JP2545913Y2 - 電気自動車用動力伝達装置 - Google Patents

電気自動車用動力伝達装置

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JP2545913Y2
JP2545913Y2 JP1992008032U JP803292U JP2545913Y2 JP 2545913 Y2 JP2545913 Y2 JP 2545913Y2 JP 1992008032 U JP1992008032 U JP 1992008032U JP 803292 U JP803292 U JP 803292U JP 2545913 Y2 JP2545913 Y2 JP 2545913Y2
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JP
Japan
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clutch
reverse
freewheel
outer ring
driven
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JP1992008032U
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JPH0567525U (ja
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秀夫 石川
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Chubu Electric Power Co Inc
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Chubu Electric Power Co Inc
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ソーラーカーのような
軽量電気自動車の動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ソーラーカーのように比較的小さい電力
で、小形のモータにより車輪を駆動する必要のある電気
自動車の場合、内燃機関の自動車に使用されるような大
形で重量の重い動力伝達機構を使用することはできな
い。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、この種の電気
自動車では、自転車の動力伝達機構と同様に、車軸にフ
リーホイール(スプロケットを有し一方向にのみ回転駆
動し得るホイール)を取付け、モータとフリーホイール
のスプロケット間をチェーン等で連結した動力伝達装置
が使用されている。
【0004】しかし、車軸に取付けたフリーホイールを
チェーン等により駆動する構造の装置では、慣性走行が
可能で、前進走行に問題はないが、モータを逆回転させ
て自動車を後進させようとしても、フリーホイールであ
るために、スプロケットが空回転し、後進ができないと
いう課題があった。
【0005】本考案は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、前進・後進、及び前進の慣性フリー走行
が可能で、非常に簡単な機構により、小形軽量に製作す
ることができ、ソーラーカーなどに適した電気自動車用
動力伝達装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために、本考案の電
気自動車用動力伝達装置は、車輪に固定された内輪筒体
とスプロケットを外周部に設けた外輪部とからなり、外
輪部を内輪筒体上にワンウエイクラッチを介して外嵌し
てなる車軸を前進方向に駆動可能なフリーホイールと、
フリーホイールの外輪部のスプロケットにチェーンを介
して連係される駆動用モータと、フリーホイールの内輪
筒体の延長端部上に軸方向に摺動可能に外嵌され、外輪
部が後進方向に回転駆動されたときの駆動力を内輪筒体
に伝達する筒形のワンウエイクラッチと、外輪部の端部
に設けられる後進クラッチのクラッチ駆動部と、筒形の
ワンウエイクラッチ上にクラッチ駆動部と対向して固定
される後進クラッチのクラッチ被動部と、作動フォーク
を介してクラッチ被動部を軸方向に摺動させてクラッチ
の継断を行うように連結された後進操作リンク機構と、
を備えて構成される。
【0007】
【作用】電気自動車が前進走行する場合、モータによっ
てフリーホイールの外輪部が前進方向に回転駆動され、
車軸は同方向に駆動され、前進走行する。
【0008】下り坂などでモータを停止させた場合、フ
リーホイールの内輪筒体が空転して慣性走行を行う。
【0009】後進走行する場合、後進操作リンク機構を
