JP2545017B2 - 緊張力外部支持型複合梁 - Google Patents

緊張力外部支持型複合梁

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JP2545017B2
JP2545017B2 JP4207412A JP20741292A JP2545017B2 JP 2545017 B2 JP2545017 B2 JP 2545017B2 JP 4207412 A JP4207412 A JP 4207412A JP 20741292 A JP20741292 A JP 20741292A JP 2545017 B2 JP2545017 B2 JP 2545017B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緊張力外部支持型複合
梁に関し、特に梁の両端側部分に緊張ケーブルを設けて
これら緊張ケーブルの端部を外部構造物に支持させたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラス梁は、多数の三角形軸
組要素の連結体からなり、剛性が高く応力的にも有利で
あることから、構造物の梁として、一般にトラス梁が多
用されて来たが、最近ではトラス梁にプレストレスを付
加する緊張ケーブルであってトラス梁の全長に亙る緊張
ケーブルを組み込み、緊張ケーブルの端部をトラス梁の
端部に連結し、緊張ケーブルの緊張力をトラス梁の内部
で釣り合わせるようにした複合トラス梁が実用化されつ
つある(例えば、特開昭62−182343号公報、特
開平1−190845号公報参照)。これに対して、四
角形軸組要素の連結体からなる格子梁は、ラチス材がな
いために剛性が低く撓み変形しやすく、応力的に不利で
あることから、実際の構造物には殆ど適用されていない
のが実情であり、特に格子梁に緊張ケーブルによってプ
レストレスを付加する技術は、全く提案されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記緊張ケーブルによ
りプレストレスを付加した複合トラス梁では、一般にト
ラス梁の全長に亙って緊張ケーブルを下方に凸状のパラ
ボラ曲線状に配設するが、トラス梁のスパン中央側の約
7/10スパン部分では、緊張ケーブルの勾配が非常に
小さくなることから、緊張ケーブルの緊張力の鉛直方向
分力が非常に小さくなって、トラス梁の下方への撓み変
形を抑制する効果に乏しく、緊張ケーブルのうちのスパ
ン中央側の約7/10スパン部分は、あまり有効に機能
せず、費用対効果の面で極めて不利である。尤も、緊張
ケーブルの勾配が小さくても、トラス梁の下弦材の引張
応力を緩和する作用があるが、元々トラス梁は剛性が高
いために、応力的には厳しくなく、下弦材の引張応力を
緩和する必要性が高くない。
【0004】本発明の目的は、梁のスパンに比較して短
い緊張ケーブルによって梁の撓み変形を効果的に抑制し
得るような緊張力外部支持型複合梁を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の緊張力外部支
持型複合梁は、1又は複数の上弦材と、1又は複数の下
弦材と、前記上弦材と下弦材とを連結する複数の束材
と、前記上弦材と下弦材とを連結する複数のラチス材と
を主体として構成されたトラス梁と、前記トラス梁の両
端側のγ×L部分(但し、0.1≦γ≦0.3、Lはト
ラス梁のスパン)に亙る2組の緊張ケーブルであって、
一端部においてトラス梁に連結され且つ他端部において
トラス梁の端部を支持する外部構造物に連結され、前記
トラス梁にプレストレスを付加する2組の緊張ケーブル
とを備えたものである。請求項2の緊張力外部支持型複
合梁は、請求項1の複合梁において、前記緊張ケーブル
は、その前記他端部から前記一端部に亙って下り傾斜状
に配設されたものである。
【0006】請求項3の緊張力外部支持型複合梁は、1
又は複数の上弦材と、1又は複数の下弦材と、前記上弦
材と下弦材とを連結する複数の束材とを主体として構成
された格子梁と、前記格子梁の両端側のγ×L部分(但
し、0.1≦γ≦0.3、Lは格子梁のスパン)に亙る
2組の緊張ケーブルであって、一端部において格子梁に
連結され且つ他端部において格子梁の端部を支持する外
部構造物に連結され、前記格子梁にプレストレスを付加
する2組の緊張ケーブルとを備えたものである。請求項
4の緊張力外部支持型複合梁は、請求項3の複合梁にお
いて、前記緊張ケーブルは、その前記他端部から前記一
端部に亙って下り傾斜状に配設されたものである。請求
項5の緊張力外部支持型複合梁は、請求項4の複合梁に
おいて、前記格子梁の両端付近の部分には、ラチス材を
