JP2536946B2 - 液体の分配用の液体制御ノズル構造 - Google Patents

液体の分配用の液体制御ノズル構造

Info

Publication number
JP2536946B2
JP2536946B2 JP2031648A JP3164890A JP2536946B2 JP 2536946 B2 JP2536946 B2 JP 2536946B2 JP 2031648 A JP2031648 A JP 2031648A JP 3164890 A JP3164890 A JP 3164890A JP 2536946 B2 JP2536946 B2 JP 2536946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
nozzle
angle
dispensing
extending
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2031648A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02290560A (ja
Inventor
ルイス コロンブス リチャード
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JPH02290560A publication Critical patent/JPH02290560A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2536946B2 publication Critical patent/JP2536946B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B1/00Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/0275Interchangeable or disposable dispensing tips
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/0241Drop counters; Drop formers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Nozzles (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は分析のため液体を吸引し、それから分配す
るのに使用されるコンテナに関する。
〔従来の技術及び発明が解決する手段〕
血液アナラザのための乾燥試験エレメントに関して最
近のものでは必要な試薬が全てスライド中に組み込みと
なったものである。そのような試験エレメントにより得
られる精度を高くするため、患者のサンプルはそれに準
じて分配される容積の精度を高くし、かつ湿潤される領
域を調和させる必要がある。もっと詳しく説明すると、
10μの容積の分配に際して、精度としては公称値の1
%若しくはそれ以下が必要となる。この精度を出すのは
簡単なことではなく、それは、患者のサンプルの粘度変
化が1から20cpsと大きく、表面張力の変化も35から72m
N/mと大きいからである。試験を更に困難とするもうひ
とつの事情は、変化する試験エレメントでの各分析のた
め、分配ステーションでの表面湿潤性が頻繁に異なって
くる事実によるものである。化学的性質として非湿潤状
態を好む場合は分配された液体はすでに湿潤されたノズ
ルの上側に伝わろうとする(以下パーフュージョン)。
パーフュージョンは分配精度の大きな変動の原因とな
る。パーフュージョンは、その発生度合の程度について
は分配の間にコンテナにおいて発生するピーク圧力によ
って検出することが可能である。
上述のような状況は次の事実によって一層悪化され
る。即ち、患者のサンプルを分配コンテナに導入する最
も経済的な方法は大きなサンプル供給源から吸引するこ
とである。浸漬若しくは吸引するため使用される分配コ
ンテナの外部を拭わずに済ませるとすると、分配コンテ
ナに幾分かの残留患者サンプルがその外側表面に留まる
ことに配慮しなければならない。この残留サンプルは分
配オリフィスを介して分配操作と干渉することになる。
即ち、最善なのは、外部表面からの残留ガスのうち極く
僅かだけが、10μの分配における不正確性が1%を超
えない範囲で、内部から分配される所望量に合体される
ことが必要である。最悪の場合は、多量の残留物が自然
に流出し、装置若しくは試験エレメント又はその両方を
汚染することである。
これらの残留物の量及び位置は容易には制御すること
ができない多くの条件によって決まり、これらの条件と
してはサンプル蛋白質の性質や濃度、全体のサンプル供
給からの分配容器取出速度、その特定のサンプルの粘
度、吸引のための浸漬深さ、ピペットの表面積、等が含
