JP2541846Y2 - 地中構造物用コンクリート函体 - Google Patents

地中構造物用コンクリート函体

Info

Publication number
JP2541846Y2
JP2541846Y2 JP1991064253U JP6425391U JP2541846Y2 JP 2541846 Y2 JP2541846 Y2 JP 2541846Y2 JP 1991064253 U JP1991064253 U JP 1991064253U JP 6425391 U JP6425391 U JP 6425391U JP 2541846 Y2 JP2541846 Y2 JP 2541846Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete box
hole
bolt
box
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1991064253U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0510596U (ja
Inventor
厚一 植村
誠 植村
Original Assignee
厚一 植村
誠 植村
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 厚一 植村, 誠 植村 filed Critical 厚一 植村
Priority to JP1991064253U priority Critical patent/JP2541846Y2/ja
Publication of JPH0510596U publication Critical patent/JPH0510596U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2541846Y2 publication Critical patent/JP2541846Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、オープンシールド工法
で使用するコンクリート函体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】市街地に上下水道、共同溝、電信、電話
等の布設地下道等の地下構造物を施工する工法のうち、
開削工法(オープン工法)とシールド工法の長所を生か
した合理性に富む工法としてオープンシールド工法が知
られている。
【0003】図5にその概略を示すと、図中1はオープ
ンシールド機で、これは左右の側壁板1aとその間を連
結する底板1cからなり、前後端面及び上面を開口した
U型シールド機である。該オープンシールド機1は推進
ジャッキ2を後方に向け上下に並べて配設する。図中3
は、シールド機1内に設けた隔壁を示す。
【0004】シールド機1の前面又は上面からシャベ
ル、オーガ、バケット等の掘削手段12で土砂を掘削し、
かつ排土する。コンクリート函体4による既設の地中構
造物の前端に鋼材による枠体の押角8を当接させ推進ジ
ャッキ2を伸長してシールド機1を前進させる。次い
で、前記推進ジャッキ2を縮めて押角8をテール部1c
内の前部に移動させ、該テール部1d内に上方から新た
なコンクリート函体4を吊り下ろし、かつその底部を底
板1b上に適宜間隔で配置した高さ調整材7で支承しな
がら既設の地中構造物の最前部にセットする。
【0005】そして、推進ジャッキ2を僅かに伸長して
押角8をコンクリート函体4の前端面にあて、地上から
コンクリート函体4とシールド機1との隙間にグラウト
材6を注入する。次いで推進ジャッキ2を伸長してシー
ルド機1を押し進め新たなコンクリート函体4をテール
部1c内にセットする。このようにシールド機1が前進
すると、前記グラウト材6でグラウトを施した部分のコ
ンクリート函体4はシールド機1のテール部1cから後
方に出て地中に残り、順次コンクリート函体4を縦列に
地中に埋設して地中構造物を形成し、後方の地中構造物
上に埋戻し5を施し、オープンシールド機1が到達坑ま
で達したならばこれを撤去して工事を完了する。
【0006】ところで前記のごときオープンシールド工
法で、コンクリート函体4はシールド機1のテール部1
c内に吊り降ろした際に既に設置してあるコンクリート
函体4と接続する必要がある。このコンクリート函体4
同士の接続方法としては、実開昭49-45110号公報にもあ
るようなボックスカルバートの継手が利用できる。
【0007】その詳細を図4に示すと、図中11はボルト
穴で、コンクリート函体4のそれぞれの角隅部にあって
コンクリート函体4の端面12より直角方向に、かつボル
ト13の全長を格納しうる所定の長さに設ける。14はコン
クリート函体4の内部に開口し、ボルト穴11に導通する
溝で、ボルト穴11の長さをほぼ2等分する中間位置にそ
れぞれボルト穴11にほぼ直角に設ける。
【0008】このようにして、シールド機1のテール部
1c内に吊り降ろすまでは、図4に鎖線で示すようにコ
ンクリート函体4のボルト穴11にボルト13を格納してお
き、コンクリート函体4の相互を接続するに当たって、
ボルト穴11よりボルト13を矢印方向に引き出し、相対す
るコンクリート函体4のボルト穴11に挿入し、相対する
コンクリート函体4に設けた溝14までボルト13の先端を
引き出す。しかる後にナット15をそれぞれコンクリート
函体4の溝14からボルト13の両先端部に螺入して締め付
けを行う。このような作業をそれぞれのコンクリート函
体4の四隅について行うことによってコンクリート函体
4相互の接続作業が完了する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】前記ボルト穴11と溝14
はそれぞれコンクリート函体4の前後両端面のそれぞれ
相対する四隅に設けるが、ボルト13の両先端部やナット
15の腐食防止やボルト穴11からの漏水防止のために接合
後に溝14内にモルタルを充填してこれを埋めるようにし
ている。
【0010】しかし、前記実開昭49-45110号公報のごと
き継手では、コンクリート函体4の下部の溝14はコンク
リート函体4の内部で上向きに開口するのでここに充填
するモルタルは落下するおそれがないが、コンクリート
函体4の下部の溝14はこれが下向きに開口するのでモル
タルを充填する際に落下防止の手段を講じなくてはなら
ず、コンクリート函体4内にサポート支柱を立てて当て
板を施すなど極めて面倒な対策を要する。
【0011】本考案の目的は前記従来例の不都合を解消
し、函体相互の接合用のボルト等の連結部材の端をナッ
ト等で止めるための凹部をモルタルで簡単に埋めること
ができる地中構造物用コンクリート函体を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、コンクリート函体の前後端面の各隅角部に、
該端面にほぼ直角に連結部材挿通用の貫通孔をコンクリ
ート函体の長さ分に設け、このコンクリート函体の下部
においては該貫通孔の長さのほぼ中間位置にあって函体
内方に上向きに開口しこの貫通孔に導通する凹部を、コ
ンクリート函体の上部においては該貫通孔の長さのほぼ
中間位置にあって函体外方に上向きに開口しこの貫通孔
に導通する凹部をそれぞれ設けたことを要旨とするもの
である。
【0013】
【作用】本考案によれば、コンクリート函体の貫通孔に
連結部材としてのボルトを格納しておき、コンクリート
函体相互を接続するに当たって、貫通孔よりボルトを引
き出し、相対するコンクリート函体の貫通孔に挿入し、
相対するコンクリート函体に設けた凹部までボルトの先
端を引き出す。しかる後にナットをそれぞれコンクリー
ト函体の凹部からボルトの両先端部に螺入して締め付け
を行う。その後、凹部内にモルタルを充填するが、コン
クリート函体の四隅について設けられる凹部はコンクリ
ート函体の下部においては函体内方に上向きに開口し、
コンクリート函体の上部においては函体外方に上向きに
開口し、このように全ての凹部が上向きに開口するもの
であるから、充填したモルタルは特別の策を施さなくて
も落下するおそれはない。
【0014】
【実施例】以下、図面について本考案の実施例を詳細に
説明する。図1は本考案の地中構造物用コンクリート函
体の1実施例を示す縦断側面図、図2は同上外観斜視図
で、図3は接合前の縦断側面図である。
【0015】コンクリート函体4は図2に示すように前
後端面12の各隅角部に、該端面12にほぼ直角にボルト等
の連結部材の挿通用の貫通孔16をコンクリート函体4の
長さ分に設けた。この貫通孔16はコンクリート函体4を
前後方向に貫通する。
【0016】さらに、コンクリート函体4の下部で左右
のにおいては前記貫通孔16の長さのほぼ中間位置、すな
わちコンクリート函体4のほぼ中央位置にこのコンクリ
ート函体4の内方に向けて上向きに開口し、かつ貫通孔
16に導通する凹部17を設ける。
【0017】また、コンクリート函体4の上部で左右に
おいては前記貫通孔16の長さのほぼ中間位置、すなわち
コンクリート函体4のほぼ中央位置にこのコンクリート
函体4の外方に上向きに開口し、かつ貫通孔16に導通す
る凹部18を設けた。これら凹部17や凹部18はコンクリー
ト函体4を製作する際に箱抜きの型枠手法で形成でき、
貫通孔16はシースを埋設して形成できる。
【0018】先に述べたようにコンクリート函体4はオ
ープンシールド工法で使用するものとして図5に示すよ
うなシールド機1のテール部1c内に吊り降ろされる。
そして、図3に示すようにコンクリート函体4の貫通孔
16に連結部材としてのボルト13を格納しておき、すでに
設置したコンクリート函体4とこの新たに吊り下ろすコ
ンクリート函体4の相互を接続するに当たって、貫通孔
16よりボルト13を矢印方向に引き出し、既設コンクリー
ト函体4の貫通孔16に挿入し、既設コンクリート函体4
に設けた凹部17や凹部18までボルト13の先端を引き出
す。しかる後にナット15をそれぞれコンクリート函体4
の凹部17や凹部18からボルト13の両先端部に螺入して締
め付けを行う。なお、凹部18についてはコンクリート函
体4の上面で外側から作業を行い、凹部17についてはコ
ンクリート函体4の内部で作業を行うことになる。
【0019】このような作業をそれぞれのコンクリート
函体4の四隅について行うことによってコンクリート函
体4相互の接続作業が完了するが、接続後は図1に示す
ようにこの凹部17や凹部18内にモルタル19を充填し、こ
のモルタル19で凹部17や凹部18を埋める。かかるモルタ
ル19の充填作業も凹部18についてはコンクリート函体4
の上面で外側から行うものである。
【0020】なお、以上の実施例は連結部材としてボル
ト13を使用する場合について説明したが、先に述べたよ
うに貫通孔16はコンクリート函体4を前後方向に貫通す
るもので、連結部材としてPC鋼線を使用することも可
能である。その場合は凹部17や凹部18は定着具の設置場
所として利用する。
【0021】
【考案の効果】以上のべたように本考案の地中構造物用
コンクリート函体は、離脱や不等沈下もしくは浮陸防止
のために函体相互を接合する場合に、接合用のボルト等
の連結部材の端をナット等で止めるるための凹部を接合
後にモルタルで埋めるのに、このモルタルが落下するお
それがなく、簡単に埋めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の地中構造物用コンクリート函体の1実
施例を示す縦断側面図である。
【図2】本考案の地中構造物用コンクリート函体の1実
施例を示す外観斜視図である。
【図3】接合前の縦断側面図である。
【図4】従来例を示す縦断側面図である。
【図5】オープンシールド工法の概略を示す縦断側面図
である。
【符号の説明】
1…オープンシールド機 1a…側壁板 1b…底板 1c…テール部 2…推進ジャッキ 3…隔壁 4…コンクリート
函体 5…埋戻し 6…グラウト材 7…高さ調整材 8…押角材 9…掘削手段 11…ボルト穴 12…端面 13…ボルト 14…溝 15…ナット 16…貫通孔 17…凹部 18…凹部 19…モルタル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート函体の前後端面の各隅角部
    に、該端面にほぼ直角に連結部材挿通用の貫通孔をコン
    クリート函体の長さ分に設け、このコンクリート函体の
    下部においては該貫通孔の長さのほぼ中間位置にあって
    函体内方に上向きに開口しこの貫通孔に導通する凹部
    を、コンクリート函体の上部においては該貫通孔の長さ
    のほぼ中間位置にあって函体外方に上向きに開口しこの
    貫通孔に導通する凹部をそれぞれ設けたことを特徴とす
    る地中構造物用コンクリート函体。
JP1991064253U 1991-07-17 1991-07-17 地中構造物用コンクリート函体 Expired - Fee Related JP2541846Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991064253U JP2541846Y2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 地中構造物用コンクリート函体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991064253U JP2541846Y2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 地中構造物用コンクリート函体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0510596U JPH0510596U (ja) 1993-02-12
JP2541846Y2 true JP2541846Y2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=13252825

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991064253U Expired - Fee Related JP2541846Y2 (ja) 1991-07-17 1991-07-17 地中構造物用コンクリート函体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2541846Y2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5268691U (ja) * 1975-11-17 1977-05-21
JP4537358B2 (ja) * 2006-07-26 2010-09-01 誠 植村 コンクリート函体の接続方法
JP6212087B2 (ja) * 2015-09-02 2017-10-11 植村 誠 地下構造物の施工法
JP6139613B2 (ja) * 2015-09-02 2017-05-31 植村 誠 地下構造物の施工法
JP6139631B2 (ja) * 2015-10-20 2017-05-31 植村 誠 オープンシールド工法用コンクリート函体の止水継手方法
JP6290986B2 (ja) * 2016-07-21 2018-03-07 植村 誠 可撓継手によるコンクリート函体使用のオープンシールド工法
JP6254657B1 (ja) * 2016-09-27 2017-12-27 植村 誠 コンクリート函体の可撓継手構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0510596U (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2541846Y2 (ja) 地中構造物用コンクリート函体
JP2541845Y2 (ja) 地中構造物用コンクリート函体
JPH0249896A (ja) オープンシールド工法及びオープンシールド機
JP3194192B2 (ja) オープンシールド工法
JPH06306853A (ja) 地下構造物の施工法
JPS584094A (ja) 低路交差の建設方法
JP3766423B2 (ja) 擁壁の構築方法
JP3581332B2 (ja) 土留め設備およびそれを使用する開削工法
JP3326145B2 (ja) 地下構造物の施工法
JPH0574676B2 (ja)
JPH0553890B2 (ja)
JP3302661B2 (ja) オープンシールド機およびそれを使用する地下構造物の施工法
JPH10252080A (ja) 高架道路用橋脚の基礎の補強方法
JPS6124624Y2 (ja)
JPH05239995A (ja) オープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体
JPH0428044B2 (ja)
JPH05239834A (ja) オープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体
JPH05239833A (ja) オープンシールド工法およびそれに使用するコンクリート函体
JPH02153194A (ja) オープンシールド工法
JPH054491B2 (ja)
JP2024092472A (ja) オープンシールド工法におけるオープンシールド機の到達立坑進入方法およびオープンシールド機の到達立坑
JPH0551926A (ja) 鋼管矢板壁の構築方法
JP3352951B2 (ja) 山岳トンネルにおけるインバートおよび地下排水工の設置方法
CN116356798A (zh) 地下连续墙体的施工工艺
JP2005213799A (ja) 水路の構築方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees