JP2541852B2 - 繊維強化セラミックス複合材料の製造法 - Google Patents

繊維強化セラミックス複合材料の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、繊維強化セラミックス複合材料の製造法に
関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする問題点) 繊維強化セラミックス複合材料は、炭素繊維を用いて
マトリックスとなるセラミックスを強化した材料であ
る。繊維強化セラミックス複合材料は、脆性的な破壊挙
動を示すモノシリックなセラミックスの欠点を補う破壊
靭性値の高い材料であり、比強度、耐熱性の要求される
エンジン部品などへの利用が期待されている。しかしな
がら、その製造法は繊維織物の中へ気相化学蒸着により
セラミックスを沈積させるいわゆるCVI(Chemical Vapo
r Infiltration)法などが中心であり、これはきわめて
長い処理時間を要するため、製造コストがかかってい
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、前記問題点を解決し、簡便かつ高性能
な繊維強化セラミックス複合材料の製造プロセスを研究
した結果、本発明の完成に至った。
本発明は、(1)炭化物セラミックス、窒化物セラミ
ックスおよび酸化物セラミックスよりなる群から選ばれ
る少なくとも1種のセラミックスの前駆体である有機金
属ポリマーを耐熱繊維の長繊維の繊維束よりなるトウに
含浸し、これを開放型容器にいれ、熱間静水圧加圧装置
において熱処理し、必要に応じてさらに常圧にて熱処理
することを特徴とする繊維強化セラミックス複合材料の
製造法および(2)炭素繊維の長繊維の繊維束からなる
トウを用いて得られた開孔空隙率5〜50%を有する炭素
繊維強化炭素複合材料に対し、炭化物セラミックス、窒
化物セラミックスおよび酸化物セラミックスよりなる群
からなる選ばれる少なくとも1種のセラミックスの前駆
体である有機金属ポリマーを含浸し、これを開放型容器
に入れ、熱間静水圧装置において熱処理し、必要に応じ
てさらに常圧にて熱処理することを特徴とする繊維強化
セラミックス複合材料の製造法である。
以下本発明による繊維強化セラミックス複合材料につ
いて詳述する。
本発明でいう有機金属ポリマーとは、炭化物セラミッ
クス、窒化物セラミックスおよび酸化物セラミックスよ
りなる群から選ばれる少なくとも1種のセラミックスの
前駆体である。具体的にはポリカルボシラン、ポリシラ
ザン、ポリシラスチレン、金属アルコキシド、アルキル
メタル等であり、軟化点は−50〜400℃、好ましくは0
〜350℃である。
本発明で言う耐熱繊維とは炭素繊維およびセラミック
ス繊維を示す。炭素繊維とはピッチ系、ポリアクリロニ
トリル系あるいはレーヨン系を示し、特にピッチ系炭素
繊維が好ましい。ここでいうピッチ系炭素繊維とは、炭
素質ピッチを溶融紡糸し、これを不融化、炭化および必
要に応じて黒鉛化することにより得られる繊維である。
セラミックス繊維とは、SiC、TiCなどの炭化物セラミッ
クス、Al2O3などの酸化物セラミックス、Si3N4などの窒
化物セラミックスあるいはこれらの混合物である。さら
には炭素繊維の表面に前記セラミックスを被覆したもの
も含む。
また耐熱繊維のトウとは、耐熱繊維の直径5〜1000μ
mの500〜100,000本の繊維束を一方向積層物、2次元織
物あるいはその積層物、3次元以上の織物、マット状成
形物、フェルト状成形物など2次元或は3次元に成型し
たものをいう。トウを構成する繊維は長繊維(フィラメ
ント)である。
本発明において、このようにして得られた耐熱繊維の
トウに有機金属ポリマーを含浸し、この含浸物を開放型
容器に入れ、熱間静水圧加圧(HIP)装置、好ましくは
排気機構付HIP装置において加熱処理する。含浸は、有
機金属ポリマーを真空および/または加圧下で加熱、溶
融することにより達成されるが、含浸時の粘度を下げる
ために、溶剤でカット・バックすることもできる。溶剤
としては、芳香族炭化水素、ピリジン、キノリン、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンなどが使用できる。
開放型容器とは、シール機能のない容器である。材質
としては、アルミニウム、軟鋼、ステンレスなどの金
属、ガラス、黒鉛あるいはセラミックスなどが使用温度
あるいは使用目的などによって適宜選択できる。開放型
であれば形状はとくに限定されず、蓋つきあるいは蓋な
しのいずれでもよく、金属フォイルで被処理物をつつむ
だけでも良い。
本願発明者らの検討結果によれば、前記有機金属ポリ
マーを熱間静水圧加圧により熱処理する場合に、開放型
容器を用いて限定された条件で炉内温度あるいは炉内温
度と排気速度を制御すれば、被処理物の形状が維持で
き、また炉内のよごれも極めて軽微に抑えることができ
るため密閉型容器を使用する必要がないことがわかっ
た。しかも開放型容器を用いる場合には、発生ガスの内
圧により、処理物にクラックが入るのを防止できる。
