JP2538324B2 - サスペンション用スウィングア―ム - Google Patents

サスペンション用スウィングア―ム

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JP2538324B2
JP2538324B2 JP63260010A JP26001088A JP2538324B2 JP 2538324 B2 JP2538324 B2 JP 2538324B2 JP 63260010 A JP63260010 A JP 63260010A JP 26001088 A JP26001088 A JP 26001088A JP 2538324 B2 JP2538324 B2 JP 2538324B2
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文宏 岡田
洋介 高比良
隆司 侭田
洋 神村
隆 河守
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Asahi Tec Corp
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Asahi Tec Corp
Fuji Jukogyo KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G7/00Pivoted suspension arms; Accessories thereof
    • B60G7/001Suspension arms, e.g. constructional features

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、フレームに対し車軸を上下方向に揺動自
在に連結させるサスペンション用スウィングアーム(以
下単に“スウィングアーム”という)に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来の一体構造の鋳造製スウィングアームは、第9図
に示すように、そのスウィングアーム本体、30がほぼL
字状の構造をしており、そのL字状の本体30は、その一
端部31と角部32に、それぞれシャーシ33とのスウィング
支持部34が形成され、他端部35に車軸を支えるナックル
ハウジング(図示しない)との接続のためのボールジョ
イント取付部36が形成され、その本体30は、第10図に示
すように、一端部31から他端部35までの横断面がコ字状
の開断面に形成されたもので、特に荷重のかかる角部32
近傍の三ケ所にはリブ37が設けられ、肉厚が5〜8mmと
非常に厚く形成されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の一体構造の鋳造製ス
ウィングアームは、サスペンションの部品として重要
な、重量の軽減が困難なものとなっていた。
また、サスペンション性能は、バネ下荷重が少ない
程、その性能が向上するものであり、特にサスペンショ
ンの部品であって、バネ下に配置されるスウィングアー
ムの重量を軽減させることが課題となっていた。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、上記のような課題を解決するために発明
されたもので、 フレームに対し車軸を上下方向に揺動自在に連結させ
るサスペンション用スウィングアームにおいて、そのス
ウィングアームのスプリング取付部近傍からフレーム側
のアーム部の横断面を主型のみにより形成されたキャビ
ティに溶湯をかけることで開断面とするとともに、その
スプリング取付部近傍から車軸取付部までの横断面を主
型の間に中子を配置することで形成されたキャビティに
溶湯をかけることで閉断面とし、そのアーム部、スプリ
ング取付部及び車軸取付部を一体構造の鋳造製としたこ
とを特徴とするサスペンション用スウィングアームであ
る。
〔発明の作用〕
この発明のスウィングアームは上記のように構成され
ているため、スウィングアームの疲労強度の向上が計れ
るとともに、少なくともそのアーム部、スプリング取付
部及び車軸取付部を一体鋳造製としたので、形状の設計
自由度を大きくさせることができ、強度上必要な所は、
肉厚を増加させるとともに、比較的応力の負荷の少ない
所は、肉厚を暫時減少させることができるため、応力集
中が局部的に起こらない設計ができ、重量の増加を最小
限に押えることができるものである。
〔実施例の説明〕
この発明のスウィングアームの実施例を、トレーリン
グアームについて第1〜8図に基づいて説明する。ま
ず、その形状は、第1図に示すように、トレーリングア
ーム本体1の一方に、インナーアーム2及びアウターア
ーム3が二股状に分岐形成されるとともに、他方に、車
軸4を保持させるためのベアリング用ハウジング5が形
成され、その両アーム2,3とハウジング5の付根部に
は、コイルスプリング取付部6が形成されるとともに、
そのインナーアーム2及びアウターアーム3の横断面
が、第3,4図に示すようにコ字状の開断面に形成され、
そのコイルスプリング取付部6からベアリング用ハウジ
ング5までの横断面が、第5図に示すようにロ字状の閉
断面に形成され、その横断面が閉断面に形成されたコイ
ルスプリング取付部6からベアリング用ハウジング5ま
での上下両面の両端部に内部と外部とが連通する連通孔
7が形成され、塗料の留り防止又は水抜き孔として利用
され、一体構造で鋳造されたものであり、その材質は、
フェライト組織を主体とした球状黒鉛鋳鉄である。
次にこの一体構造の鋳造製トレーリングアームの製造
法について説明する。このトレーリングアームの材質
は、球状黒鉛鋳鉄であり、その化学成分は、C;3.63重量
%Si;2.85重量%、Mn:0.29重量%、S;0.009重量%、Mg:
0.041重量%および残部鉄であった。なおこの球状黒鉛
鋳鉄の化学成分の範囲は、特に限定されるものではない
が、C;3.0〜4.0重量%、Si;1.80〜4.00重量%、Mn:0.5
重量%以下、S;0.02重量%以下、Mg:0.035重量%以上お
よび残部鉄という化学成分範囲が、鋳造性、黒鉛の球状
化、機械的性質等から、より優れた効果を奏するもので
ある。また、この発明の鋳物の材質は、この実施例で使
用した球状黒鉛鋳鉄の他、アルミニウム合金鋳物、マグ
ネシウム合金鋳物または可鍛鋳鉄等でも使用できるもの
である。次に鋳造法について説明する。第6〜8図に示
すように、コイルスプリング取付部6近傍からフレーム
側のインナーアーム2とアウターアーム3は、開断面を
形成させるため、主型8のみによりキャビティ9が形成
され、強度の必要とされるコイルスプリング取付部6近
傍から車軸取付部5までは、横断面を閉断面に形成させ
るため、主型8の間に中子10が配置され、その中子10は
その両端の上下部にそれぞれ突出された幅木(はばき)
11を主型8の凹部に挿入し保持させるもので、この中子
10の材料には、崩壊性の良いシェル中子やコールボック
ス中子が使用される。また、第7図に示されるように、
インナーアーム2又はアウターアーム3との分岐部に、
堰12を設け、その上部にかけ堰13を載せ、そのかけ堰13
の底部流出口14にストッパーを挿入配置させ溶湯をかけ
堰13に溜、そのストッパー15を上昇させ、短時間に注入
させるものである。また、この底部流出口14は、上記の
コイルスプリング取付部6近傍から車軸取付部5にかけ
て配置された中子10の直上に位置されるもので、その中
子は、注湯時に、常に高温の溶湯に接触されるため、中
子10の崩壊性を向上させることができ、中子砂の取り出
しが容易になるとともに、この分岐部に堰12を設けてあ
ることにより、薄肉に形成された両アーム2,3を、ほぼ
同時に凝固させることができるので、両アーム2,3の変
形を防止することができる。また、第7,8図に示すよう
に、インナーアーム2又はアウターアーム3(本実施例
ではインナーアーム2)の先端に、湯だまり16が設けら
れている。これは、一般に堰から流入される溶湯は、距
離の長いアーム部を通って、先端部まで進むことにな
る。このとき、その溶湯は、その間にあるゴミ等の不純
物を運ぶとともに、その溶湯の温度低下を余儀なくされ
るものである。しかし、この湯だまり16が先端にあるこ
とにより、上記不純物や温度低下した溶湯をその湯だま
り16内に進入させ、製品部となる薄肉鋳造空間9を健全
な鋳物とさせることができるものである。
このように形成された一体構造の鋳造性トレーリング
アームは、第1図に示すように、ボディブラケット17に
そのインナーアーム2及びアウターアーム3の先端が上
下方向に揺動自在にそれぞれ連結され、そのハウジング
5内にベアリング(図示しない)及び車軸4が挿入さ
れ、その車軸4にドラムハブ18,ホイール19そしてタイ
ヤ20が順次接続されるものである。
〔発明の効果〕
この発明に係るサスペンション用スウィングアーム
は、フレームに対し車軸を上下方向に揺動自在に連結さ
せるサスペンション用スウィングアームにおいて、その
スウィングアームのスプリング取付部近傍からフレーム
側のアーム部の横断面を主型のみにより形成されたキャ
ビティに溶湯をかけることで開断面とするとともに、そ
のスプリング取付部近傍から車軸取付部までの横断面を
主型の間に中子を配置することで形成されたキャビティ
に溶湯をかけることで閉断面とし、そのアーム部、スプ
リング取付部及び車軸取付部を一体構造の鋳造製とした
ため、スウィングアームの疲労強度の向上が計れるとと
もに、少なくともそのアーム部、スプリング取付部及び
車軸取付部を一体鋳造製としたので、形状の設計自由度
を大きくさせることができ、強度上必要な所は、肉圧を
増加させるとともに、比較的応力の負荷の少ない所は、
肉厚を暫時減少させることができるため、応力集中が局
部的に起こらない設計ができ、重量の増加を最小限に抑
えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の平面図、 第2図は同側面図、 第3図は第1図のIII−III線拡大断面図、 第4図は第1図のIV−IV線拡大断面図、 第5図は第1図のV−V線拡大断面図、 第6図は本発明のトレーリングアームを製造するための
下鋳型の平面図、 第7図は第6図のVII−VII線断面図、 第8図は第6図のVIII−VIII線断面図である。 第9図は従来のスウィングアーム平面図、 第10図は第9図のX−X線断面図である。 1……トレーリングアーム(スウィングアーム)本体 2……インナーアーム(アーム部) 3……アウターアーム(アーム部) 4……車軸 5……ハウジング(車軸取付部) 6……コイルスプリング取付部 8……主型 10……中子 17……ボディブラケット 18……ドラムハブ 19……ホイール 20……タイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河守 隆 静岡県島田市高砂町6249―1 (56)参考文献 特開 昭61−50809(JP,A) 実開 平2−16306(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームに対し車軸を上下方向に揺動自在
    に連結させるサスペンション用スウィングアームにおい
    て、そのスウィングアームのスプリング取付部近傍から
    フレーム側のアーム部の横断面を主型のみにより形成さ
    れたキャビティに溶湯をかけることで開断面とするとと
    もに、そのスプリング取付部近傍から車軸取付部までの
    横断面を主型の間に中子を配置することで形成されたキ
    ャビティに溶湯をかけることで閉断面とし、そのアーム
    部、スプリング取付部及び車軸取付部を一体構造の鋳造
    製としたことを特徴とするサスペンション用スウィング
    アーム。
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