JP2538704Y2 - 鏡餅用プラスチック製包装容器 - Google Patents
鏡餅用プラスチック製包装容器Info
- Publication number
- JP2538704Y2 JP2538704Y2 JP1990404365U JP40436590U JP2538704Y2 JP 2538704 Y2 JP2538704 Y2 JP 2538704Y2 JP 1990404365 U JP1990404365 U JP 1990404365U JP 40436590 U JP40436590 U JP 40436590U JP 2538704 Y2 JP2538704 Y2 JP 2538704Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging container
- mirror
- groove
- cake
- plastic packaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は鏡餅を包装するためのプ
ラスチック製容器に係わり、特に詳しくは流動性のある
餅を充填して鏡餅に成形固化させると共に、密閉保存す
ることの出来るプラスチック製包装容器に関するもので
ある。
ラスチック製容器に係わり、特に詳しくは流動性のある
餅を充填して鏡餅に成形固化させると共に、密閉保存す
ることの出来るプラスチック製包装容器に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】近年、プラスチック製の容器によって密
閉包装した鏡餅が一般化して来た。これは、流動性のあ
る熱い餅を鏡餅の形状に成形したプラスチック製の包装
容器に流し込み、冷却固化させるだけで容易に製造出来
ると云う高い生産性と、優れた保存性のために早い時期
から生産して、暮れの需要期に対応することが出来ると
云う利点によるものであり、また、形状と外観が良好で
あることも消費者に好感をもって迎えられた理由の一つ
である。
閉包装した鏡餅が一般化して来た。これは、流動性のあ
る熱い餅を鏡餅の形状に成形したプラスチック製の包装
容器に流し込み、冷却固化させるだけで容易に製造出来
ると云う高い生産性と、優れた保存性のために早い時期
から生産して、暮れの需要期に対応することが出来ると
云う利点によるものであり、また、形状と外観が良好で
あることも消費者に好感をもって迎えられた理由の一つ
である。
【０００３】しかし、床の間などに飾ったあと容器裏面
の封止シートを剥がして鏡餅を取り出そうとしても、鏡
餅と包装容器とが真空状態に接着しているため、取り出
し難いと云う問題点があった。
の封止シートを剥がして鏡餅を取り出そうとしても、鏡
餅と包装容器とが真空状態に接着しているため、取り出
し難いと云う問題点があった。
【０００４】鏡餅の取り出しを容易にするため、実開昭
６１−１８３８０７号公報に新しい包装容器２が提案さ
れている。この包装容器２は外面の縦方向に溝２１を設
けたものであって、この溝２１を適宜の刃物で切開して
内部の鏡餅２２を取り出そうとするものである。また、
溝２１の代わりに凸条を形成し、この部分を切開して取
り出す包装容器の提案も同時に行われている。
６１−１８３８０７号公報に新しい包装容器２が提案さ
れている。この包装容器２は外面の縦方向に溝２１を設
けたものであって、この溝２１を適宜の刃物で切開して
内部の鏡餅２２を取り出そうとするものである。また、
溝２１の代わりに凸条を形成し、この部分を切開して取
り出す包装容器の提案も同時に行われている。
【０００５】しかしながら、実開昭６１−１８３８０７
号公報に提案された包装容器２は実際に切開しようとす
ると、溝２１が傾斜部に形成されているため安定性に欠
け、力を入れ難いと云う問題点があった。すなわち、溝
２１に当てがった刃物に無理に力を加えると刃物が倒れ
たり、鏡餅が滑るなど極めて危険であり、特に上段と下
段との間のくびれ部の切開が困難であった。また、溝２
１が背面になるように飾っても、縦に長く形成されてい
るため上からは丸見えであり、外観を損ねて商品価値を
下げると云う問題点も無視し得ないものであった。
号公報に提案された包装容器２は実際に切開しようとす
ると、溝２１が傾斜部に形成されているため安定性に欠
け、力を入れ難いと云う問題点があった。すなわち、溝
２１に当てがった刃物に無理に力を加えると刃物が倒れ
たり、鏡餅が滑るなど極めて危険であり、特に上段と下
段との間のくびれ部の切開が困難であった。また、溝２
１が背面になるように飾っても、縦に長く形成されてい
るため上からは丸見えであり、外観を損ねて商品価値を
下げると云う問題点も無視し得ないものであった。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】したがって、包装した
鏡餅が容易に取り出せると共に、外観的にも優れた鏡餅
用のプラスチック製包装容器の考案が待たれていた。
鏡餅が容易に取り出せると共に、外観的にも優れた鏡餅
用のプラスチック製包装容器の考案が待たれていた。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した従来技
術の課題を解決するためになされたもので、頂点を通る
溝が頂部外面にのみ直線状に設けられたことを特徴とす
る鏡餅用プラスチック製包装容器を提供するものであ
る。
術の課題を解決するためになされたもので、頂点を通る
溝が頂部外面にのみ直線状に設けられたことを特徴とす
る鏡餅用プラスチック製包装容器を提供するものであ
る。
【０００８】
【実施例】本考案になる鏡餅用の包装容器１は、プラス
チックによって鏡餅状に上下二段に一体形成されてお
り、頂点を通る溝１１が頂部の外面にのみ直線状に設け
られている。
チックによって鏡餅状に上下二段に一体形成されてお
り、頂点を通る溝１１が頂部の外面にのみ直線状に設け
られている。
【０００９】包装容器１は、熱い餅を充填して鏡餅を形
成する際にも所望形状を維持することが出来るように充
分な強度をもって形成されるものであり、通常はインジ
