JP2543529Y2 - 減圧保存用容器 - Google Patents

減圧保存用容器

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JP2543529Y2
JP2543529Y2 JP1991030106U JP3010691U JP2543529Y2 JP 2543529 Y2 JP2543529 Y2 JP 2543529Y2 JP 1991030106 U JP1991030106 U JP 1991030106U JP 3010691 U JP3010691 U JP 3010691U JP 2543529 Y2 JP2543529 Y2 JP 2543529Y2
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storage container
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lid
gas
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JP1991030106U
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勝彦 吉田
正満 林田
仁 藤野
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Twinbird Corp
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Twinbird Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本考案は食品などを減圧状態で収
納保存する減圧保存用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、減圧状態に保持された容器内に食
品を収納、保存して食品の腐敗や変質を未然に防止する
減圧保存用容器の気密栓が実公昭56−53014号公
報に提案されている。この気密栓は傘状の薄い円盤部と
当該円盤部の凹所側に突設された少なくともその突設部
近傍が円錐状である短円筒状突起と、この短円筒状突起
を経て貫通された空気流路とを有する本体の当該空気流
路内に該空気流路を通って前記短円筒状突起の方へ流れ
る空気流を封ずるべき弁体が設けられており、かつ少な
くとも前記円盤部と短円筒状突起とが可橈性材料で形成
されたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術において
は減圧保存用容器の気密栓は円盤部側と弁体とが別部品
によって形成されているものであるためにその組み込み
作業などが繁雑であり、またコストが高価になるという
問題があった。さらに前記従来技術においては容器内の
真空状態を解除するときには弁体の溝にドライバーの先
端等を差込んでねじることにより、弁が変形して凹所の
底部との間に隙間を生じせしめて、大気を容器内へ侵入
させるものであり、ドライバー等を別途必要としその取
扱いが繁雑であるという問題がある。
【0004】本考案は前記問題を解決して、気密栓の組
み込み作業などが簡単であり、またコストが安く、さら
に簡単に容器内を大気解放状態とすることができる減圧
保存用容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、容器と蓋より
構成される減圧保存用容器本体に気密栓を設け、前記気
栓にポンプの吸気口を当てて前記減圧保存用容器本体
内を減圧する減圧保存用容器において、前記蓋に取り付
け受け座を形成し、該取り付け受け座は、略皿凹状の溝
と、この溝の外周側に上下方向に穿設された孔を備え、
前記気密栓は、前記取り付け受け座に嵌合し、かつ前記
気密栓は前記ポンプの吸気口が密着するリング部と、
リング部の内側に間隔をおいて設けられ前記溝に対向し
て設けられると共に前記孔に下面縁部が密着可能な傘状
の円盤部と、相互に等しい間隔をおいて複数設けられ
記リング部と円盤部を連結する連結部からなり、かつ気
密栓はゴムなど可橈性材料によって一体成型されたこと
を特徴とする減圧保存用容器である。
【0006】
【作用】前記構成によって、減圧保存用容器本体内が負
圧状態においては下面縁部が孔を塞ぎ、一方ポンプを当
てて空気を吸引したときには前記下面縁部が捲れ上がっ
て前記孔を開くことができる。さらに円盤部を押圧した
ときには該円盤部が溝に沿って逆傘状となり下面縁部が
捲れ上って前記孔を開くことができる。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例を図を用いて説明する。図
中1は容器であり、この容器1の上部開口には一側に設
けられたヒンジ2を介して蓋3が廻動可能に連結されて
いると共に、蓋3の他側は止め具4によってロックがで
きるようになっており、前記容器1と蓋3により減圧保
存用容器本体1Aが構成される。前記蓋3の中央には平
面が円形の取り付け受け座たる凹部5が形成されてお
り、前記凹部5の底面中心には上方へやや突設した突設
底面部6が形成されている。この突設底面部6には図2
に示すように上下方向に穿設した孔7が左右に形成され
ている。また前記突設底面部6には孔7を結ぶ線(図示
せず)と直交する方向に略皿凹状の溝8が形成されてい
る。前記凹部5に取り付けられる気密栓9はシリコンゴ
ムなどの可橈性材料によって一体成型されたものであ
り、この気密栓9は前記凹部5に嵌合するリング部10
と、前記孔7を下面縁部11が密着可能な傘状の円盤部12
と、前記リング部10と円盤部12を連結する連結部13から
なる。前記リング部10は平面が円形であって、前記凹部
5と突設底面部6間に挾まれて取り付けられている。
尚、前記突設底面部6の外周の一部には切欠部14が形成
されている。縦断面が円弧状に形成された前記傘状の円
盤部12は、その前記下面縁部11が平面状に形成されてい
ると共に前記下面縁部11は前記孔7に密着ができるよう
に平滑に仕上げられている。前記孔7を結ぶ線と直交す
るように互いに反対位置に配設されて相互に等しい間隔
をおいて複数設けた前記一対の連結部13はその内側端部
が前記下面縁部11の外側に連結されると共に、その外側
端部は前記リング部10の上部に連結されている。手動ポ
ンプ15は、ハンドル16に連結されOリング17Aを装着し
たピストン17がシリンダ18にスライド可能に設けられて
おり、前記シリンダ18の先端には下向きの吸気口19が設
けられている。尚、図中20は気密用のパッキン、21は目
皿、22は廻動可能に設けた日付けダイヤルである。
【0008】次に前記構成についてその作用を説明す
る。容器本体1に食品(図示せず)を収納した後に蓋3
を閉じると共に止め具4によってロックして容器本体1
内を気密状態とし、次に図2に示すように吸気口19をリ
ング部10の上面に密着するように凹部5に押し付けてい
る。そしてハンドル16の操作によってピストン17が後退
するとシリンダ18内が負圧となり、従って吸気口19側の
負圧状態と容器本体1側の大気圧状態との差圧により孔
7に対向する下面縁部11の部位が一点鎖線に示すように
上がって孔7が開き、この結果容器本体1内の空気
は孔7を通り抜けてシリンダ18側に吸い込まれる。次に
ハンドル16の操作によってピストン17が前進するとシリ
ンダ18側の圧力がやや高まり、圧力差及び下面縁部11の
復元力によって前記下面縁部11の部位が突設底面部6に
密着して孔7を閉じる。このようなハンドル16の往復動
の繰り返しにより容器本体1内が次第に減圧され、食品
が減圧状態で収納、保存され食品の腐敗や変質を未然に
防止することができる。減圧状態の食品を取り出す場合
には、円盤部12が溝8に接するように前記円盤部12の中
央を押圧すると、円盤部12が溝8に沿うように変形する
と共に同時に連結部13もやや変形して孔7に対向する下
面縁部11の部位が一点鎖線に示すように捲上がって孔
7が開き、この結果容器本体1内の空気は孔7を通り抜
け大気解放状態になる。この後止め具4を解除すると共
に蓋3を開いて食品を取り出すことができる。
【0009】以上のように、前記実施例においては、気
密栓9は蓋3に形成された凹部5に嵌合するリング部10
と、前記凹部5の突設底面部6の上面に設けられた孔7
を下面縁部11が密着可能な傘状の円盤部12と、前記リン
グ部10と円盤部12を連結し互いに反対方向に配設される
連結部13からなり、前記リング部10と円盤部12と連結部
13をゴムなど可橈性材料によって一体成型したものであ
るため、一部品ですみ該気密栓9を凹部5に簡単に組み
込みできると共にコストダウンを図ることができる。さ
らにゴムなど可橈性材料によって成型されたリング部10
に手動ポンプ15の吸気口19を押圧することによってリン
グ部10と吸気口19との気密性を向上できる。
【0010】さらに、前記凹部5に略皿凹状の溝8を設
けたことにより、円盤部12を押圧したときに該円盤部12
が前記溝8に沿って変形し、この結果孔7に対向する下
面縁部11が捲れ上がって孔7を確実に開くことができ
る。しかも、リング部10と該リ ング部10の内側に設ける
円盤部12を、相互に等しい間隔をおいて設けた複数の連
結部13を介して設けたことにより、前記下面縁部11のほ
ぼ全域が自由端となり、手動ポンプ15を当てて空気を吸
引したときや円盤部12を押圧したときに該下面縁部11は
確実に捲れ上がって孔7を確実に開くことができる。
【0011】尚、本考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば相互に等しい間隔をおいて複数設けら
れる連結部は図11に示すように3本の連結部13を平面が
Y形になるようにしたり、図12に示すように4本の連結
部13を平面が十字形になるようにしたりするなど各種の
変形が可能である。また前記減圧保存用容器を用いて漬
物等を製造してもよい。
【0012】
【考案の効果】本考案は、容器と蓋より構成される減圧
保存用容器本体に気密栓を設け、前記気密栓にポンプの
吸気口を当てて前記減圧保存用容器本体内を減圧する減
圧保存用容器において、前記蓋に取り付け受け座を形成
し、該取り付け受け座は、略皿凹状の溝と、この溝の外
周側に上下方向に穿設された孔を備え、前記気密栓は、
前記取り付け受け座に嵌合し、かつ前記気密栓は前記ポ
ンプの吸気口が密着するリング部と、該リング部の内側
に間隔をおいて設けられ前記溝に対向して設けられると
共に前記孔に下面縁部が密着可能な傘状の円盤部と、
互に等しい間隔をおいて複数設けられ前記リング部と円
盤部を連結する連結部からなり、かつ気密栓はゴムなど
可橈性材料によって一体成型された減圧保存用容器であ
り、前記リング部と円盤部と連結部がゴムなど可橈性材
料によって一体成型されたものであり、気密栓の組み込
み作業などが簡単であり、またコストが安い減圧保存用
容器を提供することができる。さらに、略皿凹状の溝を
設けたことにより、円盤部を押圧したときに該円盤部が
溝に沿って変形し、しかも円盤部とリング部を連結部に
より連結したことにより円盤部の縁部は自由端となり、
この結果該縁部は確実に捲れ上がって孔を確実に開くこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す要部の断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す気密栓の平面図であ
る。
【図4】本考案の一実施例を示す気密栓の側面図であ
る。
【図5】図3のIIーII線断面図である。
【図6】本考案の一実施例を示す気密栓の背面図であ
る。
【図7】図3のIーI線断面図である。
【図8】本考案の一実施例を示す使用状態の斜視図であ
る。
【図9】本考案の一実施例を示す使用状態の気密栓の断
面図である。
【図10】本考案の一実施例を示すハンドルを後退させ
た状態の断面図である。
【図11】本考案の他の実施例を示す気密栓の平面図で
ある。
【図12】本考案の他の実施例を示す気密栓の平面図で
ある。
【符号の説明】1 容器 1A 減圧保存用容器本体 3 蓋 5 凹部(取り付け受け座) 7 孔8 溝 9 気密栓 10 リング部 11 下面縁部 12 円盤部 13 連結部 15 手動ポンプ 19 吸気口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と蓋より構成される減圧保存用容器
    本体に気密栓を設け、前記気密栓にポンプの吸気口を当
    てて前記減圧保存用容器本体内を減圧する減圧保存用容
    器において、前記蓋に取り付け受け座を形成し、該取り
    付け受け座は、略皿凹状の溝と、この溝の外周側に上下
    方向に穿設された孔を備え、前記気密栓は、前記取り付
    け受け座に嵌合し、かつ前記気密栓は前記ポンプの吸気
    口が密着するリング部と、該リング部の内側に間隔をお
    いて設けられ前記溝に対向して設けられると共に前記
    に下面縁部が密着可能な傘状の円盤部と、相互に等しい
    間隔をおいて複数設けられ前記リング部と円盤部を連結
    する連結部からなり、かつ気密栓はゴムなど可橈性材料
    によって一体成型されたことを特徴とする減圧保存用容
    器。
JP1991030106U 1991-04-30 1991-04-30 減圧保存用容器 Expired - Lifetime JP2543529Y2 (ja)

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JPH04124957U JPH04124957U (ja) 1992-11-13
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JPS5653014U (ja) * 1979-10-02 1981-05-09
JPS63190065U (ja) * 1987-05-27 1988-12-07

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