JP2537144B2 - 照射角可変ストロボ - Google Patents

照射角可変ストロボ

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JP2537144B2
JP2537144B2 JP7794686A JP7794686A JP2537144B2 JP 2537144 B2 JP2537144 B2 JP 2537144B2 JP 7794686 A JP7794686 A JP 7794686A JP 7794686 A JP7794686 A JP 7794686A JP 2537144 B2 JP2537144 B2 JP 2537144B2
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博喜 中山
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、カメラ用ストロボ、特に広角レンズから望
遠レンズまでに対応して照射角を可変することのできる
照射角可変ストロボの改良に関するものである。
(発明の背景) 従来のこの種のストロボとしては、特開昭60−52831
号公報に開示されているように、反射傘の前面側に1枚
ないしは複数のフレネルレンズ等を配置し、該フレネル
レンズを一定量移動させて照射角を変化させるものがほ
とんであった。しかし、この様なものにおいては、フレ
ネルレンズを反射傘の光軸方向に移動させるための機械
的構成(保持)が困難である(小型化を達成しながら)
と共に、フレネルレンズ自体も極めて大きくなるため、
一眼レフカメラには使用できるが、レンズシャッタカメ
ラ等のコンパクトカメラには不向きなものであった。ま
た、実願昭59−168285号(未公開)により、本願出願人
は反射傘の形状を指定したストロボを提案している。こ
の提案のストロボは、前述のような従来のものに比べて
小型であり、且つワイドアダプターを使用することなく
簡単な操作で24mmの広角レンズにも対応した照射角に切
り換えることが可能となっているため、非常に有効なも
のと言える。ただ、該提案のものも前述のようにフレネ
ルレンズ等の集光パネルを移動させて照射角を変化させ
るタイプのストロボであるため、集光パネルを反射傘の
光軸方向に移動させるための機械的構成を必要としてい
た。
一方、反射傘に対して閃光放電管をその光軸方向に移
動させて照射角を変化させる様にしたものも特開昭55−
129326号公報により開示されており、このようなストロ
ボはコンパクトカメラにも適していると言える。しかし
ながら、該提案のストロボにおいては、反射傘の形状は
放物面となっているため、広角レンズに対応して広い照
射角が選択された場合に配光ムラを生じてしまう(詳細
は後述第5図を用いてする)といった問題点があった。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述した問題を解決し、いずれの照
射角が選択された場合であっても、良好な配光特性を与
えることができる照射角可変ストロボを提供することで
ある。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、反射傘の断面
形状を、光軸方向をx,それと直交する方向をy,近軸曲率
半径をR,離心率をeとするとき、 で表せるように形成し、且つ反射傘の奥行をb,楕円形状
の断面方向の開口巾をaとするとき、 0.5≦e≦0.95 0.8≦a/b≦2 を満足し、以て、狭い照射角が選択された場合の集光力
低下と広い照射角が選択された場合の配光ムラとを防止
するようにしたことを特徴とする。
(発明の実施例) 以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例である照射角可変ストロボ
の形状を表したもので、第1図(A)は被照射体側から
見た正面図を、第1図(B)は第1図(A)のE−E′
方向断面を、それぞれ示している。反射傘1の断面形状
は、光軸d方向をx,それと直交する方向をy,近軸曲率半
径をR,離心率をeとするとき、 で表せるように形成され、且つ奥行をb,楕円形状の断面
方向の開口巾をaとするとき、 0.5≦e≦0.95 (2) 0.8≦a/b≦2 (3) を満足している、すなわち第1図実施例では、前記
(2),(3)式に示される中央に位置する最も理想と
する値 R=4.895mm e=0.837 b=13mm a=17.5mm a/b=1.35 Dwi=1.7mm Dte=3.0mm をもつ形状をしており、その光軸d上に閃光放電管2が
配置されている。閃光放電管2は反射傘1に対し、その
頂点1aから該閃光放電管2の中心までの距離がDwiからD
teまで変化する範囲にて、不図示の部材により移動可能
に保持されている。尚図中、3は側面反射板である。
ここで、前記(1)式に基づく反射傘1の断面形状
は、離心率eの値によって以下の如く異なってくる。
e>1……双曲面 e=1……放物面 0<e<1……楕円面 e=0……円 前記特開昭55−129326号公報においては、こうした多
くの形状中、e=1の放物面のみに反射率1の断面形状
を限定しているため、望遠レンズに対応すべく狭い照射
角に切り換えて使用する場合は集光能力もあり有効であ
るが、広角レンズに対応すべく広い照射角に切り換えて
使用する場合においては、配光特性にムラを生じ好まし
くない。ここでは35mmサイズのフィルムを使用した場
合、望遠側は±10゜の照射角を、広角側は±20゜の照射
角を、それぞれ想定している。
今、a=17.5mm,b=13mm,近軸曲率半径R=2.9447mm,
e=−1で決定される放物面を持つ反射傘1−1で、閃
光放電管2−1の直径をφ2mm,反射傘1−1の頂点1a−
1から閃光放電管2−1の中心までの距離をDwi=1.7m
m,Dte=2.8mmとしたとき、反射傘1−1の形状は第5図
(A)の様になり、望遠レンズに対応して選択された場
合の配光特性は第5図(B)、広角レンズに対応して選
択された場合の配光特性は第5図(C)の如くなる。第
5図において、縦軸は中心光量によって規格化された光
量比を表し、θは照射角度を表している。該第5図
(B),(C)から明らかなように、望遠側は±10℃の
照射角をカバーでき有効であるが、広角側でいわゆるハ
ート形になり、ムラの多い配光特性となってしまう。こ
の様な配光ムラは距離Dwiの値を小さくすればなくすこ
とは可能であるが、その結果照射角は狭くなり、±20゜
の照射角を保証することができなくなってしまう。さら
に閃光放電管2−1の単位移動量当りの配光特性変化も
大きく、構成しづらいものとなる。即ち、放物面形状は
狭い照射角への集光力は優れているが、広い照射角には
適していない。
ところが、前述のような値をもつ形状にすれば、望遠
レンズに対応して選択された場合の配光特性は第2図
(A)、広角レンズに対応して選択された場合の配光特
性は第2図(B)の如くなり、いずれの場合にも有効な
配光特性を得ることが可能となる。
第3図は本発明の他の実施例を示すもので、反射傘1
は、前記(2)式の下限値近傍、且つ前記(3)式の上
限値近傍の値、つまり下記のような値をもつ形状をして
いる。
R=5.413mm e=0.707 b=13mm a=15mm a/b=1.15 Dwi=1.7mm Dte=3.0mm 第3図(A)は前記の如き形状をもつ反射傘1の断面
を示しており、又第3図(B)は望遠レンズに対応して
選択された場合の配光特性を、第3図(C)は広角レン
ズに対応して選択された場合の配光特性を、それぞれ示
している。
第4図は本発明の別の実施例を示すもので、反射傘1
は、前記(2)式の上限値近傍、且つ前記(3)式の下
限値近傍の値、つまり下記のような値をもつ形状をして
いる。
R=4.496mm e=0.949 b=13mm a=20mm a/b=1.54 Dwi=1.7mm Dte=2.9mm 第4図(A)は前記の如き形状をもつ反射傘1の断面
を示しており、又第4図(B)は望遠レンズに対応して
選択された場合の配光特性を、第4図(C)は広角レン
ズに対応して選択された場合の配光特性を、それぞれ示
している。
前記第1,3,4図実施例によれば、反射傘1の形状を、
前記(2),(3)式を満足した楕円面とするようにし
たから、いずれの照射角が選択されたとしても良好な配
光特性を与えることができる。つまり、前記(2)式に
おいて、上限値を越えるならば、反射傘1の形状は放物
面に近づき広角側で配光特性のムラが生じると共に、単
位当りの配光特性変化も大きくなり、逆に下限値を下回
るならば、円形に近づき望遠及び広角側とも配光ムラを
生じ、前記(3)式において、上限値を越えるならば、
広角側での配光特性にムラを生じ、下限値を下回るなら
ば、望遠側での集光力が落ちガイドナンバーが低下する
ことになるため、その間の値を取ることによって、いず
れの撮影条件下であっても前記の点を満足させようとす
るものである。なお、いずれの場合も閃光放電管2の直
径をφ2で計算してある。
以上で本発明の目的は達成できるわけだが、さらにコ
ンパルトな照射角可変ストロボが実現するために、反射
傘1の頂点1aから閃光放電管2の中心までの距離がDte
からDwiまで変化するとき、 なる条件をも前記各実施例においては満足させている。
すなわち、 なる関係にある。
前記(4)式において、上限値を越えると、閃光放電
管2を移動量が大きすぎてメカ的保持が難しく、下限値
を下回ると、微少量の移動で大きな照射角変化が生じる
ストロボとなるが、そのため製造誤差が大きくなってし
まう。
(変形例) 本実施では、閃光放電管2を移動させることで照射角
を変化させるタイプについて述べたが、反射傘1を移動
させることで照射角を変化させるようなタイプのもので
あっても適用することができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、反射傘の断面
形状を、光軸方向をx,それと直交する方向をy,近軸曲率
半径をR,離心率をeとするとき、 で表せるように形成し、且つ反射傘の奥行をb,楕円形状
の断面方向の開口巾をaとするとき、 0.5≦e≦0.95 0.8≦a/b≦2 を満足し、以て、狭い照射角が選択された場合の集光力
低下と広い照射角が選択された場合の配光ムラとを防止
するようにしたから、いずれの照射角が選択された場合
であっても、良好な配光特性を与えることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図及び断面図、第
2図はその配光特性を示す図、第3図は本発明の他の実
施例を示す断面及びその配光特性を示す図、第4図は本
発明の別の実施例を示す断面及びその配光特性を示す
図、第5図は放物面をもつ従来の照射角可変ストロボの
断面及びその配光特性を示す図である。 1……反射傘、2……閃光放電管、a……奥行、b……
開口巾、Dte,Dwi……距離。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大泉 浩二 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (72)発明者 柴山 義信 川崎市高津区下野毛770番地 キヤノン 株式会社玉川事業所内 (56)参考文献 実開 昭61−86723(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楕円形状の断面を有する反射傘と該反射傘
    の光軸上に配置される閃光放電管との相対位置関係を変
    化させることにより、照射角を可変する照射角可変スト
    ロボにおいて、前記反射傘の断面形状を、光軸方向をx,
    それと直交する方向をy,近軸曲率半径をR,離心率をeと
    するとき、 で表せるように形成し、且つ反射傘の奥行をb,前記楕円
    形状の断面方向の開口巾をaとするとき、 0.5≦e≦0.95 0.8≦a/b≦2 を満足することを特徴とする照射角可変ストロボ。
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