JP2540935Y2 - 二重床に立設された壁における長尺体貫通部の防火構造 - Google Patents

二重床に立設された壁における長尺体貫通部の防火構造

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JP2540935Y2 JP6410192U JP6410192U JP2540935Y2 JP 2540935 Y2 JP2540935 Y2 JP 2540935Y2 JP 6410192 U JP6410192 U JP 6410192U JP 6410192 U JP6410192 U JP 6410192U JP 2540935 Y2 JP2540935 Y2 JP 2540935Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、二重床に立設された壁
における長尺体貫通部の防火構造に関し、更に詳しく
は、施工性が優れている防火構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のOAルームは、床面が下床(スラ
ブ面)と上床(フロア面)とから成る二重床構造になっ
ていて、二重床の下床と上床の空間部に、通信ケーブル
や各種パイプのような長尺体を配設して構成されてい
る。このようなOAルームが隣接している場合、一方の
OAルームから他方のOAルームに前記長尺体を配設す
るには、これらのOAルームを仕切る壁を貫通させなけ
ればならない。そしてこのような場合、火災等の延焼を
防止するため、壁における長尺体の貫通部は防火構造と
して施工される。
【0003】前記のような二重床構造の場合にも長尺体
貫通部の防火構造は、従来からの壁用の防火構造に準拠
して施工されている。その1例を図11に示す。図11
において、例えばコンクリート製の下床1aと、この下
床1aから通常70〜100mm離隔した上方に布敷され
る上床1bとで二重床1が構成され、この二重床1には
下床1aを支持点として中空壁2が立設されている。
【0004】そして、二重床1の空間部1cに位置する
中空壁の部分2aには、高さが前記空間部1cの高さと
略同じである貫通孔が穿設されている。また、この中空
壁の部分2aの両側を挟むようにして、例えばケイ酸カ
ルシウム板のような耐火板3a,3bが配設され、これ
ら耐火板3a,3bの下端部には所定径の長尺体挿通孔
が穿設され、ここに通信ケーブルのような長尺体4が挿
通されている。
【0005】2枚の耐火板3a,3bと長尺体4と下床
1aとで形成される空間には、まず、ロークウールのよ
うな耐火材5が充填されており、その上に、前記と同じ
耐火板3cが中空壁2の中空部2bを閉塞するようにし
て配置されている。この耐火板3cは、火災が発生した
ときに、炎熱が中空壁2の中空部2bに流入するのを防
ぎ、延焼の誘発を防止するためである。
【0006】また、2枚の耐火板3a,3bの長尺体挿
通孔と長尺体4との間隙、および、耐火板3a,3bと
中空壁2との隙間に、それぞれ外側から耐火パテ6を充
填して耐火シール処理が施されている。図12は従来の
別の防火構造を示す。図12の防火構造においては、中
空壁2の空間部1cに位置する部分2aに所定径の貫通
孔が穿設され、ここに電線管7が配設されており、この
中に長尺体4が挿通されている。そして、電線管7の両
端部には長尺体4の全周を囲繞するようにして金具8,
8が配設され、電線管7と中空壁2の貫通孔との隙間、
および金具8,8の内壁と長尺体4の外周との間の空間
には、いずれも耐火パテ6が充填されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、図11で示
した防火構造の場合、耐火板3a,3b,3cの間にロ
ックウールなどを充填することが必要になっているが、
このロックウールは塵埃の発生源であるため、塵埃を嫌
うOAルームの防火構造としては好ましくない。また日
本建築協会の規格77工法に準拠した方法によると、壁
2・耐火材3cと耐火材3a,3bとの重なり代を50
mmにすることが必要であるとされている。しかし、二重
床1の空間部1cの高さは通常70〜100mm程度であ
るため、上記した規格を満足させた場合には、長尺体4
を挿通させる挿通孔を小さくせざるを得ないため、この
防火構造を比較的大口径の長尺体に対して施工すること
は困難になる。
【0008】図12で示した防火構造の場合、塵埃の発
生は起こらないという利点はある。しかし、この構造は
数本の長尺体4に対して1本の電線管7が対応して配設
される構造であるため、上記したような制限された空間
部を有する二重床1に埋設できる長尺体の本数は制限を
受けざるを得ない。また、図11,図12で示した防火
構造においては、既に長尺体が配設されているような場
合には施工できないという問題がある。更には、前記中
空壁に設けた貫通孔の開口の位置は、二重床1の上床1
