JP2535720B2 - 多所帯型住宅 - Google Patents

多所帯型住宅

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JP2535720B2
JP2535720B2 JP5157526A JP15752693A JP2535720B2 JP 2535720 B2 JP2535720 B2 JP 2535720B2 JP 5157526 A JP5157526 A JP 5157526A JP 15752693 A JP15752693 A JP 15752693A JP 2535720 B2 JP2535720 B2 JP 2535720B2
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JP
Japan
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floor
living
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mezzanine
warehouse
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JP5157526A
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JPH0711785A (ja
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一志 白浜
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は三世代住宅と呼ばれるよ
うな多所帯型の住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】従来では夫婦のみ、あるいはその子供ま
でが同居する家族構成が多く見られ、住宅においても基
本的に一所帯のみが生活できるような設計がなされてい
た。ところが、近年では地価の高騰により資金的に住宅
建設が困難になっている点、若夫婦が共働きする傾向に
ある点、老夫婦の高齢化がますます進む点などから、老
夫婦と若夫婦、さらにはその子供というような二所帯が
同居するいわゆる多所帯型に戻りつつあり、当然住宅に
おいても三世代住宅と呼ばれるような多所帯型の設計が
採用される傾向になりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
多所帯型の住宅においては、たとえ親子であっても各所
帯毎のプライバシーを守りたいとの要求や、居住者どう
し、例えば老夫婦と幼児との間、老夫婦と若夫婦との間
でのコミュニケーションが図れる共通の空間が欲しいと
の要求、さらには圧迫感がなくゆったりとした感じが得
られるような広がりのある空間が欲しいとの要求など様
々な要求があり、これら要求を満たすような住宅が要望
されている。
【0004】本発明はこのような背景からなされたもの
で、その目的とするところは、所帯毎のプライバシーが
守れ、かつ所帯間にて共有する空間を有し、しかも全体
に広がりが感じられる居住空間を有した多所帯型住宅を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
記載の多所帯型住宅では、車庫あるいは倉庫の側壁の少
なくとも二面に連続して一階部分の居住部分を設け、か
つ前記車庫あるいは倉庫の階高を一階の居住部分の階高
より低く形成し、該車庫あるいは倉庫の上に中二階の居
住部分を、前記一階の居住部分の上に二階の居住部分を
それぞれ設け、前記一階の居住部分から中二階の居住部
分にかけて階段を設けるとともに中二階の居住部分から
二階の居住部分にかけて階段を設けたことを前記課題の
解決手段とした。請求項2記載の多所帯型住宅では、平
面矩形状の車庫あるいは倉庫の側壁のうち少なくともそ
の出入口の左右に位置する面に連続してそれぞれに一階
の居住部分を設け、かつ前記車庫あるいは倉庫の階高を
一階の居住部分の階高より低く形成し、該車庫あるいは
倉庫の上に中二階の居住部分を、前記一階の居住部分の
上に二階の居住部分をそれぞれ設け、前記一階の居住部
分における、車庫あるいは倉庫の左右に位置する部分の
それぞれから中二階の居住部分にかけて階段を設けると
ともに、中二階の居住部分から二階の居住部分にかけて
階段を設けたことを前記課題の解決手段とした。
【0006】
【作用】請求項1記載の多所帯型住宅によれば、中二階
の居住部分を形成するとともに、一階の居住部分から二
階の居住部分による階段を、中二階を通っていくように
配設し、この中二階を踊場として機能させるようにした
ので、中二階の居住部分に居住者全員が集まり易くな
る。また、中二階の居住部分から見て二階の居住部分が
高い位置にあり、例えば二階の居住部分の天井が高く見
えることから空間に広がりが感じられるものとなる。請
求項2記載の多所帯型住宅によれば、一階の居住部分を
車庫あるいは倉庫に対してその左右にそれぞれ配置し、
一階の居住部分の左右それぞれから中二階にいく階段を