まれる。それらのなかでも、最後の因子だけがアナラザ
において使用されるコンテナにより最初から決まってお
り、この因子は変更の必要に適合するように標本に応じ
て次々に変更するということは容易ではない。
廃棄可能型分配コンテナとして米国特許第4,347,875
号に開示のものはユニバーサルな必要に合わせて使用で
きるものではなく、全タンパク質及び炭酸ガスを含む、
秘伝的な化学的性質の試験エレメントや、特有な患者の
サンプル条件、例えば、IgG多発性骨髄腫のようなもの
は適用できない。従って、‘875特許のコンテナで分配
を行うと不充分な結果となることが多く、容量の精度不
良となるか、液体のパーフュージョンが発生する場合は
全然分配できないことになる。詳しく説明すると、公称
10μの滴下は(人間の血液より用意し、かつ試験液と
してのAmerican Scientific Productsによるバイカーボ
ネート(bicarbonate)希釈剤と共に使用したDadeTM ES
レベルII一般的多目的制御血清を10回分配した場合)平
均値で9.259μ(±0.368)から平均値で10.583μ
(±0.166)まで変化する。これより良好な結果が必要
な場合であっても10回の滴下の平均値が9.93μより小
さいことはないし、10.05(±0.1)より大きいこともな
い。
この発明の目的は性質が大きく変化する懸濁液体を使
用したときに上記問題点を解決することができる分配装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明によれば、上記目的を達成するため、ある時
点において液体の一部を分配するための分配装置であっ
て、液体を保持することができる隔室から延びており、
開口によって終端する通路と、該通路を包囲する液体封
入壁面を形成したノズルとを備え、該ノズルは前記開口
の廻りに配置される液体拡開第1外部表面において終端
しており、前記包囲壁は前記第1外部表面からノズルの
側面まで延びる第2外部表面を形成し、その形状は該第
2の表面上の液体を前記開口を介して分配される液体と
相互作用しないように付勢するべき形状である分配装置
において、特徴とするのは、前記第2の表面は前記第1
の表面から第1の角度で延びる直接延びる傾斜面を具備
し、その第1の角度は、液体が前記傾斜面から第1の面
に再処理されたときのみ液体源を切り離すべく前記外部
表面上の液体を付勢する角度であり、さらに前記第2の
表面はその外径が増大する一連の少なくとも二つの全体
として環状の段型ランドを具備し、該ランドは、前記第
1の表面の平面から計測される第2の全体角度をなすよ
うに前記ノズルの上側に離間しており、この第2の角度
は装置からの液体ドレインの間に殆どの外部液体を放出
するのに有効な角度であることである。
この発明によれば、また、前記目的を達成するため、
前記前提構成と類似した構成において、各ランドは前記
第1の表面と全体的に平行の環状表面を持ち、かつ所定
の半径方向の延長寸法(RN−RN-1)を有し、近接したラ
ンド若しくは開口に近接した表面からの各段状ランドか
らの間隔および前記所定半径方向延長部は離間の後に第
2の外部表面上に残っている液体を分離した液滴に破砕
するため有効である。
この発明を以下好ましい実施例について説明するが、
この好適実施例では分配装置は手動若しくは自動的ピペ
ットとしての装置に取付けるための廃棄可能チップであ
り、乾燥した試験エレメント上に、チップにまず吸引さ
れチップ内に含まれる血清を分配するものである。加え
て、この発明はアスピレータ若しくは分配器、又は廃棄
可能血液分離装置、又はノズル部分のみが廃棄可能なコ
ンテナの永久的な部分である分配装置に適用可能であ
る。この発明は分配されている液体に係わらず、若しく
はこれを受け取る試験エレメントに係わらず有益であ
る。更に、装置が分配に先立って液体を収容するかどう
か、又はそのような収納を行う別の装置に単に流体的に
連結されるのか、に係わらず有益である。
ここに上、下、底等の用語は重力が加わっている環境
におけるその好ましい使用中における部品の向きのこと
である。しかしながら、この発明は上方向が任意な環
境、例えば、宇宙ステーション等の環境でも有益であ
る。
この発明が解決しようとする問題は第1図に説明され
ている。分配コンテナ10はピペット装置12に取付られ、
矢印14に示すように第1A図のコンテナ16における液体L
の総供給源に挿入される。ピペット12内に部分的なバキ
ュームが発生すると、血液血清のような液体が矢印18の
ように分配コンテナ10に吸い込まれる。次ぎに、コンテ
ナ10及び装置12は第1B図の矢印20のように取り出され、
液体が破断され、コンテナ10の外表面上に液滴dが残さ
れる。次ぎに、コンテナ10は第1C図のように試験エレメ
ントEに近接配置され、部分的な圧力が加えられ、そこ
に含まれた液体の一部が矢印22のように分配される。試
験エレメントの表面が比較的に非湿潤であれば、又は、
