JP2540714Y2 - 冷蔵ショーケースの枠体構造 - Google Patents

冷蔵ショーケースの枠体構造

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JP2540714Y2
JP2540714Y2 JP2200991U JP2200991U JP2540714Y2 JP 2540714 Y2 JP2540714 Y2 JP 2540714Y2 JP 2200991 U JP2200991 U JP 2200991U JP 2200991 U JP2200991 U JP 2200991U JP 2540714 Y2 JP2540714 Y2 JP 2540714Y2
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sliding door
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明義 吉田
淳一 戸崎
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、冷蔵ショーケースに関
し、特にその新規な枠体構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵ショーケースでは、陳列室内の冷蔵
食品を顧客等に見せるため、前面が透視ガラスで構成さ
れ、一方、後面は、冷蔵食品を出し入れすると共に内部
の状況を把握するため、ガラス製の引戸で構成される例
が多い。
【0003】図6は、従来の冷蔵ショーケースにおける
引戸Aの下部レールBの取付構造の一例を示す。陳列室
Cの後面を形成するガラス製の引戸Aは、レールBの内
部のスライダD上を滑動する。レールBと一体的に形成
された枠体Eは、横方向に張り出した嵌合支持部Eaと
レールBの間に、陳列室Cの底板Fの折曲端を受け入
れ、支持している。機械室Gの断熱構造体Hの後面端を
形成する後面構造部材Iは、後面化粧枠体Jと一体的に
形成され、枠体Eの本体部Ebの下端を支承している。
後面構造部材Iには、機械室Gの後カバーKが取り付け
られ、化粧枠体Jの上端は、レールBの最外側端の境界
壁を形成する。枠体Eの本体部Ebと化粧枠体Jの間に
シール部材Lが介装されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述した構成において
は、枠体Eの本体部Ebが、底板Fとの上下方向間隔保
持機能を備え、更にレールBと化粧枠体Jが別体となっ
ているため、個々の部材に製作誤差があっても組立が容
易となる反面、外側のレールの溝巾が安定せず、隙間が
生ずる。引戸Aの内面には、水滴が付着するので、その
隙間を通って水分が底板Fと断熱構造体Hの間の通路M
に侵入し、腐敗及び悪臭の原因となる場合があった。ま
た、前述のように外側のレールBの溝巾が広い場合に
は、引戸Aの間にも隙間が生じやすく、内部の冷気が漏
れたりして冷却効率が悪くなる場合があった。
【0005】更に、底板FとレールBとの間から侵入し
た水分も、通路M内へ流入し同様の問題を生ずる場合が
あった。
【0006】本考案は、前述した問題に鑑みなされたも
ので、陳列室後面の引戸が安定していて冷却効率が低下
せず、引戸のレール部及び底板後端から透過した水分に
よる悪臭、腐敗が生じない冷蔵ショーケースの枠体構造
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案によれば、被陳列物を収容する陳列室を上部
に、冷凍装置を内蔵する機械室を下部にそれぞれ配設
し、前記陳列室の後面が引戸で構成され、前記機械室と
前記陳列室の境界部が板状の断熱構造体で形成され、同
断熱構造体と協働して冷気循環通路を画成する底板が前
記陳列室内の下部に設けられた冷蔵ショーケースにおい
て、前記断熱構造体の後端面構造部材と一体的に形成さ
れたスペーサ部材が、前記底板の下面に延出して接着さ
れ、前記陳列室と前記機械室の境界部に位置する後面化
粧枠体が前記引戸を支承するレールと一体的に形成され
ており、更に、同レールが前記スペーサ部材よりも後面
側に位置して後端面構造部材上に載置されている。
【0008】
【作用】断熱構造体の後端面構造部材と一体的に形成さ
れたスペーサ部材は、底板を支持して冷気通路を画成す
ると共に、この冷気通路への水分の侵入を完全に阻止
し、レールは、後面化粧枠体と一体的に形成されて引戸
の下端を支承すると共にこの引戸を受け入れる溝の下部
は完全に閉じ、水分の透過を阻止する。
【0009】
【実施例】次に、本考案の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。
【0010】図1の前面斜視図及び図2の後面斜視図に
示すように、一般に“ネタケース”と呼ばれる冷蔵ショ
ーケース1は、上部に陳列室2、下部に機械室3を備え
る。機械室3の後面は、後カバー5で覆われ、陳列室2
の後面は2組の引戸7で形成され、陳列室2と機械室3
は化粧枠9で隔てられている。
【0011】図1のIII−III線図に沿った縦断面図であ
る図3に示すように、陳列室2は底板11を含む内箱1
3を備え、内箱13の回りに冷気循環通路15を画成し
ている。
【0012】底板11と協働して冷気循環通路15の下
部分を画成する板状断熱構造体17は、陳列室1の最下
部分をなし、その下方の機械室3には、冷媒圧縮機21
や凝縮器用ファン23が設けられている。断熱構造体1
7は開口を具え、同開口のところで、機械室3の冷却器
室25が冷気循環通路15に連通しているが、この冷却
器室25内には、冷却器27と冷気循環ファン29が設
けられている。冷却器室25の下方に、管状の凝縮器が
設けられ、圧縮機21から送られた高温、高圧の冷媒
が、凝縮器で凝縮器用ファン23からの風で冷却され、
凝縮する。
【0013】図4は、図3のIV−IV線に沿った断面図で
あるが、この図から明らかなように陳列室2の底板11
及び断熱構造体17は共に後面側が高くなるように傾斜
しており、底板11上に置かれる被陳列物がフロントガ
ラス31、33を透してよく見えるようになっている。
機械室3の後面は、後カバー5で閉じられ、他方陳列室
2の後面は、引戸7で閉じられている。
【0014】図5は、底板11及び断熱構造体17の後
端面部分の詳細を拡大して示している。後端面構造部材
即ちフレーム40は、断熱構造体17の下板17aを受
け入れて固定するためのリブ41、42と、同様の上板
17bを受け入れて固定するためのリブ43、44を備
えている。リブ44の上面からは、スペーサ部材即ち間
隔保持部材46が立ち上がって底板11の下面まで延
び、同下面に接着されている。このようにして、間隔保
持部材46は、冷気循環通路15を右方空間から隔離
し、かつその高さを確保している。
【0015】同図において、後面化粧枠体50は、レー
ル51と一体で成形されており、同レールの溝内に配設
されたスライダ53を介して、ガラス製の引戸7を支承
している。
【0016】化粧枠体50は、レール51と協働して底
板11の折曲端を受け入れ固定するリブ55を備えると
共に、肩部57でフレーム40の右上端(図において)
の上に載っている。肩部57から下方に、保持部59が
下方へ延出している。
【0017】前述の構造において、引戸7の内面に付着
した水分は、ある量に達するとその表面を伝ってレール
51の溝内に入るが、溝は図示しないドレーン孔に通じ
ているのみなので、冷気循環通路15内へは入らない。
また、幾分かの水分が、底板11の折曲端とレール51
の下面から入っても、間隔保持部材46が、冷気循環通
路15の後端を閉じているので、同冷気循環通路15や
断熱構造体17の中へは流入しない。
【0018】
【考案の効果】前述したように、断熱構造体の後端面構
造部材は、スペーサ部材と一体成形されて冷気循環通路
の後面側を閉じ、一方これより外方に位置する後面化粧
枠体は、レールと一体成形されて、引戸の溝をしっかり
と安定しているので、引戸間の隙間による冷却効率の低
下、湿分の通路、断熱構造体部分への流入による腐敗、
悪臭を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る冷蔵ショーケースの前方
斜視図。
【図2】図1の冷蔵ショーケースの後方斜視図。
【図3】図1のIII−III線に沿う縦断面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う横断面図。
【図5】本考案の前記実施例の要部を示す部分拡大断面
図。
【図6】従来例の一例を示す部分断面図。
【符号の説明】
1 冷蔵ショーケース 2 陳列室 3 機械室 7 引戸 11 底板 15 冷気循環通路 17 断熱構造体 40 フレーム(後端面構造部材) 46 間隔保持部材(スペーサ部材) 50 後面化粧枠体 51 レール

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被陳列物を収容する陳列室を上部に、冷凍
    装置を内蔵する機械室を下部にそれぞれ配設し、前記陳
    列室の後面が引戸で構成され、前記機械室と前記陳列室
    の境界部が板状の断熱構造体で形成され、同断熱構造体
    と協働して冷気循環通路を画成する底板が前記陳列室内
    の下部に設けられた冷蔵ショーケースにおいて、前記断
    熱構造体の後端面構造部材と一体的に形成されたスペー
    サ部材が前記底板の下面に延出して接着され、前記機械
    室と前記陳列室の境界部に位置する後面化粧枠体が前記
    引戸を支承するレールと一体的に形成され、同後面化粧
    枠体が前記スペーサ部材よりも後面側に位置して前記後
    端面構造部材上に載設されていることを特徴とする冷蔵
    ショーケースの枠体構造。
JP2200991U 1991-04-05 1991-04-05 冷蔵ショーケースの枠体構造 Expired - Lifetime JP2540714Y2 (ja)

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JPH04117375U JPH04117375U (ja) 1992-10-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200004536A (ko) * 2018-07-04 2020-01-14 주식회사 에이디칩스 냉장 쇼케이스

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200004536A (ko) * 2018-07-04 2020-01-14 주식회사 에이디칩스 냉장 쇼케이스
KR102089947B1 (ko) * 2018-07-04 2020-03-17 (주)에이디칩스 냉장 쇼케이스

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JPH04117375U (ja) 1992-10-21

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