JP2542054Y2 - フォークリフトトラックの偏荷重検出装置および偏荷重是正装置 - Google Patents

フォークリフトトラックの偏荷重検出装置および偏荷重是正装置

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JP2542054Y2
JP2542054Y2 JP963492U JP963492U JP2542054Y2 JP 2542054 Y2 JP2542054 Y2 JP 2542054Y2 JP 963492 U JP963492 U JP 963492U JP 963492 U JP963492 U JP 963492U JP 2542054 Y2 JP2542054 Y2 JP 2542054Y2
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美浩 岡崎
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小松フォークリフト株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フォークリフトトラッ
クのフォーク爪に荷物を載せた際の偏荷重を検出する偏
荷重検出装置および偏荷重を無くす偏荷重是正装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォークリフトトラックは、図1
に示すように、車体の前方にマスト21を立設し、該マ
スト21に沿って昇降する昇降体22を設け、該昇降体
22に装着した左右一対のフォーク爪23を設けてい
る。このような構成のフォークリフトトラックにおい
て、フォーク爪23に荷物Aを載せて荷物Aを搬送する
作業(荷役作業)の際、左右のフォーク爪23に載せた
荷物Aの左右方向の重心位置が車体の左右方向の中心位
置に対しずれ、車体に偏荷重が生じる場合があった。こ
の偏荷重が生じると、フォークリフトトラックの走行に
支障を来すと共に、フォーク爪23に載せた荷物Aが落
下する恐れがあった。そこで、従来のフォークリフトト
ラックにおいて、偏荷重を検出するための装置として
は、図2に示すように、車体の前方下部のタイヤ28が
設けられている駆動軸ケース24に左右のマスト21の
下部後面に固着したマストサポート25を若干回動自在
となるように連結し、駆動軸ケース24とマストサポー
ト25の間にマスト21側の荷重を検知するロードセン
サ26を左右それぞれに介在させる。そして、左右のロ
ードセンサ26で検知した荷重の差より偏荷重の検出を
行うようになっている。また、従来の他の偏荷重を検出
するための装置としては、図3に示すように、車体の前
方上部に傾斜角センサ27を設けて、ここで車体の傾き
を検知し、車体の傾きより偏荷重の検出を行っているも
のもある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前者の偏荷重検出装置
においては、マストを構成している部品が必ずしも左右
対称ではないため、左右のロードセンサに異なった力が
かかる恐れがあると共に、偏荷重によってマストにたわ
みやねじれが生じて、左右のロードセンサに影響するこ
ともあり、ロードセンサにより偏荷重を正確に検出する
ことができないという問題があった。また、後者の偏荷
重検出装置においては、マストにたわみやねじれが生じ
て、傾斜角センサによる偏荷重の検出に支障を来すと共
に、傾斜角センサで車体の傾きを検知するため、タイヤ
の空気圧や路面の凹凸等によっても左右されるため、偏
荷重の検出が正確に検出することができなかった。本考
案は、これらの問題を解消することを、その課題として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、フォークリフ
トトラックにおいて、車体の前方に立設したマストに沿
って昇降する昇降体に前後方向に揺動自在となるボード
部材を吊設し、該ボード部材にフォーク爪を設けると共
に、昇降体にボード部材の後方へ働く力を検出するセン
サを昇降体の中心位置に対し左右対称となる位置に設
け、このセンサからのデータを基に偏荷重を演算するコ
ントローラを設けた構成にする。
【0005】
【作用】上記のように構成することで、左右のセンサに
働く力を検出し、この力の差から偏荷重を演算すること
で、偏荷重を正確に検出するようにする。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例について、図4、図5を用
いて説明する。フォークリフトトラックの車体の前方に
立設する左右一対のマスト1に、マスト1の内側のレー
ル部を転動するローラ2を介して昇降体3を図示しない
チェーンとリフトシリンダにより昇降動するように設け
ており、昇降体3は側面にローラ2を装着する左右一対
の縦部材3aとその縦部材3aの上部を互いに連結する
細長い板状の連結部材3bとからなる。そして、連結部
材3bの前面左右に突起部材4をそれぞれ設け、該突起
部材4には左右に水平となる連通孔4aを設け、この左
右の突起部材4の連通孔4aにシャフト部材5を挿入す
る。そして、シャフト部材5に前後方向に揺動自在とな
るように板状のボード部材6を吊設し、該ボード部材6
は前面の上部と下部に水平方向にレール部材7を固着し
ており、このレール部材7の前面において、上部のレー
ル部材7にストリップ部材9を介して係合し、かつ下部
のレール部材7にこのレール部材7の前面を転動するロ
ーラ10により遊接状態で係合した左右に移動可能とな
るシフト部材8を設ける。また、ボード部材6の前面中
央に水平方向にシフト用シリンダ11を固着し、シフト
用シリンダ11のピストンロッド11aがシフト部材8
に固着している。そして、シフト部材8は前面の上部と
下部に水平方向にフォーク爪保持部材12を固着し、こ
のフォーク爪保持部材12にフォーク爪13を装着して
いる。さらに、昇降体3の前面下部にボード部材6の後
面に当接するロードセンサ14を左右にそれぞれ設けて
おり、該ロードセンサ14はボード部材6の後面に当接
することでボード部材6の後方へ働く力を検出するもの
である。なお、ロードセンサ14は昇降体3の中心位置
に対し左右対称となる位置に設ける。
【0007】そして、図6に示すように、左右のロード
センサ14それぞれからの信号を入力し、この信号を基
に偏荷重を演算するコントローラ15を車体内部に設
け、コントローラ15は、シフト用シリンダ11を作動
する切換弁16に信号を出力している。この切換弁16
は両端にコントローラ15からの信号を受けて作動する
ソレノイド16a,16bを設けると共に、タンク17
からポンプ18を介して接続するポンプポート16c
と、タンク17に接続するタンクポート16dと、シフ
ト用シリンダ11のボトム11b側に接続するボトムポ
ート16eと、シフト用シリンダ11のヘッド11c側
に接続するヘッドポート16fとを設けている。そし
て、切換え位置としては、すべてのポートが遮断状態と
なり、圧油が供給されないようになる中立位置16g
と、ポンプポート16cとヘッドポート16fとが接続
状態で、ボトムポート16eとタンクポート16dとが
接続状態となり、ヘッド11c側に圧油が供給される右
移動位置16hと、ポンプポート16cとボトムポート
16eとが接続状態で、ヘッドポート16fとタンクポ
ート16dとが接続状態となり、ボトム11b側に圧油
が供給される左移動位置16iとを有している。
【0008】上記実施例における偏荷重の検出について
説明する。フォーク爪13に荷物を載せた際に、例え
ば、車体中心に対し荷物の重心が右側にずれ、車体に偏
荷重が生じると、まず左右のロードセンサ14におい
て、右側のロードセンサ14が左側のロードセンサ14
より大きな力を検出する。そして、コントローラ15で
は、左右のロードセンサ14で検出した力を信号でそれ
ぞれ入力し、左右のロードセンサ14で検出した力の差
を算出して、この力の差から偏荷重を演算する。よっ
て、左右のロードセンサ14によって検出した力が同じ
であれば、車体に偏荷重は生じていないものである。
【0009】次に偏荷重を無くすための偏荷重是正装置
の動作について説明する。フォーク爪13に荷物を載せ
た際に、前述のように車体に偏荷重が生じると、コント
ローラ15では偏荷重を演算する。そして、コントロー
ラ15は演算した偏荷重を基に切換弁16のソレノイド
16a,16bに制御信号を出力する。切換弁16では
右移動位置16hに切換わり、タンク17の圧油をシフ
ト用シリンダ11のヘッド11a側に供給することで、
シフト用シリンダ11を作動し、シフト部材8およびフ
ォーク爪13を右側に移動していく。すると、徐々にフ
ォーク爪13への偏荷重が減少する。そして、左右のロ
ードセンサ14で検出する力が同じになると、コントロ
ーラ15から切換弁16に制御信号が出力され、切換弁
16を中立位置16gとし、偏荷重を無くした状態にす
る。また、逆の偏荷重が生じた場合は、切換弁16を逆
に切換える。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、偏荷重を検出する部分
が、昇降体に設けられたボード部材とセンサとにより検
出するので、マストの構成状態やマストのたわみ、ねじ
れ等の影響をうけることがなく、正確に偏荷重を検出す
ることができる。また、偏荷重が生じた際、シフト部材
およびフォーク爪をシフト用シリンダで左右に移動し制
御することで、偏荷重を無くすことができ、フォークリ
フトトラックによる荷役作業の安全性を向上することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフォークリフトトラックにおける偏荷重
が生じた場合の説明図。
【図2】従来のフォークリフトトラックにおける偏荷重
検出部の説明図。
【図3】従来の他のフォークリフトトラックにおける偏
荷重検出部の説明図。
【図4】本考案の一実施例の概略側面図。
【図5】図4の正面図。
【図6】シフト用シリンダの作動説明図。
【符号の説明】
1…マスト、2…ローラ、3…昇降体、3a…縦部材、
3b…連結部材、4…突起部材、4a…連通孔、5…シ
ャフト部材、6…ボード部材、7…レール部材、8…シ
フト部材、9…ストリップ部材、10…ローラ、11…
シフト用シリンダ、11a…ピストンロッド、11b…
ボトム、11c…ヘッド、12…フォーク爪保持部材、
13…フォーク爪、14…センサ、15…コントロー
ラ、16…切換弁、16a,16b…ソレノイド、16
c…ポンプポート、16d…タンクポート、16e…ボ
トムポート、16f…ヘッドポート、16g…中立位
置、16h…右移動位置、16i…左移動位置、17…
タンク、18…ポンプ、21…マスト、22…昇降体、
23…フォーク爪、24…駆動軸ケース、25…マスト
サポート、26…ロードセンサ、27…傾斜角センサ、
28…タイヤ。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷役作業を行うフォークリフトトラック
    において、 車体の前方に立設したマスト1に沿って昇降する昇降体
    3に前後方向に揺動自在となるボード部材6を吊設し、
    該ボード部材6にフォーク爪13を設けると共に、昇降
    体3にボード部材6の後方へ働く力を検出するセンサ1
    4を昇降体3の中心位置に対し左右対称となる位置に設
    け、このセンサ14からのデータを基に偏荷重を演算す
    るコントローラ15を設けたことを特徴とするフォーク
    リフトトラックの偏荷重検出装置。
  2. 【請求項2】 荷役作業を行うフォークリフトトラック
    において、 車体の前方に立設したマスト1に沿って昇降する昇降体
    に前後方向に揺動自在となるボード部材6を吊設し、該
    ボード部材7に左右方向に移動自在となるフォーク爪1
    3を設けると共に、フォーク爪13の左右方向の移動を
    行うシフト用シリンダ11をボード部材6に設け、さら
    に、昇降体3にボード部6の後方へ働く力を検出するセ
    ンサ14を昇降体3の中心位置に対し左右対称となる位
    置に設け、このセンサ14からのデータを基に偏荷重を
    演算し、かつ演算した偏荷重を基にシフト用シリンダ1
    1を作動する切換弁16に制御信号を出力するコントロ
    ーラ15を設けたことを特徴とするフォークリフトトラ
    ックの偏荷重是正装置。
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