JP2539142Y2 - 仮設屋根の昇降装置 - Google Patents

仮設屋根の昇降装置

Info

Publication number
JP2539142Y2
JP2539142Y2 JP7722392U JP7722392U JP2539142Y2 JP 2539142 Y2 JP2539142 Y2 JP 2539142Y2 JP 7722392 U JP7722392 U JP 7722392U JP 7722392 U JP7722392 U JP 7722392U JP 2539142 Y2 JP2539142 Y2 JP 2539142Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary roof
rail
rail girder
elevating
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7722392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0635520U (ja
Inventor
直 長尾
浩和 田中
隆史 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP7722392U priority Critical patent/JP2539142Y2/ja
Publication of JPH0635520U publication Critical patent/JPH0635520U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2539142Y2 publication Critical patent/JP2539142Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は全天候型仮設屋根におい
て、仮設屋根ユニットを昇降する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術とその問題点】近年、建設現場における作業
環境の改善と建築物の品質向上を目的として、全天候型
の施工システムが採用されつつあり、同施工システムの
一つとして、建築物の上空部分を仮設屋根で覆う全天候
型仮設屋根が開発されている。この全天候型仮設屋根に
よれば、雨、雪、強風等の天候に左右されることなく、
建設工事を行うことができる。
【0003】上記全天候型仮設屋根は、屋根シートを張
った仮設屋根ユニットを水平方向に移動自在とすること
により、建設作業の全期間に亘り上屋部分に大きな開口
部を確保することができるので、荷取り開口の位置を制
限されることがなく、さらに、天井クレーンと併用する
ことにより大きな機器や資材類の搬入、搬出を容易に行
うことができるという利点を有するものである。
【0004】斯かる全天候型仮設屋根は、建築工事の進
捗に伴い上階の施工に移行するには、仮設屋根を盛り上
げること(リフトアップ)が必要となる。リフトアップ
は仮設屋根の昇降支柱にラックを装備し、ピニオン付の
モータ等を駆動して行うことができる。また、セルフク
ライミング支柱(自己上昇式の支柱)を用いてリフトア
ップすることも可能である。
【0005】しかしながら、前記ラック&ピニオン方式
では、リフトアップ作業の安全を確保する上で、当該ラ
ックとピニオン間に所定の精度が必要となり、昇降支柱
の製作費が高騰する。また、前記セルフクライミング支
柱は、それ自体の構造が複雑であり、かつ、価格的にも
高価である。
【0006】
【考案の目的】本考案は全天候型仮設屋根において、仮
設屋根をリフトアップするのに最適な昇降装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【考案の構成】本考案に係る仮設屋根の昇降装置は、支
柱と梁からなる一対の門型昇降支柱と、各支柱に案内さ
れるガイドに固定され、仮設屋根が載置されるレールガ
ーダーと、前記梁に取り付けたレールガーダーの引き上
げ手段とからなることを特徴とするものである。
【0008】また、当該昇降装置は、前記レールガーダ
ーにレールガーダーの芯出し手段を具えることが好まし
い。
【0009】
【作用】電動チェーンブロック等の引き上げ手段を操作
して、仮設屋根を搭載した昇降レールガーダーを徐々に
引き上げる。このとき、ガイドが各支柱に案内され、仮
設屋根の偏心荷重による前記レールガーダーの転倒を防
止する。
【0010】当該レールガーダーは、芯出し装置により
位置決めされ、予め上階まで組み上げられた固定レール
ガーダーと同じ高さまでリフトアップされる。然して、
前記仮設屋根を固定レールガーダー上に移動させた後、
昇降レールガーダーをリフトダウンする。
【0011】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。図2は、全天候型仮設屋根システムを採用
して建物1を建築施工する際の、全天候型仮設屋根10
の要部外観を示す斜視図であり、仮設屋根10は、建物
1の桁行方向に適宜の間隔を以て建て込まれた屋根支柱
2により支持されており、同支柱2、2間には外部足場
3が設置されている。屋根支柱2には仮設屋根10を支
持する上で十分な強度を有する、枠組足場用の建枠を採
用している。
【0012】屋根支柱2の頂部には、レールガーダー4
を据え付け、その上に対向する2つの屋根架構11、1
1およびその間に張り渡されたシート12によって構成
される仮設屋根10を載置する。屋根架構11の両下端
部には電動サドル13を設け、屋根架構11、11間の
間隔を調整して屋根幅を伸縮自在とすると共に、仮設屋
根10全体がレールガーダー4上を桁行方向に水平移動
することができるようになっている。
【0013】図3はレールガーダー4上に載置された3
基の仮設屋根ユニット10を示す正面図であり、本考案
の昇降装置20が建築物1の桁行方向ほぼ中央部に設け
られている。昇降装置20を用いることにより、右端の
仮設屋根ユニット10が同図(a)の状態から、同図
(b)の状態までリフトアップされる。
【0014】図1は、昇降装置20の斜視図であり、支
柱22と梁24とからなる一対の門型昇降支柱26を梁
間方向に対峙させて設けられている。支柱22はH形鋼
からなり、各支柱22の上端部は、内側に傾斜してい
る。
【0015】梁24には、電動チェーンブロック30を
取り付け、支柱22の側面位置に設けた操作盤32によ
り操作する。チェーンブロック30としては、水平度を
正確に保持しながら上昇させることができる2点水平吊
りチェーンブロックを使用することが好ましい。図1に
は仮設屋根10が載置される昇降レールガーダー34を
盛替えの上段までリフトアップした状態が示されてお
り、同レールガーダー34は、各支柱22に案内される
ガイド40に固定されている。
【0016】図4は、昇降装置20の要部を拡大して示
した正面図(a)と側面図(b)であり、固定レールガ
ーダー4の上に固定レール5が敷設され、昇降レールガ
ーダー34の上に昇降レール35が敷設されている。ガ
イド40は、支柱22の外周を囲繞する大きさの角筒形
であり、ガイド40、40の内側板40iには、ブラケ
ット41を介して昇降レールガーダー34が水平に溶接
されている。なお、符号23は、支柱22を継ぎ足して
上方に延長するための接合板である。
【0017】図5(a)は、図4(a)の V−V 線で切
断した拡大側面図、図5(b)は、同図(a)の平面図
である。ガイド40の内側板40iと外側板40oの内
側には、それぞれ、スペーサ43を介して支柱22のフ
ランジ面と摺動可能なスライドメタル42i、42o
が、支柱22の接合板23の位置を避けて、上下に2か
所ずつ設けられている。ガイド40の内側板40iは、
外側板40oより下方にあるので、スライドメタル42
iはスライドメタル42oより下方に位置する。
【0018】さらに、ガイド40の側板40sの内側に
は、支柱22のフランジの側面と摺動可能なスライドメ
タル42sも設けられている。
【0019】次に、本昇降装置20に付属する位置決め
装置について説明する。図6は、位置決め装置として用
いるレール芯出し装置50の正面図(a)と側面図
(b)であり、固定レールガーダー4のウェブ端部には
油圧シリンダー52によって前後移動されるロッド54
が設置され、一方、昇降レールガーダー34のウェブに
おいて、固定レールガーダー4寄りの端部には、ロッド
54の円錐形の尖端部と嵌合する雌金具56が固着され
ている。符号58は、ロッド54のガイド筒であり、固
定レールガーダー4のウェブ端部に固定されている。
【0020】続いて、本昇降装置20による、仮設屋根
のリフトアップ作業を説明する。所定フロアの建設施工
を終了した後、先ず、図3(a)に示すように、仮設屋
根10が載っていない部分(昇降装置20より右側)の
屋根支柱2および外部足場3を一段階組み上げ、固定レ
ールガーダー4とレール5を敷設する。その後、昇降支
柱26を所定の高さまで組み上げ、昇降レール35上に
仮設屋根10を1基移動してリフトアップの準備をして
おく。
【0021】次に、電動チェーンブロック30を操作し
て、仮設屋根10を搭載した昇降レールガーダー34を
徐々に引き上げる。このとき、ガイド40が仮設屋根1
0の偏心荷重によるガーダー34の転倒を防止する。即
ち、支柱22のフランジ面にスライドメタル42i、4
2oが摺接してガイド40が案内され、スライドメタル
42sはガーダー34の横振れを防止する。図3(b)
に示すように、昇降レールガーダー34は、前記組み上
げた固定レールガーダー4と同じ高さまでリフトアップ
する。
【0022】昇降停止位置の位置決めは、レール芯出し
装置50により行う。即ち、油圧シリンダー52を駆動
させてロッド54を前進させ、ロッド尖端部を雌金具5
6に挿入し、両者を嵌合させて昇降レールガーダー34
の位置決めを行う。その後、固定レールガーダー4と昇
降レールガーダー34とを添え板等を介してボルト止め
により固定する。
【0023】次いで、昇降レール35上の、仮設屋根1
0を固定レール5上に移動させた後、昇降レールガーダ
ー34をリフトダウンする。上記操作を繰り返し、残っ
ている全ての仮設屋根10を、組み上げた固定レール5
上に移動させる。
【0024】而して、未だ組み上げていない部分(昇降
装置20より左側)の屋根支柱2および外部足場3を一
段階組み上げ、固定レールガーダー4とレール5を敷設
すれば、仮設屋根10のリフトアップ作業が完了し、上
階の施工が可能になる。
【0025】
【考案の効果】本考案に係る昇降装置は簡易な構造を採
用したので、ラック&ピニオン方式等と比べて昇降支柱
の製作費が安価となる。また、引き上げ手段として汎用
の電動チェーンブロックを採用することができる。従っ
て、本昇降装置は全天候型仮設屋根における仮設屋根の
リフトアップ作業に極めて有効である。
【0026】また、当該昇降装置にレールガーダーの芯
出し手段を装備することにより、停止位置の位置決めが
容易となり、自動定位置停止装置等の高価な設備を設け
る必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降装置の斜視図である。
【図2】全天候型仮設屋根の要部外観を示す斜視図であ
る。
【図3】レールガーダー上に載置された3基の仮設屋根
ユニットを示す正面図であり、右端の仮設屋根ユニット
10が同図(a)の状態から、同図(b)の状態までリ
フトアップされる。
【図4】昇降装置の要部を拡大して示した正面図(a)
と側面図(b)である。
【図5】図5(a)は、図4(a)の V−V 線における
拡大縦断側面図であり、図5(b)は、同図(a)の平
面図である。
【図6】レール芯出し装置50の正面図(a)と側面図
(b)である。
【符号の説明】
10 仮設屋根 20 昇降装置 26 門型昇降支柱 30 電動チェーンブロック 34 昇降レールガーダー 40 ガイド 42i、42o、42s スライドメタル 50 レール芯出し装置 54 ロッド 56 雌金具

