JP2543797B2 - エキスパンション・ジョイント装置 - Google Patents

エキスパンション・ジョイント装置

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JP2543797B2
JP2543797B2 JP35508791A JP35508791A JP2543797B2 JP 2543797 B2 JP2543797 B2 JP 2543797B2 JP 35508791 A JP35508791 A JP 35508791A JP 35508791 A JP35508791 A JP 35508791A JP 2543797 B2 JP2543797 B2 JP 2543797B2
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芳正 嶋
宏一 帯金
鈴木  誠
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近接する建物躯体間のエ
キスパンション・ジョイント装置に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、50mm〜100mm程度の間隙
をおいて並設された建物間には、上記間隙から雨水が流
下進入するのを防止するため、建物の最上部のパラペッ
ト等の立上り躯体間にエキスパンション・ジョイント装
置を設ける必要がある。
【0003】このようなエキスパンション・ジョイント
装置として、例えば図3に示されるものが知られてい
る。これは壁躯体a´に設けた保持部材60にカバー材
65の一側端を係止保持させるとともに、他側端は立上
り躯体aの支持部材1上に載置したもので、このエキス
パンション・ジョイント装置Fにおいては、保持部材6
0は固定縁60aの上端に下向きに開口する係止溝61
を形出する突縁60bを鉤形に折曲げ形成するととも
に、下端に止水板嵌着溝60cを形成して成り、また、
上記係止溝61の開口端内側には、係止凹凸条62が形
成されている。上記保持部材60は固定縁60aを壁躯
体a´にネジ止めすることによって固定され、突縁60
bの上記には外装材63及びコーキングシール材64が
配設されている。カバー材65は起立縁65aの一側端
に垂下縁65bを形成するとともに、他側端には係止縁
65cを設けて成り、該係止縁65cの上端部には、保
持部材60の係止溝61の係止凹凸条62に係止する係
止顎部66が形成されている。起立縁65aの垂下縁6
5b側部分を立上り躯体aの支持部材1に嵌着された気
密材6上に載置されている。
【0004】しかし、これはカバー材65を下から上に
引き上げて係止縁65cの係止顎部66を係止溝61に
係止させる構成であり、カバー材65をその荷重に抗し
て上方に移動させるのは、作業が非常に面倒であるばか
りでなく、強風等によりカバー材65が支持部材1上か
ら離れて外れやすいという欠点があった。
【0005】これに対し、実開昭48ー19409号公
報に示すものも知られており、これも同様に、近接する
一方が立上り躯体、他方が壁躯体である場合の建物躯体
間に、水平縁と起立縁とをL字形に形成してなるカバー
材を配設してなるもので、壁躯体側に上下一対の係止部
を上向きに形成し、カバー材の起立縁の裏側に上記係止
部に対応する下向きの係止部を形成し、カバー材を壁躯
体面に沿って平行に下向きに押し付けながら上記係止部
同士を係止させるものである。
【0006】この場合は、係止状態は良好であるが、し
かしカバー材を壁躯体面に沿って平行に下向きに押し付
けると、水平縁の下面が立上り躯体の上面に当たってし
まい、それ以上押し下げることができない。このため、
係止作業は、カバー材の姿勢を正しく制御しながら大き
な力を加えて行なわなければならないので、依然として
作業は非常に面倒であった。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記欠点に鑑み、特に近接する
建物躯体の一方が立上り躯体、他方が壁躯体である場合
において、簡単な作業により確実に建物躯体に施工する
ことができるエキスパンション・ジョイント装置を提案
することを目的とする。
【0008】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るエキスパンション・ジョイント装置
は、一方の建物の立上り躯体上に支持部材を立設すると
ともに、この立上り躯体に近接する他方の建物の壁躯体
に保持部材を固定し、上記支持部材及び保持部材上に上
記躯体間間隙を覆うカバー材を架設させるとともに、上
記保持部材には、壁躯体面に固定される固定縁の上下両
端部からほぼ直角に突出する突部を形成し且つ各突部か
ら外方に折曲げられる上下一対の係止部を形成する一
方、上記カバー材には壁躯体面に沿う起立縁を上下方向
に形成するとともに、該起立縁には上記一対の係止部に
対して上記壁躯体面に向かって略垂直に押し付けて係止
される上下一対の係止部を形成し、且つ起立縁の上部係
止部の上部近傍には壁躯体面に当接するウエザーストリ