操作し、後進クラッチのクラッチ被動部を軸方向に摺動
させ、クラッチ被動部をクラッチ駆動部に接続し、モー
タを逆回転させる。モータの逆回転力は、フリーホイー
ルの外輪部に伝達され、それを後進方向に回転させる。
【0010】この外輪部の後進方向への回転力は、後進
クラッチのクラッチ駆動部とクラッチ被動部を介してワ
ンウエイクラッチに伝達され、このワンウエイクラッチ
が後進方向の回転駆動力を内輪筒体を介して車軸に伝達
し、車軸が後進方向に回転駆動される。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1はソーラーカー等の軽量電気自動車に
おける動力伝達装置の半断面付き正面図を示している。
1は自動車の車軸で、車軸1上にフリーホイール2が取
付けられている。
【0013】フリーホイール2は、車軸1に固定される
内輪筒体3と、スプロケット5を外周部に設けた外輪部
4とからなり、外輪部4は2個のワンウエイクラッチ6
と1個のころ軸受7を介して、内輪筒体3上に一方向に
のみ回転可能に外嵌される。スプロケット5には、図示
しないチェーンを介してモータが連係され、モータの正
方向の回転駆動により、フリーホイール2が例えば図1
の矢印A方向(前進方向)に回転駆動され、車軸1が同
方向に駆動される。
【0014】ここで使用されるワンウエイクラッチ6
は、図4に示すように、シェル形の外輪6a内にカム面
が形成され、その内部に多数のころ6bが、カム面に当
接するように、ばね6cで付勢されて配設される構造で
ある。このワンウエイクラッチ6に内輪はなく、ころ6
bが軸(ここではフリーホイール2の内輪筒体3)に直
接当接する。
【0015】このワンウエイクラッチ6は非常に小形軽
量に形成され、図4の矢印D方向に、外輪6aを回転駆
動した場合、ころ6bが軸に押し付けられて軸が同方向
に回転駆動され、逆に矢印C方向に外輪6aを回転駆動
した場合、ころ6bの軸への押し付けが解除され、ワン
ウエイクラッチ6は軸上を空転する。
【0016】フリーホイール2の外輪部4の左端部に
は、後進クラッチ10のクラッチ駆動部11が設けられ
る。この後進クラッチ10はドッグクラッチ形に形成さ
れ、クラッチ駆動部11は、フランジ形リング部の前面
にクラッチギヤを円周上に設けて構成される。
【0017】一方、フリーホイール2の内輪筒体3の
方向延長端部上には、ワンウエイクラッチ8を介して、
後進クラッチ10のクラッチ被動部12が軸方向に摺動
可能に外嵌される。クラッチ被動部12は筒体の右端部
に、上記クラッチ駆動部11のクラッチギヤと噛合する
同様なクラッチギヤを設けて構成され、その筒体の内周
面にワンウエイクラッチ8の外輪が固定される。
【0018】このワンウエイクラッチ8は、上述の図4
のワンウエイクラッチ6と同様に構成され、その回転駆
動方向は上記フリーホイール2のワンウエイクラッチ6
と逆方向になるように装着される。
【0019】即ち、フリーホイール2のワンウエイクラ
ッチ6はその外輪部4を図1のA方向に回転駆動した場
合、回転力をその内輪筒体3つまり車軸1に伝達する
が、クラッチ被動部12のワンウエイクラッチ8は、図
1のB方向(後進方向)にクラッチ被動部12を駆動し
た場合、回転力を内輪筒体3つまり車軸1に伝達するよ
うに、ワンウエイクラッチ6とは逆向きに装着される。
【0020】クラッチ被動部12の外周部には溝が円周
方向に形成され、その溝に作動フォーク13の先端がク
ラッチ被動部12の回転を許容して係合される。作動フ
ォーク13はその元部を車軸1と平行な軸14に摺動可
能に保持され、車軸1の軸方向に移動可能である。軸1
4はその両側を固定部15によって支持され、その軸1
4にはコイルばね16が外嵌され、作動フォーク13を
図1の左側つまり後進クラッチを切り離す方向に付勢す
る。
【0021】さらに、作動フォーク13には後進操作リ
ンク機構となるリンクワイヤ17が接続され、リンクワ
イヤ17の端部が操作ペダル18に連結される。したが
って、操作ペダル18を踏み込み操作すると、リンクワ
イヤ17を介して作動フォーク13が図1の右側に移動
し、後進クラッチ10のクラッチ被動部12をワンウエ
イクラッチ8と共に噛合方向に摺動させる。ワンウエイ
クラッチ8は、内側のころが内輪筒体3上に押し付けら
れていない状態では、軸方向に摺動可能である。
【0022】次に、上記構成の動力伝達装置の動作を説
明する。
【0023】電気自動車が前進走行する場合、図示しな
いモータによってフリーホイール2の外輪部4が前進方
向に回転駆動され、ワンウエイクラッチ6を介して車軸
1は同方向に駆動され、自動車は前進走行する。
【0024】下り坂などでモータの駆動が停止された場
合、ワンウエイクラッチ6の作用によりフリーホイール
2の内輪筒体3が空転して、自動車は慣性フリー走行を
行う。
【0025】一方、後進走行する場合、運転者は操作ペ
ダル18を踏み込み、リンクワイヤ17を介して作動フ
ォーク13を図1の右側に移動させる。この作動フォー
ク13の移動により、後進クラッチ10のクラッチ被動
部12がワンウエイクラッチ8と共に図1の右側に摺動
し、クラッチ被動部12がクラッチ駆動部11に噛合し
てクラッチが接続される。
【0026】そして、モータを逆回転方向に起動させる
と、フリーホイール2の外輪部4が後進方向(図1の矢
印B方向)に回転駆動され、その駆動力が接続された後
進クラッチ10のクラッチ駆動部11とクラッチ被動部
12を介してワンウエイクラッチ8に伝達され、このワ
ンウエイクラッチ8が後進方向の回転駆動力を内輪筒体
3を介して車軸1に伝達し、車軸1が後進方向に回転駆
動される。これにより、操作ペダル18が踏み込まれ、
モータが逆回転する間、電気自動車は後進走行を行う。
【0027】なお、上記の実施例では、後進クラッチ1
0にドッグクラッチ形のものを使用したが、シンクロナ
イザー形のクラッチなど各種のクラッチを使用すること
ができる。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の電気自動
車用動力伝達装置によれば、車輪に固定された内輪筒体
とスプロケットを外周部に設けた外輪部とからなり、外
輪部を内輪筒体上にワンウエイクラッチを介して外嵌し
てなる車軸を前進方向に駆動可能なフリーホイールと、
フリーホイールの外輪部のスプロケットにチェーンを介
して連係される駆動用モータと、フリーホイールの内輪
筒体の延長端部上に軸方向に摺動可能に外嵌され、外輪
部が後進方向に回転駆動されたときの駆動力を内輪筒体
に伝達する筒形のワンウエイクラッチと、外輪部の端部
に設けられる後進クラッチのクラッチ駆動部と、筒形の
ワンウエイクラッチ上にクラッチ駆動部と対向して固定
される後進クラッチのクラッチ被動部と、作動フォーク
を介してクラッチ被動部を軸方向に摺動させてクラッチ
の継断を行うように連結された後進操作リンク機構と、
を備えて構成したから、前進時には慣性フリー走行が可
能であると共に、後進操作リンク機構を操作して後進ク
ラッチを接続すれば、後進走行を行うことができる。
【0029】また、フリーホイールの一部に簡単な構造
の後進クラッチと小形のワンウエイクラッチを設けるだ
けで構成できるため、動力伝達装置を小形軽量に製作す
ることができ、ソーラーカー等の駆動電力の小さい軽量
電気自動車には最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す動力伝達装置の半断面
付き正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】図1の III− III断面図である。
【図4】ワンウエイクラッチの部分断面説明図である。
【符号の説明】
1−車軸、2−フリーホイール、3−内輪筒体、4−外
輪部、5−スプロケット、6、8−ワンウエイクラッ
チ、10−後進クラッチ、11−クラッチ駆動部、12
−クラッチ被動部、13−作動フォーク、17−リンク
ワイヤ、18−操作ペダル。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪に固定された内輪筒体とスプロケッ
    トを外周部に設けた外輪部とからなり、該外輪部を該内
    輪筒体上にワンウエイクラッチを介して外嵌してなる該
    車軸を前進方向に駆動可能なフリーホイールと該フリーホイールの外輪部のスプロケットにチェーンを
    介して連係される駆動用モータと該フリーホイールの内輪筒体の延長端部上に軸方向に摺
    動可能に外嵌され、該外輪部が後進方向に回転駆動され
    たときの駆動力を該内輪筒体に伝達する筒形のワンウエ
    イクラッチと該外輪部の端部に設けられる後進クラッチのクラッチ駆
    動部と該筒形のワンウエイクラッチ上に前記クラッチ駆動部と
    対向して固定される該後進クラッチのクラッチ被動部
    作動フォークを介して該クラッチ被動部を軸方向に摺動
    させてクラッチの継断を行うように連結された後進操作
    リンク機構と、 を備えたこと を特徴とする電気自動車用動力伝達装置。
JP1992008032U 1992-02-25 1992-02-25 電気自動車用動力伝達装置 Expired - Lifetime JP2545913Y2 (ja)

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JPH0567525U JPH0567525U (ja) 1993-09-07
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