液的dが分配中の液体と接触するものとすると、コンテ
ナ10の外壁まで液体のパーフュージョンが起こり易くな
る。その結果、意図した量、例えば、10μと比較し、
エレメントEによって受け取られる液体の量の有意な変
動が起こる。
この問題点に対する米国特許第4,347,875号に開示さ
れた解決手段が第2A図、第2B図に比較のため図示されて
いる。この分配装置若しくはコンテナ10では、液体収納
隔室24がノズル部26に設けられ、このノズル部26は底部
30を形成する壁部材28を持つ。分配開口32はまた外部表
面34を有し、この外部表面34は表面30から所定位置離間
(好ましくは距離d)した手段を有し、この手段は表面
34上の過剰の液体を表面30から吸引するものである。最
も好ましくはこの吸引手段は表面34上の部分40であり、
この部分40は円錐表面を形成するように角度αをなして
いる。距離hは0.02cmから約0.5cmの値が好ましいとさ
れる。
上部44はオプションであるが、リブを形成しており、
コンテナの取扱を容易とする意図のものである。
この発明によれば、コンテナ10は、第3図及び第4図
に示すような新規なノズル形状50を持つ点で改善されて
いるものである。以前と同様にコンテナ10は液体収納隔
室24を具備し、この隔室24は吸引によって分配用の液体
を40μだけ吸引により獲得することができる。ノズル
部50は変更されており、以下説明するような適当な液体
流れ特性を反映したものである。その構造につき説明す
ると、ノズル50は通路54の周囲を包囲している壁面52を
形成しており、この通路54はオリフィス32を隔室24と流
体的に連結するものである(第4図参照)。最も好まし
くは、コンテナ10及び特にノズル50は対称軸線56を有し
ており、この対称軸線は通路54及び開口32と芯合してい
る。
以前と同様に、ノズル50は、好ましくは半径R1をもっ
て軸線56から延びる底表面30を形成する。好ましくは表
面30は環状である。R1の有効な値は以下に説明する。し
かしながら、第2図に示す構造と相違して、表面30は直
接にエッジ60で、表面30に対して角度αで傾斜する表面
62と接続され、αの角度の符号は表面30及び62が凸面を
なすものである。表面62は全体として環状であり、好ま
しくは軸線56からの半径差R2−R1の距離を張るように延
びている。ここで使用する“全体的に環状”というのは
形状が大体において輪をなしていれば充足されるものと
する。加えて、ノズルは一連のランド64及び66を有して
おり、これらのランドは軸線56に沿ってノズルの側面ま
で段状に連なっている。これらの各ランドはその形状が
全体的に環状であり、表面30に対して概して平行である
のが好ましく、その軸線56から夫々の半径寸法R2、R1
持っており、その結果各ランドの表面領域は二つの境界
半径の差RN−RN-1の関数となり、ここにランド64ではN
は3であり、ランド66ではNは4となる。各ランドは段
々と後退しており、好ましくはステップ的であり、軸線
56に沿って、表面30に近い近接表面からh2、h3の距離離
間している。表面62のための距離h1は当然のことである
が、角度αと半径R2とによって決まる。
ランド64及び66の重要な点はその最も外側の半径R3
R4がノズル50の外表面、及び表面30の平面から図った全
体角度βを与え、これは、以下説明するようにノズル50
の外面上の液体を最大限排出させるため有効である。他
の重要な構造は各ランドに段部によって構成される凹部
と、距離h2およびh3である。即ち、各段部は角度βによ
り想定される円錐形状輪郭にギャップを形成し、ステッ
プ後退面68が前記距離h2およびh3を持ち、このようなギ
ャップは、総合液体供給源からコンテを取出したときノ
ズル50の外部上に残留する液体鞘を捕捉し、破砕するの
に有効となる。
ランド64及び66は大体の形状が環状であることが要求
されるだけであり、この場合、RN−RN-1は厳密には半径
を引算することでは決定されない。RN−RN-1が非円形曲
線の寸法のときは(第8図)、RN−RN-1の値は、単純
に、そのランドがステップ後退面68の周囲を延びるとき
のそのランドの幅となる。第8図では8角形状のリング
が図示されているが、その数は重要ではないし、そのよ
うな角形状があること自体も重要ではない。
以下の表は前記の各寸法について好ましい値の範囲、
及び最適値を示したリストである。 寸法値 項目 範囲 最適値 角度α 6゜−30゜ 12゜ 角度β 40゜−60゜ 53゜ 半径R1 0.057−0.076cm 0.063cm 半径差(R2−R1) 0.013−0.13 cm 0.063cm 半径差(R3−R2) 0.013−0.13 cm 0.076cm 半径差(R4−R3) 0.013−0.13 cm 0.076cm 高さh2 0.035−0.08 cm 0.05 cm 高さh3 0.02−0.05 cm 0.04 cm *相互の相違の理由は後で説明する。