ップを嵌着し、上記カバー材の立上り躯体側は上記立上
り躯体の支持部材上に移動可能に支持させたことを特徴
とする。
【0009】
【実施例】以下、図面によって本発明の実施例について
説明する。
【0010】まず、図1は本発明に係るエキスパンショ
ン・ジョイント装置を示すもので、符号aは建物の最上
部に立設されたパラペット壁等の立上り躯体、a´は建
物の壁躯体である。立上り躯体aと壁躯体a´とは近接
して設けられ、両者の間にはエキスパンション・ジョイ
ント装置Eが配設されている。
【0011】エキスパンション・ジョイント装置Eは、
立上り躯体aの天端部に立設された支持部材1と壁躯体
a´に固定された保持部材53の上にカバー材54を架
設したもので、支持部材1は、アルミニウム又はその合
金等の押出形材からなり、略水平の固定縁1aから支持
縁1bを立上げ形成した長尺部材で、該支持縁1bの下
部には止水板27の嵌着溝7が、上端部に気密材8を嵌
着する嵌着溝7bが形成されている。なお、嵌着溝7b
の下部には水切笠木29の一端の係合溝9が下向きに形
成されている。水切笠木29の他端は、立上り躯体aの
上面部に固定された笠木ホルダ30の係止片31に係止
されている。上記固定縁1aも上記笠木ホルダ30上に
固定されている。なお、水切笠木は図2のように省略し
てもよい。
【0012】壁躯体a´側の保持部材53も同じくアル
ミニウム又はその合金の形材からなり、壁躯体a´面に
固定される固定縁53aの上下端部からほぼ直角に突出
する突部53b、53bを形成し、且つ各突部53b、
53bから外方に折り曲げられた上下一対の係止部5
8、58を形成した部材である。
【0013】カバー材54には水平縁54aの一側端に
垂下縁54bを、他端に壁躯体a´面に沿う起立縁54
cを上下方向に形成するとともに、該起立縁54cには
上記一対の係止部58、58に対して上記壁躯体a´面
に向かって略垂直に押し付けて係止される上下一対の係
止部59、59を形成し、且つ起立縁54cの上部係止
部59の上部近傍には壁躯体a´面に当接するウエザー
ストリップ55を嵌着する嵌着溝56を形成したもの
で、上記カバー材54の立上り躯体a側は上記立上り躯
体aの支持部材1上に移動可能に支持されている。
【0014】なお、上記起立縁54cの下端には止水板
膨突部27aの嵌着溝57が形成されている。
【0015】上記カバー材54を取り付けるときは、水
平縁54aを立上り躯体aの支持部材1に移動可能に支
持し、起立縁54cを上記壁躯体a´面に向かって略垂
直に押し付けることにより、その係止部59、59と保
持部材53の係止部58、58とを弾発状に係止すれば
よい。
【0016】なお、弾性を備えるウエザーストリップ5
5及び止水板膨突部27aは壁躯体a´面に密圧着する
ので、躯体a´に沿って流れ落ちた雨水はウエザースト
リップ55又は止水板膨突部27aによってカバー材水
平縁54a又は止水板27に導かれて排水されるので、
雨仕舞がよい。
【0017】なお、保持部材を金属弾性材から構成して
もよい。この場合は、図2のようにするのが好ましい。
同図において保持部材53´は壁躯体a´にネジ止め止
着される固定縁53´aの上下端部からほぼ直角に突出
する突部53´b、53´bを形成し、且つ各突部53
´b、53´bから外方に上下一対の係止部58´、5
8´を形成した部材で、上記係止部58´の先端と壁躯
体a´との間には間隙が設けられている。
【0018】カバー材54´には水平縁54´aの一側
端に垂下縁54´bを、他端に壁躯体a´面に沿う起立
縁54´cを上下方向に形成するとともに、該起立縁5
4´cには上記一対の係止部58´、58´に対して上
記壁躯体a´面に向かって略垂直に押し付けて係止され
る一対の係止部59´、59´を互いに上下に向き合い
に形成したもので、上記カバー材54´の立上り躯体a
側は上記立上り躯体aの支持部材1上に移動可能に支持
されている。なお、上記起立縁54´cの上部近傍及び
下部にはそれぞれウエザーストリップ55及び止水板膨
突部27aの嵌着溝56´及び57´が形成されてい
る。
【0019】上記構成のカバー材54´を保持部材53
´に装着するときも、壁躯体a´面に対し略直角に、起
立縁54´cの係止部59´、59´を保持部材53´
係止部58´、58´に強く押しつけて係止させれば
よいので、装着作業が容易である。保持部材53´は弾
性なので、弾発状に係止溝内に嵌入して係止部59´、
59´に係止される。このとき、起立縁54´cの係止
部59´に係止凹凸条59´aを形成しておくと、係止
部58´の寸法に多少の誤差があっても該突部先端は適
当な凹凸条に係止するので、係止の微調整が可能とな
り、カバー材54´はガタつきなく保持部材53´に保
持される。
【0020】上述のように、図1及び図2に示されるエ
キスパンション・ジョイント装置によれば、壁躯体a´
側の保持部材53、53´には、固定縁53a、53´
aの上下端部からほぼ直角に突出する突部53b、53
b、53´b、53´bを形成し、これからさらに外方
に形成された上下一対の係止部58、58、58´、5
8´が形成されている。これに対しカバー材54、54
´の起立縁54c、54´cには、上記一対の係止部5
8、58、58´、58´に対応する一対の係止部5
9、59、59´、59´が互いに上下に向き合いに形
成されている。したがって、壁躯体a´側において、カ
バー材54、54´の上下一対の係止部59、59、5
9´、59´を上記壁躯体a´面に向かって略垂直に押
し付けて保持部材53、53´側の上下一対の係止部5
8、58、58´、58´に係止する構成であるから、
従来のように、カバー材を壁躯体面に沿って平行に押し
下げることにより係止させる場合と異なり、係止するた
めの押しつけ方向に何ら障害となるものがないので、係
止作業が格段に楽である。したがって、エキスパンショ
ン、ジョイント装置を簡単な作業により確実に建物躯体
に施工することができる。
【0021】また、カバー材の立上り躯体側は支持部材
上に移動可能に設けられているので、建物躯体の変動に
も充分に対応することができる。
【0022】
【発明の作用、効果】以上詳しく説明したように、本発
明によれば、壁躯体側の保持部材には、固定縁の上下端
部からほぼ直角に突出する突部を形成し、これからさら
に外方に形成された上下一対の係止部が形成されてい
る。これに対しカバー材の起立縁には、上記一対の係止
部に対応する一対の係止部が互いに上下に向き合いに形
成されている。したがって、壁躯体側において、カバー
材の上下一対の係止部を上記壁躯体面に向かって略垂直
に押し付けて保持部材側の上下一対の係止部に係止する
構成であるから、従来のように、カバー材を壁躯体面に
沿って平行に押し下げることにより係止させる場合と異
なり、係止するための押しつけ方向に何ら障害となるも
のがないので、係止作業が格段に楽である。したがっ
て、エキスパンション・ジョイント装置を簡単な作業に
より確実に建物躯体に施工することができる。
【0023】また、カバー材の立上り躯体側は支持部材
上に移動可能に設けられているので、建物躯体の変動に
も充分に対応することができる。
【0024】さらに、カバー材の起立縁の上下一対の係
止部は、保持部材の上下一対の係止部に対して壁躯体面
に向かって略垂直に押し付けて係止されるので、起立縁
のウエザーストリップは壁躯体面に密圧着し、雨水が浸
入しにくく、雨仕舞が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエキスパンション・ジョイント装
置の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係るエキスパンション・ジョイント装
置の他の実施例を示す断面図である。
【図3】従来のエキスパンション・ジョイント装置の例
を示す断面図である。
【符号の説明】
a 立上り躯体 a´ 壁躯体 1 支持部材 27 止水板 29 水切笠木 30 笠木ホルダ− 53 保持部材 53´ 保持部材 54 カバー材 54´ カバー材 54c 起立縁 55 ウエザ−ストリップ 58 係止部 58´ 係止部 59 係止部 59´ 係止部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の建物の立上り躯体上に支持部材を
    立設するとともに、この立上り躯体に近接する他方の建
    物の壁躯体に保持部材を固定し、上記支持部材及び保持
    部材上に上記躯体間間隙を覆うカバー材を架設させると
    ともに、上記保持部材には、壁躯体面に固定される固定
    縁の上下両端部からほぼ直角に突出する突部を形成し且
    つ各突部から外方に折曲げられる上下一対の係止部を形
    成する一方、上記カバー材には壁躯体面に沿う起立縁を
    上下方向に形成するとともに、該起立縁には上記一対の
    係止部に対して上記壁躯体面に向かって略垂直に押し付
    けて係止される上下一対の係止部を形成し、且つ起立縁
    の上部係止部の上部近傍には壁躯体面に当接するウエザ
    ーストリップを嵌着し、上記カバー材の立上り躯体側は
    上記立上り躯体の支持部材上に移動可能に支持させたこ
    とを特徴とするエキスパンション・ジョイント装置。
JP35508791A 1991-12-20 1991-12-20 エキスパンション・ジョイント装置 Expired - Lifetime JP2543797B2 (ja)

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JP12522081A Division JPS5829955A (ja) 1981-08-12 1981-08-12 エキスパンシヨン・ジヨイント装置

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JPH05222778A JPH05222778A (ja) 1993-08-31
JP2543797B2 true JP2543797B2 (ja) 1996-10-16

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