JP2542124Y2 - 車両の捕捉装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、車両の捕捉装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、交通ルールを無視し、他の車両に
迷惑を掛けたり、場合によっては人身事故に繋がる暴走
車両に対しては、徹底的に取り締まる必要がある。

【０００３】しかし、実際には十分な取締りができず、
問題があった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】そこで、この考案は、
上記の各欠点を除去するために考案されたものであり、
暴走車両を走行不能にして捕捉し、交通安全並びに騒音
防止に寄与できる車両の捕捉装置を開発することにあ
る。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、車両本体の底面に取り付け、捕捉車両の底
部に入り込む支杆を動力により出し入れ自在に設け、該
支杆には、捕捉しようとする車両の駆動輪を持ち上げる
持ち上げ装置を設けると共に、光源とテレビカメラを設
けたことを特徴とする車両の捕捉装置からなる。

【０００６】

【作用】本考案の使用にあたっては、車両が捕捉すべき
車両に近づき、光源を照らし、テレビカメラの画像を見
ながら、駆動輪の下に支柱を移動させ、持ち上げ装置を
稼働させて、動力輪を浮かせて走行不能にして捕捉する
ものである。

【０００７】

【実施例】本考案の最適な一実施例について添付図面を
参照して以下説明すると、車両本体（Ａ）の底面に取り
付け、捕捉車両（Ｂ）の底部に入り込む支杆（１）を動
力により出し入れ自在に設け、該支杆（１）には、捕捉
しようとする車両の駆動輪（ｂ）を持ち上げる持ち上げ
装置（２）を設けると共に、光源（３）とテレビカメラ
（４）を設けたことを特徴とする車両の捕捉装置からな
る。

【０００８】尚、支杆（１）の底面には車輪あるいはキ
ャスター（１ａ）が設けられており、その捕捉しようと
する車両（Ｂ）の駆動輪を持ち上げる，持ち上げ装置
（２）の一例としては、油圧シリンダーが考えられる
が、これに限定されることはないく、また、その作動力
源、光源・テレビカメラのバッテリー、そして持ち上げ
装置の動力源はいずれも車両（Ａ）に備えるものであ
る。

【０００９】また、支杆（１）の形状は、捕捉車両
（Ｂ）の底部に入り込み、シャーシの駆動側のサスペン
ションを持ち上げるに便利な形状であればよい。

【００１０】

【考案の効果】本考案は、以上の構成よりなるものであ
り、この考案によると、支杆（１）に設けられた持ち上
げ装置（２）が、暴走する捕捉車両（Ｂ）の動力輪を浮
かせる結果、走行不能となって捕捉出来、交通安全・騒
音防止が図れる等極めて有益なる効果を奏するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す平面図である。

【図２】本考案の一実施例を示す側面図である。

【図３】本考案の使用状態を示す説明図である。

【符号の説明】

１ 支杆 １ａキャスター ２ 持ち上げ装置 ３ 光源 ４ テレビカメラ Ａ 車両本体 Ｂ 捕捉車両 ｂ 動力輪

Claims (1)

(57)【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 車両本体の底面に取り付け、捕捉車両の
   底部に入り込む支杆を動力により出し入れ自在に設け、
   該支杆には、捕捉しようとする車両の駆動輪を持ち上げ
   る持ち上げ装置を設けると共に、光源とテレビカメラを
   設けたことを特徴とする車両の捕捉装置。