JP2539120Y2 - キャビン - Google Patents

キャビン

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JP2539120Y2
JP2539120Y2 JP4893991U JP4893991U JP2539120Y2 JP 2539120 Y2 JP2539120 Y2 JP 2539120Y2 JP 4893991 U JP4893991 U JP 4893991U JP 4893991 U JP4893991 U JP 4893991U JP 2539120 Y2 JP2539120 Y2 JP 2539120Y2
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JP
Japan
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glass
cabin
outer panel
wall
adhesive
Prior art date
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JP4893991U
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JPH04134568U (ja
Inventor
光寿 新堰
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建設機械等のキャビンに
係り、特に接着ガラス構造を有するキャビンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のキャビン等では図5
(a),(b)に示すように、窓部21にガラス22を
取付ける場合、直接取付けることが出来ないためH字形
ゴム23、またはS字形ゴム24の溝に端部を嵌め込ん
で取付けるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
キャビンには加工を含めて次のような問題がある。キャ
ビン本体を構成する板金、ゴム、ガラスの精度が悪いと
雨漏り等の原因となる。H字形ゴムやS字形ゴムは幅が
広いために視界性が悪く、しかもデザイン的にもゴムの
凸起が外面に出るのであまり良くない印象を与える。ガ
ラスの脱着には専門の技術が必要で、かつ大きな力を必
要とし、しかも自動化も困難である。特に建設機械用の
キャビンは振動や衝撃が大きいため、図6に示すように
外板25の内側にリブ等の補強材26を多く溶接してい
るが、外板25にはその溶接跡27が出てしまい見苦し
くなるため、グラインダによる仕上げ加工が必要であ
る。そのグラインダ加工は時間が掛かり、また粉塵、騒
音等の公害ともなる。
【0004】本考案はこれに鑑み、視界性や外観を良く
すると共に、グラインダ仕上げ等を廃止して耐水性、生
産性の向上を図った接着ガラス構造を有するキャビンを
提供して従来技術の持つ欠点の解消を図ることを目的と
してなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する手
段として本考案は、キャビンを上面用の第1アウタパネ
ルと、側面用のガラスと、中間および下側用の第2アウ
タパネルとで構成し、ガラスとの境界となる第1アウタ
パネルの周縁を内側に後退させてガラス接着面を形成す
ると共に、第2アウタパネルの外側を接着面として、両
接着面に取付けたガラス面を前記第1アウタパネル面と
同一としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、キャビン外側面にアウタパ
ネル等の板金部が露出しないから溶接による跡仕上げが
不要になり、キャビン製作の作業が改善される。
【0007】
【実施例】図1は本考案にかかる接着ガラス構造を有す
るキャビンの一実施例の外観斜視図、図2は図1の各断
面を示す。
【0008】本考案のキャビン1は図1および図2に示
すように上面用の第1アウタパネル2と、側面用のガラ
ス3と、中間および下側用の第2アウタパネル4,5と
で構成し、ガラス3との境界となる第1アウタパネル2
の周縁を内側に後退させてガラス3の接着面2aを形成
すると共に、第2アウタパネル4,5の外側を接着面4
a,5aとして、両接着面2a,4a,5aに取付けた
ガラス3面を前記第1アウタパネル2面と同一としたも
のである。
【0009】すなわち、キャビン1は屋根となる上部が
板金等で構成した第1アウタパネル2よりなり、側面は
ガラス3(または透明のアクリル等でもよい)よりなる
もので、中央から下側に設けられる第2アウタパネル
4,5および補強材6はガラス3の内側になるために、
外側からは見えないようになっている。すなわち、図2
のA−A断面に見られるように(a)パネル面の場合は
上部の第1アウタパネル2の周縁はガラス3面と接触し
て取付けられるように内側に所望深さ後退した接着面2
aが形成されている。そしてこの接着面2aの内側はイ
ンナパネル7により補強されている。また、接着面2a
と同じ垂直方向には第2アウタパネル4、その下に第2
アウタパネル5が補強材6により内面を補強されてキャ
ビン1の内側の周りにそれぞれ接着面4a,5aを有す
るように設けられている。したがって前記ガラス3は前
記接着面2a,4a,5aに接着剤8およびダム9を介
して接着され、この場合の接着はガラス3の外面と第1
アウタパネル2の垂直面とは同一面を形成するようにし
てある。そして、ガラス3の端面と第1アウタパネル2
との境界の隙間にはモ−ル10が取付けられて、境界部
からのキャビン1内の雨水の侵入を防止され、また外観
上の見栄えも向上する。なお、第2アウタパネル4,5
のガラス3との取付けは上部と同じように接着剤8およ
びダム9が用いられる。
【0010】つぎにA−A断面がドア面の図2(b)の
場合はガラス3を囲むドア本体11が板金により構成さ
れ、第1アウタパネル2および第2アウタパネル5とは
ドアシ−ル12を介して連結されている。その他の構造
は図2(a)の場合と同じである。B−B断面である
(c)についても(a)の場合と同じであるから説明は
省略する。また、C−C断面の図2(d)の場合は車体
フ−ド13があるために第2アウタパネル4′は図のよ
うに湾曲しており、この部分のガラス3′も下側が湾曲
したものが取付けられている。なお、図2においてガラ
ス3,3′と第1および第2アウタパネル2,4,
4′,5が取付けられる接着面はコ−ティング14がな
されている。
【0011】図3はガラス3とアウタパネル2,5の取
付けにおいて接着剤に寄らずシ−ト15を介してビス1
6止めした場合の実施例を示すもので、効果は上述の場
合と同じである。図において17はパッキン、18はシ
−ルを示す。
【0012】図4は本考案による接着ガラスによる構造
と従来のH字形ゴムおよびS字形ゴムを用いた場合の視
界性の比較を示し、本考案による方が従来よりも視界性
が良くなることを示している。
【0013】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、キャビン
を上面用の第1アウタパネルと、側面用のガラスと、中
間および下側用の第2アウタパネルとで構成し、ガラス
との境界となる第1アウタパネルの周縁を内側に後退さ
せてガラス接着面を形成すると共に、第2アウタパネル
の外側を接着面として、両接着面に取付けたガラス面を
前記第1アウタパネル面と同一としたから、側面の外側
に板金構成のアウタパネルが出ないことになり、裏側に
リブ等の補強材を溶接しても外面の従来のようなグライ
ンダによる仕上げが不要となる。また、外面がガラス面
となるため光沢があり、外観に新しいイメ−ジを与える
ことにより美観が向上する。さらに視界性も向上すると
共に、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる接着ガラス構造を有するキャビ
ンの一実施例の斜視による説明図である。
【図2】図1の各断面を示し、(a)はA−A断面がパ
ネル面の場合、(b)はA−A断面がドア面の場合、
(c)はB−B断面、(d)はC−C断面の説明図であ
る。
【図3】本考案のガラス取付け部の他の実施例を示す説
明図である。
【図4】本考案と従来の視界性の比較を示す説明図であ
る。
【図5】従来のキヤビンのガラス取付け部を示し、
(a)はH字形ゴムによる場合、(b)はS字形ゴムに
よる場合の説明図である。
【図6】従来のキャビン構造の一断面を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 キャビン 2 第1アウタパネル 2a 接着面 3,3′ ガラス 4,4′,5 第2アウタパネル 4a,5a 接着面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビンの側壁及び後壁をガラス壁と
    し、ガラス壁の内面上端側をルーフパネルの周壁をキャ
    ビン内側に凹ませて形成したガラス取付面と接合し、ガ
    ラス壁の内面下端側をキャビン周りの横桟に設けたガラ
    ス取付面と接合したことを特徴とするキャビン。
JP4893991U 1991-05-30 1991-05-30 キャビン Expired - Lifetime JP2539120Y2 (ja)

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JP4893991U JP2539120Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 キャビン

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JP4893991U JP2539120Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 キャビン

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JPH04134568U JPH04134568U (ja) 1992-12-15
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