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と梁からなる一対の門型昇降支柱
    と、各支柱に案内されるガイドに固定され、仮設屋根が
    載置されるレールガーダーと、前記梁に取り付けたレー
    ルガーダー引き上げ手段とからなる仮設屋根の昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レールガーダーに、レールガーダー
    の芯出し手段を具えてなる請求項1記載の仮設屋根の昇
    降装置。
JP7722392U 1992-10-12 1992-10-12 仮設屋根の昇降装置 Expired - Fee Related JP2539142Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7722392U JP2539142Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 仮設屋根の昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7722392U JP2539142Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 仮設屋根の昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0635520U JPH0635520U (ja) 1994-05-13
JP2539142Y2 true JP2539142Y2 (ja) 1997-06-25

Family

ID=13627859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7722392U Expired - Fee Related JP2539142Y2 (ja) 1992-10-12 1992-10-12 仮設屋根の昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2539142Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0635520U (ja) 1994-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5992565A (en) Lifting scaffold assembly
CN111963218A (zh) 一种公路隧道预制拼装波纹钢衬砌结构拼装平台
JP2539150B2 (ja) 橋梁架設装置
JP2539142Y2 (ja) 仮設屋根の昇降装置
CN212535708U (zh) 一种公路隧道预制拼装波纹钢衬砌结构拼装平台
JPH0571225A (ja) 全天候型仮設屋根
JPH0319567Y2 (ja)
JPH05133016A (ja) 周辺保持自昇式建築工法
JP2669381B2 (ja) 移動作業床のせり上げ拡張床装置
JP2668217B2 (ja) アーチ状大空間屋根の構築方法
JPH08232459A (ja) プラットフォーム用移動足場
JPH092780A (ja) ジャッキアップ付ジブ式走行クレーン
JP2546729Y2 (ja) タワークレーンクライミング用治具
JP2776128B2 (ja) 建物の建築用架構の昇降装置
JP2934567B2 (ja) 立体駐車場建設用作業ゴンドラ
JPS63110365A (ja) リフト用蓮台の昇降方法と装置
JP3055878B2 (ja) 曲面屋根用の移動式足場
SU796361A1 (ru) Передвижные подмости
JPH0399775A (ja) 高層構造物における鉄骨材の溶接装置
JPH07286368A (ja) 構造物構築用最上階フレームのリフトアップ方法及び装置
JP2842034B2 (ja) 建物の建築用架構の昇降装置
JP3279290B2 (ja) 鉄筋プレファブ縦組装置
JPH028098B2 (ja)
JPH0610525U (ja) 建物の構築作業用上屋の簡易クレーン
CN117228516A (zh) 特种集装箱盖顶板平台

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19961217

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees