JP2542929B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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清則 田村
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、乾燥室に乾燥風を送給して衣類を乾燥さ
せる衣類乾燥機に関し、主にドライクリーニング用に使
用される。
(ロ)従来の技術 この種の衣類乾燥機の一例が特開昭62−243595号公報
に開示されている。これは、ドライクリーニング法によ
って洗われた物を乾燥する場合に乾燥運転時間を的確に
算出しようとするものである。
具体的には、乾燥運転の開始時点での排気(出口)温
度と、立上り時の例えば4分後の排気(出口)温度を測
定して演算し、更に演算値と変数テーブルとを比較演算
して乾燥運転時間を算出している。また、開始時点での
排気温度に季節に応じた補正を加えることを示唆してい
る。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかし、排気温度を所望の乾燥温度に設定し、この温
度を例えばON−OFF制御等で確保している中で、排気温
度を測定すると、4分時点での温度特性がON時点のもの
か、OFF時点のものかによって差、即ちばらつきが生じ
る。
また、排気(出口)温度に代えて入口側の温度をON−
OFF制御等で確保しておいて、排気温度を測定したとし
ても、排気温度は入口温度の変化に追随しているため
に、やはり、ばらつきが生じる。この結果、従来例では
乾燥運転時間を精度よく算出することが難しいという問
題点があった。
この発明は、このような事情を考慮してなされたもの
で、出口および入口温度の差の最大値を精度よく検出
し、この値から最適な乾燥温度および乾燥運転時間を自
動的に設定できるようにしたものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、ヒータによって加熱された乾燥風を乾燥
室に送給する乾燥風送給手段と、上記乾燥室へ送給され
る乾燥風の温度を測定する入口温度測定手段と、乾燥室
から排出された乾燥風の温度を測定する出口温度測定手
段と、出口温度を設定する出口温度設定手段と、運転時
間中、設定された出口温度を維持すべく前記ヒータをオ
ン・オフ制御する乾燥運転制御部と、所定時間毎に入口
および出口の温度の差を演算する演算部と、順次演算さ
れた各温度差を比較して最大の温度差を判別する比較判
別部と、運転開始後、入口および出口温度が飽和する以
前の所定運転時間は乾燥運転制御部に連続運転させその
連続運転時間の経過中に比較判別部によって得られる最
大温度差に基づいて出口温度設定手段に最適出口温度を
設定すると共に、それに対応する運転時間を設定する制
御部を備えた衣類乾燥機である。
(ホ)作用 ヒータをオン状態にして運転を開始し、例えば3分前
後の所定時間をカウントし、この間に例えば10秒毎に入
口と出口の測定温度の差を演算する。この温度差は外部
の気温による影響を相殺することに成り、しかも乾燥室
内での温度低下分、即ち負荷量による変化分を示す。
こうして、10秒毎に演算された温度差は大きい順に並
べられて所定時間到達時に最大のものが比較判別され
る。或いは、10秒毎に演算された温度差は比較されてよ
り大きい温度差が一時的に記憶され、10秒毎に新演算温
度差と比較され、いつでもその時々でより大きい温度差
が残され、所定時間到達時に記憶して残されている温度
差が最大温度差として判別される。
そして、この最大温度差は、乾燥衣類の種類、量およ
び溶剤含有率などと相関々係を有するので、予め実験で
求められ、且つ記憶されているその最大温度差に於ける
最適な出口設定温度および乾燥運転時間が基準テーブル
から読出され設定される。
従って、乾燥運転制御部は、設定された乾燥運転時間
中に、出口温度が設定された乾燥温度と成るように、ヒ
ータをオン・オフ制御していく。
(ヘ)実施例 以下図面に基づいて説明すると、第2図に於いて衣類
乾燥機の機体1内には、上部にスチームを通す熱交換器
から成る安定な熱源2を配設し、中央部に多数の通気口
を有する横軸型の回転ドラム3を配設し、下部にファン
4を配設している。熱源2は加熱弁5の開閉により制御
される。回転ドラム3は機体前面から衣類を出し入れす
るようにしてあり、プーリ・ベルトを介してモータ6に
よって低速で正、逆転される。ファン4はその吸込口側
