JP2537234B2 - 多気筒エンジンの低温始動装置 - Google Patents
多気筒エンジンの低温始動装置Info
- Publication number
- JP2537234B2 JP2537234B2 JP62134591A JP13459187A JP2537234B2 JP 2537234 B2 JP2537234 B2 JP 2537234B2 JP 62134591 A JP62134591 A JP 62134591A JP 13459187 A JP13459187 A JP 13459187A JP 2537234 B2 JP2537234 B2 JP 2537234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- cylinder
- surge tank
- intake
- intake pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、多気筒エンジンの低温始動装置に関す
る。
る。
多気筒エンジンの各気筒の吸気孔に燃料インジェクタ
ーを備えたものでは、入口にスロットルバルブを設けた
サージタンクに、各気筒の吸気孔に連結した吸気管を連
結し、吸気量をスロットルバルブで調節し、各気筒に配
分するようにしている。低温始動時は、燃料の気化性が
悪く、始動が容易にできないので、サージタンクにコー
ルドスタートインジェクターを取付け、低温始動時に、
余分に燃料を供給して、始動ができるようにしている。
しかし、サージタンク内は広いので、始動時に空気流速
が遅く、各気筒へ均等に混合気を分配することがむつか
しく、冷機時のアイドリングも不安定になる不都合があ
る。
ーを備えたものでは、入口にスロットルバルブを設けた
サージタンクに、各気筒の吸気孔に連結した吸気管を連
結し、吸気量をスロットルバルブで調節し、各気筒に配
分するようにしている。低温始動時は、燃料の気化性が
悪く、始動が容易にできないので、サージタンクにコー
ルドスタートインジェクターを取付け、低温始動時に、
余分に燃料を供給して、始動ができるようにしている。
しかし、サージタンク内は広いので、始動時に空気流速
が遅く、各気筒へ均等に混合気を分配することがむつか
しく、冷機時のアイドリングも不安定になる不都合があ
る。
この発明は、サージタンクをバイパスさせたバイパス
通路を設け、この通路にコントロールバルブとコールド
スタートインジェクターを設け、低温始動時に、各気筒
に始動燃料を分配供給し、容易に始動ができるようにす
ると共に、バイパス通路をアイドリング通路としても用
いて、安定したアイドリングが得られるようにした多気
筒エンジンの低温始動装置を得ることを目的とする。
通路を設け、この通路にコントロールバルブとコールド
スタートインジェクターを設け、低温始動時に、各気筒
に始動燃料を分配供給し、容易に始動ができるようにす
ると共に、バイパス通路をアイドリング通路としても用
いて、安定したアイドリングが得られるようにした多気
筒エンジンの低温始動装置を得ることを目的とする。
以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。
図は四気筒エンジンの場合を示す。エンジン１の各気
筒の吸入孔２には、燃料インジェクター３が取り付けて
ある。
筒の吸入孔２には、燃料インジェクター３が取り付けて
ある。
各気筒の吸気孔２には、それぞれサージタンク５との
間で吸気管4a1〜4a4を連結してあり、サージタンク５の
入口には、すなわちサージタンク５の上流側には、エン
ジン１の吸入空気量を制御する、蝶型でかつ単一のスロ
ットルバルブ６が設けてある。さらにその上流側は、エ
アークリーナー11と連結してある。
間で吸気管4a1〜4a4を連結してあり、サージタンク５の
入口には、すなわちサージタンク５の上流側には、エン
ジン１の吸入空気量を制御する、蝶型でかつ単一のスロ
ットルバルブ６が設けてある。さらにその上流側は、エ
アークリーナー11と連結してある。
また、サージタンク５をバイパスするように、スロッ
トルバルブ６よりも上流側部分には吸気管4a1〜4a4とを
結ぶバイパス通路７を設けてある。
トルバルブ６よりも上流側部分には吸気管4a1〜4a4とを
結ぶバイパス通路７を設けてある。
そして、バイパス通路７には、上流側から順にコント
ロールバルブ８とコールドスタートインジェクター９と
を連結してあり、コールドスタートインジェクター９の
先端部、すなわち下流側部分は、エンジン１の気筒数に
分けて分流し、各吸気管4a1〜4a4と分配連結する分配通
