JP2544244Y2 - トラクタの油圧フィルター取付装置 - Google Patents

トラクタの油圧フィルター取付装置

Info

Publication number
JP2544244Y2
JP2544244Y2 JP8652490U JP8652490U JP2544244Y2 JP 2544244 Y2 JP2544244 Y2 JP 2544244Y2 JP 8652490 U JP8652490 U JP 8652490U JP 8652490 U JP8652490 U JP 8652490U JP 2544244 Y2 JP2544244 Y2 JP 2544244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
filter
chassis
transmission case
hydraulic filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8652490U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0443912U (ja
Inventor
康秀 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP8652490U priority Critical patent/JP2544244Y2/ja
Publication of JPH0443912U publication Critical patent/JPH0443912U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2544244Y2 publication Critical patent/JP2544244Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、カートリッジタイプの油圧フィルターをシ
ャーシの内側に装着したトラクタに関する。
(ロ)従来技術 従来、油圧フィルターをシャーシの内側に、油圧フィ
ルターが障害物に衝突して破損しないように水平にして
取付けたトラクタを既に提案した。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前記既知のトラクタの油圧フィルター取付装置は、シ
ャーシの内側に油圧フィルターを略水平にして取付けて
いたので、油圧フィルターの全体がシャーシに隠れてそ
の位置を発見し難く、また、カートリッジ部を着脱する
時に操作し難く、かつ、油圧フィルターにエアが溜まり
易かった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、左右一対のシャーシの前部にエンジンを装
着し、中間上部に運転ステップを設け、後部に作動油タ
ンクを兼ねたミッションケースを取付け、また、ミッシ
ョンケース前方の対向する左右シャーシの内側空間に油
圧フィルターを装着し、該油圧フィルターによってミッ
ションケース内の作動油を濾過すると共に、濾過した作
動油をミッションケースの前部寄り側部に取付けた油圧
ポンプに供給するようにしたトラクタであって、前記油
圧フィルターは、ミッションケースからの作動油を油圧
フィルターに導くフィルターサクションパイプ、並びに
油圧フィルターによって濾過した作動油を油圧ポンプに
導くポンプサクションパイプをそれぞれ接続した取付部
と、内部に作動油を濾過するフィルターを収納して、上
記取付部に着脱自在に螺合するカートリッジ部とから構
成する一方、当該油圧フィルターの取付部の一部は、少
なくとも側面視でシャーシの上面よりも上方に突出さ
せ、且つ、カートリッジ部の下端は、取付部に螺合した
状態で、シャーシの下面よりも下方へ突出させず、全体
として油圧フィルターをその取付部がカートリッジ部よ
りも上方となる斜め状態に配設する、ことにより前述の
問題点を解決した。
(ホ)作用 油圧ポンプを駆動するとミッションケース内の作動油
がフィルターサクションパイプを介して油圧フィルター
内に吸入され、また、油圧フィルターにて濾過された作
動油は、ポンプサクションパイプを経て油圧ポンプに供
給される。
その際、油圧フィルターは全体として斜めに配設され
ているので、水平に配設するものに比べてエア溜りが少
なく、また、カートリッジ部の下端は、側面視でシャー
シーから下方へ突出していないので、障害物に衝突する
恐れがない。
しかも、油圧フィルターはシャーシーの内側に装着さ
れているにも拘らず、その取付部の一部がシャーシより
も側面視で上方に突出しているので、油圧フィルターの
