JP2542491B2 - ヘアカッタ― - Google Patents

ヘアカッタ―

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JP2542491B2
JP2542491B2 JP6180205A JP18020594A JP2542491B2 JP 2542491 B2 JP2542491 B2 JP 2542491B2 JP 6180205 A JP6180205 A JP 6180205A JP 18020594 A JP18020594 A JP 18020594A JP 2542491 B2 JP2542491 B2 JP 2542491B2
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JP
Japan
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blade
hair
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comb
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JP6180205A
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雅克 荒木
章次 藤川
耕一 岩永
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘアカッター、殊に外刃
に形成された刃孔から導入した毛髪を切断するようにし
たヘアカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】ヘアカッターとしては一般にバリカン型
のものが知られているが、このタイプは使い方を誤ると
段差がついたりカット長さがばらついたりするために、
相当の熟練がなければ美しく仕上げることができない。
このために、特公昭50−18827号公報において、
刃孔を備えた外刃とこの外刃内面に摺接する回転刃とか
らなるヘアシェーバーと称したヘアカッターが提案され
ている。これは、外刃の刃孔から内部に導入した毛髪
を、外刃と回転刃との間で切断するもので、外刃の周囲
からは環状の案内片が突設されており、この案内片によ
って逆立てた毛髪を案内片で囲む空間の奥に位置する外
刃と回転刃でカットする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来例
においても、毛髪の流れに沿ってカットすることができ
ず、常に逆刈りでカットするために、カット長さが不揃
いとなり易い欠点がある。本発明はこのような点に鑑み
為されたものであり、その目的とするところは美しく仕
上がる毛髪のカットを容易に行なうことができるヘアカ
ッターを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、毛
髪導入用の刃孔12を備えた外刃11とこの外刃11内
面に摺接する内刃13とからなる刃部1と、刃部1に隣
接して設けられた櫛部材3とを有し、前記外刃11は上
端の捕捉部40とこの捕捉部40に対して傾斜している
切断部41とを備えており、前記櫛部材3は外刃11の
捕捉部40に対して略直交する方向に突出しており、櫛
部材3の櫛素片31は捕捉部40よりも先端が上方に突
出するとともに、捕捉部40から所定距離隔てて膨大部
32が形成されており、前記外刃11の切断部41は櫛
素片31先端の膨大部32から遠ざかる方向に傾斜して
成ることを特徴とするものである。
【0005】請求項2においては、外刃11は裁頭円錐
形状に形成されており、先端平面部が捕捉部40を、周
囲傾斜面部が切断部41を構成して成ることを特徴とす
るものである。請求項3においては、外刃11の周囲傾
斜面部に刃孔12が設けられていることを特徴とするも
のである。
【0006】請求項4においては、櫛部材3は刃部1の
周囲を囲むように環状に設けられて成ることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】請求項1においては、毛髪の流れに沿ってブラ
ッシングするようにヘアカッターを動かすと、毛髪が櫛
部材3によって整毛されるとともに、毛髪の束が櫛素片
先端の膨大部32と外刃上端の捕捉部40との間に捕ら
えられて圧縮される。更にヘアカッターが移動して毛先