最も好ましくは、ランド64,66若しくは表面62のよう
な表面と、垂直方向に延びる段部後退面68との交叉によ
って画定される各エッジ70は比較的に急峻であり、その
曲率半径は約0.2cmを超過することがない。
以上説明したノズル50の幾何学構造の意味について第
5A図−第5D図によって説明する。
角度βは、コンテナ10が矢印20のように引き抜かれる
ときの液体のノズルからの脱落の仕方による選定される
ものである。高速撮影で研究した結果では引き抜きの過
程で最初に起こるのは液体の鞘Sが残されようとする傾
向であり、この鞘は残りの液体Lに対して或る角度を形
成し、この角度は実際には53゜であり、もしβが53゜で
あれば、βの角度である。かくして、βの最も好ましい
値とはこの角度と等しい角度であり、幾分効率が下がる
が−13゜から+7゜で角度でも所期の効果は得られる。
角度αは液体Lからのノズル50の引き抜きの過程での
次の事象により決められるものである。それは、ノズル
50及び残留液体がコンテナ16内の液体Lから切り離され
ようとするとき、表面30上の残留液体が液体Lに対して
所定の“拭い角度”をなすが、この拭い角度は6−30゜
の範囲にあり、通常は約12゜である。従って、液体Lに
よる表面62の拭い作動は表面62が同一の角度で傾斜して
いるときに最適な結果が得られる他の角度では効力は落
ちるが角度αは前出の表の範囲で変化させることができ
る。
第5B図及び第5C図から段部64及び66により達成される
機能もまた明白である。これらの段部によって形成され
る空間は三次元の帯状空間を形成し、この容積部は残留
鞘の帯状体若しくは液滴を受け取り、かつ再分配し、第
5B図の鞘を破砕するものである。このような破砕作用は
極めて微妙な調整により得られるものである。即ち、ひ
と続きの容積部として鞘が残留している場合はこの鞘は
その重量が大きく、ノズルを滑り落ち、分配部Pと接触
し(第5図)、その分配容積を許容できないほど変化さ
せてしまう。帯状体は相互に離間されているため、ラン
ド64と66とランドから突出する段部戻り面68との間に留
まる(第5C図)。かくして、正確な分配を行うことがで
きる。
第5D図はh2およびh3が異なった値を持っている理由を
説明する。この図に示すように分配されるべき10μの
液滴D′が試験エレメントの湿潤に先立って表面30から
垂れ下がっている。もしこの液滴がエレメントEの表面
を容易に湿潤させるものであれば、この液体は表面62を
湿らせ、ノズル50のD″の位置まで移行することにな
り、その間でエレメントへの滴下が行われる。エレメン
トEの湿潤領域はAで表される。しかしながら、表面が
比較的に非湿潤型であると、付加的な量の液体が初期の
液滴D″に加えられ、第5E図の10μ容積を形成すると
(エレメントEの濡れは遅いから)、実線のような膨ら
みが最初に形成され、それから破線のような膨らみが発
達される。角度γが約90゜に到達し、この値を超えると
図示の破線DIVで示すように液体は表面62を飛び超え、
ランド64に乗る。かくして、ランド64の表面はランド62
及び64の領域にのみこまれ10μの容積を液体を支え、
一方角度γは90゜より小さく維持される。しかしなが
ら、ランド66は話が異なってくる。即ち、その離間距離
h3は十分大きく選定され、表面62,64,66の組合せにより
支えることが可能な容積は分配するべきトータルの容積
を超過する。半径R3のところで生ずる圧力差は、液滴D
IVをランド64からランド66に拡開するには不十分とな
る。エレメントEの湿潤領域Aは比較的に一定に留まる
(第5D図及び第5E図)。h3は表に述べた0.02の最小値よ
り小さくないのが好ましく、その理由はそれ以下では所
定角度βでランド66で形成される段部が、第5A図の鞘S
を第5C図の段部の周囲に延びる液体の離間的3次元的帯
状体に有効に破砕するには過少となるからである。
付加的なランドを第6図に示すように収納隔室に向か
ってノズル上方に追加することができる。以前に説明し
たとの同様な部品は同一の参照番号を付すものとし、区
別するため添字Aを追加する。
第6図を参照すると、コンテナ10Aはノズル50Aを具備
し、このノズル50Aは前と同様に構成され、底表面30A
と、環状リング面62Aと、段部64A及び66Aを具備する。
加えて、二つの他の段部80及び81が加えられ、夫々が段
状後退部82を介して離間され、h4,h5の距離離間してい
る。最も好ましくは各段部80及び81は半径方向の長さR5
−R4,R6−R5を持っている。R5−R4とR4−R3をと同一範
囲でかつ好適値を持っており、一方R6−R5は実質的に小
さい。さらに、h4およびh5はh3と同一範囲にあり同様の
好適値を持つ。角度α及びβは前と同様である。
第2図のコンテナに対してこの第6図の分配装置を好
適に作動させるため、第2図及び第6図の10個のコンテ