装着位置を側方から明確に視認することができると共
に、カートリッジ部に収納されているフィルターの清
掃、或いは交換をする時、フィルターレンチをカートリ
ッジ部に係合して回動することにより、シャーシーの下
方から容易にフィルターを収納したカートリッジ部を取
り外したり、取り付けたりすることができる。
(ニ)実施例 本考案の一実施例を図面に示すトラクタについて説明
すると、1は前部にクラッチハウジング及びエンジンを
装着し、中間上部にフラットな運転ステップ2を設け、
後部に作動油タンクを兼ねたミッションケース3を取付
けたシャーシであって、ミッションケース3の両側にリ
ヤアクスルケース5,5を付設し、後面からPTO軸6を突出
させ、上部にカバー7、及びリフトアームを上下揺動さ
せる油圧ハウジング8を取付け、前部寄り側部には油圧
ポンプ10を取付けてある。11はリフト軸である。
そして、一側のシャーシ1の内側空間には、取付部12
aにカートリッジフィルター12b(内部にフィルターを収
納するカートリッジ部)を着脱可能に螺合してなる油圧
フィルター12を装着してあり、該油圧フィルター12は第
1図に示す如く、側面視で取付部12aの一部が前記シャ
ーシ1から上方へ突出し、カートリッジフィルター12b
の下端部がシャーシ1から下方へ突出しない程度で全体
として斜め姿勢になっている。
また、取付部12aには、他端をミッションケース3の
下部に連結したフィルターサクションパイプ13と、油圧
ポンプ10に接続したポンプサクションパイプ15とを連結
し、該ポンプサクションパイプ15の中途部は第1図に示
す如く取付部12aへの連結部よりも低くなるように緩や
かに下方へ湾曲させ、フィルターサクションパイプ13の
前部をボルト13aでミッションケース3に上下調節して
止め、取付部12aと一体なパイプ13bとフィルターサクシ
ョンパイプ13を接続したホース13cをボルト13dにより取
付け、さらに、上記取付部12aと一体なパイプ13bをボル
トと取付具によって一側のシャーシ1の上面に取付け、
前記油圧ポンプ10の吐出口を電磁バルブ16の吸入口にパ
イプ14で接続し、電磁バルブ16の1つの吐出口はパイプ
17により油圧ハウジング8内の油圧シリンダー8aに接続
し、他の吐出口はデリベリパイプ19に接続してあり、上
記デリベリパイプ19は第3図に示す如くシャーシ1の上
面に沿っており、この部分の外周に嵌装した筒状のパッ
キン19aを、フィルターサクションパイプ13によりシャ
ーシ1に押付けて保持している。
更に、前記カートリッジフィルター12bに、第4図に
示す如く磁気バンド20を装着すると作動油に混入した鉄
粉20a等が容器の内周面に吸着される。
第5図はリフトピン21を示すもので、従来は鎖線で示
すようにリフトアーム22に一方の側面に当接する鍔21a
を設け、他側にワッシャー23を重合してナットにより締
着していたが、この方式は上記鍔に大きな負荷がかかる
ため高度の熱処理を施す必要があったが、この例では先
端の孔の中途部に段部21bを設け、リフトピン21にも段
部21bを設けて位置決めすることにより上記問題点を解
決した。
第6〜7図はリフト軸11にパワーアーム26を組付ける
構造を示すもので、リフト軸11の中間部にスプライン部
27を設け、このスプライン部27に傾斜面28を有する左右
一対の周溝29,29を穿設し、スプライン部27の両端にも
傾斜面30,30を形成し、組付け時には、第6図に示す如
く、リフト軸11の一端から一方のCリング31、パワーア
ーム26、他方のCリング32の順に嵌装し、矢印Aで示す
方向から打込むと一方のCリング31が最初の傾斜面30に
より押し広げられてリフト軸11に対し左側へ移動し、手
前の周溝29からそれに続く傾斜面28により再び押し広げ
られ、右側の周溝29に嵌合し、パワーアーム26は最初の
傾斜面28に誘導されて嵌合した状態でスプライン部27の
中央部に移行し、他のCリング32は左側の周溝29に嵌合
してパワーアーム26を、左右の周溝29,29に嵌合したC
リング31,32が位置決めすることとなる。
前述のトラクタにおいて、油圧ポンプ10を駆動する
と、ミッションケース3からフィルターサクションパイ
プ13を経て油圧フィルター12に吸入され、濾過された作
動油はポンプサクションパイプ15を経て油圧ポンプ10に
吸入され、該油圧ポンプ10が吐出する作動油は、電磁バ
ルブ16が中立位置にあると、戻り油路からミッションケ
ース3に戻り、電磁バルブ16が上げ位置に切り換ると、
油圧ハウジング8内の油圧シリンダー8aに圧入されるの
で、リフトアームが上昇回動し、従来のものと同様リフ
トロッドを介してロアリンクを引上げるのでリフトロッ
ド及びトップリンクの後部に装着された作業機が上昇す
る。
そして、カートリッジフィルター12bを掃除すると
き、油圧フィルター12はシャーシ1の内側に配設されて
いるにも拘らず、その取付部12aの一部がシャーシ1よ
りも上方へ突出しているので、その装着位置を容易に視
認することができ、フィルターレンチによりカートリッ
ジフィルター12bを回動して簡単にカートリッジフィル
ター12bを取外すことができ、また、掃除後の取付けも
容易である。
また、ポンプサクションパイプ15は高い位置にある取
付部12aから一旦下降してから油圧ポンプ10に向けて上
昇しているので、トラクタを長期間停止させていて始動
した時、油圧ポンプ10の吸入口付近にエアが溜ることが
なく、始動時に作動油が直ちに吸入されることとなり、
油切れによる油圧ポンプ10の破損を防止することができ
る。
(ト)考案の効果 本考案は前述のように構成したので、ミッションケー
ス前方の対向する左右シャーシ1,1の内側空間に装着し
た油圧フィルター12によって、ミッションケース3内の
作動油を濾過し、また、濾過した作動油をミッションケ
ースの前部寄り側部に取付けた油圧ポンプ10に供給する
ことができ、特に作動油タンクに兼用するミッションケ
ース3の近傍にこれら油圧フィルター12並びに油圧ポン
プ10を纏めて配置することにより、油圧ポンプ10への作
動油の供給配管を短縮して安価に装置することができ
る。
また、油圧フィルター12は、シャーシ1の内側空間に
おいて、その取付部12aの一部がシャーシ1の上面より
も側面視で上方に突出し、また、カートリッジ部12bの
下端がシャーシ1の下面よりも下方に突出しないように
斜めに配設したので、油圧フィルター12が障害物に衝突
して損傷する不具合を未然に回避できると共に、シャー
シ1の上方に油圧フィルター12が大きく突出して上方の
操縦部空間を侵害することがなく、しかも、油圧フィル
ター12の装着位置がシャーシの側方から容易に視認する
ことができ、油圧フィルター12を掃除する場合にも、カ
ートリッジ部12bにレンチを係合してカートリッジ部12b
を取付部12aに対して下方から簡単に着脱することがで
きる。
さらに、油圧フィルター12は、全体としてその取付部
12aがカートリッジ部12bよりも上方となる斜め状態に配
設したので、油圧フィルター12を全く水平に配設するも
のに比べて、油圧フィルター12のポンプサクションパイ
プ接続部より上方となる油圧フィルター12の内部容積が
少なくなって、その分、油圧フィルター12のエア溜りを
少なくし、油圧ポンプ10へのエア噛み込みを防止して、
油圧ポンプ10の容積効率の悪化並びにポンプサクション
パイプ15の振動、騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図
(a)はトラクタの後部の側面図、同図(b)はポンプ
サクションパイプの断面図、第2図は平面図、第3図は
正面図、第4図はポンプサクションホースの一部を破断
した側面図、第5図はリフト部の一部を破断した平面
図、第6図はリフト軸の分解正面図、第7図はリフト部
の縦断側面図である。 1……シャーシ、2……ステップ、3……ミッションケ
ース、10……油圧ポンプ、12……油圧フィルター、12a
……取付部、12b……カートリッジフィルター(カート
リッジ部)、13……フィルターサクションパイプ、15…
…ポンプサクションパイプ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のシャーシ(1),(1)の前部
    にエンジンを装着し、中間上部に運転ステップ(2)を
    設け、後部に作動油タンクを兼ねたミッションケース
    (3)を取付け、また、ミッションケース(3)前方の
    対向する左右シャーシ(1),(1)の内側空間に油圧
    フィルター(12)を装着し、該油圧フィルター(12)に
    よってミッションケース(3)内の作動油を濾過すると
    共に、濾過した作動油をミッションケース(3)の前部
    寄り側部に取付けた油圧ポンプ(10)に供給するように
    したトラクタであって、前記油圧フィルター(12)は、
    ミッションケース(3)からの作動油を油圧フィルター
    (12)に導くフィルターサクションパイプ(13)、並び
    に油圧フィルター(12)によって濾過した作動油を油圧
    ポンプ(10)に導くポンプサクションパイプ(15)をそ
    れぞれ接続した取付部(12a)と、内部に作動油を濾過
    するフィルターを収納して、上記取付部(12a)に着脱