尚、この開放型容器内に生成物を物理的に捕獲するも
の、例えばカーボンフェルト、耐火物フェルト、鉄ある
いはチタンなどの繊維状などとしたものを充填すること
もできる。
排気機構付HIP装置とは、HIP中に被処理物から発生す
るガス成分を連続制御して排出できる機構を有する装置
であり、具体的には、発生するガスをその生成速度およ
び/または拡散速度に応じて除去量を調節できる排気機
構を備えた装置である。このガス排気機構は、炉内圧媒
ガスとの熱交換器および炉外での冷却器、減圧装置、流
量調節弁などよりなる。詳しくは本願出願人の一名がす
でに出願した特願昭62−25317に記載されている装置で
ある。
HIP装置もしくは排気機構付HIP装置における加圧熱処
理の条件は、不活性ガスにより50〜10000kg/cm2、好ま
しくは200〜2000kg/cm2に加圧し、100〜3000℃、好まし
くは400〜2200℃、さらに好ましくは400〜2000℃におい
て実施することが出来る。圧媒ガスとしては、アルゴ
ン、窒素、ヘリウムなどの不活性ガスが使用出来る。加
圧熱処理に続く常圧下の熱処理は、不活性ガス雰囲気下
400〜2200℃、好ましくは400〜2000℃において実施する
ことが出来る。さらに、排気機構付HIP装置を用いる場
合には、熱処理時に生成するガスを分析しながら操作を
行うことが出来るものも大きな特徴であり、本願発明者
らの検討結果によれば、炭素数2以上のガスが実質上生
成しなくなるまで熱処理を行うのが望ましい。ここでい
う実質上生成しなくなるとは排気ガス中の濃度が10pp
m、好ましくは5ppm以下になることをいう。
本発明において、排気ガス中のH2およびCH4のそれぞ
れの生成速度が有機金属ポリマー100gあたり10mol/時を
超えないような条件、好ましくは5.0mol/時、さらに好
ましくは2.0mol/時、最も好ましくは5.0mol/時を超えな
いような条件に温度プロファイルあるいは温度プロファ
イルと排気速度を制御し、熱間静水圧加圧下で熱処理す
る。
また緻密化のため、含浸とHIP処理とのサイクルを必
要回数行うことが出来る。複合材料における耐熱繊維の
体積含有率は、目的によって任意に決定されるが、通常
は5〜75mol%、好ましくは35〜65mol%である。
本発明により得られた繊維強化セラミックス複合材料
の耐酸化性をさらに向上させるため、その表面にセラミ
ックスを被覆させることもできる。被覆材料としては、
炭化物セラミックス、窒化物セラミックスおよび酸化物
セラミックスよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
セラミックスが好ましく、また被覆法としてはCVD、PVD
等が好ましい。
実施例 以下に実施例をあげ、本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1) 直径10μmのピッチ系炭素繊維の2000本束の2次元織
物(平織)を積層し、これに軟化点220℃のポリシラス
チレンを含浸した。含浸物をカーボンフエルトで包含
し、HIP装置においてアルゴンガスにより1000kg/cm2
加圧し、800℃において加圧転化処理した。含浸したポ
リシラスチレンの転化収率は約70%であり、通常の常圧
転化処理のものの約25%に比べ著しく向上した。加圧転
化に続き、常圧、不活性雰囲気下で1700℃の熱処理を行
った。炭素繊維強化セラミックス複合材料を走査型電子
顕微鏡で観察したところ、繊維束内および繊維束間には
割れなどは認められず、セラミックス・マトリックスが
よく充填されていた。また炭素繊維の織物の変形、損傷
も見られなかった。
(実施例2) 直径10μmのピッチ系炭素繊維の2000本束の2次元織
物(平織)を積層し、これに軟化点220℃のポリシラス
チレンを含浸した。含浸物をカーボンフエルトで包含
し、排気機構付熱間静水圧装置においてアルゴンガスに
より1000kg/cm2に加圧し、800℃において加圧転化処理
した。排気速度は1.0Nm2/時とした。含浸したポリシラ
スチレンの軟化収率は約70%であり、通常の常圧転化処
理のものの約25%に比べ著しく向上した。運転後、装置
を開放点検したところ、炉内の汚れはきわめて軽微であ
った。加圧転化に続き、常圧、不活性雰囲気下で1700℃
の熱処理を行った。炭素繊維強化セラミックス複合材料
を走査型電子顕微鏡で観察したところ、繊維束内および
繊維束間には割れなどは認められず、セラミックス・マ
トリックスがよく充填されていた。また炭素繊維の織物
の変形、損傷も見られなかった。
(実施例3) 直径10μmのピッチ系炭素繊維の2000本束の2次元織
物(平織)を積層し、これに軟化点220℃のポリシラス
チレンを含浸した。含浸物をカーボンフエルトで包含
し、排気機構付熱間静水圧装置においてアルゴンガスに
より1000kg/cm2に加圧し、800℃まで2℃/分で昇温し
て800℃において加圧転化処理した。排気速度は1.0Nm2/
時とした。生成ガス中のH2およびCH4のそれぞれの生成
速度はポリシラスチレン100gあたり0.58mol/時および0.
