JP2540818B2 - イメ−ジセンサ出力の2値化回路 - Google Patents

イメ−ジセンサ出力の2値化回路

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JP2540818B2
JP2540818B2 JP61235664A JP23566486A JP2540818B2 JP 2540818 B2 JP2540818 B2 JP 2540818B2 JP 61235664 A JP61235664 A JP 61235664A JP 23566486 A JP23566486 A JP 23566486A JP 2540818 B2 JP2540818 B2 JP 2540818B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は光学的な画像データ読取り手段に用いられ
るイメージセンサ出力の2値化回路に関する。
[従来技術とその問題点] 最近、超小型のハンディコピー機などには、光源の光
を原稿面に照射し、原稿面からの反射光をイメージセン
サ、例えばCCDで受けて画像データを読取るような画像
データ読取り手段が用いられている。
ところで、このようなイメージセンサとして用いられ
るCCDは原稿面での白、黒のコントラストの変化率に応
じて出力電圧が変化することが知られている。したがっ
て、例えば、第7図(a)に示すように、白:黒の関係
が1:1の原稿面の画像データを読取る場合と、同図
(b)に示すように白:黒の関係が5:1の原稿面の画像
データを読取る場合とでは、後者の方が全体的な電圧レ
ベルが上昇する。
このため、従来では、CCDの出力を2値化する手段と
して、CCDの出力と、該CCDの出力を積分したフローティ
ング値とを比較して2値化出力を得る、いわゆるフロー
ティング方式が採用されている。
ところが、このようなフローティング方式を採用する
と、上述のように原稿面に白部分と、黒部分が交互に現
われ、その読取り出力が交流的変化を有するものの場合
は何等問題ないが、いわゆるベタ白あるいはベタ黒のよ
うに読取り出力が直流的変化を呈するものの場合には、
この時のCCDの出力と、該CCDの出力を積分した出力とが
常に等しくなることから、2値化出力が「H」または
「L」のいずれかに固定されてしまい、正確な2値化信
号が得られない欠点があった。
[発明の目的] この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、原稿面
の読取り出力が交流的変化するものであっても、直流的
変化するものであっても正確な2値化信号が得られるイ
メージセンサ出力の2値化回路を提供することを目的と
する。
[発明の要点] この発明にかかるイメージセンサ出力の2値化回路
は、原稿面のデータを読取るイメージセンサから断続的
な画像信号を出力する出力手段、この出力手段により出
力される画像信号を該画像信号の積分値に基づいて2値
化する第1の2値化手段、上記出力手段により出力され
る画像信号を単一のシュレッシュ電圧に基づき2値化す
る第2の2値化手段、上記出力手段により出力される画
像信号の相互に隣接する画像信号の差を検出する出力差
検出手段を有し、この検出手段にて検出された出力差が
所定値を越えるとき上記第1の2値化手段の2値化信号
を選択するとともに、上記出力差が所定値以下のとき上
記第2の2値化手段の2値化信号を選択するようになっ
ている。
[発明の実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にしたがい説明す
る。
この実施例では、この発明をハンディコピー機に適用
した例を示している。第1図は、この発明を実施したハ
ンディコピー機の外観構成を示したものである。同図に
おいて1はハンディコピー機本体で、例えば幅70mm、厚
さ30mm、高さ160mm程度の大きさを有し、有効読取り
幅、有効プリント幅40mm、読取り記憶長さ200mm、読取
りドット密度8dot/mm、プリントドット密度8dot/mmを想
定している。しかして、上記ハンディコピー機本体1に
は、その先端部、つまり、図示下端部に読取り及びプリ
