JP2545280Y2 - カセット収納ケース - Google Patents

カセット収納ケース

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JP2545280Y2
JP2545280Y2 JP1991037823U JP3782391U JP2545280Y2 JP 2545280 Y2 JP2545280 Y2 JP 2545280Y2 JP 1991037823 U JP1991037823 U JP 1991037823U JP 3782391 U JP3782391 U JP 3782391U JP 2545280 Y2 JP2545280 Y2 JP 2545280Y2
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正男 松尾
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、音声を録音するカセッ
トテープを収納しておくためのカセット収納ケースに関
する。
【0002】
【従来の技術】音声を録音するカセットテープの収納ケ
ースは、図5に示すように、樹脂材からなり、本体1と
蓋体2とを各々一体として金型成形したものが周知とな
っている。この従来のカセット収納ケースは、本体1
を、矩形をなす底板3に、それを三方から囲む前板14
と一対の側板7,7とを設けて形成し、上方をカセット
テープを出し入れする開口部としている。また、蓋体2
は、上記開口部を開閉する上板5に背面板6と、上板5
の両側縁5a,5aの背面寄りに一対の側板8,8とを
設け、さらにその側板8,8に跨って底面の一部を構成
する平板を設けることにより、カセットテープを出し入
れする際にそのカセットテープを保持するポケットを形
成してなる。そして、上記本体1の底板3の奥行きより
長く伸長された各側板7,7の開放端部において、その
内面に突出させた軸10,10に上記蓋体2を、上記各
側板8,8に設けた孔9,9により、前記一対の側板
7,7に跨って回動自在に枢着したものである。
【0003】なお、本体1の底板3には、カセットテー
プのリールを係止するための軸4,4を設け、また、閉
じている蓋体2を、本体1の前板14の上縁14aに被
る上板5を持ち上げて開放し易いように、前記前板14
の外面には、この前板14の上縁14aにいくにしたが
いその肉厚を薄くした傾斜面14eを形成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のカセット収納ケースにあって、蓋体2を開く場合
には、本体1の前板14を一方の手の指で支えておき、
他方の手の指で蓋体2の上板5の前縁を押し上げなけれ
ばならない。すなわち、蓋体2が本体1の開口部を閉じ
ている状態では、蓋体2の上板5が、その板厚分だけ、
本体1の一対の側板7,7の内面側に落ち込んで、本体
1の前板14の上縁14aにて前記上板5を支持する構
成であるため、開放する際に指で支持できる部分は、そ
の上板5の前縁だけであった。
【0005】一方、このようなカセット収納ケースで
は、ケース自体の収納性から、その容積を出来る限り小
さくするとともに、ケース外面における突起物のないこ
とが必要である。
【0006】本考案は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、より開閉性の優れたカセット収納ケースの提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のカセット収納ケ
ースでは、矩形をなす底板が前板と一対の側板とにより
三方から囲まれ、上方がカセットテープを出し入れする
開口部に形成された本体と、前記開口部を開閉する上板
を有し前記両側板の内面側に跨って回動自在に枢着され
た蓋体とからなるカセット収納ケースにおいて、前記本
体の前記両側板には、これら側板の上縁から底面方向に
向けて各々に一対の切り込みを設けることにより該側板
の立設する方向と垂直な方向に弾性変形可能な弾性部が
形成され、 前記蓋体の前記上板の内面には、この上板
の両側縁に近接して膨出すると共に、前記弾性部の内面
上縁近傍に当接する一対の突起部が形成され、前記各弾
性部の内面上縁近傍には、該弾性部を前記内面側に押し
たときに、前記突起部を押圧して前記上板を押し上げる
面取り部が設けられている。
【0008】
【作用】閉じている蓋体は、その上板の両側縁が本体の
一対の側板の内面側に落ち込み、上板の前縁が本体の前
板の上縁に被った状態となっているが、前記本体の両側
板には、これら側板の上縁から底面方向に向けて各々に
一対の切込みを設けることにより弾性部が形成されてい
る。
【0009】この閉じた蓋体を回動させて本体を開放す
るには、本体の両側板を支持する指先にて、上記各側板
に設けられた弾性部を内方へ向けて押圧する。すると、
上板の内面には、この上板の両側縁に近接して膨出し、
上記各弾性部の開放端部に当接する一対の突起部が設け
られているので、内方へ屈曲する弾性部によりこの突起
部が押圧され、上板が上方へ持ち上がって蓋体が開く。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図1ないし図4にもとづ
き、従来のカセット収納ケースと同一の部分には同一の
符号を用いて説明する。
【0011】図1はカセット収納ケースの組立図であ
り、従来例と同様に、符号1は本体を示し、符号3が底
板で、前板14と一対の側板7,7とにより三方から囲
まれ、本体1の上方が開口部となる。また、符号2は蓋
体を示し、上板5、背面板6、背面寄りに設けられた側
板8,8、および、これら側板8,8に跨って設けられ
底面の一部をなす板部材(図示せず)とから構成されて
いる。そして、上記本体1の両側板7,7に設けた軸1
0,10に、蓋体2の側板8,8に設けた孔9,9が枢
着される。
【0012】本考案に係るカセット収納ケース(以下単
に本ケースという。)では、上記本体1の両側板7,7
に、これらの各上縁7aから底面方向に向けて一対の切
り込み7c,7cが各々に設けられており、この一対の
切り込み7c,7cにより弾性部7A,7Aが形成され
ている。この両側板7、7に形成された、一対の弾性部
7A,7Aは、図2に側面からの形状が示されているよ
うに、本実施例では、適度な柔軟性が得られるように、
側板7へ設けられる切り込み7c,7cが、底面近傍で
相互に接近する方向に折曲し、形成された弾性部A7が
底面近傍できびれた状態になっている。このような構造
になっているため、この弾性部A7は、側板7が立設す
る方向と垂直な方向に、弾性変形可能な状態になってい
る。
【0013】一方、蓋体1の上板5の内面には、本ケー
スの内方に向かって膨出する一対の突起部A5,A5が
設けられている。この突起部A5は、図1および平面図
である図3に示されるように、上記上板5の両側縁5
a,5aに近接して設けられ、また、図3のIV−IV
破断図である図4に示されるように、この蓋体2を閉じ
たときに、上記本体1の側板7,7に形成した弾性部A
7,A7の開放端部、すなわち側板7の内面上縁近傍に
当接するようになっている。さらに、本実施例では、弾
性部A7における側板7の上縁7aに、この弾性部A7
を本ケースの内方に無理なく屈曲できるように、内面側
への面取り7fが施されている。このよな面取りは、上
板5の側縁5aを含む突起部A7側に施されていてもよ
く、弾性部A7もしくは突起部A5のうち、少なくとも
一方の側に施されていることが好ましい。
【0014】このように構成された本ケースにあって
は、従来の収納ケースと同様に、蓋体2を閉じていると
き、その上板5の両側縁5a,5aが本体1の一対の側
板7,7の内面側に落ち込み、上板5の前縁が本体1の
前板14の上縁14aに被った状態となっている。
【0015】この閉じた蓋体2を回動させて本体1を開
放するには、指先で本体1の両側板7,7を支持してお
き、これら各側板7,7に設けられた弾性部A7,A7
を内方へ向けて押圧する。すると、図4に示す如く、上
板5の内面には、この上板5の両側縁5a,5aに近接
して膨出し、かつ上記弾性部A7の開放端部に当接する
突起部A5,A5が設けられているので、弾性部A7の
内面上縁近傍によりこの突起部A5が押圧されて、上板
5が上方へ持ち上がる。このとき、弾性部A7における
側板7の上縁には、内面側への面取りが施されているの
で、無理なく突起部A5を押し上げることができる。
【0016】このように、本体1の両側板7,7に弾性
部7A,7Aを形成して、蓋体2を持ち上げるようにす
ると、ケースを支持する片手のみで、蓋体2を開けるこ
とが可能である。
【0017】また、本ケースでは、従来と同様に、本体
2の前縁14に被っている蓋体2の上板5前縁に指を掛
けて蓋体2を回動させるために、前記前板14の外面に
傾斜面14eが形成されており、ケース前面および側面
の双方から開けることのできるものとなっている。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上述べたように、蓋体の開
放時に、本体の一対の側板に各々形成された弾性部によ
り、蓋体の上板内面に設けられ、この上板の両側縁に近
接して膨出し前記弾性部に当接する突起部を内方へ向け
て押圧することにより、蓋体が持ち上がるように構成さ
れているので、カセット収納ケースを支持している片手
のみで蓋体を開くことができ、極めて簡便であうえ、こ
のような構成を従来の収納ケースに付加すると、ケース
の前面および側面の双方から開けることのできる、開閉
性の優れたカセット収納ケースとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るカセット収納ケースの組立図であ
る。
【図2】蓋体を開放した状態のカセット収納ケースの側
面図である。
【図3】カセット収納ケースの平面図である。
【図4】弾性部および突起部を示す破断図である。
【図5】従来のカセット収納ケースを示す組立図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋体 3 底板 5 上板 5a 側縁 7 側板 7a 上縁 7c 切込み 14 前板 A5 突起部 A7 弾性部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形をなす底板が前板と一対の側板とに
    より三方から囲まれ、上方がカセットテープを出し入れ
    する開口部に形成された本体と、前記開口部を開閉する
    上板を有し前記両側板の内面側に跨って回動自在に枢着
    された蓋体とからなるカセット収納ケースにおいて、前
    記本体の前記両側板には、これら側板の上縁から底面方
    向に向けて各々に一対の切り込みを設けることにより該
    側板の立設する方向と垂直な方向に弾性変形可能な弾性
    部が形成され、 前記蓋体の前記上板の内面には、この上板の両側縁に近
    接して膨出すると共に、前記弾性部の内面上縁近傍に当
    接する一対の突起部が形成され、 前記各弾性部の内面上縁近傍には、該弾性部を前記内面
    側に押したときに、前記突起部を押圧して前記上板を押
    し上げる面取り部が設けられていることを特徴とするカ
    セット収納ケース。
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JPH04118385U JPH04118385U (ja) 1992-10-22
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