ェクション成形法、ブロー成形法、真空成形法、圧空成
形法などにより作られる。
成する際にも所望形状を維持することが出来るように充
分な強度をもって形成されるものであり、通常はインジ
ェクション成形法、ブロー成形法、真空成形法、圧空成
形法などにより作られる。
【００１０】包装容器１を溝１１の側を下にして熱い流
動性のある餅を充填し、裏面開口部を封止シート３によ
って封止する。そして、包装容器１と封止シート３の不
要部をカットすると密封包装の鏡餅１２が製造される。
動性のある餅を充填し、裏面開口部を封止シート３によ
って封止する。そして、包装容器１と封止シート３の不
要部をカットすると密封包装の鏡餅１２が製造される。
【００１１】このようにして製造した鏡餅１２を床の間
などに飾るときには、通常、頂部にみかんを載せるた
め、溝１１が目に触れることがない。
などに飾るときには、通常、頂部にみかんを載せるた
め、溝１１が目に触れることがない。
【００１２】包装容器１に充填形成された鏡餅１２を取
り出すには、鏡餅１２を平らな場所に置き、溝１１に刃
物を当てがって下方に押し切れば良い。本考案の包装容
器１では、溝１１が頂部の外面にのみその頂点を通って
設けられているため、力を込めても鏡餅１２が滑ること
がないし、刃物が溝１１から外れることもないので、安
心して強い力で押し切ることが出来る。
り出すには、鏡餅１２を平らな場所に置き、溝１１に刃
物を当てがって下方に押し切れば良い。本考案の包装容
器１では、溝１１が頂部の外面にのみその頂点を通って
設けられているため、力を込めても鏡餅１２が滑ること
がないし、刃物が溝１１から外れることもないので、安
心して強い力で押し切ることが出来る。
【００１３】上記のように包装容器１の溝１１、あるい
は上段部全体を切開したのち、封止シート３を剥がした
裏面開口部の側に押すことにより、容易に鏡餅１２を取
り出すことが出来る。また、包装容器１がそれほど大き
くない場合には下段まで押し切って二分し、鏡餅１２を
取り出すことも可能である。
は上段部全体を切開したのち、封止シート３を剥がした
裏面開口部の側に押すことにより、容易に鏡餅１２を取
り出すことが出来る。また、包装容器１がそれほど大き
くない場合には下段まで押し切って二分し、鏡餅１２を
取り出すことも可能である。
【００１４】なお、溝１１は頂部に２本以上を交差して
設けることも可能である。
設けることも可能である。
【００１５】
【考案の効果】以上説明した様に本考案になる鏡餅用の
プラスチック製包装容器は、頂点を通る溝が頂部の外面
にのみ直線状に設けられているので、溝形成方向と直交
する方向からは溝が見えないし、上方からもみかんを載
せてあると見えないため外観を損ねることがない。そし
て、溝を刃物で切開する際には力が真上から加わるため
鏡餅が滑ることがないし、刃物が溝から外れる懸念もな
い。したがって、従来の鏡餅用プラスチック製包装容器
に比べ、鏡餅の取り出しが安全且つ容易に行えるように
なった。
プラスチック製包装容器は、頂点を通る溝が頂部の外面
にのみ直線状に設けられているので、溝形成方向と直交
する方向からは溝が見えないし、上方からもみかんを載
せてあると見えないため外観を損ねることがない。そし
て、溝を刃物で切開する際には力が真上から加わるため
鏡餅が滑ることがないし、刃物が溝から外れる懸念もな
い。したがって、従来の鏡餅用プラスチック製包装容器
に比べ、鏡餅の取り出しが安全且つ容易に行えるように
なった。
【図１】一実施例の斜視図である。
【図２】本考案の包装容器を使用した鏡餅の断面説明図
である。
である。
【図３】従来例の斜視図である。
１ 包装容器 １１ 溝 １２ 鏡餅 ２ 包装容器 ２１ 溝 ２２ 鏡餅 ３ シート
Claims (1)
- 【請求項１】 頂点を通る溝が頂部外面にのみ直線状に
設けられたことを特徴とする鏡餅用プラスチック製包装
容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990404365U JP2538704Y2 (ja) | 1990-12-22 | 1990-12-22 | 鏡餅用プラスチック製包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990404365U JP2538704Y2 (ja) | 1990-12-22 | 1990-12-22 | 鏡餅用プラスチック製包装容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0491877U JPH0491877U (ja) | 1992-08-11 |
| JP2538704Y2 true JP2538704Y2 (ja) | 1997-06-18 |
Family
ID=31882007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990404365U Expired - Lifetime JP2538704Y2 (ja) | 1990-12-22 | 1990-12-22 | 鏡餅用プラスチック製包装容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2538704Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6130679U (ja) * | 1984-07-26 | 1986-02-24 | 福岡パツケ−ジ株式会社 | 餅用容器 |
| JPH0751461Y2 (ja) * | 1990-07-17 | 1995-11-22 | 大日本印刷株式会社 | 鏡餅容器 |
-
1990
- 1990-12-22 JP JP1990404365U patent/JP2538704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0491877U (ja) | 1992-08-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |