生した場合には、10
ミリアンペア程度の電流が流れ、検出手段8で検出した
上記電位差が、基準値Vxを超えることになる。而し
て、ステップ104はこの場合に、検出手段8で検出さ
れた電流が、予め設定した許容基準を超えたとみなし、
YESの判定をする。従って、ステップ105は第1出
力端子OUT1をOFF出力することにより、遮断手段
9でこの信号回路7を遮断する。しかし制御部4は、こ
の状態においても電源1からの電力供給をされており、
常に適正な作動を維持する。
【0010】ステップ104でNOの判定の場合には、
信号回路7に過大な暗電流が流れていないので、ステッ
プ106は第1出力端子OUT1からON出力を続行さ
せることにより、信号回路7の遮断を解除している。こ
のように、ステップ101とステップ104の組合せ
は、イグニションスイッチ2が開状態のときに、検出手
段8で検出した電流が許容基準値を超えたことを判定す
る、判定手段107を構成する。
【0011】尚、上記実施例において、検出手段8は電
位差を検出することにより、間接的に電流を検出する構
成に限定するものではなく直接に信号回路7の電流を検
出するものでもよい。また、スイッチ手段5,6及び負
荷10,11の個数は、上記実施例に限定するものでは
ない。
【0012】
【考案の効果】以上詳述したように本考案の構成によれ
ば、暗電流が大になっても常に通電を必要とする制御部
には通電を維持し、暗電流が大になる要因のスイッチ手
段への通電を遮断することにより、過大な暗電流を阻止
すると共に、制御手段の適正な作動を維持できる車両用
電源装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る一実施例を示す電気回路図であ
る。
【図2】図1における制御部の制御ルーチンを示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 電源 2 イグニションスイッチ 4 制御部 5,6 スイッチ手段 7 信号回路 8 検出手段 9 遮断手段 10,11 負荷 107 判定手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から信号回路の電流を検出する検出
    手段及び信号回路を介して接続したスイッチ手段と、前
    記電源に接続すると共に、前記スイッチ手段の作動によ
    って変化する前記信号回路の電圧に対応して、所定の負
    荷を制御する制御部と、電源に接続したイグニションス
    イッチが開状態のときに、前記検出手段で検出した電流
    が許容基準を超えたことを判定する判定手段と、前記判
    定手段の判定に基づき前記信号回路を遮断する遮断手段
    とを備えたことを特徴とする車両用電源装置。
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