設けたものである。
【0007】
【作用】請求項1の緊張力外部支持型複合梁において
は、前記トラス梁の両端側のγ×L部分(但し、0.1
≦γ≦0.3、Lはトラス梁のスパン)に亙る2組の緊
張ケーブルを設けるため、緊張ケーブルの勾配を極力大
きく設定でき、トラス梁のスパンに比較して短い緊張ケ
ーブルにより、トラス梁の下方への撓み変形を効果的に
抑制できる。請求項2の緊張力外部支持型複合梁におい
ては、請求項1において、前記緊張ケーブルは、その前
記他端部から前記一端部に亙って下り傾斜状に配設する
ため、請求項1と同様に、トラス梁の下方への撓み変形
を効果的に抑制できる。
【0008】請求項3の緊張力外部支持型複合梁におい
ては、前記格子梁の両端側のγ×L部分(但し、0.1
≦γ≦0.3、Lは格子梁のスパン)に亙る2組の緊張
ケーブルを設けるため、緊張ケーブルの勾配を極力大き
く設定でき、格子梁のスパンに比較して短い緊張ケーブ
ルにより、格子梁の下方への撓み変形を効果的に抑制で
きる。請求項4の緊張力外部支持型複合梁においては、
請求項3において、前記緊張ケーブルは、その前記他端
部から前記一端部に亙って下り傾斜状に配設するため、
請求項3と同様に、格子梁の下方への撓み変形を効果的
に抑制できる。請求項5の緊張力外部支持型複合梁にお
いては、請求項4の複合梁において、前記格子梁の両端
付近の部分には、ラチス材を設けるため、少数の部材に
より格子梁の両端付近の部分の剛性を効率よく高めるこ
とが出来る。
【0009】
【発明の効果】前記作用の欄で説明したように、本発明
によれば次の効果が得られる。請求項1の緊張力外部支
持型複合梁によれば、前記トラス梁の両端側のγ×L部
分(但し、0.1≦γ≦0.3、Lはトラス梁のスパ
ン)に亙る2組の緊張ケーブルを設けるため、緊張ケー
ブルの勾配を極力大きく設定でき、トラス梁のスパンに
比較して短い緊張ケーブルにより、トラス梁の下方への
撓み変形を効果的に抑制できる。それ故、緊張ケーブル
に関連するコストを大幅に低減できる。請求項2の緊張
力外部支持型複合梁によれば、請求項1において、前記
緊張ケーブルは、その前記他端部から前記一端部に亙っ
て下り傾斜状に配設するため、請求項1と同様に、トラ
ス梁の下方への撓み変形を効果的に抑制できる。
【0010】請求項3の緊張力外部支持型複合梁によれ
ば、前記格子梁の両端側のγ×L部分(但し、0.1≦
γ≦0.3、Lは格子梁のスパン)に亙る2組の緊張ケ
ーブルを設けるため、緊張ケーブルの勾配を極力大きく
設定でき、格子梁のスパンに比較して短い緊張ケーブル
により、格子梁の下方への撓み変形を効果的に抑制でき
る。それ故、請求項1と同様に、緊張ケーブルに関連す
るコストを大幅に低減できる。請求項4の緊張力外部支
持型複合梁によれば、請求項3において、前記緊張ケー
ブルは、その前記他端部から前記一端部に亙って下り傾
斜状に配設するため、請求項3と同様に、格子梁の下方
への撓み変形を効果的に抑制できる。請求項5の緊張力
外部支持型複合梁によれば、請求項4の複合梁におい
て、前記格子梁の両端付近の部分には、ラチス材を設け
るため、少数の部材により格子梁の両端付近の部分の剛
性を効率よく高めることが出来る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、航空機等の格納庫の屋根構造の
緊張力外部支持型複合梁に本発明を適用した場合の一例
であるが、本発明の複合梁は、前記以外に、運動施設等
の移動屋根、工場建屋、イベント施設等の種々の大スパ
ン構造物の梁構造に好適のものである。図1に示すよう
に、格納庫1は、約100m乃至それ以上の幅を有する
大スパン構造物であり、この格納庫1は、基本的に屋根
構造2と、屋根構造2の左右両端部を支持する左右1対
の側壁構造3とからなる。前記屋根構造2には、左右方
向に延びる例えば4本の緊張力外部支持型複合梁10
(以下、複合梁10という)が設けられ、各側壁構造3
には複合梁10と同一構面に含まれる柱部材4が設けら
れ、各複合梁10の左右の両端部は、対応する柱部材4
の上端部に連結され、柱部材4で支持されている。
【0012】前記複合梁10について説明する。この複
合梁10は、図2に示すように、基本的に、緩い勾配の
山形状のトラス梁20と、このトラス梁20にプレスト
レスを付加する2組の緊張ケーブル40であってトラス
梁20の両端側の約1/4スパン部分に亙る2組の緊張
ケーブル40とからなる。前記トラス梁20は、上弦材
21と、下弦材22と、これら上弦材21と下弦材22
とを連結する複数の束材23であってスパン方向所定間
隔おきに配設された複数の束材23と、複数のラチス材
24とを主体として構成されている。
