JP2542186Y2 - チューブ容器の頸部構造 - Google Patents

チューブ容器の頸部構造

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JP2542186Y2
JP2542186Y2 JP1991102897U JP10289791U JP2542186Y2 JP 2542186 Y2 JP2542186 Y2 JP 2542186Y2 JP 1991102897 U JP1991102897 U JP 1991102897U JP 10289791 U JP10289791 U JP 10289791U JP 2542186 Y2 JP2542186 Y2 JP 2542186Y2
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neck
spout
tube container
synthetic resin
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文夫 樋口
幸博 高尾
淳治 松村
佳代 若杉
健 吉岡
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Daiwa Can Co Ltd
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Daiwa Can Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アルミ箔と合成樹脂層
とから成る積層材から成形された被覆部品により、チュ
ーブ容器の合成樹脂頸部と肩部の内面が被覆され、かつ
注出口が閉塞されているチューブ容器の頸部構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】上記の頸部構造を持つチューブ容器が特
開昭60ー172659号公報に示されている。該容器
は図3に示すように、チューブ容器Aの積層材製胴部1
に連結する合成樹脂製の肩部2と頸部3の内面をアルミ
箔の両面に合成樹脂層を有する積層材製の被覆部品4で
被い、かつ該被覆部品4により注出口5を閉塞してい
る。上記被覆部品4は、肩被覆部4a、頸被覆部4b、
注出口閉塞部4cとからなり、合成樹脂の頸部3は雄ね
じ部3aと、注出口閉塞部4cよりも上方に突出し案内
路3bを形成する環状突出部3cとを有する。上記構造
の頸部に螺着するキャップの一例を図4に示す。図4に
おいて、キャップBは、内面に前記雄ねじ部3aに螺合
する雌ねじ6aを有し、境界壁7の下面に前記環状突出
部3cの頂面に当接する突起6bを有する螺着部6と、
上記境界壁7の上面に前記注出口4cを破断する円錐形
部8aを有する破断部8とからなる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図3の頸部に図4のキ
ャップをしっかりと螺着したチューブ容器を充填した内
容品の殺菌処理のためにレトルト処理を施し、室温に冷
却後、キャップBを取外したところ、注出口閉塞部4c
と環状突出部3cとで形成する部分に水が溜っているも
のがあることが判った。そこで、図3の一点鎖線C−C
より上方の環状突出部分を除いた形状の頸部を試作し
た。この頸部に図4のキャップBを螺着しレトルト処理
を施した。この形状にすると、注出口閉塞部4c上に水
があっても簡単に除去することができた。しかし、図5
に示す頸部3の頂面の内端部分3eが被覆部品4の注出
口閉塞部4cから剥離状態又は剥離し易い状態となり、
注出口閉塞部4cを破る際に完全に離れ、破ったあとの
外観が極めて悪いという問題があることが判った。つま
り、被覆部品4は、使用時に注出口閉塞部4cを破って
使用するためできるだけ薄い材料で作るので、これをプ
レス成形で作る場合に成形が極めて困難であり、被覆部
品の注出口5の先端部コーナー4rの曲率半径が大きい
方が成形し易い。しかし、注出口5の先端部コーナーの
曲率半径を大きくすると、前述の頸部3の頂面の内端部
分3eの部分が大きくなり、成形時に、この内端部分3
eの温度が下がり易く、被覆部品4との接着力が弱くな
るので剥離し易くなるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の頸部は、上記の
課題を解決するために、被覆部品の注出口閉塞部表面と
頸部上端面が同一平面上にあるとともに、頸被覆部の上
端部に半径方向内方へ向かって縮径する環状の内向き段
部を有する構造とした。
【0005】
【作用】この考案の頸部は上記構造を具備するから、注
出口閉塞部4c上の水を容易に除去できるとともに、図
5に示す薄肉の内端部分3eがなく、被覆部品4と頸部
3との溶着が均一、強固であり、注出口閉塞部4cを破
断した際に剥離を生じることがない。