が外刃11の捕捉部40を通過する時に、この捕捉部4
0に対して傾斜しており、且つ櫛素片先端の膨大部32
から遠ざかる方向に傾斜している外刃11の切断部41
に毛先が達して上記の圧縮が開放されると、毛髪の弾性
によって毛髪側が外刃11の切断部41側へ変位して毛
先が切断部41の刃孔12に導入されてカットされる。
【0008】即ち、外刃11の切断部41は捕捉部40
に対して傾斜しており、且つ櫛素片先端の膨大部32か
ら遠ざかる方向に傾斜しているから、圧縮が開放された
毛髪の弾性によって変位した毛先は効率良く切断部41
の刃孔12に導入される。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて詳述す
ると、このヘアカッターは、ハウジング5と、ハウジン
グ5の一端表面に取り付けられる筒状のモータ取付台1
7、モータ取付台17に取り付けられる外刃フレーム1
8とによってケーシングが構成されており、ハウジング
5内にモータ取付台17を介してモータ14が収容され
ているとともに、電源部材( 図示せず) が収容されてい
る。また、ハウジング5の側面にはロックハンドル付き
の電源スイッチハンドル51が設けられている。
【0010】上記モータ取付台17は、第3図に示すよ
うに、モータ14の取付側と外刃フレーム18の取付側
とを仕切る底板19を具備するとともに、その外周面の
一部に内外を連通させる排出口52が形成されたもの
で、ハウジング5にビス止めされる際に、モータ14を
ハウジング5との間で挟持固定している。毛髪導入用の
外刃11はモータ取付台17に取り付けられる外刃フレ
ーム18によって保持された裁頭円錐状のもので、刃孔
12は先端平面部を除く傾斜面部に設けられている。こ
の先端平面部が捕捉部40を構成し、刃孔12が形成さ
れた傾斜面部が切断部31を構成している。
【0011】上記外刃11の内面に摺接する内刃13
は、モータ14の出力軸にファン55を一体に備えた継
手54を介して取り付けられる内刃基台56に設けられ
ており、モータ14によって回転駆動される。尚、上記
ファン55は、モータ14の前記底板19を貫通する出
力軸に取り付けられるわけであるが、このように取り付
けられた時、第3図に示すように、モータ取付台17の
前記排出口52の内周側に位置するものとされている。
【0012】図中6は毛屑収納部63を内部空間に形成
したダストボックスであって、一端面にフィルター60
が装着された排気口61を備え、両側面に指掛け用の滑
り止め部62, 62を備えており、そして矩形筒状に形
成されているこのダストボックス6の他端面はその全面
が開口するとともに、モータ取付台17外面のほぼ半周
に合致するように円弧状に切り欠かれている。
【0013】このダストボックス6は、ハウジング5の
表面に設けられた保持フック( 図示せず) との係合と、
同じくハウジング5表面に設けられたクリック用突起6
6に対する係止突起65の係合とによって、モータ取付
台17の側面に連結されて、ハウジング5の表面に着脱
自在に配設されるものであり、この時、ダストボックス
6の一面開口が、モータ取付台17に設けられた前記排
出口52に連なり、ダストボックス6内部の毛屑収納部
63と、カッター本体1のモータ取付台17の内部にお
ける底板19よりも外刃11側の空間とが排出口52を
通じて連通する。
【0014】そして、このヘアカッターでは、モータ取
付台17に取り付けられた櫛部材3を備えている。この
櫛部材3は、外刃11表面と直交する方向に突出すると
ともに外刃11の周囲を囲むように配された多数本の櫛
素片31を備えたもので、各櫛素片31の先端は球状の
膨大部32とされているとともに、外刃11の頂部より
も第2図(b) にαで示す寸法だけ突出したものとなって
いる。
【0015】しかして、このヘアカッターで毛髪のカッ
トを行なうにあたっては、ダストボックス6を連結した
状態でモータ14による内刃13の回転駆動を開始し
て、第4図に示すように、毛髪の流れに沿ってブラッシ
ングするような感覚でヘアカッターを動かせばよいもの
であり、この時、櫛部材3によって整毛された毛髪の先
端部が、第5図に示すように、刃11の刃孔12内に入
り、そして刃孔12の孔縁と内刃13との間で毛髪先端
がカットされる。
【0016】すなわち、櫛部材3の各櫛素片31間に入
った毛髪は、櫛素片31の先端にある膨大部32の存在