【0013】前記トラス梁20は、夫々1条の上弦材2
1及び下弦材22を有する平面トラス梁に構成すること
もあるし、1条の上弦材21及び2条の下弦材22を有
する立体トラス梁に構成することもあるし、2条の上弦
材21及び1条の下弦材22を有する立体トラス梁に構
成することもあるし、夫々2条の上弦材21及び下弦材
22を有する立体トラス梁に構成することもある。ま
た、トラス梁20としては、山形トラス梁に限らず、平
行弦トラス梁、勾配付きの平行弦トラス梁等種々のトラ
ス梁を適用可能である。前記上弦材21や下弦材22や
束材23やラチス材24の為の鋼材としては、パイプ
材、矩形状パイプ材、H型鋼材、アングル材、チャンネ
ル材等種々適用可能である。
【0014】前記緊張ケーブル40は、細い鋼線を多数
より合わせた太径のワイヤに必要に応じて合成樹脂製被
覆材を被覆した構造であり、各緊張ケーブル40の外側
端部は、柱部材4(これが、外部構造物に相当する)の
上端部の定着板部材25連結され、各緊張ケーブル40
の内側端部は、束材23の下端近傍位置においてトラス
梁20に連結されている。つまり、緊張ケーブル40の
緊張力は柱部材4に支持されているので、トラス梁20
に強力な引張り方向のプレストレスを付加し、トラス梁
20の撓み変形を効果的に抑制することが出来る。緊張
ケーブル40は、トラス梁20のスパン中央側程低くな
るように部分放物線状又は部分パラボラ曲線状に配設さ
れ、緊張ケーブル40は、必要に応じてスパン方向所定
間隔おきに支圧板(図示略)で上下方向に位置規制され
る。
【0015】緊張ケーブル40には、トラス梁20の自
重及びトラス梁20が分担する屋根構造2の部分の自重
や、積雪等による外部荷重や、トラス梁20のスパン等
に応じて適宜設定される緊張力(例えば、数100ト
ン)が付与され、この緊張ケーブル40でトラス梁20
の下方への撓み変形を抑制するプレストレスをトラス梁
20に付加するように構成してある。前記片側の各1組
の緊張ケーブル40としては、少なくとも、2条の緊張
ケーブルを設けることが望ましいが、2条以上の緊張ケ
ーブル40を設ける場合もあり、また、1条の緊張ケー
ブル40を設けることも不可能ではない。更に、前記実
施例では、緊張ケーブル40がトラス梁20の両端側の
約1/4スパン部分に亙って設けたが、後述の解析結果
からも判るように、緊張ケーブル40は、トラス梁20
の両端側のγ×L部分(但し、0.1≦γ≦0.3、L
はトラス梁のスパン)に亙って設けてもよい。前記緊張
ケーブル40を付設する際、図3に示すように、トラス
梁20の端部所定長さ部分の端部上弦材21aと端部下
弦材22aとを外した状態において、トラス梁20に連
結した緊張ケーブル40に所定の大きさの緊張力を付加
し、その緊張力を付加した状態で、 端部上弦材21a
と端部下弦材22aとを連結することとする。
【0016】次に、別実施例に係る緊張力外部支持型複
合梁10Aでは、図4に示すように、前記トラス梁20
の代わりに格子梁20Aが設けられる。前記格子梁20
Aは、上弦材21と、下弦材22と、上弦材21と下弦
材22とを連結する複数の束材23とを主体として構成
される一般的な構成の格子梁であり、必要に応じて適所
に支圧板26を設けて支圧板26を介して緊張ケーブル
40の上下方向に位置規制してもよいし、格子梁20A
の両端付近の部分には、必要に応じてラチス材27を設
けてもよい。尚、緊張ケーブル40は、前記緊張ケーブ
ル40と同様の構成であるので、説明を省略する。前記
格子梁20Aは、前記トラス梁20の場合と同様に、夫
々1条の上弦材21及び下弦材22を有する平面格子梁
に構成することもあるし、1条の上弦材21及び2条の
下弦材22を有する立体格子梁に構成することもある
し、2条の上弦材21及び1条の下弦材22を有する立
体格子梁に構成することもあるし、夫々2条の上弦材2
1及び下弦材22を有する立体格子梁に構成することも
ある。
【0017】次に、前記緊張ケーブル40の有効性を証
明する為に行った構造解析結果について説明する。図5
に示すように等分布荷重が作用するときの梁の曲げモー
メントMW と、図6に示すように集中荷重Pが作用する
ときの曲げモーメントMP は、梁/柱部材の剛度をKbc
、作用点の距離をαL(但し、Lは梁のスパン)とす
ると、次式のようになる。
【数1】
【数2】 前記より等分布荷重wが作用する状態でプレストレスを
左右対称な位置に作用させると、その時の曲げモーメン
トMは、次式のようになる。
【数3】 ここで、導入する緊張力をTP 、張力比をκとすると、
等分布荷重wLと集中荷重Pとの関係は、次式のように
なる。
【数4】
【0018】プレストレス作用時の曲げモーメントを無