ントを行なうためのヘッド部HAを設けている。このヘッ
ド部HAは、幅及び厚さがハンディコピー機本体1より小
さく形成されており、ハンディコピー機本体1との間に
段差部Dが形成されている。そして、上記ヘッド部HAの
先端面は、中央より両側部に向かって斜めに形成されて
おり、その斜面部1a、1bに読取部2及びプリント部3が
それぞれ設けられる。また、上記ハンディコピー機本体
1には、一側部の図示下方に電源・読取/プリント切換
スイッチ4が設けられると共に、前面及び裏面の両面部
に相対向するように動作キー5a、5bが設けられる。この
動作キー5a、5bは平板状に形成されており、その上面部
間を手で挟んでハンディコピー機本体1を前後に移動で
きるようになっている。上記電源・読取/プリント切換
スイッチ4は、電源のオン/オフ、読取、プリントの各
動作モードを指定するもので、読取及びプリントの各モ
ードを指定した時に電源がオンするようになっている。
更に上記ハンディコピー機本体1には、上記読取部2及
びプリント部3が設けられている側とは反対の端部にク
リアキー6及びプリント濃度調整用の濃度調整ボリュー
ム7が設けられる。上記クリアキー6は、画像読取り時
は画像メモリの消去に使用され、プリント時は画像デー
タの頭出しに用いられる。また、ハンディコピー機本体
1には、上記読取部3に近接して電源LED8が設けられる
と共に、前面部の図示上端側にメモリLED9及び速度警告
LED10が配置される。
しかして、上記ハンディ・コピー機により原稿を読取
る場合は、電源・読取/プリント切換スイッチ4を“読
取”の位置にする。電源・読取/プリント切換スイッチ
4を“読取”の位置にすると、電源がオンとなって電源
LED8が点灯する。この状態で読取部2を原稿面に接触さ
せ、動作キー5a、5bを押しながら移動させる。ハンディ
コピー機本体1の移動速度が速過ぎる場合は、速度警告
LED10で警告する。
そして、読取った画像データをプリント・アウトする
場合は、電源・読取/プリント切換スイッチ4を“プリ
ント”の位置に切換えた後、プリント部3を印写紙A
(普通紙)に接触させ、動作キー5a、5bを押しながらハ
ンディコピー機本体1を矢印X方向に移動させることに
より行なわれる。
次に上記ハンディコピー機本体1内に設けられる読取
部2及びプリント部3の詳細について第2図及び第3図
により説明する。読取部2は、第2図(a)(b)に示
すようにハンディコピー機本体1内において、斜面部1a
に近接してLEDアレーからなる光源11が配設され、この
光源11により斜面部1aに設けられた読取窓12を介して読
取り原稿Bを照明するようになっている。また、ハンデ
ィコピー機本体1内には、斜面部1aの近傍から上方に向
かう光ガイド13が設けられ、この光ガイド13の上端部側
にレンズ14及び一次元イメージセンサ15が順次所定の間
隔を保って配置される。上記一次元イメージセンサ15
は、例えば1024ビットの一次元CCDで、そのうちの320ビ
ット(8dot/mmで40mm幅の場合)を使用している。上記
レンズ14及び一次元イメージセンサ15は、支持体16によ
り所定の位置に保持されている。この支持体16は、ハン
ディコピー機本体1の内側に所定間隔を保って設けられ
た内枠17に固着される。そして、上記支持体16に近接し
て電子部品実装部18及びバッテリ格納部19が設けられ、
上記電子部品実装部18に装着される回路基板20に上記一
次元イメージセンサ15が接続される。また、上記回路基
板20には、上記クリアキー6、濃度調整ボリューム7等
が接続される。
しかして、上記内枠17内にはサーマルヘッド21、イン
クリボンロール22、等速送りローラ23、インクリボン巻
取りロール24が設けられ、ハンディコピー機本体1との
間にはゴムローラ25a、25b、歯車26、27、28、29、30が
設けられる。上記ゴムローラ25a、25bは、内枠17に軸31
を介して回転自在に装着され、その外周面が斜面部1a、
1bの両側に設けた切欠部32から僅かに外部に突出するよ
うになっている。そして、上記一方のゴムローラ25aに
は、その側部に同軸的に上記歯車26が固着される。この
歯車26は、ゴムローラ25aより小径に形成され、中間歯
車27を介在して歯車28に結合される。この歯車28は、1
方向クラッチ33を介して上記等速送りローラ23の軸に連
結される。この1方向クラッチ33は、プリント動作時の
み1次側の回転を2次側に、つまり、歯車28の回転を等
速送りローラ23側に伝える構成となっている。また、上
記1方向クラッチ33の1次側にはエンコーダディスク34
が装着され、1方向クラッチ33のクラッチ動作とは関係
なく、歯車28とエンコーダディスク34が一緒に回転する
ようになっている。このエンコーダディスク34には、第
3図に示すように複数のスリット35が一定間隔を保って
放射状に設けられている。そして、上記エンコーダディ
スク34を間に介して相対向するようにLED36及びフォト
センサ37が配置される。この場合、LED36は第2図
(a)に示すようにハンディコピー機本体1の内側に装
着され、フォトセンサ37は内枠17の内側に装着される。
この内枠17の上記フォトセンサ37を装着した部分には透
孔38が設けられ、LED36からの投射光がエンコーダディ
スク34のスリット35及び上記透孔38を通ってフォトセン
サ37に入射するようになっている。すなわち、エンコー
ダディスク34、LED36、フォトセンサ37等によりエンコ
ーダ39が構成される。
また、上記プリント部3における斜面部1bには、第3
図に示すようにプリント窓41及びインクリボンガイド窓
42が並行して設けられる。この場合、プリント窓41に対
してインクリボンガイド窓42が内側に位置するように設
けられる。上記プリント窓41には上記サーマルヘッド21
の発熱部21aが挿入され、その先端面が斜面部1bより僅
かに突出するように位置設定される。そして、ハンディ
コピー機本体1の動作キー5aが設けられている側の段差
部Dには、第2図(b)に示すようにスリット43が設け
られ、インクリボンロール22から引出された熱転写イン
クリボン22aが上記スリット43からハンディコピー機本
体1の外部に導出され、その後、サーマルヘッド21の発
熱部21a部分を通ってインクリボンガイド窓42からハン
ディコピー機本体1の内部に導入される。このハンディ
コピー機本体1の内部に導入されたインクリボン22a
は、軸31、インクリボンガイド44及び等速送りローラ23
によりガイドされてインクリボン巻取りロール24に巻取
られるようになっている。更に、上記ハンディコピー機
本体1は、第2図(b)に示すように動作キー5bが設け
られている面がヒンジ45によって開閉可能に形成されて
おり、インクリボン22aの交換操作、内部の点検等がで
きるようになっている。
次に上記回路基板20上に形成される電子回路の構成に
ついて第4図により説明する。エンコーダ39は、上記し
たようにエンコーダディスク34、LED36、フォトセンサ3
7等により構成されており、ハンディコピー機本体1の
移動量に応じたパルス信号、すなわち、移動量検出信号
を出力する。このエンコーダ39から出力される移動量検
出信号は、制御部51、タイミング信号発生部52、速度検
出部53へ送られる。上記制御部51には、上記電源・読取
/プリント切換スイッチ4、動作キー5a、5b、クリアキ
ー6、濃度調整ボリューム7等のキー及びスイッチ群54
から操作信号が与えられると共に、サーマルヘッド21の
温度及び印写紙の温度を検出する温度センサ55から温度
検出信号が与えられる。そして、制御部51は、上記キー
及びスイッチ群54からの操作信号に応じてLED部50にお
ける電源LED8及びメモリLED9の点灯制御及びその他各部
の制御動作を行なうと共に、電源・読取/プリント切換
スイッチ4により指定される読取モード或いはプリント
モードに応じてタイミング信号発生部52に動作指令S1
S2を与える。この場合、制御部51は、読取モードであれ
ば動作命令S1、また、プリントモードであれば動作命令
S2をタイミング信号発生部52に与える。
上記タイミング信号発生部52は、制御部51から動作命
令S1が与えられた場合は、一定周期のCCD露光タイミン
グ信号を発生すると共に、エンコーダ39からの移動量検
出信号に同期して所定数の読取タイミング信号a、シリ
アル/パラレル変換信号b、クロックパルスc等の各種
