JP2538299B2 - 電荷結合素子 - Google Patents

電荷結合素子

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JP2538299B2
JP2538299B2 JP63008163A JP816388A JP2538299B2 JP 2538299 B2 JP2538299 B2 JP 2538299B2 JP 63008163 A JP63008163 A JP 63008163A JP 816388 A JP816388 A JP 816388A JP 2538299 B2 JP2538299 B2 JP 2538299B2
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silicon film
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楠也 岩崎
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、電荷結合素子(Charge Coupled Device、
以下CCDと称す)に関する。
(ロ) 従来の技術 第2図(a)は特公昭59−47470号公報に見られるCCD
の断面図を示し、(20)はp型のシリコン基板、(21)
はシリコン基板(20)の表面に形成されたn型のチヤネ
ル領域、(22)はチヤネル領域(21)の表面に熱酸化に
より形成された第1の絶縁膜、(23)(23)…は第1の
絶縁膜(22)の表面に所定間隔で形成されたモリブデン
から成る第1の電極群、(24)は第1の絶縁膜(22)及
び第1の電極群(23)(23)…の表面に形成された第2
の絶縁膜、(25)(25)…は第2の絶縁膜(24)の表面
に第1の電極群(23)(23)…と交互に配列されるよう
に形成されたモリブデンから成る第2の電極群である。
なお、第1の絶縁膜(22)の第1の電極群(23)(23)
…が形成されていない部分は所定の深さにエツチング除
去され、第1の電極群(23)(23)…の下の第1の絶縁
膜(22)の厚みが第2の電極群(25)(25)…の下の第
1及び第2の絶縁膜(22)(24)のそれより大きくなっ
ている。
そして、これら第1及び第2の電極群(23)(23)…
(25)(25)…の隣接する1つづつの電極(23)(25)
は電気的に接続されて電極対を形成している。斯る状態
で、各電極対の1つおきには交互に2相のクロツクパル
スψ1、ψ2が印加され、第2図(b)のようなポテン
シヤルを形成する。即ち、ψ1がハイレベル、ψ2がロ
ーレベルの状態の時に破線で示されるポテンシヤル井戸
Pが、ψ1がローレベル、ψ2がハイレベルの状態の時
に実線で示されるポテンシヤル井戸P′に変化し、井戸
Pに捕えられていた電荷が井戸P′に転送される。
斯るCCDでは、第1の電極群(23)(23)…の酸化を
防止するために、第2の絶縁膜(24)の形成はデポジシ
ヨンにより行なっている。この場合、第2の電極群(2
5)(25)…を形成する箇所において、第2の絶縁膜(2
4)からチヤネル領域(21)が露出していると、チヤネ
ル領域(21)と第2の絶縁膜(24)との界面に欠陥がで
きたり、またチヤネル領域(21)内に異質物が混入する
不都合が生じる。従って、この不都合を回避するため
に、第1の絶縁膜(22)における第2の電極群(25)
(25)…を形成する箇所を、一定の厚み分残してエツチ
ング除去しなければならず、この種の微細加工において
は、エツチング除去による厚み調整が非常に困難であっ
て、第1の絶縁膜(22)のエツチング箇所の厚みにばら
つきが生じるという第1の欠点を備えたものとなる。
更に、第1の絶縁膜(22)をエツチング除去して形成
された大きな段差部により、この部分で第2の絶縁膜
(24)の被覆不良が生じ、第1の電極群(23)(23)…
と第2の電極群(25)(25)…とが不所望に短絡した
り、あるいは上記段差部分で第2の電極群(25)(25)
…が切断された状態となる第2の欠点を備える。
このような欠点の中で、エツチング除去時の第1の絶
縁膜(22)の厚みのばらつきという第1の欠点を解決す
る方法は、上記公報に示されている。第3図は斯る問題
点を解決する改良型CCDの断面図(第2図と同一部分に
は同一番号を付している)であって、(30)はチヤネル
型領域(21)の表面に形成された第3の絶縁膜、(31)
は第3の絶縁膜(30)と異なるエツチヤントによつてエ
ツチングされる材料から成り、第3の絶縁膜(30)の表
面に形成された第4の絶縁膜である。
これによって、第4の絶縁膜(31)の第2の電極群
(25)(25)…を形成する箇所は、全てエツチング除去
してもよく、従って、エツチング除去時の第4の絶縁膜
(31)の膜厚調整を行なう必要がなくなる。
しかし乍ら、斯る構成によっても、上記第2の欠点は
依然として残る。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明は上述の2つの欠点、即ち、絶縁膜のエツチン
グ除去により生じる絶縁膜の厚みのばらつき及びエツチ
ング箇所の段差部での絶縁不良、電極切れの生じない新
しい構造のCCDを提供するものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は一導電型半導体基板の表面に形成された第1
の絶縁膜と、この第1の絶縁膜の表面に形成された第1
の多結晶シリコン膜と、この第1の多結晶シリコン膜に
等間隔で不純物をドープすることにより形成された第1
の補助電極群と、上記第1の多結晶シリコン膜の表面に
形成された第2の多結晶シリコン膜と、この第2の多結
晶シリコン膜に上記等間隔で不純物をドープすることに
より上記第1の補助電極群に重畳して形成された第2の
補助電極群と、上記第2の多結晶シリコン膜に不純物を
ドープすることにより上記第2の補助電極群と交互に配
列されて形成された第1の電極群と、上記第2の多結晶
シリコン膜の表面に形成された第2の絶縁膜と、上記第
2の補助電極群と対向する上記第2の絶縁膜部分の少な
くとも一部を除去し、これによって露出した上記第2の
補助電極群の表面を含んで上記第2の絶縁膜表面に上記
第1の電極群と交互に配列されて形成されることによ
り、上記第1及び第2の補助電極群と電気的に連なる第
2の電極群とを備えたことを特徴とする。
(ホ) 作用 本発明は、基板上に順次第1の絶縁膜、第1の多結晶
シリコン膜、第2の多結晶シリコン膜、第2の絶縁膜を
形成し、第2の多結晶シリコン膜中に第1の電極群を、
また第1及び第2の多結晶シリコン膜中に第2の電極群
を構成する第1及び第2の補助電極群を夫々形成するこ
とにより、従来のエッチング除去工程をなくするもので
ある。
(ヘ) 実施例 第1図(a)乃至(d)は本発明の一実施例のCCDを
製造工程順に示す断面図である。
第1図(a)において、p型のシリコン基板(1)の
一表面側に燐をドープした深さ約1μmのnチヤネル領
域(2)を形成し、その表面に1000Åの熱酸化膜SiO
2(3)を形成する。
同図(b)において、熱酸化膜SiO2(3)の表面に10
00Åの第1の多結晶シリコン膜(4)をCVD法によって
形成し、更にこの第1の多結晶シリコン膜(4)に等間
隔で燐をドープしてレーザ照射によるアニールを行なう
ことにより第1の補助電極群(5)(5)…を形成す
る。
同図(c)において、第1の多結晶シリコン膜(4)
の表面に3000Å〜5000Åの第2の多結晶シリコン膜
(6)をCVD法によって形成し、更に、この第2の多結
晶シリコン膜(6)に等間隔に及びこの間隔の間に燐を
ドープしてレーザ照射によるアニールを行なうことによ
り第1の補助電極群(5)(5)…と重畳する第2の補
助電極群(7)(7)…及び第2の補助電極群(7)
(7)…と交互に配列される第1の電極群(8)(8)
…か形成する。
最後に同図(d)において、第2の多結晶シリコン膜
(6)の表面に約500Åのシリコン酸化膜(9)をCVD法
によって形成する。そして、このシリコン酸化膜(9)
から第2の補助電極群(7)(7)…が露出するように
シリコン酸化膜(9)を部分的にエッチング除去し、こ
れにより露出した第2の補助電極群(7)(7)…を含
んでシリコン酸化膜(9)の表面に、第1の電極群
(8)(8)…と交互に配列されるようにモリブデンの
電極群(10)(10)…を形成する。これにより、第1の
補助電極群(5)(5)…、第2の補助電極群(7)
(7)…及び電極群(10)(10)…から成る第2の電極
群(11)(11)…が第1の電極群(8)(8)…と交互
の配列で形成される。
このようにして、チヤネル領域(2)上に、1000Å厚
の熱酸化膜SiO2(3)及び1000Å厚の第1の多結晶シリ
コン膜(4)からなる2000Å厚の絶縁層を介して第1の
電極群(8)(8)…が配列形成されると共に、1000Å
厚の熱酸化膜SiO2(3)を介して、第1の電極群(8)
(8)と交互に第2の電極群(11)(11)…が配列形成
されたCCDが得られる。
なお、第1の電極群(8)(8)…上のシリコン酸化
膜(9)を部分的に除去してモリブデンを形成し、第1
の電極群(8)(8)…の低抵抗化を図っても良い。
(ト) 発明の効果 本発明によれば、チヤネル領域と各電極群との間に存
在する絶縁膜に対してエツチング除去を行なうことがな
いので、絶縁膜の厚みのばらつきが生じることはなく、
更にエツチング箇所の段差部での絶縁不良や電極切れが
発生することもない。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(d)は本発明の一実施例を製造工程
順に示す断面図、第2図(a)及び(b)は従来のCCD
を示す断面図及びそのポテンシヤル形態図、第3図は従
来の改良型CCDを示す断面図である。 (1)……シリコン基板、(3)……熱酸化膜SiO2(第
1の絶縁膜)、(4)……第1の多結晶シリコン膜、
(5)……第1の補助電極群、(6)……第2の多結晶
シリコン膜、(7)……第2の補助電極群、(8)……
第1の電極群、(9)……シリコン酸化膜(第2の絶縁
膜)、(10)……電極群。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型半導体基板の表面に形成された第
    1の絶縁膜と、この第1の絶縁膜の表面に形成された第
    1の多結晶シリコン膜と、この第1の多結晶シリコン膜
    に等間隔で不純物をドープすることにより形成された第
    1の補助電極群と、上記第1の多結晶シリコン膜の表面
    に形成された第2の多結晶シリコン膜と、この第2の多
    結晶シリコン膜に上記等間隔で不純物をドープすること
    により上記第1の補助電極群に重畳して形成された第2
    の補助電極群と、上記第2の多結晶シリコン膜に不純物
    をドープすることにより上記第2の補助電極群と交互に
    配列されて形成された第1の電極群と、上記第2の多結
    晶シリコン膜の表面に形成された第2の絶縁膜と、上記
    第2の補助電極群と対向する上記第2の絶縁膜部分の少
    なくとも一部を除去し、これによって露出した上記第2
    の補助電極群の表面を含んで上記第2の絶縁膜表面に上
    記第1の電極群と交互に配列されて形成されることによ
    り、上記第1及び第2の補助電極群と電気的に連なる第
    2の電極群とを備えたことを特徴とする電荷結合素子。
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