96mol/時であった。得られた転化物は、亀裂が少くなか
つた。運転後、装置を開放点検したところ、炉内の汚れ
はきわめて軽微であった。加圧転化に続き、常圧、不活
性雰囲気下で1700℃の熱処理を行った。炭素繊維強化セ
ラミックス複合材料を走査型電子顕微鏡で観察したとこ
ろ、繊維束内および繊維束間には割れなどは認められ
ず、セラミックス・マトリックスがよく充填されてい
た。また炭素繊維の織物の変形、損傷も見られなかっ
た。
(実施例4) 表面をSiCで被覆した炭素繊維(米国AVCO社製、SCS−
6、直径14μm)を一方向に積層し、これに軟化点220
℃のポリシラスチレンをキシレンに溶解して含浸した。
含浸物をカーボンフエルトで包含し、HIP装置において
アルゴンガスにより1000kg/cm2に加圧し、1000℃におい
て加圧転化処理した。含浸したポリシラスチレンの転化
収率は約70%であり、通常の常圧転化処理のものの約25
%に比べ著しく向上した。加圧転化に続き、常圧、不活
性雰囲気下で1200℃の熱処理を行った。繊維強化セラミ
ックス複合材料を走査型電子顕微鏡で観察したところ、
繊維束内および繊維束間には割れなどは認められず、セ
ラミックス・マトリックスがよく充填されていた。また
炭素繊維の織物の変形、損傷も見られなかった。
(実施例5) 直径11μmのセラミックス繊維(Si−C−Ti−O系、
宇部興産(株)製、チラノ繊維)の1600本束および直径
15μmのセラミックス繊維(SiC系、日本カーボン
(株)製、ニカロン)の800本束について実施例4と同
様の処理を行った。得られた繊維強化セラミックス複合
材料を走査型電子顕微鏡で観察したところ、繊維束およ
び繊維束間には割れなどは認められず、セラミックス・
マトリックスがよく充填されていた。また炭素繊維の織
物の変形、損傷も見られなかった。
(実施例6) 直径10μmのピッチ系炭素繊維の2000本束の3次元直
交織物軟化点280℃の光学的異方性ピッチを含浸した。
含浸物をステンレス製フオイルで包含し、排気機構付HI
P装置において窒素ガスにより1000kg/cm2に加圧し、1.5
Nm3/時で排気しながら、400℃まで0.5℃/分、1000℃ま
で2℃/分で昇温して加圧炭化処理した。得られた炭素
/炭素複合材料は空隙率20%であつた。これに軟化点22
0℃ポリシラスチレンを含浸し、HIP装置においてアルゴ
ンガスにより1000kg/cm2に加圧し、1000℃において加圧
転化処理した。得られた炭素繊維強化セラミックス複合
材料を走査型電子顕微鏡で観察したところ、炭素/炭素
複合材料は空隙にセラミックス・マトリックスがよく充
填されており、マトリックスの剥離などは観察されなか
った。
(実施例7) 直径10μmのピッチ系炭素繊維の2000本束の3次元直
交織物軟化点280℃の光学的異方性ピッチを含浸した。
含浸物をステンレス製フオイルで包含し、排気機構付HI
P装置において1000kg/cm2に加圧し、1000℃において加
圧炭化処理した。得られた炭素/炭素複合材料は空隙率
20%であつた。これに軟化点232℃ポリカルボシランを
含浸し、HIP装置においてアルゴンガスにより1000kg/cm
2に加圧し、1000℃において加圧転化処理した。加圧転
化に続き、常圧、不活性雰囲気下で1350℃の熱処理を行
った。得られた炭素繊維強化セラミックス複合材料を走
査型電子顕微鏡で観察したところ、炭素/炭素複合材料
は空隙にセラミックス・マトリックスがよく充填されて
おり、マトリックスの剥離などは観察されなかった。
(実施例8) 直径10μmのピッチ系炭素繊維の2000本束の3次元直
交織物軟化点280℃の光学的異方性ピッチを含浸した。
含浸物をステンレス製フオイルで包含し、排気機構付HI
P装置において1000kg/cm2に加圧し、1000℃において加
圧炭化処理した。得られた炭素/炭素複合材料は空隙率
20%であつた。これに軟化点87℃ポリシラザンを含浸
し、HIP装置においてアルゴンガスにより1000kg/cm2
加圧し、1000℃において加圧転化処理した。