タイミング信号を発生する。また、タイミング信号発生
部52は、制御部51から動作命令S2が与えられた場合は、
プリントタイミング信号を発生する。そして、上記タイ
ミング信号発生部52から出力されるCCD露光タイミング
信号は一次元イメージセンサ15に、読取タイミング信号
aは2値化回路57に、シリアル/パラレル変換信号bは
シリアル/パラレル変換部58に、クロックパルスcはア
ドレスカウンタ61に、それぞれ送られる。上記一次元イ
メージセンサ15は、原稿Bから反射光をCCD露光タイミ
ング信号に同期して読取り、2値化回路57へ出力する。
この2値化回路57は、入力信号を白黒2値の信号に変換
し、シリアル/パラレル変換部58に出力する。
このシリアル/パラレル変換部58は、入力信号をシリ
アル/パラレル変換信号bにより例えば8ビット毎にパ
ラレル信号に変換し、データセレクタ59を介して画像デ
ータメモリ60に出力する。また、データセレクタ59は、
データラインが制御部51に接続されており、制御部51か
らのセレクト信号dによりシリアル/パラレル変換部58
あるいは制御部51の一方が選択される。上記画像データ
メモリ60の書込みアドレス(行及び桁アドレス)は、ア
ドレスカウンタ61により示され、アドレスセレクタ62を
介して指定される。また、画像データメモリ60の読出し
アドレスは、制御部51よりアドレスセレクタ62を介して
与えられる。このアドレスセレクタ62は、制御部51から
のセレクト信号eにより、読取モード時はアドレスカウ
ンタ61側を選択し、プリントモード時は制御部51を選択
して画像データメモリ60のアドレスを指定する。
しかして、上記原稿の読取りが終了し、その後、プリ
ントモードに切換えられると、制御部51は上記したよう
に動作命令S2をタイミング信号発生部52に出力すると共
に、エンコーダ39からの移動量検出信号に応じて画像デ
ータメモリ60の記憶データをデータセレクタ59を介して
順次読出す。この制御部51は、画像データメモリ60から
画像データを読出すと、その画像データをサーマルヘッ
ド駆動回路64へ出力すると共に、印字データの黒字数、
温度センサ55からの温度検出信号及び濃度調整ボリュー
ム7の値を基に通電時間を設定する。上記サーマルヘッ
ド駆動回路64は、制御部51からプリントデータが送られ
てくると、タイミング信号発生部52からのタイミング信
号に同期してサーマルヘッド21を駆動する。
次に上記2値化回路57の回路構成について第5図によ
り説明する。
一次元イメージセンサ15の出力はローパスフィルタ
(LPF)65を介してノイズがカットされ、増幅回路66に
与えられる。増幅回路66は2値化に必要なレベルまで入
力信号を増幅する。この増幅回路66の出力はコンパレー
タ67の正側端子に与えられる。このコンパレータ67は負
側端子に一定のシュレッシュ電圧を出力するVREF2発生
回路68の出力が与えられる。そして、コンパレータ67の
比較結果はセレクト回路69に送られる。セレクト回路69
はアンドゲート691、692、オアゲート693、インバータ6
94を有するもので、コンパレータ67の出力はアンドゲー
ト691の一方端子に与えられる。
また、増幅回路66の出力はコンパレータ70の負側端子
に与えられるとともに、ローパスフィルタ(LPF)71、
ボルテージフォロア回路72に与えられ、ここでCCD出力
の積分値であるフローティング値が得られコンパレータ
70の正側端子に与えられる。そして、このコンパレータ
70の比較結果はフローティング2値化信号としてセレク
ト回路69のアンドゲート692の一方端子に与えられる。
タイミング信号発生部52の読取りタイミング信号aは
第1サンプリングクロック発生回路73および第2サンプ
リングクロック発生回路74に与えられ、第1サンプリン
グクロック発生回路73の出力は第1サンプルホールド回
路75に、第2サンプリングクロック発生回路74の出力は
第2サンプルホールド回路76に送られる。第1サンプル
ホールド回路75は増幅回路66の出力を第6図(f)に示
す第1サンプリングクロック発生回路73のサンプリング
クロックの「H」レベルでサンプリングし、「L」レベ