次元化する為に、梁中央と梁端部の無張力時のモーメン
トに対する比をβ=M/MW とすると、このモーメント
比βは、次式のようになる。
【数5】 上式から、梁の端部では、モーメント比βが柱梁の剛度
bcとは無関係になることが判る。次に、モーメント比
βを一定にした時に作用させるべき緊張力は、張力比κ
を用いて、次式のように無次元化して表すことが出来
る。
【数6】
【0019】前記実施例における複合梁を前提として、
張力作用点αと、張力比κとをパラメータとして、種々
の条件で構造解析を行って、モーメント比βを求め、図
7〜図14のような結果を得た。図7〜図12は、緊張
力作用時の梁中央の無次元化応力(モーメント比β)を
示し、また図13と図14は緊張力作用時の梁端部の無
次元化応力(モーメント比β)を示すものである。これ
らの図の曲線はモーメント比β、つまり梁の撓みを反映
するものであるが、張力作用点αがγ(但し、0.1≦
γ≦0.3)以上になると、モーメント比βはサチュレ
ート状態となる。このことから、緊張ケーブルは、トラ
ス梁や格子梁の両端側のγ×L(但し、Lは梁のスパ
ン)の範囲に設ければ、十分な撓み変形抑制機能が得ら
れることが判る。前記複合梁は、前記列挙した構造物以
外に橋梁等にも適用できるが、このような場合には、緊
張ケーブルの外側端部を複合梁の両端部を支持する外部
構造物に連結して緊張力を支持させることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る格納庫の斜視図である。
【図2】図1の格納庫の複合梁及び柱部材の構成図であ
る。
【図3】図2の複合梁の架設途中状態の要部構成図であ
る。
【図4】別実施例に係る複合梁及び柱部材の構成図であ
る。
【図5】構造解析用の等分布荷重説明図である。
【図6】構造解析用の集中荷重説明図である。
【図7】構造解析の結果のモーメント比の線図である。
【図8】構造解析の結果のモーメント比の線図である。
【図9】構造解析の結果のモーメント比の線図である。
【図10】構造解析の結果のモーメント比の線図であ
る。
【図11】構造解析の結果のモーメント比の線図であ
る。
【図12】構造解析の結果のモーメント比の線図であ
る。
【図13】構造解析の結果のモーメント比の線図であ
る。
【図14】構造解析の結果のモーメント比の線図であ
る。
【符号の説明】
4 柱部材 10 複合梁 20 トラス梁 20A 格子梁 21 上弦材 22 下弦材 23 束材 24 ラチス材 40 緊張ケーブル

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1又は複数の上弦材と、1又は複数の下
    弦材と、前記上弦材と下弦材とを連結する複数の束材
    と、前記上弦材と下弦材とを連結する複数のラチス材と
    を主体として構成されたトラス梁と、 前記トラス梁の両端側のγ×L部分(但し、0.1≦γ
    ≦0.3、Lはトラス梁のスパン)に亙る2組の緊張ケ
    ーブルであって、一端部においてトラス梁に連結され且
    つ他端部においてトラス梁の端部を支持する外部構造物
    に連結され、前記トラス梁にプレストレスを付加する2
    組の緊張ケーブルと、 を備えたことを特徴とする緊張力外部支持型複合梁。
  2. 【請求項2】 前記緊張ケーブルは、その前記他端部か
    ら前記一端部に亙って下り傾斜状に配設されたことを特
    徴とする請求項1に記載の緊張力外部支持型複合梁。
  3. 【請求項3】 1又は複数の上弦材と、1又は複数の下
    弦材と、前記上弦材と下弦材とを連結する複数の束材と
    を主体として構成された格子梁と、 前記格子梁の両端側のγ×L部分(但し、0.1≦γ≦
    0.3、Lは格子梁のスパン)に亙る2組の緊張ケーブ
    ルであって、一端部において格子梁に連結され且つ他端
    部において格子梁の端部を支持する外部構造物に連結さ
    れ、前記格子梁にプレストレスを付加する2組の緊張ケ
    ーブルと、 を備えたことを特徴とする緊張力外部支持型複合梁。
  4. 【請求項4】 前記緊張ケーブルは、その前記他端部か
    ら前記一端部に亙って下り傾斜状に配設されたことを特
    徴とする請求項3に記載の緊張力外部支持型複合梁。
  5. 【請求項5】 前記格子梁の両端付近の部分には、ラチ
    ス材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の緊張力
    外部支持型複合梁。
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