ナが300μのDadeTM Moni−TrolTM ESレベルII制御血
清で試験された。コンテナは各々が10μの液的を分配
するようにプログラムされた自動的ピペットに取付され
た。最初に液体が第1A図及び第1B図の工程を使用して吸
引された後で各コンテナは9滴が分配された。このよう
に分配された容量が計測され、かつ平均値及び標準偏差
が計測された。以下の表は結果を示す。
第2図の装置においては、3σ合計(3標準偏差)は
液滴内偏差が0.48であり、液滴間偏差が0.37であった。
第6図の装置については第1の液滴は第2図の装置に対
してソフトウエア滴に最適化した人工的な値であるから
無視し、そのため、3σ偏差は液滴内で僅か0.11であ
り、液滴間偏差で僅か0.33であった。
ランドの段部後退面68は常に平行である必要はなく、
その代わりに段部後退表面は軸線に対して傾斜させるこ
とができ(第7図)、ランドと段部後退面との間にφの
角度を形成することができる。以前と類似の部品は同一
の番号を付すものとし、区別のため添字Bを追加する。
コンテナ10Bはノズル10Bを具備し、ノズル内に表面30B
及び62Bの前の実施例と同様に形成される。しかしなが
ら、ランド64B及び66Bはステップ後退壁100によって離
間され、これらの壁100は軸線56Bに対して鋭角をなして
いる。しかしながら角度α、βのトータルの効果は小さ
い。角度φは75゜から120゜の値を持つことができる。
第2図の装置と同様に、この発明のコンテナはどのよ
うな材料からも造ることができ、その最も好ましいのは
合成高分子である。
〔効果〕
この発明の有利な技術的な効果は分配コンテナにより
吸引後にその外面に残留される液体の量を自動的に最小
とすることができることである。
他の技術的効果として分配コンテナは、分配される液
体のレオロジー的な性質の変動に係わらず分配中のパー
フュージョン誤差が発生しにくいことである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の分配装置で行われる吸引及び分配ス
テップを部分的、概略的に説明する。 第2A図及び第2B図は公知の分配装置の、夫々、正面図及
び拡大断面図である。 第3図はこの発明によって構成された分配装置の正面
図。 第4図は第3図のIVの印を付した部分の拡大、部分的正
面図。 第5A図から第5E図はこの発明の特徴をクリテカルに説明
する、部分的、一部断面で示す側面図。 第6図及び第7図は第4図と類似するが、他の実施例を
説明する図。 第8図は他の実施例を説明するこの発明の装置の端面
図。 10,10A,10b……分配装置 30,30A,30b……液体を拡開せしめるノズルの外部表面 62,62A,62b……表面30,30A,30bに近接した傾斜面 64,66;64A,66A;64,66b……環状離間ランド α……第1角度 β……第2角度

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ある時点において液体の一部を分配するた
    めの分配装置であって、液体を保持することができる隔
    室から延びており、開口によって終端する通路と、該通
    路を包囲する液体封入壁を形成したノズルとを備え、該
    ノズルは前記開口の廻りに配置される第1外部表面にお
    いて終端しており、前記液体封入壁は前記第1外部表面
    からノズルの側面まで延びる第2外部表面を形成し、そ
    の形状は該第2外部表面上の液体を排出させ、前記開口
    を介して分配される液体との相互作用を起こさないよう
    にする形状である分配装置において、前記第2外部表面
    は前記第1外部表面から第1の角度(α)で直接延びる
    傾斜面と該傾斜面から延びかつその外径が増大する一連
    の少なくとも二つの全体として環状の段型ランドとを具
    備し、前記第2外部表面が前記第1外部表面に対してな
    す前記第1の角度(α)は、液面に漬けられたノズルを
    引き出すときの最後の過程において液面による前記第1
    外部表面の拭いを行わしめる角度であり、前記段型ラン
    ドは、前記第1外部表面の平面から計測される第2の角
    度(β)をなすように前記ノズルの上側に離間してお
    り、この第2の角度(β)は、液面に漬けられたノズル
    を引き出すときの最初の過程において前記第2外部表面
    上の鞘状の液体を離脱せしめる角度であることを特徴と
    する液体の分配用の液体制御ノズル構造。
  2. 【請求項2】液体を吸引し、吸引された液体を貯蔵し、
    貯蔵された液体を時間毎に一部分配するための分配装置
    において、装置は吸引すべき全量の液体を収納すること
    ができる容積の隔室と、該隔室と流体的に連通するノズ
    ルとを具備しており、前記ノズルは対称軸線の廻りに配
    置される液体封入壁を形成し、かつこの液体封入壁を形