bを支える支柱の位置と干渉しやすいが、そのようなと
きに、上記従来の構造では、事実上、防火構造を組立て
ることができなくなる。
【0009】また、二重床に更に別の長尺体を埋設する
ような場合には、既に施工してある防火構造を一旦分解
したのち、再度、増設長尺体を包摂する防火構造に組立
てることが必要になるが、このような作業は可成り煩雑
であり、作業性の点から好ましいとはいえない。本考案
は、従来の防火構造における上記した問題を解決し、施
工性が優れ、二重床の支柱と干渉することなく施工する
ことができ、また、長尺体の収容容積も大きくとること
ができ、増設に対しても円滑に対応することができる、
二重床に立設された中空壁における長尺体貫通部の防火
構造の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本考案においては、図1において、上床と下床
の間に空間部を有する二重床;前記二重床の下床から立
設され、前記二重床の空間部に位置する部分の一部が切
欠かれて連通孔が形成されている壁;前記連通孔の中に
少なくとも1個配設され、前記下床との間でトンネル部
を形成している門型スリーブ体;前記門型スリーブ体の
トンネル部に挿通される長尺体;前記長尺体と前記トン
ネル部の上部内壁とが形成する間隙部に配置される熱膨
張性耐火材;および、前記門型スリーブ体の両端部にお
けるトンネル部と前記長尺体との間隙を密封する耐火パ
テ;とから成ることを特徴とする二重床に立設された壁
における長尺体貫通部の防火構造が提供される。
【0011】
【作用】この防火構造では、火災が発生した場合、門型
スリーブ体9の上部内壁面に配置されている熱膨張性耐
火材12が膨張する。そのとき、トンネル部10の両端
部における長尺体4との間隙は耐火パテ6で密封されて
いるので、トンネル部10で膨張する熱膨張性耐火材1
2はトンネル部10の両端から外部へ膨出することなく
トンネル部10の内部でのみ膨張してそこを充満し、ト
ンネル部10を略完全に閉塞状態にする。したがって、
二重床1の空間部1cでは延焼や煙の侵入が防止され
る。
【0012】また、トンネル部10の内部で膨張する熱
膨張性耐火材12は、その膨張力で門型スリーブ体9を
上方に押上げるので、施工時に不可避的に生ずるこの門
型スリーブ体9の上面とこれの上方に存在する部材(例
えば、耐火部材11または耐火部材11と中空壁2)と
の隙間を閉塞することもできる。更に、本考案の防火構
造では、壁2の連通孔内に複数個の小型の門型スリーブ
体9を配置することができるため、例えば、図4,図5
において、長尺体4を貫通させる個所に二重床1の支柱
など妨害物がある場合には、その妨害物と干渉した門型
スリーブ体9のトンネル部10に耐火パテを充填してそ
こを閉塞し、残りのトンネル部10に長尺体4を挿通さ
せて、二重床の支柱などによる施工時の障害を回避でき
る。
【0013】また、妨害物がない場合、門型スリーブ体
9のトンネル部10の断面形状を予め大きく形成してお
くことにより、ケーブル等を増設する場合には、全体構
造を分解することなくケーブル等を余裕のあるトンネル
部に挿通して耐火パテで密閉するだけで増設することが
できる。
【0014】
【実施例】以下に、添付図面に基づいて実施例の防火構
造を詳細に説明する。 (実施例1) 図1は、防火構造を、門型スリーブ体のトンネル部に挿
通されている長尺体の長手方向から見たときの正面図で
あり、図2は図1のII−II線に沿う断面図である。
【0015】これらの図において、二重床1は、例えば
コンクリート製の下床1aとOAフロアのような上床1
bとから成り、両床の間には、厚みが約70mm程度の空
間部1cが形成されている。この二重床の下床1aから
は、中空部2bを有する中空壁2が立設されて適当なル
ーム空間が間仕切りされている。この中空壁2のうち二
重床1の空間部1cに位置している部分2aには、この
空間部1cと略同じ高さ、幅は適宜な長さで、断面形状
を四角形に切除することにより、中空壁2を左右に連通
する連通孔2cが形成されている。
【0016】この連通孔2cの中には、複数個(図では
3個)の鋼製の門型スリーブ体9が配置されている。こ
の門型スリーブ体9は、適宜な幅と高さを有し、また、
長さは中空壁2の壁厚以上の長さを有する樋状体のもの
である。この門型スリーブ体9は開口部側を二重床の下
床1aに載置することにより配置されている。各門型ス
リーブ体9と二重床の下床1aとの間には断面形状が四
角形で中空壁2の左右に連通するトンネル部10が形成
されている。そして、これらのトンネル部10には、下
床1aに横たえた状態で通信ケーブルのような長尺体4
が挿通されている。
【0017】これら門型スリーブ体9と連通孔2cとが
形成する間隙部には、例えばケイ酸カルシウムのような
耐火材料から成る門型形状の耐火部材11が配置されて
いる。この耐火部材11は、断面形状が中空壁の連通孔
2cの断面形状と略同じで、また厚みは中空壁2の壁厚
と略同じである耐火ブロックに、前記した門型スリーブ
体9を挿通できるような形状の切欠溝を3個加工し、そ
の切欠溝側を二重壁の下床1aに載置することにより配
置されている。この耐火部材11の外周面は、中空壁2
の中空部2bを閉鎖しており、火災時に火炎や煙が中空
壁2の中空部2bに侵入しないようになっている。この
耐火部材11の長さは、中空壁2の壁厚と略同一であれ
ばよいが、図2の仮想線Aで示したように、壁厚よりも
超かに長くなっていてもよい。
【0018】この耐火部材11は、上記したように、1
個の耐火ブロックに切欠溝を加工した一体物に限定され
ることなく、例えば図3で示したように、複数枚(図で
は7枚)の耐火ボード11aを、連通孔2cの中で組合
わせることにより、配置した門型スリーブ体9を囲繞し
て形成したものであってもよい。各トンネル部10の上
部内壁とそこに挿通されている長尺体4とが形成する間
隙部には、熱膨張性耐火材12が充填され、また、各門
型スリーブ体9の両端部における長尺体4との間隙部に
は耐火パテ6が充填されてトンネル部10は二重床の空
間部1cからシールされている。
【0019】この防火構造は次のように機能する。中空
壁2で仕切られた一方のルーム空間で火災が発生する
と、その熱で門型スリーブ体9のトンネル部10に配設
されている熱膨張性耐火材12が膨張する。このとき、
トンネル部10の両端部は耐火パテ6でシールされてい
るので、熱膨張性耐火材12はトンネル部の両端部から
膨出することなく、トンネル部10内で膨張し、熱で軟
化した長尺体4をも押しつぶしてトンネル部10に充満
する。したがって、トンネル部10は閉塞状態になり炎
や煙の隣室への流入は遮断される。
【0020】この実施例の防火構造では、耐火部材11
の外周面は中空壁2の中空部2bを密閉しているので、
炎や煙が中空壁2の中空部2bに侵入して延焼を引き起
こすという事態も防止できる。更には、トンネル部10
内で膨張する熱膨張性耐火材12の膨張力により、門型
スリーブ体9,耐火部材11は上方に押しあげられるの
で、施工時にこれら部材の間、すなわちスリーブ体9,
耐火部材11,中空壁2間に形成されていた隙間もなく
なり、また、スリーブ体9と下床1aとの隙間,耐火部
材11と下床1aとの隙間もなくなり防火機能は良好に
確保される。 (実施例2) 図4と、図4のV−V線に沿う断面図である図5は、二
重床の支柱が存在する場合の防火構造例を示す。
【0021】図において、二重床の上床1bは、支柱1
3で支持されている。この支柱13の位置は、図1にお
ける真中のトンネル部10の位置と干渉している。そこ
で、この実施例の防火構造では、耐火部材11における
その対応する切欠溝に耐火パテを充填してその部分を埋
め、残りの切欠溝に門型スリーブ体を配置することによ
り、図1,図2で説明した場合と同じようにして防火構
造を組立てている。 (実施例3) 図5の防火構造は、門型スリーブ体9の高さが中空壁2
の連通孔2cの高さと略同じになっていて、門型スリー
ブ体9の上面で中空壁2の中空部2bが密閉されてい
る。そして、門型スリーブ体9と中空壁2とがなす角部
には断面四角形の耐火部材11b,11bが配設されて
いる。これら耐火部材11b,11bの上面は上床1b
のフロア面と同一面となっている。これら耐火部材11
b,11bと中空壁2の境界、耐火部材11b,11b
と上床1bとの境界は、いずれも耐火パテ6により閉じ
られている。
【0022】この防火構造の場合も、火災発生時には、
門型スリーブ体9のトンネル部10は熱膨張性耐火材に
よって閉塞状態が実現され、また中空壁2の中空部2b
は門型スリーブ体9の上面で閉塞されているので中空部
2aへの炎や煙の流入は防止される。更には中空壁2の
両側は耐火部材11b,11bで挟まれ、かつ耐火パテ
6でシールされているので、炎や煙の隣室への侵入は有
効に防止される。 (実施例4) 前記実施例3の防火構造の施工には、耐火部材11b,
11bの上床1bまでの突出が許容されるようなスペー
スが存在するという条件が必要になる。このような条件
が充足されない場合は、図6で示したように、二重壁2
の直下に耐火部材11b,11bが位置するように耐火
部材11bを配設すればよい。 (実施例5) 図7、および図7のVIII−VIII線に沿う断面図である図
8は、更に別の実施例構造を示す。
【0023】この防火構造に用いる門型スリーブ体9
は、そのトンネル部10の高さが二重床の空間部1cの
高さと同じであり、またその幅は、多数本の長尺体4を
一括して収容できる程度の広い幅になっている。そし
て、これら長尺体4とトンネル部10の天井の間に熱膨
張性耐火材12が充填され、また門型スリーブ体9の両
端部における長尺体4との隙間が耐火パテ6でシールさ
れていることは図1,図2の場合と同じである。
【0024】この門型スリーブ体9と中空壁2の連通孔
との間に形成されている間隙部には、その幅は中空壁2
の壁厚と略同等で、切欠溝の形状は上記門型スリーブ体
9を挿入することができる形状になっている門型構造の
耐火部材11が介装されている。この防火構造の場合、
トンネル部10の横幅を広くすることにより高さを低く
しても多数本の長尺体を収容するスペースが確保できる
ので、空間部1cが狭い二重床に対しても組付けること
ができる。また、最初の施工時にトンネル部10の断面
積を予め大きくしておくことにより、長尺体の増設に対
しても容易に対応することができる。
【0025】なお、この防火構造の場合には、用いる門
型スリーブ体9は大型で、火災発生時における伝達熱量
が大きなものとなるので、例えば、図9で示したよう
に、耐火部材11が重なる位置に複数個(図では3個)
の穴14を穿設して伝達熱量が少なくなるようにしても
よい。 (実施例6) 図10は、この実施例の防火構造で用いられる門型スリ
ーブ体9を示すものである。この門型スリーブ体9の出
入口はカーリングされている。このような門型スリーブ
体によれば、ケーブル表皮の損傷を防止することができ
る。 (他の実施例) 門型スリーブ体9によりケーブルが損傷することを防止
するためには、門型スリーブ体9の出入口9aにゴムキ
ャップをかぶせてもよい。
【0026】また、門型スリーブ体9は鋼材製のものに
限られるものではなく、例えば、ケイ酸カルシウムなど
の耐火材料で製造されたものを使用できる。
【0027】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案の
防火構造は、ロックウールなどを使用することがなく、
また別所で予め所定形状に加工した耐火部材を施工現場
に持ち込んでノンダスト工法として組立てることができ
るので、OAルームのような塵埃を嫌う場所の防火構造
として好適である。
【0028】更に、二重床に支柱のような妨害物が存在
している場合でも、それら妨害物による施工への影響を
最小限にくいとめることができる。また、最初の施工時
に、断面形状が大きい門型スリーブ体を配設しておけ
ば、長尺体を増設する場合でも、その増設作業を円滑に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例構造を長尺体の長手方向から見
たときの正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】図1において、耐火部材の他の例を示す正面図
である。
【図4】本考案の他の実施例構造を示す正面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】図5における他の例を示す断面図である。
【図7】本考案の更に別の実施例構造を示す正面図であ
る。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図7で用いる門型スリーブ体の他の例を示す斜
視図である。
【図10】門型スリーブ体の別の例を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の防火構造例を示す正面図である。
【図12】従来の別の防火構造例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 二重床 1a 下床 1b 上床 1c 二重床の空間部 2 中空壁 2a 中空壁2の中空部1cに位置する部分 2b 中空壁2の中空部 2c 中空壁2の連通孔 3a,3b,3c 耐火部材 4 長尺体 5 ロックウール 6 耐火パテ 7 電線管 8 金具 9 門型スリーブ体 10 門型スリーブ体9のトンネル部 11 門型構造の耐火部材 11a 耐火ボード 11b フランジ部 12 熱膨張性耐火材 13 支柱 14 穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上床(1b)と下床(1a)の間に空間
    部(1c)を有する二重床(1);前記二重床(1)の
    下床(1b)から立設され、前記二重床(1)の空間部
    (1c)に位置する部分の一部(2a)が切欠かれて連
    通孔(2c)が形成されている壁(2);前記連通孔
    (2c)の中に少なくとも1個配設され、前記下床(1
    a)との間でトンネル部(10)を形成している門型ス
    リーブ体(9);前記門型スリーブ体(9)のトンネル
    部(10)に挿通される長尺体(4);前記長尺体
    (4)と前記トンネル部(10)の上部内壁とが形成す
    る間隙部に配置される熱膨張性耐火材(12);およ
    び、前記門型スリーブ体(9)の両端部におけるトンネ
    ル部(10)と前記長尺体(4)との間隙を密封する耐
    火パテ(6);とから成ることを特徴とする二重床に立
    設された壁における長尺体貫通部の防火構造。
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