【0006】
【実施例】この考案の一実施例を図1により説明する。
図1において、1,2,3,4,4a,4b,4c,5
及びAは、図3の同符号が示すものと同じものを示す。
被覆部品4は、頸被覆部品4bの上端部に該頸被覆部品
4bの径を半径方向内方へ向かって縮小し、環状に形成
した内向き段部4dを有し、頸部3の上端部は半径方向
内方へ向かって延びる環状突出部3dを有し、段部4d
と環状突出部3dは接着している。上記被覆部品4の成
形は、図2に示すように、上端部に段部11を有する芯
型10に、注出口閉塞部4cと頸被覆部品4bとの連結
部分4Rが円弧形の被覆部品4を被せ、前記段部11に
開口する吸引路12から空気を吸引して連結部分4Rを
段部11に引き寄せて成形し、この被覆部品4を用いて
周知方法により溶融合成樹脂を射出し、頸部及び肩部を
一体的に成形して図1の構造の頸部を製作した。
【0007】この実施例の被覆部品4は、アルミ箔を中
間層として内面側に合成樹脂フィルム層、外面側に頸部
3の樹脂とよく接着する接着剤層を備えた0.045m
m厚さの積層材から深絞り成形法にて製造し、段部4d
の深さhは1mm、幅wは1mm、芯型10の角は糸面
取りとし、上端の立上がり部13は円柱状にストレート
とした。また、注出口閉塞部4cの表面と合成樹脂製の
上端面3fとが同一平面になるように形成した。この頸
部の注出口閉塞部4c上にレトルト処理後に水が付着し
ていたが、拭くことで容易にきれいに除去できた。ま
た、内向き段部4dが常に外向きに拡ろうとしているた
め注出口閉塞部破断の際に被覆部品の剥離はなく、簡単
に破断し、破断後の形状は良好であった。
【0008】なお、注出口閉塞部4cの表面よりも合成
樹脂製の頸部の上端面が多少上にあっても、注出口閉塞
部4c上の水を容易に拭きとれる範囲のものは、注出口
閉塞部の表面と頸部の上端面とが実質的に同一平面上に
あり、この考案の範囲に含まれる。
【0009】
【考案の効果】この考案の頸部は上記構造を具備してい
ることにより、注出口閉塞部上の水を容易に綺麗に除去
できる。したがって、チューブ容器の内容品を注出する
際に水が混入することがなく衛生的である。また、注出
口閉塞部を破断する際に該注出口閉塞部の周縁が頸部か
ら剥離することがなく、容易かつ綺麗に破断でき、破断
後の外観も良好となる。更に、被覆部品を深絞り成形法
で作る場合、成形し易いように、まず被覆部品の注出口
閉塞部コーナーの曲率半径を大きくして作り、その後に
内向き段部を作ることが可能となり、注出口が小さい容
器を作る必要のあるとき、被覆部品の頸部被覆部の直径
を成形し易いように大きく作っておき、内向き段部を作
るときに所望の小さい注出口径を得ることができるとい
う付帯的効果を奏する。
【0010】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面断面図。
【図2】図1の頸部成形芯型の上部正面図。
【図3】従来例の正面断面図。
【図4】キャップの一例の正面断面図。
【図5】図3のC−C線より上部を除去した頸部の正面
部分断面図。
【符号の説明】
A チューブ容器 2 肩部 3 頸部 4 被
覆部品 4c 注出口閉塞部 4d 内向き段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−99746(JP,U) 実開 昭63−202658(JP,U) 実公 平1−28026(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミ箔の両面に合成樹脂層を有する積
    層材からなる被覆部品により、チューブ容器の合成樹脂
    頸部と肩部の内面とが被覆され、かつ注出口が閉鎖され
    ているチューブ容器の頸部において、被覆部品の注出口
    閉鎖部表面と頸部上端面が実質的に同一平面上にあると
    ともに、頸被覆部の上端部に半径方向内方に向かって縮
    径する環状の内向き段部を有することを特徴とするチュ
    ーブ容器の頸部構造。
JP1991102897U 1991-11-18 1991-11-18 チューブ容器の頸部構造 Expired - Lifetime JP2542186Y2 (ja)

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JPH0544842U JPH0544842U (ja) 1993-06-15
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JPS63202658U (ja) * 1987-06-16 1988-12-27
JPH0299746U (ja) * 1989-01-30 1990-08-08

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