JP2536169Y2 - 工具保持装置 - Google Patents

工具保持装置

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JP2536169Y2
JP2536169Y2 JP1020591U JP1020591U JP2536169Y2 JP 2536169 Y2 JP2536169 Y2 JP 2536169Y2 JP 1020591 U JP1020591 U JP 1020591U JP 1020591 U JP1020591 U JP 1020591U JP 2536169 Y2 JP2536169 Y2 JP 2536169Y2
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Inventor
隆 坂詰
徳治 青木
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理研精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動工具交換装置の工
具保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】従来こ
の種の工具保持装置としては種々のタイプが市販されて
いる。
【0003】しかし、従来例はすべて分割爪片で工具の
プルスタッドを保持した場合、各分割爪片の側端面同志
間に間隔が存在し、隣同志の分割爪片の側端面は当接し
ない構造である。
【0004】従って、本装置が回動し、工具が回動する
と、特に工具が高速回転になると、遠心力により各分割
爪片のプルスタッドに対する保持位置が円周方向へずり
動してしまい良好な保持作用を果たせないという欠点が
ある。
【0005】本考案はこのような欠点を解決したもの
で、工具のプルスタッドを良好に保持する工具保持装置
を提供することを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本考
案の要旨を説明する。
【0007】主軸1の前端部のテーパ状保持孔2に装着
される工具8のプルスタッド3を保持開放する環状に配
された爪部材4と、該爪部材4を押引動作させるドロー
バ5と、該押引動作に伴って爪部材4の前部を開閉動作
させるスリーブ部材16とを有するものであって、上記爪
部材4を複数個の分割爪片4'により形成し、ドローバ
5の先端部寄りに環状の凹溝6を設け、夫々の分割爪片
4'の基部寄り内面に前記凹溝6に係合する係合突部7
を設け、この係合突部7の内周面の前側寄り若しくは中
央部若しくは後側寄りのいずれかに該分割爪片4'の開
放支点を設け、夫々の分割爪片4'の側端面4"の先端部
に夫々の分割爪片4'が閉じた際夫々の分割爪片4'の円
周方向への遊動を抑制する当接部9を設け、且つ分割爪
片4'の側端面4"の基端部にも夫々の分割爪片4'が開
いた際夫々の分割爪片4'の円周方向への遊動を規制す
る当接部12を形成したことを特徴とする工具保持装置に
係るものである。
【0008】
【作用】分割爪片4'で工具8のプルスタッド3を保持
した場合、隣同志の分割爪片4'の側端面4"の先端部が
互いに当接する為夫々の分割爪片4'の円周方向へのず
り動は抑制される。
【0009】夫々の分割爪片4'を開いた場合も、隣同
志の分割爪片4'の側端面4"の基端部が当接する為、夫
々の分割爪片4'の相対位置はズレることがない。
【0010】
【実施例】図1乃至図4は本考案の好適な実施例を示
し、1は主軸であって、主軸1は主軸台(図示省略)に軸
受により回転可能に設けられている。
【0011】符号2はテーパ状保持孔であって、テーパ
状保持孔2は主軸1の前部に形成され、プルスタッド3
を有する工具8のシャンク部のテーパに合わせて形成さ
れている。
【0012】符号4は爪部材であって、爪部材4は四個
に分割形成され、その分割爪片4'の前部外周面に閉塞
突部10を形成するとともに前部内周面に保持突部11を形
成し、且つ中程内周面に係合突部7を形成している。
【0013】符号16はスリーブ部材であって、スリーブ
部材16は前記テーパ状保持孔2に連通する内装孔17の前
部に内装され、スリーブ部材16の前部内周面は閉塞突部
10が摺接する閉塞部18に形成されている。
【0014】符号5はドローバであって、ドローバ5は
内装孔17に押引移動可能に内装され、内装孔17には多数
枚の皿バネ20が設けられている。
【0015】ドローバ5の中程部には分割爪片4'の係
合突部7を保持する凹溝6が形成されている。
【0016】符号13はテーパ面14を有する受凹溝、符号
19は前記テーパ面14が当接する段部である。