ルでホールドする。また、第2サンプルホールド回路76
は増幅回路66の出力を第6図(g)に示す第2サンプリ
ングクロック発生回路74のサンプリングクロックの
「H」レベルでサンプリングし、「L」レベルでホール
ドする。これらのホールド内容はコンパレータ77に与え
られる。したがって、この動作を繰返すことで、第1サ
ンプルホールド回路75は第2サンプルホールド回路76の
1つ前のCCD出力をホールドするようになり、コンパレ
ータ77よりこれらの比較結果が得られる。そして、この
コンパレータ77の比較出力はコンパレータ78の正側端子
に与えられる。このコンパレータ78は負側端子に一定の
シュレッシュ電圧を出力するVREF1発生回路79の出力が
与えられる。そして、コンパレータ79の比較結果はラッ
チ回路80に送られる。
ラッチ回路80は第6図(h)に示すラッチクロック発
生回路81のクロック信号が与えられ、コンパレータ79の
比較結果をセレクト回路69のアンドゲート692の他方端
子に与えるとともに、インバータ694を介してアンドゲ
ート691の他方端子に与える。そして、アンドゲート69
1、692の出力はオアゲート693を介して出力される。
次に、上記実施例の動作を説明する。
原稿に記録されている文字、画像等の情報を読取る場
合には、まず、電源・読取/プリント切換スイッチ4を
“電源オフ”の位置から“読取”の位置に切換える。電
源・読取/プリント切換スイッチ4を“読取”の位置に
切換えると、電源がオンして各回路部が動作状態とな
る。また、このとき制御部51は、LED部50における電源L
ED8を点灯し、電源がオンしたことを表示すると共に、
動作命令S1をタイミング信号発生部52に与える。しかし
て、ユーザーは、この状態で第2図(b)に示すように
ヘッド部HAに形成されている読取部2を原稿Bの所望読
取り面に当接させ、動作キー5a、5bを押しながらハンデ
ィコピー機本体1を動作キー5a側の前方に向かって移動
させる。このとき光源11からの投射光が斜面部1aに設け
た読取窓12を介して原稿B面に照射され、その反射光が
光ガイド13及びレンズ14を介して一次元イメージセンサ
15に入射する。
また、ハンディコピー機本体1の移動に伴い、ゴムロ
ーラ25a、25bが原稿B面に接して回転し、その回転が歯
車26、27を介して歯車28に伝達される。そして、この歯
車28の回転と共にエンコーダディスク34がハンディコピ
ー機本体1の移動速度に比例した速さで回転する。この
エンコーダディスク34の回転により、LED36からスリッ
ト35を介してフォトセンサ37に送られる光が断続制御さ
れ、フォトセンサ37からパルス信号が出力される。そし
て、このフォトセンサ37から出力されるパルス信号が第
4図におけるエンコーダ39の出力となり、ハンディコピ
ー機本体1に対する移動量検出信号として制御部51、タ
イミング信号発生部52、速度検出部53へ送られる。
一方、タイミング信号発生部52は、制御部51から動作
命令S1が与えられると、一定周期のCCD露光タイミング
信号を発生し、一次元イメージセンサ15に与えると共
に、エンコーダ39からの移動量検出信号に応じて読取り
タイミング信号a及びシリアル/パラレル変換信号bを
発生し、2値化回路57及びシリアル/パラレル変換部58
へそれぞれ出力する。更にタイミング信号発生部52は、
上記シリアル/パラレル変換信号bに同期してクロック
パルスcを発生し、アドレスカウンタ61に出力する。
しかして、上記一次元イメージセンサ15は、タイミン
グ信号発生部52から上記CCD露光タイミング信号に同期
して原稿B面からの反射光に応じた信号、すなわち画像
信号を出力する。この場合、一次元イメージセンサ15で
は、第6図(a)のシフトゲートパルスSH、同図
(b)、(c)の信号電荷φ1、φ2および同図(d)
のリセットゲートパルスRSにより同図(e)に示す出力
OSが得られる。そして、この一次元イメージセンサ15の
出力信号は、2値化回路57へ送られる。
この2値化回路57は、一次元イメージセンサ15より送
られてくる画像信号をタイミング信号発生部52からの読
取りタイミング信号aに同期して2値化信号に変換し、