    自在に螺合するカートリッジ部(12b)とから構成する
    一方、当該油圧フィルター(12)の取付部(12a)の一
    部は、少なくとも側面視でシャーシ(1)の上面よりも
    上方に突出させ、且つ、カートリッジ部(12b)の下端
    は、取付部(12a)に螺合した状態で、シャーシ(1)
    の下面よりも下方へ突出させず、全体として油圧フィル
    ター(12)をその取付部(12a)がカートリッジ部(12
    b)よりも上方となる斜め状態に配設することを特徴と
    するトラクタの油圧フィルター取付装置。
JP8652490U 1990-08-18 1990-08-18 トラクタの油圧フィルター取付装置 Expired - Lifetime JP2544244Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8652490U JP2544244Y2 (ja) 1990-08-18 1990-08-18 トラクタの油圧フィルター取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8652490U JP2544244Y2 (ja) 1990-08-18 1990-08-18 トラクタの油圧フィルター取付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0443912U JPH0443912U (ja) 1992-04-14
JP2544244Y2 true JP2544244Y2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=31636086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8652490U Expired - Lifetime JP2544244Y2 (ja) 1990-08-18 1990-08-18 トラクタの油圧フィルター取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2544244Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5875955B2 (ja) * 2012-07-27 2016-03-02 株式会社クボタ 静油圧式無段変速装置のチャージ油供給構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0443912U (ja) 1992-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5246346A (en) Hydraulic power supply
CN102029902B (zh) 车辆用自动变速器
EP1714015B1 (en) A mechanism for removably coupling a shaft of a utilitarian device to an internal combustion engine
US7617803B2 (en) Water-cooled internal combustion engine
JP2544244Y2 (ja) トラクタの油圧フィルター取付装置
US7421985B2 (en) Water-cooled internal combustion engine
US20140093403A1 (en) Portable pumping system
CN1589365A (zh) 具有上部动力输出的立轴内燃机
JPH0514737Y2 (ja)
JP5730230B2 (ja) 洗浄機
JPH0633247Y2 (ja) 車輌のオイルフイルタ装置
JPH0451201Y2 (ja)
KR200278484Y1 (ko) 소형 콤프레셔용 리저버 탱크
JPH03175905A (ja) 乗用型芝刈機
JPS609520Y2 (ja) 農用トラクタのフロ−デイバイダ−及びオイルフイルタ−取付装置
JPH03132429A (ja) 前部作業機装着車両
JP2002144895A (ja) 作業車両の燃料タンク支持枠構造
JPH0434249Y2 (ja)
JPS6330608Y2 (ja)
JPS6229100Y2 (ja)
JP2543057Y2 (ja) 内燃機関の潤滑油通路構造
JPS6221695Y2 (ja)
JPH0678049U (ja) 走行作業機における油圧配管装置
CN116942012A (zh) 一种清洁机器人
JPH0217954Y2 (ja)