JP2539019Y2 - 建築物に於ける配管構造 - Google Patents

建築物に於ける配管構造

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JP2539019Y2 JP1990050426U JP5042690U JP2539019Y2 JP 2539019 Y2 JP2539019 Y2 JP 2539019Y2 JP 1990050426 U JP1990050426 U JP 1990050426U JP 5042690 U JP5042690 U JP 5042690U JP 2539019 Y2 JP2539019 Y2 JP 2539019Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は建築物の壁、床、その他に施工配管するため
の給水、給湯管等の新規な配管構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 従来に於いては、第8図乃至第9図に示す如く、金属
又は硬質プラスチック等の硬質管にあっては直管を適宜
必要な寸法に切断し、又軟質管にあってはベンダー等の
工具を用いて曲部を製作し、ネジ、溶接、接着剤、フラ
ンジやジョイント等の管接続用部品を用いて、直線部、
曲部、分岐部、管径変更部などから成る配管系を製作す
る。又、新しくは特開昭59-98937号に示す如く、剛性に
富む保護管内に、分岐部と継手の無い可撓管を入管せし
めた二重管工法や、特開昭59-199931号に示す如く、可
撓性を持つ管を同じく可撓性を持つスリーブ管内に挿入
し、床に埋設するもの、縦管のみを硬質管として横管の
みを可撓管とするものなどがある。
(本考案が解決しようとする課題) 前項に示す如く、硬質管を用いる工法では作業能率の
低さと、地震等による建物の揺れによって継手部分がは
ずれる虞れがあり、加えて錆による水質の劣化、電蝕に
よる漏水、スケール附着による通水機能の低下などの問
題があり、配管の交換も躯体のりと補修を伴うために
大きな費用と時間、居住者への負担を強いることとなっ
ている。
又、前述の特開昭59-98937号、同特開昭59-199931号
の如く、管の交換を前提とする工法も用いられている
が、本考案においては現場での施工性、部品コスト、部
品信頼性、現場サイドでの理解度と習熟度、建物の揺れ
や振動に対する信頼性、漏水対策の諸点について、特別
の部品や工具、知識、技能等を使うことなく改善しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案における建築配管構
造は、可撓性鞘管の内部に可撓管を有する二重管構造と
し、供給側端部鞘管は分水器を収容し且つ水密構造であ
って、雨水管に通じる排水孔を有する分水器筺体に接続
し、同内管は筺体内において充分なる引き抜きシロと熱
膨張を吸収し得る余裕寸法をもって、分水器に接続する
一方、該二重可撓管の水栓側(吐出側)端部鞘管は壁又
は床の穿孔部に固定し且つ内管は水栓固定金具を介して
水栓を保持し、該水栓固定金具を壁又は床の穿孔部に固
定する。
該配管系は、各水栓器具毎に各々単独に構築され途中
に分岐や異径部分、弁等を持たず大きな曲半径を確保し
て配管したものである。
(作用) 前記配管構造により、継手の数は僅少であるので施工
を極めて容易且つ短時間に行い得、建物の揺れや振動を
可撓管が吸収するので、継手がはずれることは無く、大
きな曲半径と分水器、水栓との簡易な接続方法により内
管の交換が後述実施例に示す如く極めて容易であり、万
一内管の劣化その他の原因により漏水事故が発生して
も、該漏水は鞘管と分水器筺体の排水孔により排出され
建物に影響を与えることはない。又、後述施工例に示す
如くすべて在来の部品、工具、知識で施工可能であり、
技術の導入にあたって、現場サイドでの理解と習熟が極
めて容易である。
(実施例) 次いで、実施例について図面(第1図乃至第7図)を
参照して説明する。
10は建築物の床下F及び壁W等の不動部内に給水給湯源
等の供給側から各水栓、湯栓等の使用側へ亘って夫々単
独に配管せしめた可撓性鞘管であり、該可撓性鞘管10と
して特に屈撓性を有し、潰れ難いフレキシブルホースを
採用し、具体的には例えば極めて屈撓性があり軽量で耐
負圧力に富み、耐候性、無透水性のある電力ケーブル埋
設用ポリエチレンCD管等を採用してある。
特に、管自体の耐久力としては建築物構造体の寿命
(約50〜60年)に匹敵するものが望ましいが、後述する
如く管交換時の交換作業が極めて単純なので特注の管で
はなくても良いことは勿論である。
第1図に示す如く前記屈撓性のある可撓性鞘管10は床
下Fから壁Wまでに亘って途中に何等エルボ等の継手部
材がなく配管せしめてあり、該可撓性鞘管10の基端10A
は第3図に示す如く分水器であるヘッダー12を水密に収
納せしめた筺体13の開口部(13A,13B,・・・)の一つに
ホースバンド14Aでもって接続連結せしめると共に該筺
体13の排水孔15には雨水管側へ通じる排水管16を連結し
てある。又、前記可撓性鞘管10の端末を成すビニール管
のエルボ17は壁W(又は床F)に固着せしめたものであ
って、ビニール管の直管18をCD管異種継手14Bにより可
撓性鞘管10の一端10Bに結合され、配管系の他の基端10A
においては可撓性鞘管10はヘッダー12を収容し排水孔15
を有する水密構造の筺体13に、開口部13A,13B・・・で
連結し、可撓性内管たる水道用ポリエチレン管24の一端
はポリ管ジョイント23Bによってヘッダー12の給水口に
連結してある。ヘッダー12の排水孔15は排水管16によっ
て建物外部へ連通しており、該ヘッダー12は水道メータ
ー(図示せず)に連結してある。
第3図は配管系の構造を示すものであり、19A,19Bは
中央に一つ又は二つ以上の水栓取付孔(20,20,20・・
・)を穿った水栓固定金具及び湯水混合栓用固定金具で
あり、該水栓取付孔20に先ず水栓21の螺条部21Aを表側
から挿入し、裏側から水栓エルボ22(又はエルボと直管
との組合せでも良い)の一端を螺着結合せしめると共
に、該水栓エルボ22の他端にはポリ管ジョイント23Aを
介して水道用ポリエチレン管24の一端を接続してある。
第1図はマンション内部の給水、給湯系配管の全容を
示すもので、給水系にのみ本考案による配管構造を採用
したものである。
即ち、内部に水道用ポリエチレン管24を有する可撓性
鞘管10は、室内の床下において各水栓21とヘッダー12を
途中分岐や管径変更なく個別に連結しており、該可撓性
鞘管10には軽量で耐負圧力に富み、無透水性のある電力
ケーブル埋設用ポリエチレンCD管を採用している。
尚、前記水栓21が立水栓の場合には第7図に示す如
く、水栓21の替りにアングルバルブ28を用い、金属可撓
管27によって立水栓26と連結すれば良く、壁が使えない
場合には第7図(a)に示す如く床面を利用して水栓固
定金具19Aを固定し、水栓21の替りに金属直管29、ボー
ル弁30、可撓管27を介して立水栓26を接続することが出
来る。而して、給水或いは給湯管は、ヘッダー側のポリ
管ジョイント23Bをはずし、次いで水栓側の水栓固定金
具の止めボルト25をはずし、水栓エルボ22を水栓21及び
水栓固定金具19Aと共に、エルボ17より引き出し、水栓
エルボ側ジョイント23Aを取り外して、旧管である可撓
性鞘管10にポリ管ジョイントを用いて新管である可撓性
鞘管10を接続のうえ、ヘッダー側より旧管を引き抜けば
速やかに管の交換を成し得る。
以上の如く本考案による配管構造は何等の新しい部品
や技術、工具類を使用することなく施工が安価迅速で、
漏水事故の可能性が僅少であり且つ管の交換が容易に行
い得るものである。
(考案の効果) 而して、本考案は上記の如く構成されているので下記
の如く効果を有する。
(a)施工が安価で容易であり、建築コストの低減につ
ながるものである。
(b)現場サイドでの理解や習熟が容易である。
(c)管の交換が容易安価であり居住者の負担(水が使
えない)が少さい。
(d)万一の漏水に対しても検知が容易であるうえ、漏
水は排水口より排出されるので建物への影響がなく、建
物の耐用年数が短縮されることがない。
(e)配管経路に自由度があり、施工のタイミングの許
容範囲を大きく採ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案を示すもので、第1図は配管
経路を示す斜視図、第2図は同じく縦断側面図、第3図
は配管構造の要部を示す縦断面図、第4図は給水栓固定
金具の斜視図、第5図は混合水栓用固定金具の斜視図、
第6図は分水器を収納して筺体の構造を示す横断面図、
第7図は立水栓であって壁を利用した場合の実施例を示
す側面図、第7図(a)立水栓であって床を利用した場
合の実施例を示す側面図である。 第8図乃至第9図は従来技術を示すものである。 10……可撓性鞘管、12……分水器、13……筺体、15……
排水孔、21……水栓、24……可撓性内管

