JP2541533Y2 - 防曇鏡 - Google Patents

防曇鏡

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JP2541533Y2
JP2541533Y2 JP1990001811U JP181190U JP2541533Y2 JP 2541533 Y2 JP2541533 Y2 JP 2541533Y2 JP 1990001811 U JP1990001811 U JP 1990001811U JP 181190 U JP181190 U JP 181190U JP 2541533 Y2 JP2541533 Y2 JP 2541533Y2
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JP
Japan
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mirror
heating element
fog
heating
fogging
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JP1990001811U
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JPH0392602U (ja
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幸夫 村松
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、洗面所等に設置される鏡の裏面に発熱体を
設け、鏡を暖めることにより湯気等による鏡の曇りを防
止又は除去する防曇鏡に関する。
(従来の技術) 洗面所等に設置される鏡は、浴室の湯気あるいは洗面
所に出湯する湯気によって非常に曇り易い。湯気が少な
い場合は比較的容易に曇りが取れるが、湯気が多い場合
又は比較的長時間湯気が加わった場合は鏡全体が曇って
しまう。
この場合従来では第6図に示すように、発熱部が同一
のパターンで全面に設けられ、一回路で構成された発熱
体が鏡の裏面に設置され、該発熱体のスイッチを入れ鏡
を暖めることにより曇りを除去する方法と、該発熱体に
常時通電しておくことにより鏡の曇りを防止する方法等
が試みられている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前段の方法では鏡が暖まるまでに時間がかか
り、曇りがすぐには取れないという問題があり、後段の
方法では常に通電しておくために非経済的であるという
問題がある。
本考案の目的は、上述の欠点を解消し、鏡の曇りを防
止又は短時間で除去することのできる実用的で尚且つ経
済的な防曇鏡を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために本考案は、鏡の裏面に発熱
体が設けられ、該鏡の曇りを防止又は除去する防曇鏡に
おいて、該発熱体が連続通電用の発熱部と断続通電用の
発熱部の並列二回路からなり、前記連続通電用の発熱部
が前記発熱体の中央部に集中して位置するとともに、前
記断続通電用の発熱部が前記連続通電用の発熱部の周囲
に位置するようにパターンを構成したことを特徴とする
ものである。
(作用) 前記のように構成された本考案の防曇鏡は、発熱体の
中央部に集中して位置する連続通電用の発熱部が優れた
加熱効率をもって常に鏡を暖めているため、鏡の曇りを
事前に防止することができる。それでも曇ってしまった
場合には、連続通電用の発熱部の周囲に位置する断続通
電用の発熱部を発熱させ、両発熱部により鏡を暖めるた
め、短時間で効率良く曇りを除去することができる。
また、一般的に、洗面所等に設置される鏡において
は、特に鏡の中央が曇らないことが望まれるが、本考案
においては、上述したように連続通電用の発熱部が発熱
体の中央部に集中して位置するようにパターンを構成し
てあるため、鏡の中央が常に暖められた状態となり、鏡
中央の曇りを容易に防止することができる。
尚、前記連続通電用の発熱部の消費電力を、前記断続
通電用の発熱部の消費電力よりも小さくなるように設定
した場合には、小電力で曇りを防止できるため経済性が
向上する。また、鏡の曇りを全体的に除去する場合は、
前記連続通電用の発熱部よりも消費電力が大きく設定さ
れた断続通電用の発熱部によって効率的に行うことがで
きる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案を更に詳しく説明する。
第1図(a)は、本考案による防曇鏡の発熱体の一実
施例を示す一部切欠平面図であり、同図(b)は、第1
図(a)のA−A断面分解図である。
第2図は、第1図(a)の発熱体の配線パターンを簡
単に示す説明図である。
本実施例では発熱体として抵抗線ヒータを使用した
が、その構造について簡単に説明する。
第1図(a)及び(b)において、ヒータ芯上に抵抗
線が螺線状に巻装して成る発熱線1をクラフト紙等の絶
縁体2,2′にて挾持し、更にポリエステルフィルム等の
絶縁外皮3,3′にて挾持して抵抗線ヒータを形成す
る。
また、前記発熱線1とリード線5との結線部は、ター
ミナル6の中に充填されたエポキシ樹脂にて防水及び絶
縁が施されている。
尚、抵抗線ヒータの発熱量の調節は抵抗線の固有抵
抗,巻ピッチ及び配線パターン等により行う。
ここで本考案による防曇鏡の発熱体(抵抗線ヒータ)
の回路及び配線パターンについて説明する。
第2図に示すように本考案による発熱体は並列二回路
からなり、又配線パターンについては発熱線を中央部と
外側部とにブロック分けし、中央部を連続通電用、外側
部を断続通電用となるよう構成し抵抗線ヒータを形成
した。
また配線パターンは、第5図に示すパターンのように
ブロック分けせず、連続通電用の発熱部と断続通電用の
発熱部とが互いに隣接するように構成することも考えら
れる。しかしながら、このようなパターン構成と本実施
例によるパターン構成(第2図)を比較した場合、例え
ば、使用する発熱体の構造及び消費電力が同一である場
合には、連続通電用の発熱部を発熱体の中央部に集中さ
せ、その周囲に断続通電用の発熱部を位置させた本実施
例の方が、連続通電用の発熱部の配線パターンが密にな
り、単位面積当たりの加熱効率が上昇するため、短時間
で鏡の曇りを防止または除去することが可能になる。
更に、この際、連続通電用の発熱部によって鏡の中央
が常に暖められた状態となり、鏡中央の曇り防止効果が
大きくなることから、例えば、洗面所等に設置される鏡
(例えば、ミラーキャビネット等の鏡)のように、特に
中央部が曇らないことが望まれる鏡の曇り防止または除
去に好適なものとなる。
ここで本実施例では連続通電用が消費電力5W、断続通
電用が30Wの切換タイプとし、中央部の方が外側部より
も小さくなるよう設定した。
消費電力については、使用環境や配線パターンとの兼
合いにより連続通電用と断続通電用とで適宜に設定する
ことは可能であるが、連続通電用を小電力にした方が経
済的であるため本実施例では連続通電用を5Wの小電力と
した。
第3図は、本考案による防曇鏡を組込んだミラーキャ
ビネットを示す斜視図である。
防曇鏡8は、裏面に設置された抵抗線ヒータの中央
部が連続通電され鏡の中央を暖めているために浴室の湯
気あるいは洗面器に出湯する湯気による曇りを事前に防
止することができる。それでも曇ってしまった場合には
切換スイッチ9をONし、外側部も発熱させ大きな発熱量
で鏡全体を暖めることにより短時間で曇りを除去するこ
とができる。
ここで本実施例のものと従来のものとの特性を比較す
るために、比較例として第6図に示す従来の発熱体を鏡
の裏面に設置した防曇鏡を用意した。
該発熱体は、本実施例と同じく抵抗線ヒータを使用
し、消費電力も同等の35Wとした。
上記二つの防曇鏡について、10℃の雰囲気温度中で鏡
の表面温度が25℃に達するまでの立ち上がり時間を測定
し、その結果を第4図に示した。
これを見てもわかるように、比較例は鏡の表面温度が
25℃に達するまでに10分程度かかるが、本実施例のもの
は、あらかじめ発熱体の中央部が連続通電され、鏡の表
面がある一定温度に暖まっており、又切換スイッチ1つ
で外側部も発熱するため立ち上がり時間は約1/2の5分
程度であった。
また、消費電力は常時通電した場合について比較する
と従来のものは一回路で構成されているため35W、本実
施例のものは連続通電用の一回路のみであるため1/7の5
Wである。
このように、本考案による防曇鏡は、発熱体の中央部
だけで曇りを防止できるうちは中央部にのみ通電させ、
曇りがひどくなった場合は外側部にも通電し、両発熱部
により鏡を暖め、短時間で曇りを除去することが可能で
ある。
更に、消費電力も従来のものに比べ大幅に抑えること
ができ経済的である。
ところで本実施例では、発熱体として抵抗線ヒータを
用いたが、抵抗線上にシリコーンゴム等の絶縁体が被覆
されてなるコード状ヒータや、カーボン塗料コーティン
グタイプのヒータ等を用いてもかまわない。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、短時間で鏡の曇
りを除去することができ、又常時通電している場合の消
費電力も大幅に抑えることのできる実用的で且つ経済的
な防曇鏡を提供することができる。
更に、発熱体の種類や該発熱体の配線パターン及び発
熱量等を使用環境に合わせて自由に選択することのでき
る理想的な防曇鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は、本考案による防曇鏡に設置される発熱
体の一実施例を示す一部切欠平面図であり、同図(b)
は、第1図(a)のA−A断面分解図である。 第2図は、第1図(a)の配線パターンを簡単に示す説
明図である。 第3図は、本考案による防曇鏡を組込んだミラーキャビ
ネットを示す斜視図である。 第4図は、本考案による防曇鏡と従来の防曇鏡の特性を
比較した結果を示すグラフである。 第5図は、防曇鏡の配線パターンの一例を示す説明図で
ある。 第6図は、従来の防曇鏡の配線パターンの一例を示す説
明図である。 1……発熱線 2,2′……絶縁体 3,3′……絶縁外皮 ……抵抗線ヒータ 5……リード線 6……ターミナル 7……ミラーキャビネット 8……防曇鏡 9……切換スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鏡の裏面に発熱体が設けられ、該鏡の曇り
    を防止又は除去する防曇鏡において、該発熱体が連続通
    電用の発熱部と断続通電用の発熱部の並列二回路からな
    り、前記連続通電用の発熱部が前記発熱体の中央部に集
    中して位置するとともに、前記断続通電用の発熱部が前
    記連続通電用の発熱部の周囲に位置するようにパターン
    を構成したことを特徴とする防曇鏡。
JP1990001811U 1990-01-11 1990-01-11 防曇鏡 Expired - Lifetime JP2541533Y2 (ja)

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