シリアル/パラレル変換部58へ出力する。つまり、かか
る2値化回路57では、一次元イメージセンサ15からの出
力、つまりCCD出力がローパスフィルタ65に与えられ、
リセットノイズがカットされ、増幅回路66に与えられ
る。そして、この増幅回路66にて2値化に必要なレベル
まで増幅され、コンパレータ67、70に送られる。コンパ
レータ67では、VREF2発生回路67の一定のシュレッシュ
電圧と比較され、この比較結果がセレクト回路69のアン
ドゲート691に与えられる。また、コンパレータ70で
は、ローパスフィルタ71およびボルテージフォロア回路
72を介して得られたフローティング値と比較され、この
比較結果がセレクト回路69のアンドゲート692に与えら
れる。
一方、増幅回路66の出力は第1サンプルホールド回路
75、第2サンプルホールド回路76に送られる。この状態
で、タイミング信号発生部52からの読取りタイミング信
号aが第1サンプリングクロック発生回路73、第2サン
プリングクロック発生回路74に与えられると、第1サン
プリングクロック発生回路73より第6図(f)に示すサ
ンプリングクロックが出力され、第1サンプルホールド
回路75の内容は「H」レベルでサンプリングされ、
「L」レベルでホールドされる。同様に、第2サンプリ
ングクロック発生回路74より第6図(g)に示すサンプ
リングクロックが出力され、第2サンプルホールド回路
76の内容は「H」レベルでサンプリングされ、「L」レ
ベルでホールドされる。こうして第1サンプルホールド
回路75および第2サンプルホールド回路76にホールドさ
れた内容はコンパレータ77に与えられる。この場合、コ
ンパレータ77に与えられる第1サンプルホールド回路75
のCCD出力は、第2サンプルホールド回路76のCCD出力の
1つ前のものとなり、これらの比較結果がコンパレータ
77より出力される。ここで、コンパレータ77は、CCD出
力が交流的に変化するものであるときは大きな出力が、
逆にCCD出力が直流的に変化するものであるときは小さ
な出力が得られる。そして、このコンパレータ77の出力
はコンパレータ78に与えられ、VREF1発生回路79の一定
のシュレッシュ電圧と比較される。この場合、コンパレ
ータ78は、コンパレータ77での出力が十分大きく、V
REF1発生回路79の一定のシュレッシュ電圧を越えるとき
は「1」出力を、また、コンパレータ77での出力が小さ
く、VREF1発生回路79の一定のシュレッシュ電圧以下で
あるときは「0」出力を発生する。そして、この出力は
ラッチクロック発生回路81の第6図(h)に示すラッチ
クロックによりラッチ回路80にラッチされたのち、セレ
クト回路69に送られる。したがって、仮にCCD出力が交
流的に大きく変化するもので、コンパレータ77での出力
がVREF1発生回路79の一定のシュレッシュ電圧を越える
ときは「1」出力がラッチ回路80を介してセレクト回路
69のアンドゲート692に与えられるので、コンパレータ7
0の出力がフローティング2値化信号として送出され
る。この場合、アンドゲート691はインバータ694より
「0」出力が与えられるので、コンパレータ67の出力が
セレクトされることがない。一方、CCD出力が直流的に
変化するもので、コンパレータ77での出力がVREF1発生
回路79の一定のシュレッシュ電圧以下のときは「0」出
力がラッチ回路80よりセレクト回路69のインバータ694
に与えられる。すると、インバータ694より「1」出力
がアンドゲート691に与えられるようになり、今度はコ
ンパレータ67より2値化信号が出力されるようになる。
この場合、アンドゲート692は「0」出力が与えられる
ので、コンパレータ70の出力がセレクトされることはな
い。
このようにして、2値化回路57より得られた2値化信
号はシリアル/パラレル変換部58に送られる。このシリ
アル/パラレル変換部58は、タイミング信号発生部52か
ら送られてくるシリアル/パラレル変換信号bに同期し
て入力信号を例えば8ビット毎にパラレルの画像データ
に変換し、データセレクタ59へ出力する。このデータセ
レクタ59は、読取モードが指定されている場合には制御
部51からのセレクトdによりシリアル/パラレル変換部
58側に切換えられている。従って、上記シリアル/パラ
レル変換部58から出力される画像データは、データセレ
クタ59を介して画像データメモリ60へ送られる。
画像データメモリ60のアドレスは、アドレスセレクタ
62を介して指定されるが、このときアドレスセレクタ62
は制御部51からのセレクト信号eによりアドレスカウン
タ61側に切換えられている。従って、アドレスカウンタ
61のカウント出力により画像データメモリ60のアドレス
指定が行なわれる。上記アドレスカウンタ61は、タイミ
ング信号発生部52からのクロックパルスcにより順次桁
アドレスが「+1」され、画像データメモリ60のアドレ
スを指定する。そして、タイミング信号発生部52は、画
像データメモリ60に1行分の画像データが書込まれる
と、タイミング信号の発生を停止し、エンコーダ39から
次の移動量検出信号が送られてくるまで待機状態とな
る。以下同様の動作が繰返され、原稿Bから読取った画
像データが画像データメモリ60に順次書込まれる。
次に上記のようにして原稿Bから読取った画像データ
をプリント・アウトする場合の動作について説明する。
画像データをプリント・アウトする場合は、電源・読取
/プリント切換スイッチ4をプリント位置に切換える。
この電源・読取/プリント切換スイッチ4の切換えによ
りプリントモードとなり、制御部51はセレクト信号d、
eによりデータセレクタ59及びアドレスセレクタ62を制
御部51側に切換える。この状態でユーザーが第1図に示
すようにヘッド部HAにおけるプリント部3を印写紙Aに
接触させ、動作キー5a、5bを押しながらハンディコピー
機本体1を図示矢印X方向に移動させる。このハンディ
コピー機本体1の移動に伴いゴムローラ25a、25bが回転
し、その回転が歯車26、27を介して歯車28に伝達され
る。そして、この歯車28の回転に伴ってエンコーダディ
スク34が回転し、フオトセンサ37から上記読取り時と同
様にハンディコピー機本体1の移動速度に応じて移動量
検出信号が取出される。
また、上記歯車28の回転は、1方向クラッチ33を介し
て等速送りローラ23に伝達され、更に歯車29、30を介し
て巻取りロール24に伝えられる。これにより等速送りロ
ーラ23及び巻取りロール24が回転し、インクリボンロー
ル22から段部Dのスリット43、サーマルヘッド21の発熱
部21a、インクリボンガイド窓42を通り、軸31、インク
リボンガイド44、等速送りローラ23により案内されてき
たインクリボン22aを巻取る。この場合、上記等速送り
ローラ23は、ハンディコピー機本体1の移動に伴い、印
写紙Aとインクリボン22aとの間に相対速度を生じない
ようにハンディコピー機本体1の移動量に合わせて回転
する。
一方、上記フォトセンサ37から出力される移動量検出
信号は、上記したようにエンコーダ39の出力信号として
制御部51、タイミング信号発生部52及び速度検出部53へ
送られる。上記タイミング信号発生部52は、上記エンコ
ーダ39から送られてくる移動量検出信号に応じて制御部
51に1行印字命令を出力すると共にサーマルヘッド駆動
回路64にプリントタイミング信号を出力する。また、制
御部51は、エンコーダ39からの移動量検出信号に応じで
画像データメモリ60の行及び桁アドレスを順次指定し、
画像データメモリ60に記憶されている画像データをデー
タセレクタ59を介して読出し、サーマルヘッド駆動回路
64へ1行分づつ出力する。このサーマルヘッド駆動回路
64は、制御部51からのデータに従って駆動信号をサーマ
ルヘッド21に出力する。更に制御部51は、タイミング信
号発生部52から1行印字命令が与えられると、印字デー
タの黒字数、温度センサ55からのヘッド温度、濃度調整
ボリューム7の調整値等を基にサーマルヘッド21に対す
る通電時間を設定するようになる。
このようにして画像データメモリ60に記憶している画
像データが、1行分づつサーマルヘッド21に出力され、
印字処理される。
したがって、このようにすれば断続的に与えられるCC
D出力の隣接するCCD出力の差を検出し、この出力差が所
定値を越える場合はフローティング方式による2値化信
号の選択し、一方、出力差が所定値以下の場合は単一の
シュレッシュ電圧に基づく2値化信号を選択するように
したので、原稿面での読取り出力が交流的に変化するも
の、あるいは直流的に変化するもののいずれの場合で
も、正確な2値化信号を出力することができる。
なお、この発明は上記実施例にのみ限定されず、要旨
を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
[発明の効果] この発明によれば、断続的に与えられるCCD出力の隣
接するもの同士の出力差に応じてフローティング方式に
よる2値化信号あるいは単一シュレッシュ電圧での2値
化信号を選択できるようにしたので、原稿面より読取ら
れる出力が交流的に変化する場合、あるいは直流的に変
化する場合のいずれでも、正確な2値化信号を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の外観構成を示す斜視図、
第2図(a)は第1図の内部構成を示す断面図、第2図
(b)は同図(a)のII−II線矢視断面図、第3図は内
部の主要構成部分を取出して示す斜視図、第4図は電子
回路全体の構成を示すブロック図、第5図は同実施例に
使用される2値化回路の回路構成を示すブロック図、第
6図は同2値化回路を説明するための波形図、第7図は
従来のCCD出力の2値化回路を説明するための図であ
る。 1……ハンディコピー機本体、2……読取部、3……プ
リント部、4……電源・読取/プリント切換スイッチ、
5a、5b……動作キー、6……クリアキー、7……濃度調
整ボリューム、8……電源LED、9……メモリLED、10…
…速度警告LED、11……光源、11a……光源本体、11b…
…鏡、12……読取窓、13……光ガイド、14……レンズ、
15……一次元イメージセンサ、16……支持体、17……内
枠、18……電子部品実装部、19……バッテリ格納部、20
……回路基板、21……サーマルヘッド、22……インクリ
ボンロール、23……等速送りローラ、24……インクリボ
ン巻取りロール、25a、25b……ゴムローラ、26〜30……
歯車、32……切欠部、33……1方向クラッチ、34……エ
ンコーダディスク、35……スリット、36……LED、37…
…フォトセンサ、38……透孔、39……エンコーダ、47…
…プリント窓、42……インクリボンガイド窓、43……ス
リット、44……インクリボンガイド、45……ヒンジ、51
……制御部、52……タイミング信号発生部、53……速度
検出部、54……スイッチ群、55……温度センサ、56……
アンプ、57……A/D変換部、58……シリアル/パラレル
変換部、59……データセレクタ、60……画像データメモ
リ、61……アドレスカウンタ、62……アドレスセレク
タ、64……サーマルヘッド駆動回路、67、70、77、78…
…コンパレータ、68……VREF2発生回路、69……セレク
ト回路、72……ボルテージフォロア、73……第1サンプ
ルクロック発生回路、74……第2サンプルクロック発生
回路、75……第1サンプルホールド回路、76……第2サ
ンプルホールド回路、79……VREF1発生回路、80……ラ
ッチ回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿面のデータを読取るイメージセンサか
    ら断続的なに画面信号を出力させる出力手段と、この出
    力手段より出力される画像信号を該画像信号の積分値に
    基づいて2値化する第1の2値化手段と、上記出力発生
    手段より出力される画像信号を単一のシュレッシュ電圧
    に基づき2値化する第2の2値化手段と、上記出力手段
    により出力される画像信号の相互に隣接する画像信号の
    差を検出する出力差検出手段と、この出力差検出手段に
    て検出された出力差が所定値以上のとき上記第1の2値
    化手段の2値化信号を選択し上記出力差が所定値以下の
    とき上記第2の2値化手段の2値化信号を選択する選択
    手段とを具備したことを特徴とするイメージセンサ出力
    の2値化回路。
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