設けたので、一階の居住部分が左右それぞれに独立性を
有したものとなる。
【0007】
【実施例】図1ないし図5は本発明の多所帯型住宅の一
実施例を示す図であり、これらの図において符号1は住
宅である。この住宅1は、図1および図2に示すように
三階建ての住宅で、一階中央部に車庫2を配設したもの
である。車庫2は、図3に示すように平面矩形状のもの
で、その正面側にはシャッターを有した出入口3が形成
されている。また、この車庫2の出入口3以外の三方に
は、車庫2の側壁に連続して一階の居住部分Aが平面コ
字状に配設されている。すなわち、一階の居住部分A
は、車庫2の左右両側と車庫2の奥側とに連続して配置
されたものであり、図3において右側に玄関4、ホール
5、便所6を、左側に寝室7を、またホール5と寝室7
側との間に階段8a、8bおよび寝室7につながるクロ
ーゼット9を配設し、さらにホール5、階段8a、8
b、寝室7の奥側に浴室10、洗面室11、キッチン1
2、ダイニング13を配設したものである。ここで、階
段8aはホール5から後述する中二階に上がれるよう配
置されたものであり、また階段8bはダイニング13か
ら中二階に上がれるよう配置されたものである。
【0008】このように、この一階の居住部分Aには生
活する上で住宅に必要な設備がほぼ配設されていること
から、この居住空間Aのみで独立した生活空間となり、
また玄関4から入って二階に上がる際、寝室7やダイニ
ング13の近くを通ることなくホール5から階段8aを
登ることができるので、一階での生活、例えば一階に住
む老夫婦のプライバシーが守られるようになっている。
なお、車庫2およびクローゼット9は通常その天井高を
一般の居室ほど必要としないため、図2に示すようにそ
の階高が一階の居住部分Aの階高より低く形成されてい
る。
【0009】また、車庫2および一階の居住部分Aの上
には、図4に示すようにリビング14および二階の居住
部分Bが配設されている。リビング14は、階高の低い
車庫2およびクローゼット9の上に形成されていること
から、その床面が二階の居住部分Bの床面より低い位置
にある中二階となっており、これによってリビング14
と二階の居住部分Bとはいわゆるスキップフロアになっ
ている。リビング14には、図2および図4に示すよう
に一階からの階段8a、8bと、二階居住空間Bへの階
段17とが設けられている。そして、このような構成に
より階段8a、8bと階段17とは、リビング14を踊
場として機能させてつながったものとなっている。
【0010】二階の居住部分Bには、図4に示すように
リビング14の右側に寝室15が、左側にダイニングキ
ッチン16が、寝室15の奥側にクローゼット18が、
寝室15とダイニングキッチン16とを結ぶ位置に通路
19が、さらに通路19の奥側にトイレを備えたユニッ
トバス20がそれぞれ設けられている。また、ダイニン
グキッチン16には、三階に登るための階段21が設け
られている。このように、この二階の居住部分Bにも生
活する上で住宅に必要な設備がほぼ配設されていること
から、この居住空間Bのみでも独立した生活空間となっ
ている。また、二階の寝室15は、リビング14とは直
接行き来できるようになっておらず、階段17、ダイニ
ングキッチン16、通路19を通過しなければ入れない
ようになっており、しかもダイニングキッチン16とも
通路19を挟んで離れているため、二階の寝室15を使
う、例えば若夫婦のプライバシーが守られるようになっ
ている。
【0011】リビング14および二階の居住部分Bの上
には、図5に示すように別のリビング22および三階の
居住部分Cが配設されている。リビング22は、中二階
のリビング14と同様に、その床面が三階の居住部分C
の床面より低い中三階となっており、これによってリビ
ング22と三階の居住部分Cもスキップフロアになって
いる。リビング22には、図2および図5に示すように
二階からの階段21と、三階居住空間Cへの階段23
a、23bとが設けられている。このような構成により
階段21と階段23a、23bとは、リビング22を踊
場として機能させてつながったものとなっている。三階
の居住部分Cには、図5に示すようにリビング22を挟
んでその両側に寝室を兼ねる子供部屋24a、24bが
設けられており、これら子供部屋24a、24bに対応
して前記階段23a、23bがそれぞれ位置せしめられ
ている。
【0012】このような構成の住宅1にあっては、一階
と二階とがそれぞれ生活に必要な設備を備えていること
から、共に独立した生活空間を有するものとなり、しか
も一階の寝室7、二階の寝室15が、これらを利用しな
い者がその近くを通ることなく生活できるように配置さ
れているため、これら寝室を7、15を利用する者のプ
ライバシーが互いに守られるものとなる。また、リビン
グ14、22がそれぞれ中二階、中三階となっており、
これらリビング14、22から二階の居住部分B、三階
の居住部分Cを見ると、これら居住部分B、Cの天井が
リビング14、22の天井より高いため、空間に広がり
が感じられ、圧迫感などがなくゆったりとした感じが得
られるものとなる。また、中二階のリビング14は、玄
関4側から二階に上がる際の通り道となり、しかも一階
のダイニング13からも直接階段8bで上がれるため、
居住者全員が自然に集まり易くなっており、したがって
このリンビング14にて居住者間のコミニケーションが
図れるようになっている。
【0013】なお、前記実施例では車庫2を備えた住宅
としたが、車庫2に代えて倉庫を設けてもよい。また、
車庫2の出入口3側を除く三方に一階、二階、三階の居
住空間A、B、Cを設けたが、例えば左右いずれかと奥
側、あるいは左右のみというように車庫2の二面のみに
居住空間を設けてもよく、その場合にも中二階をリビン
グにし、車庫に対して、一階から中二階への階段を設け
た側(面側)と異なる側に一階の寝室を、中二階から二
階への階段を設けた側と異なる側に二階の寝室を設ける
ことにより、各寝室利用者のプライバシを守ることがで
きる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における請
求項1記載の多所帯型住宅は、中二階の居住部分を形成
するとともに、一階の居住部分から二階の居住部分によ
る階段を、中二階を通っていくように配設し、この中二
階を踊場として機能させるようにしたものであるから、
中二階の居住部分に居住者全員が自然に集まり易くな
り、したがって例えばこの中二階の居住部分をリビング
とすることによって居住者間のコミニケーションが自然
と図れる環境にすることができる。また、中二階の居住
部分から見て二階の居住部分が高い位置にあるようにし
たことから、例えば二階の居住部分の天井が高く見える
ことによって空間に広がりをもたせることができ、した
がって圧迫感がなくゆとりのある環境を有するものとな
る。請求項2記載の多所帯型住宅は、一階の居住部分を
車庫あるいは倉庫に対してその左右にそれぞれ配置し、
一階の居住部分の左右それぞれから中二階にいく階段を
設けたことにより、一階の居住部分の左右それぞれに独
立性をもたせたものであるから、例えば左右の一方に玄
関を設け、他方に寝室を設けることにより、一階の寝室
を利用する者以外は玄関を入って寝室側を通ることなく
中二階に上がることができ、これによって一階の寝室を
利用する者のプライバシーを守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多所帯型住宅の一実施例を示す正面図
である。
【図2】図1に示した多所帯型住宅の内部の概略構成を
示す破断正面図である。
【図3】一階の間取りを示す平面図。
【図4】二階および中二階の間取りを示す平面図であ
る。
【図5】三階および中三階の間取りを示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 住宅 2 車庫 3 出入口 7 寝室 8a、8b 階段 14 リビング 15 寝室 17 階段 A 一階の居住部分 B 二階の居住部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車庫あるいは倉庫を一階に設けた複数階
    建て住宅であって、 前記車庫あるいは倉庫の側壁の少なくとも二面に連続し
    て一階部分の居住部分を設け、かつ前記車庫あるいは倉
    庫の階高を一階の居住部分の階高より低く形成し、該車
    庫あるいは倉庫の上に中二階の居住部分を、前記一階の
    居住部分の上に二階の居住部分をそれぞれ設け、前記一
    階の居住部分から中二階の居住部分にかけて階段を設け
    るとともに中二階の居住部分から二階の居住部分にかけ
    て階段を設けたことを特徴とする多所帯型住宅。
  2. 【請求項2】 平面矩形状の車庫あるいは倉庫を一階に
    設けた複数階建て住宅であって、 前記車庫あるいは倉庫の側壁のうち少なくともその出入
    口の左右に位置する面に連続してそれぞれに一階の居住
    部分を設け、かつ前記車庫あるいは倉庫の階高を一階の
    居住部分の階高より低く形成し、該車庫あるいは倉庫の
    上に中二階の居住部分を、前記一階の居住部分の上に二
    階の居住部分をそれぞれ設け、前記一階の居住部分にお
    ける、車庫あるいは倉庫の左右に位置する部分のそれぞ
    れから中二階の居住部分にかけて階段を設けるととも
    に、中二階の居住部分から二階の居住部分にかけて階段
    を設けたことを特徴とする多所帯型住宅。
JP5157526A 1993-06-28 1993-06-28 多所帯型住宅 Expired - Lifetime JP2535720B2 (ja)

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JPH07180374A (ja) * 1993-12-22 1995-07-18 Atsushi Yamamoto 車庫付き建物
JP5554462B2 (ja) * 2005-05-30 2014-07-23 ミサワホーム株式会社 建物
JP6401513B2 (ja) * 2014-06-18 2018-10-10 株式会社Lixil住宅研究所 木造建築物

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