もあって、次々と櫛部材3の基端側に送りこまれて、そ
の先端を刃部1側に向ける。このために、刃部1の外刃
11の刃孔12に各毛髪の先端が導入されて、外刃11
と内刃13との間で毛髪のカットがなされるものであ
る。毛髪の流れに沿って動かすだけで毛髪の先端部がカ
ットされるものであり、表層に位置する毛髪の先端部の
みをカットすることができるものであって、切り過ぎと
いった事態を招くことがないものである。
【0017】そして、カットされた毛屑は、継手54に
一体に設けられているファン55で生じる風にのって排
出口52を通じてダストボックス6内へと送り込まれ
る。
【0018】
【発明の効果】請求項1においては、毛髪導入用の刃孔
を備えた外刃とこの外刃内面に摺接する内刃とからなる
刃部と、刃部に隣接して設けられた櫛部材とを有し、前
記外刃は上端の捕捉部とこの捕捉部に対して傾斜してい
る切断部とを備えており、前記櫛部材は外刃の捕捉部に
対して略直交する方向に突出しており、櫛部材の櫛素片
は捕捉部よりも先端が上方に突出するとともに、捕捉部
から所定距離隔てて膨大部が形成されており、前記外刃
の切断部は櫛素片先端の膨大部から遠ざかる方向に傾斜
しているから、毛髪の流れに沿ってブラッシングするよ
うにヘアカッターを動かすと、毛髪が櫛部材によって整
毛されるとともに、毛髪の束が櫛素片先端の膨大部と外
刃上端の捕捉部との間に捕らえられて圧縮され、更にヘ
アカッターが移動して毛先が外刃の捕捉部を通過する時
に、この捕捉部に対して傾斜しており、且つ櫛素片先端
の膨大部から遠ざかる方向に傾斜している外刃の切断部
に毛先が達して上記の圧縮が開放されると、毛髪の弾性
によって毛髪側が外刃の切断部側へ変位して毛先が切断
部の刃孔の導入されてカットすることができる。 即
ち、外刃の切断部は捕捉部に対して傾斜しており、且つ
櫛素片先端の膨大部から遠ざかる方向に傾斜しているか
ら、圧縮が開放された毛髪の弾性によって変位した毛先
は効率良く切断部の刃孔に導入されて、カットすること
ができるという利点がある。
【0019】また、外刃は裁頭円錐形状に形成されてお
り、先端平面部の捕捉部の周囲傾斜面部が切断部を構成
し、更に、外刃の周囲傾斜面部に刃孔が設けられ、且
つ、櫛部材は刃部の周囲を囲むように環状に設けられて
いるから、外刃、切断部及び櫛部材には方向性がなく、
ブラシッングするようにヘアカッターを動かすのに、方
向性がなくてよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】(a)(b)は同上の正面図と側面図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上の使用状態を示す斜視図である。
【図5】同上の櫛部材の作用を示す断面図である。
【符号の説明】
1 刃部 3 櫛部材 11 外刃 12 刃孔 13 内刃 32 膨大部 40 捕捉部 41 切断部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛髪導入用の刃孔を備えた外刃とこの外
    刃内面に摺接する内刃とからなる刃部と、刃部に隣接し
    て設けられた櫛部材とを有し、前記外刃は上端の捕捉部
    とこの捕捉部に対して傾斜している切断部とを備えてお
    り、前記櫛部材は外刃の捕捉部に対して略直交する方向
    に突出しており、櫛部材の櫛素片は捕捉部よりも先端が
    上方に突出するとともに、捕捉部から所定距離隔てて膨
    大部が形成されており、前記外刃の切断部は櫛素片先端
    の膨大部から遠ざかる方向に傾斜して成ることを特徴と
    するヘアカッター。
  2. 【請求項2】 外刃は裁頭円錐形状に形成されており、
    先端平面部が捕捉部を、周囲傾斜面部が切断部を構成し
    て成ることを特徴とする請求項1記載のヘアカッター。
  3. 【請求項3】 外刃の周囲傾斜面部に刃孔が設けられて
    いることを特徴とする請求項2記載のヘアカッター。
  4. 【請求項4】 櫛部材は刃部の周囲を囲むように環状に
    設けられて成ることを特徴とする請求項2記載のヘアカ
    ッター。
JP6180205A 1994-08-01 1994-08-01 ヘアカッタ― Expired - Lifetime JP2542491B2 (ja)

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