路7a1〜7a4としてある。すなわち、分配通路7a1〜7a
4は、サージタンク５と前記各気筒とを結ぶ、吸気管4a1
〜4a4よりも極めて細い通路としてある。なお、極めて
細いとは、例えば図面からわかるように、分配通路7a1
〜7a4の径は、吸気管4a1〜4a4の径の４分の１位であ
る。
ロールバルブ８とコールドスタートインジェクター９と
を連結してあり、コールドスタートインジェクター９の
先端部、すなわち下流側部分は、エンジン１の気筒数に
分けて分流し、各吸気管4a1〜4a4と分配連結する分配通
路7a1〜7a4としてある。すなわち、分配通路7a1〜7a
4は、サージタンク５と前記各気筒とを結ぶ、吸気管4a1
〜4a4よりも極めて細い通路としてある。なお、極めて
細いとは、例えば図面からわかるように、分配通路7a1
〜7a4の径は、吸気管4a1〜4a4の径の４分の１位であ
る。
低温始動時には、スロットルバルブ６を全閉にし、気
温やエンジンの冷却水温に合せて、コントロールバルブ
８を適当量開く。そして、始動のクランキングを行う
と、コールドスタートインジェクター９から燃料が噴射
され、バイパス通路７を流れる空気に濃い燃料が混入さ
れて、バイパス通路７を用いて容易に始動ができる。始
動燃料も各気筒の吸気管４に分配できる。バイパス通路
７は、そのままアイドリング時に混合気を供給する通路
として用いられ、低温で冷機時にも安定したアイドリン
グ運転ができる。エンジンが復調して暖機したところ
で、スロットルバルブ６を用いた平常運転に切替える。
温やエンジンの冷却水温に合せて、コントロールバルブ
８を適当量開く。そして、始動のクランキングを行う
と、コールドスタートインジェクター９から燃料が噴射
され、バイパス通路７を流れる空気に濃い燃料が混入さ
れて、バイパス通路７を用いて容易に始動ができる。始
動燃料も各気筒の吸気管４に分配できる。バイパス通路
７は、そのままアイドリング時に混合気を供給する通路
として用いられ、低温で冷機時にも安定したアイドリン
グ運転ができる。エンジンが復調して暖機したところ
で、スロットルバルブ６を用いた平常運転に切替える。
以上説明したように、この発明は、サージタンクの上
流側に多気筒エンジンの吸入空気量を制御する単一のス
ロットルバルブを設けるとともに前記サージタンクに各
気筒の吸気管を連結したものに於いて、前記スロットル
バルブよりも上流側で連結したバイパス通路にコントロ
ールバルブとコールドスタートインジェクターを設け、
該バイパス通路の先端部を各吸気管と分配連結する分配
通路とし、この分配通路を前記サージタンクと前記各気
筒とを結ぶ前記吸気管よりも極めて細い通路としたの
で、低温時に、コントロールバルブで流量を調節したバ
イパス通路の吸気に、コールドスタートインジェクター
で、濃い燃料を噴射し、各気筒の吸気管に送って容易に
始動ができる。そして、コールドスタートインジェクタ
ーが一個でよくて安価にでき、バイパス通路が吸気管よ
りも極めて細い通路であるので、サージタンクから吸気
管に流れ込む吸気流れに比べ、極めて勢いのある速い吸
気流れが得られて、良好な混合気ができる。また、バイ
パス通路の分配通路でない太めの部分から細めの分配通
路に至るまで一連の連続した経路ということができるの
で、吸気流れはスムーズでもある。したがって、一層良
好な混合気ができる。又、バイパス通路は、アイドリン
グ通路としても用いることができて、冷機時にも安定し
たアイドル回転ができる。
流側に多気筒エンジンの吸入空気量を制御する単一のス
ロットルバルブを設けるとともに前記サージタンクに各
気筒の吸気管を連結したものに於いて、前記スロットル
バルブよりも上流側で連結したバイパス通路にコントロ
ールバルブとコールドスタートインジェクターを設け、
該バイパス通路の先端部を各吸気管と分配連結する分配
通路とし、この分配通路を前記サージタンクと前記各気
筒とを結ぶ前記吸気管よりも極めて細い通路としたの
で、低温時に、コントロールバルブで流量を調節したバ
イパス通路の吸気に、コールドスタートインジェクター
で、濃い燃料を噴射し、各気筒の吸気管に送って容易に
始動ができる。そして、コールドスタートインジェクタ
ーが一個でよくて安価にでき、バイパス通路が吸気管よ
りも極めて細い通路であるので、サージタンクから吸気
管に流れ込む吸気流れに比べ、極めて勢いのある速い吸
気流れが得られて、良好な混合気ができる。また、バイ
パス通路の分配通路でない太めの部分から細めの分配通
路に至るまで一連の連続した経路ということができるの
で、吸気流れはスムーズでもある。したがって、一層良
好な混合気ができる。又、バイパス通路は、アイドリン
グ通路としても用いることができて、冷機時にも安定し
たアイドル回転ができる。
図は本発明の一実施例を示す平面図である。 １……エンジン、4a1〜4a4……吸気管、５……サージタ
ンク、６……スロットルバルブ、7a1〜7a4……バイパス
通路、８……コントロールバルブ、９……コールドスタ
ートインジェクター。
ンク、６……スロットルバルブ、7a1〜7a4……バイパス
通路、８……コントロールバルブ、９……コールドスタ
ートインジェクター。
Claims (1)
- 【請求項１】サージタンクの上流側に多気筒エンジンの
吸入空気量を制御する単一のスロットルバルブを設ける
とともに前記サージタンクに各気筒の吸気管を連結した
ものに於いて、前記スロットルバルブよりも上流側で連
結したバイパス通路にコントロールバルブとコールドス
タートインジェクターを設け、該バイパス通路の先端部
を各吸気管と分配連結する分配通路とし、この分配通路
を前記サージタンクと前記各気筒とを結ぶ前記吸気管よ
りも極めて細い通路としたことを特徴とする多気筒エン
ジンの低温始動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62134591A JP2537234B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 多気筒エンジンの低温始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62134591A JP2537234B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 多気筒エンジンの低温始動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63297745A JPS63297745A (ja) | 1988-12-05 |
| JP2537234B2 true JP2537234B2 (ja) | 1996-09-25 |
Family
ID=15131963
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62134591A Expired - Lifetime JP2537234B2 (ja) | 1987-05-29 | 1987-05-29 | 多気筒エンジンの低温始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2537234B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101154313B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2012-06-13 | 현대자동차주식회사 | 경계층 제어를 통한 써지탱크의 흡기효율 증대구조 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2680604B2 (ja) * | 1988-04-28 | 1997-11-19 | 三信工業株式会社 | 多気筒内燃機関の燃料供給装置 |
| JPH1061531A (ja) * | 1996-08-20 | 1998-03-03 | Hitachi Ltd | 内燃機関用混合気形成装置及びエンジンシステム |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH087066Y2 (ja) * | 1985-01-24 | 1996-02-28 | トヨタ自動車株式会社 | 独立吸気エンジンの低温始動性向上装置 |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62134591A patent/JP2537234B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101154313B1 (ko) * | 2006-05-11 | 2012-06-13 | 현대자동차주식회사 | 경계층 제어를 통한 써지탱크의 흡기효율 증대구조 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63297745A (ja) | 1988-12-05 |
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