加圧転化に続き、常圧、不活性雰囲気下で1350℃の熱
処理を行った。得られた炭素繊維強化セラミックス複合
材料を走査型電子顕微鏡で観察したところ、炭素/炭素
複合材料は空隙にセラミックス・マトリックスがよく充
填されており、マトリックスの剥離などは観察されなか
った。
(実施例9) 直径10μmのピッチ系炭素繊維の2000本束の2次元平
織にフェノール樹脂を含浸した。含浸物を乾燥させた
後、150℃においてキュアし、CFRP一次成形体を得た。
この一次成形体を窒素中、1500℃で1時間炭化処理し、
空隙率25%の炭素/炭素複合材料を得た。これに軟化点
232℃のポリカルボシランを含浸し、これをステンレス
製フォイルで包含し、排気機構付HIP装置において1000k
g/cm2に加圧し、1000℃において加圧転化処理した。得
られた炭素/炭素複合材料は空隙率20%であつた。加圧
転化に続き、常圧、不活性雰囲気下で1350℃の熱処理を
行った。得られた炭素繊維強化セラミックス複合材料を
走査型電子顕微鏡で観察したところ、炭素/炭素複合材
料は空隙にセラミックス・マトリックスがよく充填され
ており、マトリックスの剥離などは観察されなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 敏則 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社技術研究所内 (72)発明者 末光 毅 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工 業株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭63−288974(JP,A) 特開 昭57−27746(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化物セラミックス、窒化物セラミックス
    および酸化物セラミックスよりなる群から選ばれる少な
    くとも1種のセラミックスの前駆体である有機金属ポリ
    マーを耐熱繊維の長繊維の繊維束よりなるトウに含浸
    し、これを開放型処理物容器に入れ、熱間静水圧加圧装
    置において熱処理して該ポリマーをセラミックス化する
    ことを特徴とする繊維強化セラミックス複合材料の製造
    法。
  2. 【請求項2】熱間静水圧装置が排気機構付であることを
    特徴とする請求項第1項記載の繊維強化セラミックス複
    合材料の製造法。
  3. 【請求項3】熱間静水圧加圧装置における熱処理が、生
    成ガス中のH2およびCH4のそれぞれの生成速度が有機金
    属ポリマー100gあたり10mol/時を超えないような条件で
    行われることを特徴とする請求項第1項記載の繊維強化
    セラミックス複合材料の製造法。
  4. 【請求項4】炭素繊維の長繊維の繊維束からなるトウを
    用いて得られた開孔空隙率5〜30%を有する炭素繊維強
    化炭素複合材料に対し、炭化物セラミックス、窒化物セ
    ラミックスおよび酸化物セラミックスよりなる群からな
    る選ばれる少なくとも1種のセラミックスの前駆体であ
    る有機金属ポリミーを含浸し、これを開放型処理物容器
    に入れ、熱間静水圧装置において熱処理して該ポリマー
    をセラミックス化することを特徴とする繊維強化セラミ
    ックス複合材料の製造法。
  5. 【請求項5】熱間静水圧装置が排気機構付であることを
    特徴とする請求項第4項記載の繊維強化セラミックス複
    合材料の製造法。
  6. 【請求項6】熱間静水圧装置における熱処理が、生成ガ
    ス中のH2およびCH4のそれぞれの生成速度が有機金属ポ
    リマー100gあたり10mol/時を超えないような条件で行わ
    れることを特徴とする請求項第4項記載の繊維強化セラ
    ミックス複合材料の製造法。
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