JP2540940B2 - マルチウインドウ編集管理方法 - Google Patents

マルチウインドウ編集管理方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、同一のファイル中の任意の場所に位置付け
ることが可能な複数のマルチウィンドウを有する情報処
理装置におけるマルチウィンドウ編集管理方法に関す
る。
〔従来の技術〕
ファイルの内容を編集する場合、そのファイルのある
1個所を参照・更新しながら、それと同一のファイルの
内容の別の個所を参照・更新する必要がある場合があ
る。例えば、ファイルの内容がソース情報の場合、プロ
グラムの開発において、プログラムの変数を参照しなが
ら、別の個所にある同一プログラムの手続き部分を更新
したり、あるいは、同一のプログラムの別の変数を更新
したりする場合がある。また、オブジェクト情報の場
合、オブジェクトの値を参照しながら、同一のファイル
の別の個所にあるオブジェクトの値を更新したりする場
合がある。
この場合、同一のファイルの複数個の個所を、同時に
複数のウィンドウで編集できないと、オペレータ、すな
わち、そのファイルの編集操作をする人は、1つの個所
の情報を自分の頭に記憶するか、または、1つの個所の
情報を筆記等により記録する等の処置を行った後、同一
ファイルの別の個所に、スクロール等により画面を移動
して、上述の記憶または記録に従って、更新を行う必要
がある。このような記憶または記録の作業と画面の移動
の操作は、何度も繰り返し行う必要があり、これらは編
集作業の能率の大幅な低下をもたらすという問題があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記問題の解消に関しては、例えば、特開昭60−1285
73号公報に開示された技術が知られている。この技術
は、ウィンドウ表示ルーチンをテキスト編集ルーチンと
独立した構成とし、ウィンドウ表示ルーチンはウィンド
ウの数分の個数用意して、1時点においては、その時点
で使用するウィンドウのウィンドウ表示ルーチンとテキ
スト編集ルーチンとを結合し、その他のウィンドウ表示
ルーチンとテキスト編集ルーチンとの間を切り離す方式
であり、同一テキストの異なる複数個所を編集可能では
あるが、以下の如き問題がある。
すなわち、 (1)使用するウィンドウの個数分のウィンドウ表示ル
ーチンが必要であり、複数のウィンドウ表示ルーチンを
格納するために、多量のメモリを必要とする。
(2)ある時点で結合されているウィンドウのウィンド
ウ表示ルーチン以外のウィンドウ表示ルーチンが、テキ
スト編集ルーチンから切り離されてしまうため、複数の
ウィンドウの間で部分的に表示個所が重複している場合
で、その個所をテキスト編集ルーチンで変更した場合、
テキスト編集ルーチンから切り離されているウィンドウ
表示ルーチンが表示しているウィンドウの表示内容は古
いテキスト部分を表示したままとなり、正しいテキスト
を表示しないことになる。
このため、上記技術においては、次の(a)(b)の
うちのいずれかを行う必要がある。
(a)各ウィンドウで表示するテキスト部分を、常に、
互いに重複しないように制御する。
(b)各ウィンドウで表示するテキスト部分の重複を許
すが、重複した部分については、そのとき編集対象とし
ているウィンドウ以外は、表示内容を保証しない。
しかし、上記(a)の場合には、複数のウィンドウが
表示している部分がファイル内で非常に接近した位置で
ある場合にも、必ず、オペレータによるウィンドウ切り
換え操作を必要とすることにより、そのウィンドウ切り
換え操作等による編集作業能率の低下が避けられないと
いう問題がある。また、上記(b)の場合には、オペレ
ータが、切り離されているどのウィンドウが正しいテキ
ストを表示していないのかを、自分の頭に記憶しておく
ことが必要になり、これは、編集作業の能率の大幅な低
下をもたらすという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、従来の技術における上述の如き問題を
解消し、同一のファイル中の任意の場所に位置付けるこ
とが可能な複数のウィンドウを有するマルチウィンドウ
編集を実現するとともに、複数のウィンドウが表示する
同一ファイル内のそれぞれの位置(範囲)の重複を互い
に許容し、かつ、各ウィンドウが表示している内容が編
集結果の最新状態に一致するようにしたマルチウィンド
ウ編集管理方法を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、上述の如き方式を、ウィンドウ数の増加に
伴なう必要メモリ量の増大を押さえて実現可能とした、
マルチウィンドウ編集管理方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上述の目的は、同一のファイル中の任意の場
所の内容の表示・変更・追加・削除等を行うことが可能
な複数のウィンドウと該複数のウィンドウの表示装置
(20)への表示範囲等の情報を共通に管理するための制
御テーブル(40)とコマンド等解析ルーチン(13)と一
つのデータ編集ルーチン(12)と一つのウィンドウ表示
ルーチン(11)とを具備する情報処理装置(10)におけ
るマルチウィンドウ編集処理方法であって、ファイル内
のデータを更新する場合、入力されたコマンド等を前記
コマンド等解析ルーチン(13)により解析し、解析結果
情報をデータ編集ルーチン(12)に通知し、前記データ
編集ルーチン(12)は、前記コマンド等解析ルーチン
(13)から通知された情報に基づきファイル内のデータ
を更新するとともに、前記制御テーブル(40)内に格納
されている表示範囲を自動的にサーチして更新されたデ
ータを含むウィンドウを決定し、決定したウィンドウの
情報を前記ウィンドウ表示ルーチン(11)に通知し、前
記ウィンドウ表示ルーチン(11)は、前記データ編集ル
ーチン(12)から通知されたウィンドウの情報に基づい
て更新後のウィンドウのデータを表示するようにしたマ
ルチウィンドウ編集管理方法によって達成される。
〔作用〕
本発明に係るマルチウィンドウ編集管理方法において
は、複数のウィンドウの表示装置への表示範囲等の情報
を管理する制御テーブルを持ち、表示内容に対応するデ
ータの変更を行った際には、同一ファイルの内容を表示
している他のウィンドウの表示が重複する該当部分を、
上記制御テーブルの内容を参照して更新するようにした
ことにより、各ウィンドウが表示している内容を、常
に、編集結果の最新状態に一致するようにすることが可
能になるとともに、ウィンドウ表示手段を単一のプログ
ラムルーチン(ウィンドウ表示ルーチン)で構成するこ
とにより、ウィンドウ数の増加に伴なう必要メモリ量の
増大を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明のマルチウィンドウ編集管理方法を
実行するための情報処理システムの一実施例の概略構成
を示すブロック図である。図において、10は本情報処理
システムの主要部である情報処理装置を示しており、11
はウィンドウ内のデータ等を表示装置20に表示する1個
のウィンドウ表示ルーチン、12はファイル内のデータの
編集(参照・更新・変更・追加・削除等)を行う1個の
データ編集ルーチン、13はキーボード等の入力装置30か
ら入力されるすべてのコマンドおよびデータの入力を制
御する1個のコマンド等解析ルーチンを示している。
なお、ウィンドウ表示ルーチンによるデータ等の表示
装置20への表示は、一般に、表示装置20へのデータの転
送、または、表示装置20のメモリへのデータの書込みに
よって行われ、その表示内容は表示装置20の同一位置へ
の新たな表示をウィンドウ表示ルーチンが指示しない限
り、表示装置20上で保持される。上述の表示装置20と入
力装置30(合わせて「入出力装置」という)は、通常、
至近距離に配置される。また、情報処理装置10と上記入
出力装置との距離が離れている場合には、図の●印の位
置に、通信回線,中継用情報処理装置等が挿入される場
合もある。
上述の如く構成される本実施例の情報処理システムの
動作の概略について、以下説明する。
前記コマンド等解析ルーチン13は、オペレータが入力
装置30を使用して投入したコマンドおよびデータを解析
し、その解析結果に基づき、必要に応じて、データ編集
ルーチン12等を呼出し、データ編集ルーチン12に、ファ
イル内のデータのデータ編集用領域14への読込み,デー
タ編集用領域14内のデータ更新,データ編集用領域14か
らファイルへの書込み等の処理の依頼を行い、また、以
降に使用するウィンドウ情報の通知等を行う。
データ編集ルーチン12は、上述のコマンド解析ルーチ
ン13から依頼された処理を行うとともに、データ編集用
領域14内のデータを更新した場合には、ウィンドウ表示
ルーチン11を適宜呼出して、変更したデータに対応する
表示装置20上のデータの表示を変更する。このウィンド
ウ表示ルーチン11の呼出しは、データ編集ルーチン12が
そのときに編集対象としているウィンドウ、すなわち、
第1図のウィンドウ1,同2,同3または同4のうちのいず
れか1つに対して行われるだけでなく、データ編集ルー
チン12が更新したデータ編集用領域14内のデータに関係
する全ウィンドウ数の回数分行われる。なお、ウィンド
ウ表示ルーチン11の1回の呼出しで表示される範囲は、
1つのウィンドウ内に限られる。例えば、ウィンドウ1
に対する表示である場合、第1図中ので示される点線
の左端とで示される点線の左端を一対の対角とする四
角の範囲内に対する表示である。同様に、ウィンドウ2,
同3,同4に対する表示である場合は、それぞれ、;
;の点線の左端を対角とする四角の範囲内に対
する表示である。
上述の如く、データ編集ルーチン12が、ウィンドウ表
示ルーチン11を、1つのデータの更新に対して複数回呼
出す場合、どのウィンドウに対してウィンドウ表示ルー
チン11を呼出すかは、後述する如く、制御テーブル内に
格納されている表示範囲をデータ編集ルーチン12がサー
チすることによって自動的に決定し、コマンド等解析ル
ーチン13や、入力装置30を操作するオペレータ等は、介
在する必要はない。なお、第1図中ので示される点線
が示す如く、データ編集用領域14の任意の部分への書込
み・読込みは、データ編集ルーチン12のみが行う。ま
た、制御テーブル内に格納されている表示範囲は、オペ
レータが入力装置30を使用して投入したコマンド等に従
って、データ編集ルーチン12が、コマンド等解析ルーチ
ン13から呼出されたとき、必要に応じて、データ編集ル
ーチン12が変更するものである。
ウィンドウ表示ルーチン11は、データ編集ルーチン12
等により呼出された場合、データ等を表示装置20に表示
する。その場合、ウィンドウ表示ルーチン11は、表示装
置20にウィンドウの物理的な構成を示す情報を呼出し時
に受取り、それに従って表示を行うので、どのウィンド
ウへの表示であるかを、直接意識しない。データ編集ル
ーチン12等からレジスタまたはメモリ等を介して渡され
た複数のデータ等(ウィンドウ情報)に従って、所定の
処理を行うだけである。従って、表示ウィンドウの相異
は、データ編集ルーチン12等から渡されるウィンドウ情
報のみにあり、ウィンドウ表示ルーチン11は、1つしか
必要としない。すなわち、ウィンドウの数が増えると、
データ編集ルーチン12およびコマンド等解析ルーチンが
管理する前述の制御テーブル等のデータの数が増えるだ
けである。これについては、以下に詳述する。
第2図に、上記制御テーブルの構成例を示す。なお、
図では、説明を簡単にするために、1つだけを示してい
る。本実施例に示す制御テーブル40は、マルチウィンド
ウ編集対象のファイル毎に存在する編集対象ファイル管
理制御テーブル内の、(a)対象ファイル名,(b)当
該ファイルを同時に参照・更新するウィンドウ数,
(c)ウィンドウ毎情報等により構成されている。ま
た、上記(c)ウィンドウ毎情報内には、第2図中の
〜に示される如く、上述の(b)ウィンドウの数分の
ウィンドウ毎の情報が存在し、各ウィンドウ毎情報は、
(d)表示装置上の当該ウィンドウの先頭行番号,
(e)表示装置上の当該ウィンドウの最終行番号,
(f)表示装置上の当該ウィンドウの先頭桁番号,
(g)表示装置上の当該ウィンドウの最終桁番号,
(h)当該ウィンドウの先頭行が表示している表示中デ
ータ編集用領域内の先頭行番号,(i)当該ウィンドウ
の最終行が表示している表示中データ編集用領域内の最
終行番号,(j)当該ウィンドウのカーソルの表示装置
上の行番号,(k)当該ウィンドウのカーソル表示装置
上の桁番号,(l)当該ウィンドウのカーソルのデータ
編集用領域上の行番号,(m)当該ウィンドウのカーソ
ルのデータ編集用領域上の桁番号等から構成されてい
る。上述の(h)当該ウィンドウの先頭行が表示してい
る表示中データ編集用領域内の先頭行番号から、(i)
当該ウィンドウの最終行が表示している表示中データ編
集用領域内の最終行番号までの範囲を、表示範囲とい
う。
また、第2図中の、データ編集用領域内のデータは、
(ア)そのデータが、行の区切りを示す情報で分割され
た複数の行から構成されている、または、(イ)一定の
長さの複数行から構成されている等により、行という単
位に分割して管理する。
また、第2図に示す如く、現時点で、「どの」ファイ
ルの「どの」ウィンドウが編集対象となっているかを示
す、(y)現時点被選択ファイル名アドレス格納域、お
よび、(z)現時点被選択ウィンドウアドレス格納域が
1個ずつ存在し、複数個ある編集対象ファイル管理制御
テーブルのいずれか1つの上記(a)対象ファイル名の
情報、および、その(a)対象ファイル名の直後にある
複数の(d)表示装置上の当該ウィンドウの先頭行番号
のいずれか1つのアドレスを、それぞれ、格納してい
る。
第2図中の、(b)対象ファイルを同時に参照・更新
するウィンドウ数と、〜等のウィンドウの情報の数
は、常時、同一であり、オペレータが入力装置30を介し
て投入したコマンドに従って、コマンド解析ルーチン13
が、必要に応じて更新する。上述の(a),(d),
(e),(f),(g),(y),(z)の情報につい
ても、同様である。
一方、上述の(h),(i),(j),(k),
(l)および(m)の情報は、オペレータが入力装置30
を介して投入したコマンドに従って、データ編集ルーチ
ン12がコマンド等解析ルーチン13から呼出されたとき、
必要に応じて、データ編集ルーチン12が変更する。な
お、第2図に示した制御テーブル40の内容は、それらの
処理を行うための時間を短縮するために、適宜、レジス
タ等にロードして使用されるものである。
第1図に示したウィンドウ表示ルーチン11は、データ
編集ルーチン12等から呼出された場合に、「呼出し元が
指定したウィンドウ毎情報」内に存在する上記(d)〜
(m)、および、呼出し元が指定した処理対象の上記
(a)等の情報の参照を行って、データのウィンドウへ
の表示等を行う。
第1図の、データ編集ルーチン12は、コマンド等解析
ルーチン13から呼出されてデータ編集用領域の内容の更
新を行う場合は、前記(z)現時点被選択ウィンドウア
ドレス格納域が指すウィンドウのウィンドウ毎情報(第
2図の〜のいずれか)に基づき、データ編集用領域
の内容を更新し、ウィンドウ表示ルーチン11を呼出し
て、現在編集中のウィンドウ情報の表示装置への表示を
行う。例えば、第2図においては、のウィンドウ1の
情報に基づき、データ編集用領域14の斜線を施した部分
14aを更新し、のウィンドウ1の情報の先頭の(d)
表示装置上の当該ウィンドウの先頭行番号のアドレス等
を指定して、ウィンドウ表示ルーチン11を呼出して、現
在編集中のウィンドウ情報の表示装置への表示を行う
が、それと同時に、更新されたデータ編集用領域の内容
の行番号等が、前述の(z)現時点被選択ウィンドウア
ドレス格納域が指すウィンドウ情報以外のウィンドウ、
ここでは、ウィンドウ2,同3,同4のウィンドウ情報(第
2図の,,のいずれか)の表示範囲に含まれてい
ないかを、前記(y)現時点被選択ファイル名アドレス
が指す制御テーブル内にあるすべてのウィンドウ(ここ
ではウィンドウ1を除くすべて)のウィンドウ毎情報内
の前記(h)と(i)の情報を参照することにより、チ
ェックを行い、上に示した「現時点被選択ウィンドウ」
以外のウィンドウの表示範囲域に含まれているものがあ
れば、、該ウィンドウのウィンドウ毎情報のアドレス等
を指定して、ウィンドウ表示ルーチンを適宜、呼出す。
これにより、更新されたデータ編集用領域の内容に、重
複しているすべてのウィンドウの当該行等の表示内容を
変更する。
なお、上述の説明中の「呼出す」という語は、タスク
またはプロセス等への処理依頼の形態をとることによ
り、同時に複数の呼出しを並行して実行させる実現形態
を含むものである。
第3図に、上述の並行実行を伴なわない場合のデータ
更新時の各プログラムの処理フローの例を示す。
今、既に、第2図に示したデータ編集用領域14に、フ
ァイル内容の読込みが完了しており、4つのウィンドウ
が生成されているものとし、また、コマンド等解析ルー
チン13が、次のコマンドを待っていることを前提とす
る。この状態で、オペレータが、入力装置30から、デー
タ更新のコマンドを投入すると、コマンド等解析ルーチ
ン13は、そのコマンドを受取って(ステップ52)、その
コマンドがデータ更新のコマンドであるか否かを判定す
る(ステップ53)。ここでは、受取ったコマンドがデー
タ更新のコマンドであるから、ステップ54に進み、更新
データの到着を待ち合せる。
オペレータが更新データを投入すると、コマンド等解
析ルーチン13は、そのコマンドを受取って(ステップ52
〜55)、ステップ56へ進み、ここで、データ編集ルーチ
ン12にデータの更新を依頼するため、データ編集ルーチ
ン12を呼出す。
データ編集ルーチン12は、呼出されると、ステップ58
で、何の処理依頼であるかを判定する。この場合はデー
タ更新であるので、ステップ59に進み、前述の(第2図
参照)(z)現時点被選択ウィンドウアドレスの格納域
から、現時点の編集対象ウィンドウ1のアドレス情報を
得て、該情報と、呼出されたときに渡されたデータとに
基づき、データ編集領域14内の当該データを更新する。
その後、ステップ60に進み、更新された結果を表示装置
20に表示するために、現時点被選択ウィンドウアドレス
が示すウィンドウ情報のアドレス等を指定して、更新デ
ータの表示を依頼するために、ウィンドウ表示ルーチン
11を呼出す。
ウィンドウ表示ルーチン11は、呼出されると、ステッ
プ70で、何の処理依頼であるかを判定し、この場合は更
新データの表示依頼であるので、データ編集ルーチン12
から渡されたウィンドウ情報等に基づき、データを、ウ
ィンドウ1に表示して(ステップ71)、データ編集ルー
チン12へリターンする。データ編集ルーチン12は、ステ
ップ60で、ウィンドウ表示ルーチン11の処理が終了する
と、ステップ61に進み、ウィンドウ数(前述の(b))
をチェックする。この場合、ウィンドウ数は4であるか
ら、ステップ62に進み、ここで、全ウィンドウのサーチ
を行うための初期設定処理として、前述の(y)現時点
被選択ファイル名アドレス格納域が指す編集対象ファイ
ル管理制御テーブル40内にある、先頭のウィンドウ情報
のアドレスを得て、そのアドレスをアドレスAというワ
ークエリアにセットする(ステップ62)。この場合、ア
ドレスAは、ウィンドウ1のウィンドウ情報のアドレス
となる。なお、以下の説明で、「アドレスA」という場
合には、このワークエリアの内容を意味するものとす
る。
その後、表示範囲が重複するウィンドウを探すため
に、ステップ63に進み、現時点被選択ウィンドウ以外に
対する重複を選択するための判断を行い、ここでは、ア
ドレスAは、現時点被選択ウィンドウアドレスと一致す
るので、ステップ66に進む。ステップ66は、全ウィンド
ウの表示範囲をチェックしたかの判断を行うものであ
り、この場合には、まだ、ウィンドウ1の処理であるの
で、ステップ67に進み、ステップ67では、次のウィンド
ウのチェックを行うために、アドレスAに、次のウィン
ドウ情報のアドレスを設定する。ここで、アドレスA
は、ウィンドウ2のウィンドウ情報のアドレスとなる。
その後、再びステップ63に進むが、アドレスAは、現
時点被選択ウィンドウアドレスとは異なるので、ステッ
プ64に進み、ステップ64で、アドレスAが示すウィンド
ウ(この場合、ウィンドウ2)のウィンドウ情報内の表
示範囲(第2図のウィンドウ2の(h)と(i)の間)
に更新データが含まれるかどうかを判定する。含まれて
いる場合はステップ65に進み、アドレスA等を指定し
て、更新データの表示をウィンドウ表示ルーチン11に依
頼するために、ウィンドウ表示ルーチン11を呼出し、ウ
ィンドウ表示ルーチン11は、指定の情報に基づき、(表
示が重複するウィンドウの)データを、表示装置20に表
示して(ステップ70と71)、ステップ65にリターンし、
その後、ステップ66に進む。
上の場合、ウィンドウ表示ルーチン11の表示処理は、
ステップ60で呼出された場合の処理と全く同様の処理を
行うだけであり、どのウィンドウに対する表示であるか
を、直接意識しない。すなわち、ウィンドウ表示ルーチ
ン11の呼出し時の相異は呼出し時に渡される情報のみが
異なり、それらの情報にウィンドウの物理情報が含まれ
ているため、ウィンドウ表示ルーチン11のロジックは1
つで良いわけである。
上述のステップ64における判定において、アドレスA
が示すウィンドウのウィンドウ情報内の表示範囲に更新
データが含まれていない場合には、ステップ65を通らず
にステップ66に進み、ステップ66では、再び全ウィンド
ウのチェックをしたか否かを判定する。全ウィンドウの
チェックをしていなければ、ステップ67に進み、ウィン
ドウ3,4について、上述のウィンドウ2に対する処理と
同様の処理(ステップ67と63〜66)を行う。ステップ66
において、全部のウィンドウ(ここでは4つ)の処理が
終了したことを判別した場合には、データ編集ルーチン
12は、コマンド等解析ルーチン13へリターンする。
以上のようにして、データ編集ルーチン12は、更新デ
ータの表示が重複する全ウィンドウを自動的に判別し
て、表示が重複するウィンドウのすべての表示状態を、
最新の状態になるように制御することができる。
上述の実施例における制御テーブル40の形式,処理動
作等は、一例として示したものであり、本発明はこれに
限定されるべきものではない。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した如く、本発明によれば、複数の
ウィンドウの表示装置への表示範囲等の情報を管理する
制御テーブルを持ち、表示内容に対応するデータの変更
を行った際には、同一ファイルの内容を表示している他
のウィンドウの表示が重複する該当部分を、上記制御テ
ーブルの内容を参照して更新するようにしたことによ
り、各ウィンドウが表示している内容を、常に、編集結
果の最新状態に一致するようにすることが可能になると
ともに、上記方式を、ウィンドウ数の増加に伴なう必要
メモリ量の増大を押さえて実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマルチウィンドウ編集管理方法を実行
するための情報処理システムの一実施例の概略構成を示
すブロック図、第2図は制御テーブルの構成例を示す
図、第3図はデータ更新時の各プログラムの処理の一例
を示すフローチャートである。 10:情報処理装置、11:ウィンドウ表示ルーチン、12:デ
ータ編集ルーチン、13:コマンド等解析ルーチン、14:デ
ータ編集領域、14a:更新エリア、20:表示装置、30:入力
装置、40:制御テーブル、51〜71:処理ステップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一のファイル中の任意の場所の内容の表
    示・変更・追加・削除等を行うことが可能な複数のウィ
    ンドウと該複数のウィンドウの表示装置への表示範囲等
    の情報を共通に管理するための制御テーブルとコマンド
    等解析ルーチンと一つのデータ編集ルーチンと一つのウ
    ィンドウ表示ルーチンとを具備する情報処理装置におけ
    るマルチウィンドウ編集処理方法であって、 ファイル内のデータを更新する場合、入力されたコマン
    ド等を前記コマンド等解析ルーチンにより解析し、解析
    結果情報をデータ編集ルーチンに通知し、 前記データ編集ルーチンは、前記コマンド等解析ルーチ
    ンから通知された情報に基づきファイル内のデータを更
    新するとともに、前記制御テーブル内に格納されている
    表示範囲を自動的にサーチして更新されたデータを含む
    ウィンドウを決定し、決定したウィンドウの情報を前記
    ウィンドウ表示ルーチンに通知し、 前記ウィンドウ表示ルーチンは、前記データ編集ルーチ
    ンから通知されたウィンドウの情報に基づいて更新後の
    ウィンドウのデータを表示するようにしたことを特徴と
    するマルチウィンドウ編集管理方法。
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