にフィルター7を備え、モータ8によって高速回転され
て吸込んだ空気を排気ダクト9から排出する。
外気は機体1の上部から吸入され、熱源2によって加
熱されて乾燥風として回転ドラム3に導入され、導出さ
れるとフィルター7を介して排気ダクト9から排出され
る。そして、この間、導入前の入口と導出後の出口とで
各々サーミスタ等の温度測定手段10,11によって温度測
定される。
乾燥後のクールダウン作業のために、熱源2を通る通
路を閉成すると共に、冷風口12を開放するシャッター13
が設けてある。このシャッター13は、通常は冷風口12を
閉成しているが、クールダウン作業及び異常過熱の検出
時にトルクモータ14、アーム15等から成る駆動機構によ
って摺動し、冷風口12を開放して熱源2の通路を閉成す
る。そして、アーム15が戻しバネ(図示せず)によって
復帰すると、元位置に戻る。
スチームの供給路にはスチーム弁16を介して分岐路17
が接続してあり、生蒸気を回転ドラム3に供給できるよ
うにしてある。例えば、衣類のしわや脱水時に付く脱水
孔の跡を取り除くために、乾燥運転の開始前に供給され
るのである。また、このしわや孔跡を除去するために、
乾燥運転時に開始後の数分間は乾燥風の供給を止めてド
ラム3のみ駆動する。所謂ほぐし運転を行っても良い。
この衣類乾燥機は第1図で示すように、CPU、ROM、RA
MおよびI/Oから成る一般的なマイクロコンピュータ(以
下マイコンという)18によって運転が制御される。この
マイコン18は、上記温度測定手段10,11と、回転ドラム
3の駆動−停止の反転周期を衣類に応じたものに設定す
る周期設定手段20と、スタートキー21からの入力を受け
て、各種の表示装置22と、ブザー23と、加熱弁5、ドラ
ム駆動用のモータ6と、ファン駆動用のモータ8と、ト
ルクモータ14に出力する。周期設定手段20は、ファンク
ションキー及びテンキーを含むキーボードによって構成
されている。
周期設定手段20の設定操作は、所定のファンクション
キーを操作した後にテンキーの0〜9までの1つを操作
する。「0」はONが0秒でOFFが15秒、以下「9」はON
が12秒でOFFが3秒(この3秒も慣性回転によりほとん
ど回転している)であり、「0〜9」はON−OFFの割合
を使用者に教えている(第3図参照)。そして、この周
期設定手段は、ドラム式の水洗機やドライクリーナにも
使用することができ、「1〜2」は和服に、「4〜6」
はカシミヤ、アンゴラ製の衣類に、「9」は学生服、作
業服に夫々適している。
マイコン18は、乾燥運転全体の制御のために、出口温
度設定部24、周期記憶部25、限界値記憶部26、運転時間
カウンタ27、所定時間検出部28、運転終了検出部29、ほ
ぐし時間検出部30、ほぐし制御部31、乾燥運転制御部3
2、演算部33、比較判別部34、時間比較部35、運転時間
設定部36、温度比較部37、加熱検出制御部38を構成す
る。
次に、第4図の入出口温度−時間特性図及び第5図
(a)と第5図(b)のフローチャートに基づいて制御
動作を説明する。まず、乾燥しようとする衣類に適した
反転周期を設定手段20によって周期記憶部25に設定し、
スタートキー21を操作する。マイコン18の限界値記憶部
26には上限値として120℃、過熱値として130℃が設定さ
れている。運転時間カウンタ27は運転開始からカウント
を開始し、このカウント内容を所定時間検出部28、運転
終了検出部、ほぐし時間検出部30等が見ている。ほぐし
運転を実行するプログラムでは、ほぐし制御部31はほぐ
し時間が検出されるまで、乾燥風送給手段5,8を停止
し、ドラム3だけ反転させて間欠的にスチーム弁16を開
閉させる。
ほぐし運転が終了するか、この運転が組込んでない場
合は、乾燥運転制御部32はドラム3を設定周期に応じて
反転作業すると共に、乾燥風送給手段の加熱弁5を開き
モータ8を作動させる。
所定時間検出部28は、所定時間として予め記憶させて
ある3分前後の時間T(乾燥風送給手段が作動してから
の時間)を検出するが、この所定時間に到達するまで
は、演算部33は入口温度と出口温度を10秒毎に取り込ん
で温度差△tを演算する。比較判別部34は、演算された
温度差△tの中からより大きな温度差だけを一時記憶さ
せて残していくか、所定時間到達時に全温度差の中から
最大のものを選別する。そして、所定時間が検出される
と、最大温度差△tmaxは時間比較部35で設定温度別に比
較され、この比較結果に基づいて出口温度設定部24と運
転時間設定部36がそれぞれ最適出口温度と運転時間を設
定する。運転終了検出部29は運転時間カウンタ27の内容
がこの運転時間に到達するのを検出するものである。
なお、この実施例においては、実験結果から、△tmax
≧30℃の場合には、乾燥負荷が多量負荷であると判別し
て、出口温度を70℃に、運転時間を50分に設定する。ま
た、△tmax<10℃の場合には、乾燥負荷が少量負荷又は
薄物負荷であると判別して、出口温度を40℃に、運転時
間を20分に設定する。さらに、30℃>△tmax≧10℃の場
合には、乾燥負荷が中負荷であると判別して、出口温度
を50℃に、運転時間を60分に設定する。
入口、出口の温度差は、連続運転中に検出されるの
で、外気温及びオン・オフ制御による入口、出口温度の
変動などの影響を受けることがなく、ドラム3内の負荷
量の変化に忠実に対応する。そして、その最大値(△tm
ax)から負荷量を判別して、ドラム3内の衣類が生乾き
になることがないように乾燥温度と運転時間を設定して
いる。
また、温度比較部37は、測定された入口温度と記憶さ
れている上限値(120℃)とを比較し、上限値を越える
と、乾燥運転制御部32に加熱弁5を閉成するように比較
信号を出力する。更に、加熱検出制御部38は、比較部、
タイマー等を含み、加熱弁5の開放故障に対処すべく、
入口温度が加熱値(130℃)を越えて例えば10秒間連続
するのを検出し、検出すると、ブザー23を短時間だけ作
動させ、次いでトルクモータ14に出力してシャッター13
を摺動させ、熱源通路を閉じて冷風口12は開放せさ、更
に表示装置22によって異常を表示させる。即ち、ドラム
回転のままファン4(モータ8)だけを作動して外気を
冷風口12を介してドラム3に供給し、クールダウンと同
作業を行い、衣類の熱損傷を防ぐ。この加熱防止作業及
び表示は、特定のクリア手段を操作するまで断続する。
尚、この加熱検出作業は、出口温度の設定値に対して
10℃だけ連続10秒間越えた時に実行するようにしても良
い。また、この実施例では出口温度を乾燥温度として設
定しているが、乾燥温度として入口温度を設定するよう
にしてもよい。この場合の加熱検出作業は入口温度の設
定値に対して10℃だけ連続10秒間越えた時に実行する。
本実施例に於ける、上限値(120℃)、過熱値(130℃)
10℃の上昇、10秒間と云う値は目安にすぎず、実験によ
り適切な値に変更することができる。
(ト)発明の効果 この発明によれば、負荷に的確に対応する乾燥温度と
乾燥運転時間が自動的に設定され、極めて精度の高い乾
燥運転を実行するので、被乾燥物の負荷量や種類が変動
してもほぼ均一な乾燥度を得ることが可能な衣類乾燥機
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるドライクリーニング
用衣類乾燥機の制御回路図、第2図は衣類乾燥機の側断
面図、第3図はドラム駆動周期の設定方法を示す説明
図、第4図はドラムの入口、出口温度−時間特性図、第
5図(a)および第5図(b)は動作説明のためのフロ
ーチャートである。 2……熱源、3……回転ドラム、 4……ファン、5……加熱弁、 10,11……温度測定手段、 18……マイコン、24……出口温度設定部、 27……運転時間カウンタ、 28……所定時間検出部、 32……乾燥運転制御部、 33……演算部、34……比較判別部、 36……運転時間設定部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータによって加熱された乾燥風を乾燥室
    に送給する乾燥風送給手段と、上記乾燥室へ送給される
    乾燥風の温度を測定する入口温度測定手段と、乾燥室か
    ら排出された乾燥風の温度を測定する出口温度測定手段
    と、出口温度を設定する出口温度設定手段と、運転時間
    中、設定された出口温度を維持すべく前記ヒータをオン
    ・オフ制御する乾燥運転制御部と、所定時間毎に入口お
    よび出口の温度の差を演算する演算部と、順次演算され
    た各温度差を比較して最大の温度差を判別する比較判別
    部と、運転開始後入口および出口温度が飽和する以前の
    所定運転時間は乾燥運転制御部に連続運転させその連続
    運転時間の経過中に比較判別部によって得られる最大温
    度差に基づいて出口温度設定手段に最適出口温度を設定
    すると共に、それに対応する運転時間を設定する制御部
    を備えた衣類乾燥機。
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