    成し、かつこの液体封入壁は第1外部表面で終端してお
    り、該第1外部表面に、前記隔室と流体的に連通する開
    口が形成され、前記液体封入壁は前記外部外部表面から
    ノズルの側まで延びる第2外部表面を具備し、その形状
    は該第2外部表面上の液体を排出させ、前記開口を介し
    て分配される液体との相互作用を起こさないようにする
    形状である分配装置において、前記第2外部表面は前記
    第1外部表面から該第1外部表面に対して6゜から30゜
    の範囲の角度をなして直接延びる傾斜面と、その外径が
    順次増大する一連の4個の環状の段型ランドとを具備
    し、該段型ランドは前記第1外部表面から53゜に対して
    −13゜から+7゜の範囲の角度をなして上方に延設さ
    れ、前記段型各ランドは前記第1外部表面と全体的に平
    行の環状表面を持ち、かつ半径方向の長さ寸法(RN−R
    N-1)は0.013cmと0.13cmとの間にあり、前記第1外部表
    面に最も近いランドの一つは前記軸線に沿って0.035cm
    と0.08cmの間の距離離間しており、残りの段型ランドは
    前記第1外部表面の側の近接段型ランドから前記軸線に
    沿って0.02cmと0.05cmの間の距離離間していることを特
    徴とする分配装置。
JP2031648A 1989-02-14 1990-02-14 液体の分配用の液体制御ノズル構造 Expired - Fee Related JP2536946B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US310151 1989-02-14
US07/310,151 US4971763A (en) 1989-02-14 1989-02-14 Liquid-controlling nozzle geometry for dispensers of liquids

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02290560A JPH02290560A (ja) 1990-11-30
JP2536946B2 true JP2536946B2 (ja) 1996-09-25

Family

ID=23201214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2031648A Expired - Fee Related JP2536946B2 (ja) 1989-02-14 1990-02-14 液体の分配用の液体制御ノズル構造

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4971763A (ja)
EP (1) EP0383563B1 (ja)
JP (1) JP2536946B2 (ja)
KR (1) KR900012685A (ja)
CA (1) CA1332727C (ja)
DE (1) DE69008216T2 (ja)
HK (1) HK129294A (ja)
IE (1) IE900528L (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5133392A (en) * 1991-04-10 1992-07-28 Eastman Kodak Company Liquid injection using container bottom sensing
US5159842A (en) * 1991-06-19 1992-11-03 Eastman Kodak Company Self-cleaning pipette tips
JP3420824B2 (ja) * 1994-04-15 2003-06-30 富士写真フイルム株式会社 乾式分析フイルム片への試料液点着方法およびその装置
US5494828A (en) * 1994-07-13 1996-02-27 Leopando; Mark E. Slide dispensing device and method
US5811306A (en) * 1995-09-04 1998-09-22 Fuji Photo Film Co., Ltd. Liquid spotting method
IL121968A0 (en) * 1997-10-14 1998-03-10 A R T Medical Instr Ltd Method for depositing a microvolume of liquid on a surface and apparatus therefor and a microvolume pump therefor
US6551557B1 (en) * 1998-07-07 2003-04-22 Cartesian Technologies, Inc. Tip design and random access array for microfluidic transfer
US6475440B1 (en) * 1998-09-16 2002-11-05 Clontech Laboratories, Inc. Applicator for use in deposition of fluid samples onto a substrate surface
GB9824202D0 (en) * 1998-11-04 1998-12-30 Moore David F Liquid transfer system
US6610253B2 (en) * 2000-05-31 2003-08-26 Autosplice, Inc. Liquid pin transfer assembly with common pin bias
US6579499B1 (en) * 2000-05-31 2003-06-17 Autosplice, Inc. Liquid compound pin replicator with weight bias
US6796704B1 (en) * 2000-06-06 2004-09-28 W. Gerald Lott Apparatus and method for mixing components with a venturi arrangement
CN1385518A (zh) * 2001-04-23 2002-12-18 株式会社百尼尔 生物学试料的微细排列用点样装置及该装置中使用的点样针
US7517694B2 (en) * 2002-07-26 2009-04-14 Ortho-Clinical Diagnostics, Inc. Metering tip with internal features to control fluid meniscus and oscillation
AU2002952248A0 (en) * 2002-10-25 2002-11-07 Goodcart Pty Ltd Multi purpose pole
US7185551B2 (en) * 2003-05-22 2007-03-06 Schwartz H Donald Pipetting module
JP2005069830A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Sysmex Corp 分注チップとそれを用いた分析装置
US7279135B2 (en) * 2004-05-10 2007-10-09 Taiwan Micro System Co., Ltd. Probe for providing micro liquid drops
JP4964547B2 (ja) * 2006-09-21 2012-07-04 株式会社サカエ 自動分析装置
US7794664B2 (en) * 2006-11-16 2010-09-14 Idexx Laboratories, Inc. Pipette tip
EP2409676A1 (en) * 2010-07-06 2012-01-25 Intervet International B.V. Method for dosing a fluid formulation containing a medicinal substance
CN105792939A (zh) * 2014-06-27 2016-07-20 株式会社爱安德 吸量管吸头
WO2017086199A1 (ja) 2015-11-16 2017-05-26 コニカミノルタ株式会社 検査キット、検査キットを使用した送液方法及び検査装置
CN110292962B (zh) * 2019-07-12 2023-04-07 圣湘生物科技股份有限公司 液体吸取控制方法、装置、设备、***及存储介质

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3449081A (en) * 1965-03-29 1969-06-10 Electronic Instr Co Test kit
US4041995A (en) * 1975-01-30 1977-08-16 Eastman Kodak Company Gas pressure-activated drop dispenser
US4237095A (en) * 1978-04-25 1980-12-02 Kommandiittiyhtio Finnpipette Osmo A. Suovaniemi Tip vessel for use in connection with a dosage pipette
US4347875A (en) * 1980-07-14 1982-09-07 Eastman Kodak Company Self-cleaning nozzle construction for aspirators
EP0082263A1 (en) * 1981-12-10 1983-06-29 The Perkin-Elmer Corporation Sample introduction for chemical analysis by spectrometry/liquid chromatography

Also Published As

Publication number Publication date
EP0383563A2 (en) 1990-08-22
KR900012685A (ko) 1990-09-01
DE69008216T2 (de) 1994-08-04
HK129294A (en) 1994-11-25
EP0383563B1 (en) 1994-04-20
DE69008216D1 (de) 1994-05-26
JPH02290560A (ja) 1990-11-30
CA1332727C (en) 1994-10-25
US4971763A (en) 1990-11-20
EP0383563A3 (en) 1991-04-17
IE900528L (en) 1990-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2536946B2 (ja) 液体の分配用の液体制御ノズル構造
US4347875A (en) Self-cleaning nozzle construction for aspirators
EP0100663B1 (en) Dilution cups for spectrophotometer analyzer
JPS59102164A (ja) 一体形試薬分与器
US5555920A (en) Method and apparatus for aliquotting blood serum or blood plasma
US4615360A (en) Means providing separation of exterior sheath of liquid on dispensing tip
US4989623A (en) Apparatus and method for cleaning reagent delivery probes
WO1993024232A1 (en) Calibrated pipette tip and method
EP1027932B1 (en) Method for determining the strength of an agglutination reaction
WO2016170994A1 (ja) 自動分析装置及び方法
CA2493611C (en) Metering tip with internal features to control fluid meniscus and fluid oscillation
JP3240140B2 (ja) 液分注器
JP2000504994A (ja) ピペット表面汚染プロテクタを備えたピペットチップ
US3977568A (en) Biological fluid dispenser for dispensing micro amounts
US5066336A (en) Method for cleaning reagent delivery probes
EP3455003B1 (en) Probe wash station for analytical instrumentation
EP2412440A1 (en) System and method for dispensing fluid from a container and into a fluid receptacle
EP0348116A2 (en) Method and apparatus for discharging contents of sealed container
US5836360A (en) Volume controlled receptacle
AU645961B2 (en) Apparatus and method for the self-levelling of liquid in a container
JPH07119670B2 (ja) 分離液制御装置および容器
JP2537584B2 (ja) 分注方法
JP3149295B2 (ja) ノズルチップによる2液攪拌方法
CA1050509A (en) Telescoping serum separator and dispenser
JPH0131964Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070708

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080708

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees