JP2542707Y2 - 二輪車等のフロントフォークの手動式車高調整装置 - Google Patents

二輪車等のフロントフォークの手動式車高調整装置

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JP2542707Y2
JP2542707Y2 JP1995003245U JP324595U JP2542707Y2 JP 2542707 Y2 JP2542707 Y2 JP 2542707Y2 JP 1995003245 U JP1995003245 U JP 1995003245U JP 324595 U JP324595 U JP 324595U JP 2542707 Y2 JP2542707 Y2 JP 2542707Y2
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cylinder
piston rod
vehicle height
inner cylinder
front fork
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JP1995003245U
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康之 林
重信 阿部
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Showa Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二輪車等のフロントフ
ォークの手動式車高調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の手動式車高調整装置は、例えば
特公昭63-23036号公報から公知である。この車高調整装
置を有するフロントフォークの概略図を図5と図6に示
す。この車高調整装置では、内筒51の上端部のキャッ
プ56にねじ棒57が螺着され、このねじ棒が、内筒5
1の外周に摺動自在に嵌合する摺動パイプ58にハンド
ル59により回転可能に取りつけられている。今、図5
の乗員一名が乗った車高増加前の状態で、荒れ地走行に
入ったときに、理解しやすくするために内筒51が静止
していると考えると、摺動パイプ58が上方へ移動する
ようにハンドル59を回転させる。このとき、フロント
フォークの最圧縮時の取付け長がL1 からL2 に増加す
る。このとき、フロントフォークのトータルストローク
t は車高調整前後において変わらないので、荒れ地走
行時に大きな突き上げを吸収できない。また、車高増加
後のフロントフォークの最圧縮時における取付け長が車
高増加前より摺動パイプ58のストローク分だけ長くな
るので、二輪車の車体とタイヤの間に大きな空間が必要
になる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、車高
増加時に懸架ばねの初期設定荷重が変化しないと同時
に、ストロークが長くなり、かつ緩衝器の最圧縮時の取
付け長も変化しない二輪車等のフロントフォークの手動
式車高調整装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するに
は、外筒と内筒が摺動自在に嵌合し、外筒または内筒の
下端部にダンパーシリンダを立設し、ダンパーシリンダ
内をピストンを介して摺動するピストンロッドを内筒ま
たは外筒の上端部に連結し、ダンパーシリンダとピスト
ンロッドとの間にばね受けを介して懸架スプリングを配
設し、内筒の先端と外筒内の端部との間でストロークを
規制するようにした二輪車等のフロントフォークにおい
て、本考案により、前記ピストンロッドの上部外周にね
じ部と係合部を形成し、前記ねじ部に内筒または外筒端
部の蓋部材を螺合させると共に、ピストンロッドの係合
部に係合して回転力を伝えるが軸方向の相対変位を許容
する車高アジャスターを前記蓋部材に回転自在に装着す
ればよい。
【0005】
【0006】
【実施例】以下、本考案を実施例について図面により説
明する。図1〜図4に本考案による手動ねじ式車高調整
装置を有する自動二輪車のフロントフォーク30を示
す。図2の断面は、図1の断面と90°の角度をなす断面
である。
【0007】下端に車軸側取付け部材(図示省略)を有
する外筒31内を、上部に車体側取付け部材を有する内
筒32が摺動可能に嵌合しており、一方外筒31の底部
から上方へ延びているダンパーシリンダ33内にピスト
ン34が摺動可能に装着され、このピストンから上方へ
ピストンロッド35がダンパーシリンダ33のロッドガ
イド33aを貫通して延びていて内筒32の上端の蓋部
材36に連結されている。ダンパーシリンダ33の上端
にはばね受け37が取りつけられており、このばね受け
37と、ピストンロッド12に固定された他方のばね受
け38との間に懸架ばね39が配設されている。なお、
40はリバウンドスプリングである。
【0008】本考案によるねじ式車高調整装置41は、
内筒32の上部に設けられており、ピストンロッド35
の上部外周にねじ部42が設けられていると共に、図3
から明らかなように軸心から等間隔に対抗する平行な面
43、43′が係合部として形成されている。ピストン
ロッド35のねじ部42は、内筒32の上端に固定され
た蓋部材36の下端部の雌ねじ部44に螺合している。
さらに、蓋部材36に形成された円筒孔45には円柱状
の車高アジャスター46が嵌合しており、この車高アジ
ャスターは、ねじ部42の両平面43、43′に接する
内面47、47′を有する溝(図3参照)によりピスト
ンロッド35に連結されている。なお、ピストンロッド
35の上端には、外れないように車高上昇を制限するス
トッパーピン48が取り付けられている。49はエンド
プレート、50はキャップである。
【0009】このように構成されたフロントフォークの
車高調整装置41の作用を説明する。図1は車高調整前
の状態で市街地走行に適する。この状態から荒れ地走行
に入る際に、車高アジャスター46の調整ノブ46aを
回すと、車高アジャスターの溝にピストンロッド35の
ねじ部42の平らな両面43、43′が嵌まっているの
で、ピストンロッド35が車高アジャスター46と一緒
に回転する。ピストンロッド35が上下方向に動かない
でその位置で回転すると考えると、ねじ部42に嵌合し
ている雌ねじ44、従って蓋部材36が車高アジャスタ
ー46と共に上方へ移動し、車高がL1 から車高調整量
だけ増大する。同時に、内筒33のストロークもS1
ら車高調整量だけS2 に増大する。図2は、ピストンロ
ッド35のストッパーピン48が車高アジャスター36
の円筒孔45の底に当たった状態で、車高が最大に調整
された状態である。本考案の車高調整装置では、懸架ば
ね39が圧縮されないので、その初期設定荷重が変化し
ない。また、内筒32の下端のオイルロックカラーが外
筒31の下端のオイルロックピースに嵌合するフロント
フォークの最圧縮時の寸法は、車高調整前の図1と車高
調整後の図2において同じである。
【0010】
【考案の効果】請求項1に記載のフロントフォークの車
高調整装置の構成によれば、最圧縮長および懸架ばねの
初期設定荷重を変えずに、全体の車高およびストローク
を同じ車高調整量だけ変えることができるので、荒れ地
走行時に車高を高くしたときに、平坦な市街地走行時と
同じ乗り心地が確保されると共に、荒れ地走行時の大き
な突き上げを吸収できる。また、ねじにより車高が調整
されるので、確実な調整ができると共に、調整された任
意の位置に固定することができる上、軽量コンパクトで
ありかつ低コストで製造できる。
【0011】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車高調整装置を備えたフロントフ
ォークで、車高調整前の状態を示す縦断面図である。
【図2】図1のフロントフォークの車高調整後の状態を
示す縦断面図である。
【図3】図1の線VI−VIに沿って切断した横断面図であ
る。
【図4】図1の線VII −VII に沿って切断した横断面図
である。
【図5】従来のねじ式車高調整装置を備えたフロントフ
ォークを有する二輪車に乗員一名が乗った状態で、車高
調整前の状態を示す概略図である。
【図6】図5のフロントフォークの車高増加後の状態を
示す概略図である。
【符号の説明】
33 ダンパーシリンダ 35 ピストンロッド 37,38 ばね受け 39 懸架ばね 42 ねじ部 46 車高アジャスター 31 外筒 32 内筒 36 蓋部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と内筒が摺動自在に嵌合し、外筒ま
    たは内筒の下端部にダンパーシリンダを立設し、ダンパ
    ーシリンダ内をピストンを介して摺動するピストンロッ
    ドを内筒または外筒の上端部に連結し、ダンパーシリン
    ダとピストンロッドとの間にばね受けを介して懸架スプ
    リングを配設し、内筒の先端と外筒内の端部との間でス
    トロークを規制するようにした二輪車等のフロントフォ
    ークにおいて、 前記ピストンロッドの上部外周にねじ部と係合部を形成
    し、前記ねじ部に内筒または内筒端部の蓋部材を螺合さ
    せると共に、ピストンロッドの係合部に係合して回転力
    を伝えるが軸方向の相対変位を許容する車高アジャスタ
    ーを前記蓋部材に回転自在に装着したことを特徴とする
    フロントフォークの車高調整装置。
JP1995003245U 1995-04-13 1995-04-13 二輪車等のフロントフォークの手動式車高調整装置 Expired - Lifetime JP2542707Y2 (ja)

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JPH0744720U JPH0744720U (ja) 1995-11-28
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Effective date: 19970204