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管経路の供給側と使用側との間に可撓性
    鞘管10を配管せしめ、該可撓性鞘管10内に可撓性内管24
    を挿入し、且つ可撓性鞘管10を排水孔15へ連通せしめ、
    前記可撓性鞘管10の供給側端部10Aを、分水器12を収容
    し且つ水密であって排水孔15を有する筺体13に接続して
    ある建築物に於ける配管構造。
  2. 【請求項2】配管経路の供給側と使用側との間に可撓性
    鞘管10を配管せしめ、該可撓性鞘管10内に可撓性内管24
    を挿入し、且つ可撓性鞘管10を排水孔15へ連通せしめ、
    前記可撓性鞘管10の供給側端部10Aを、分水器12を収容
    し且つ水密であって排水孔15を有する筺体13に接続して
    あり、前記可撓性鞘管10の水栓側端部10Bを壁W又は床
    F等の躯体構造部に固定せしめたエルボ17に連結し、該
    可撓性内管24の水栓側先端部を水栓エルボ22に連結し、
    該水栓エルボ22と水栓21とを水栓固定部材(19A,19B)
    を介して取付け、水栓エルボ22と水栓21の連結部を水栓
    固定部材の内側に位置付けて、該水栓固定部材を前記壁
    W及び床F等に取付けてある建築物に於ける配管構造。
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