【0017】図示した分割爪片4'の側端面4"には加工
上切削凹溝15が形成されており、また、この切削凹溝15
の前後はテーパーの異なる斜面に形成されているが、こ
れらの構造は本実施例にとって不可欠な構造ではなく、
要は側端面4"の基端部及び先端部が夫々分割爪片4'の
開閉時において当接する構造であればどのような構成を
採用しても良い。
【0018】尚、ドローバ5の押引移動はドローバ5の
基部に設けた(図示省略)のシリンダ機構により行なわれ
る。
【0019】この実施例は上記構成であるから、工具8
を交換する場合図1の状態でシリンダ機構のピストン部
材を突出前進動作するとドローバ5は皿バネ20に抗して
前進し、爪部材4も前進し、分割爪片4'の前部の閉塞
突部10はスリーブ部材16の閉塞部18から外れて前方に突
出するとともに受凹溝13のテーパ面14が段部19に当接
し、テーパ作用により分割爪片4'は係合突部7の前側
寄りを開放支点として強制的に開放され、夫々の爪部材
4の側端面4"基端部同志は当接し、従って、この状態
で当該工具8を取り外しが可能となる。
【0020】別の工具8を挿入する場合は、シリンダ機
構のピストン部材を後退動作するとドローバ5は皿バネ
20により後退し、爪部材4も後退し、閉塞突部10は閉塞
部18を摺接し、分割爪片4'の前端部は図1の如く閉口
動作し、その保持突部11はプルスタッド3に係合し、工
具8を引寄せてテーパ状保持孔2に保持することがで
き、且つ夫々の爪部材4の側端面4"先端部同志は当接
する。爪部材4を環状に配置される複数個、この場合四
個の分割爪片4'で構成したから、保持引寄時には分割
爪片4'に実質的には引張応力のみ掛かり、スプリング
コレット型式のような拡縮に伴う曲げ応力が掛からない
為スプリングコレット型式の爪部材よりも寿命の向上が
図れ、且つ保持力を生じさせる皿バネ20の枚数も増加で
きて保持力の向上が図れ、更にスプリングコレットより
も全長及び配置直径を小さくでき、主軸1全長も短くで
き、全体の小型化が可能となる。
【0021】また、夫々の分割爪片4'は閉じた際及び
開いた際その側端面4"同志の先端部,基端部が当接する
為円周方向の遊動が規制され、この為工具8の保持開放
を正確に行うことができ、従って、工具8の回転精度を
向上できる。そして、この当接部9,12はその形成が容
易であるとともに耐久性の点においても秀れたものとな
る。
【0022】
【考案の効果】本考案は上述のように構成したから、分
割爪片を閉じた際及び開いた際の双方において夫々の分
割爪片の相対位置がズレない為、良好且つ正確な開閉動
作を行う爪部材となり、従って、工具のプルスタッドを
確実に保持開放し得る工具保持装置を提供することにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使用状態を示す断面図である。
【図2】本考案の爪部材の正面図である。
【図3】本考案の爪部材の側面図である。
【図4】本考案の分割爪片の斜視図である。
【符号の説明】 1 主軸 2 テーパ状保持孔 3 プルスタッド 4 爪部材 4' 分割爪片 4" 側端面 5 スリーブ部材 6 凹溝 7 係合突部 8 工具 9 当接部 12 当接部 16 スリーブ部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の前端部のテーパ状保持孔に装着さ
    れる工具のプルスタッドを保持開放する環状に配された
    爪部材と、該爪部材を押引動作させるドローバと、該押
    引動作に伴って爪部材の前部を開閉動作させるスリーブ
    部材とを有するものであって、上記爪部材を複数個の分
    割爪片により形成し、ドローバの先端部寄りに環状の凹
    溝を設け、夫々の分割爪片の基部寄り内面に前記凹溝に
    係合する係合突部を設け、この係合突部の内周面の前側
    寄り若しくは中央部若しくは後側寄りのいずれかに該分
    割爪片の開放支点を設け、夫々の分割爪片の側端面の先
    端部に夫々の分割爪片が閉じた際夫々の分割爪片の円周
    方向への遊動を抑制する当接部を設け、且つ分割爪片の
    側端面の基端部にも夫々の分割爪片が開いた際夫々の分
    割爪片の円周方向への遊動を規制する当接部を形成した
    ことを特徴とする工具保持装置。
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JPH04106111U JPH04106111U (ja) 1992-09-11
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