JP2535332Y2 - 浄水器用フィルターユニット - Google Patents
浄水器用フィルターユニットInfo
- Publication number
- JP2535332Y2 JP2535332Y2 JP11561290U JP11561290U JP2535332Y2 JP 2535332 Y2 JP2535332 Y2 JP 2535332Y2 JP 11561290 U JP11561290 U JP 11561290U JP 11561290 U JP11561290 U JP 11561290U JP 2535332 Y2 JP2535332 Y2 JP 2535332Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter unit
- silver
- water
- cylindrical body
- fiber
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浄水装置に用いるフィルターユニットに関
する。
する。
従来、水浄化装置のフィルターユニットには、例えば
実開昭60−58296号公報に示されているように、粒状活
性炭や繊維状活性炭を組合わせて、濾過吸着層を形成し
たものや、最近では中空多孔質繊維を充填したタイプや
これに銀を担持させた粒状活性炭を併用したもの、或は
活性炭素繊維のシートで形成された円筒体など種々の形
状のものがみられる。
実開昭60−58296号公報に示されているように、粒状活
性炭や繊維状活性炭を組合わせて、濾過吸着層を形成し
たものや、最近では中空多孔質繊維を充填したタイプや
これに銀を担持させた粒状活性炭を併用したもの、或は
活性炭素繊維のシートで形成された円筒体など種々の形
状のものがみられる。
上記の粒状活性炭に銀を担持させたフィルターユニッ
ト以外は水中の微粒子や悪臭成分を吸着分離するいわゆ
る浄化機能は優れてはいるが、水中に時として存在する
大腸菌,コレラ菌、赤痢菌等の細菌類を殺菌する能力が
ないという問題点がある。最近、団地,マンション等の
貯水槽やウォタークーラーや自動販売機中の貯水槽にお
いて数日間水が滞留されるケースが多く、又、侵入した
小動物の死骸や水垢などの発生により定期的な清掃が要
求され、これを怠ると前記細菌類が発生し、人体に害を
及ぼすという問題点がある。
ト以外は水中の微粒子や悪臭成分を吸着分離するいわゆ
る浄化機能は優れてはいるが、水中に時として存在する
大腸菌,コレラ菌、赤痢菌等の細菌類を殺菌する能力が
ないという問題点がある。最近、団地,マンション等の
貯水槽やウォタークーラーや自動販売機中の貯水槽にお
いて数日間水が滞留されるケースが多く、又、侵入した
小動物の死骸や水垢などの発生により定期的な清掃が要
求され、これを怠ると前記細菌類が発生し、人体に害を
及ぼすという問題点がある。
従って、浄水器にも殺菌性能が要求され始めており、
このため上記活性炭に銀を担持せしめた浄水器が使用さ
れているが、非常にコストが高くつくため普及しにくい
という欠点がある。
このため上記活性炭に銀を担持せしめた浄水器が使用さ
れているが、非常にコストが高くつくため普及しにくい
という欠点がある。
本考案は上記従来の問題点に鑑みてなしたものであ
り、銀メッキ繊維混入不織布円筒体の内,外層間に吸着
物質が充填してフィルターユニットを構成することによ
り、不織布繊維層中に均一に分散せしめた銀メッキ繊維
により殺菌作用が行なわれる銀との接触面積が高めら
れ、有効に機能させることができ、従来品に比べ銀の使
用量が大巾に低減されると共に内部の吸着剤により有機
物や悪臭成分が除去されるフィルターユニットを提供す
る。
り、銀メッキ繊維混入不織布円筒体の内,外層間に吸着
物質が充填してフィルターユニットを構成することによ
り、不織布繊維層中に均一に分散せしめた銀メッキ繊維
により殺菌作用が行なわれる銀との接触面積が高めら
れ、有効に機能させることができ、従来品に比べ銀の使
用量が大巾に低減されると共に内部の吸着剤により有機
物や悪臭成分が除去されるフィルターユニットを提供す
る。
円筒体の不織布繊維層に混入された銀メッキ繊維の均
一分散により、銀と水との有効接触表面積が高められ、
比較的少量の銀メッキ繊維の使用量に於いても殺菌作用
が有効に機能すると共に微粒子濾過除去能力を有し、低
コストのフィルターユニットが得られる。また、円筒体
内部に充填された吸着物質により、有機物や悪臭成分,
カルキを吸着分解する。
一分散により、銀と水との有効接触表面積が高められ、
比較的少量の銀メッキ繊維の使用量に於いても殺菌作用
が有効に機能すると共に微粒子濾過除去能力を有し、低
コストのフィルターユニットが得られる。また、円筒体
内部に充填された吸着物質により、有機物や悪臭成分,
カルキを吸着分解する。
以下、本考案の実施例を図面により詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例の一例を示す浄水器用フィル
ターユニットの斜視図、第2図は同第1図のX−X断面
図である。図面に示す様に本考案のフィルターユニット
(1)は外層(2)及び内層(3)が銀メッキ繊維例えば
アクリル繊維,ノーメックス 繊維(メタ系アラミド)
等の繊維表面に無電解メッキ法により銀を被覆した太さ
3〜40μの銀メッキ繊維を10〜50重量%と太さ3〜40μ
の化学繊維例えばレーヨン,アセテート,アクリル,PA,
PET,PP,PE,PVC,PP−PE,PET−CoPET,低融点共重合ポリア
ミド繊維等から選択される1乃至複数種類90〜50重量%
とを混合して形成されるウエブをサーマルボンド法,ニ
ードルパンチ法,ウォーターニードルパンチ又はケミカ
ルボンド法等によって結合された短繊維乾式不織布で円
筒体(4)を形成して構成される。
ターユニットの斜視図、第2図は同第1図のX−X断面
図である。図面に示す様に本考案のフィルターユニット
(1)は外層(2)及び内層(3)が銀メッキ繊維例えば
アクリル繊維,ノーメックス 繊維(メタ系アラミド)
等の繊維表面に無電解メッキ法により銀を被覆した太さ
3〜40μの銀メッキ繊維を10〜50重量%と太さ3〜40μ
の化学繊維例えばレーヨン,アセテート,アクリル,PA,
PET,PP,PE,PVC,PP−PE,PET−CoPET,低融点共重合ポリア
ミド繊維等から選択される1乃至複数種類90〜50重量%
とを混合して形成されるウエブをサーマルボンド法,ニ
ードルパンチ法,ウォーターニードルパンチ又はケミカ
ルボンド法等によって結合された短繊維乾式不織布で円
筒体(4)を形成して構成される。
上記外層(2)、内層(3)の円筒体の上下端部には
中央部に内部円筒体と略等しい直径の開孔部(5)を有
する円形の非透水性シール部材(6)が配置され、内
層,外層の円筒体を固定する側に凹溝(7)が設けられ
て外層,内層の円筒体を嵌め込み接着剤で一体に固定
し、上記外層,内層の円筒体間に形成される空隙部
(8)には一方のシール部材(6)固着後に吸着物質
(9)として活性炭粒子,ゲオライト、シリカ,アルミ
ナ,活性炭素繊維等から選ばれる1乃至複数の物質を予
め充填しておき、他方のシール部材を固着して本考案の
浄水器用フィルターユニットを構成している。
中央部に内部円筒体と略等しい直径の開孔部(5)を有
する円形の非透水性シール部材(6)が配置され、内
層,外層の円筒体を固定する側に凹溝(7)が設けられ
て外層,内層の円筒体を嵌め込み接着剤で一体に固定
し、上記外層,内層の円筒体間に形成される空隙部
(8)には一方のシール部材(6)固着後に吸着物質
(9)として活性炭粒子,ゲオライト、シリカ,アルミ
ナ,活性炭素繊維等から選ばれる1乃至複数の物質を予
め充填しておき、他方のシール部材を固着して本考案の
浄水器用フィルターユニットを構成している。
尚、上記実施例に於いて用いる非透水性シール部材は
合成樹脂、例えば塩化ビニル,ポリプロピレン,ABS,ア
クリル,ポリカーボネート,スチロール,メラミン,フ
ェノール等から選択使用される。
合成樹脂、例えば塩化ビニル,ポリプロピレン,ABS,ア
クリル,ポリカーボネート,スチロール,メラミン,フ
ェノール等から選択使用される。
上記の如く構成された本考案のユニットフィルターは
使用時に内部に導入した水が、まず内層(3)の銀メッ
キ繊維混入不織布通過時に銀メッキ部分と接触して殺菌
され、その後吸着物質(9)により有機物や悪臭成分が
吸着分解される。また継続使用中に吸着された有機物や
悪臭成分に菌が発生しても、流出側の外層(2)の銀メ
ッキ繊維により殺菌処理を受けるため長期にわたり清潔
で悪臭のない水を供給することができる。
使用時に内部に導入した水が、まず内層(3)の銀メッ
キ繊維混入不織布通過時に銀メッキ部分と接触して殺菌
され、その後吸着物質(9)により有機物や悪臭成分が
吸着分解される。また継続使用中に吸着された有機物や
悪臭成分に菌が発生しても、流出側の外層(2)の銀メ
ッキ繊維により殺菌処理を受けるため長期にわたり清潔
で悪臭のない水を供給することができる。
本考案は上記の如く構成したことにより、濾過円筒体
の不織布繊維層に混入された銀メッキ繊維の均一分散組
織により、銀と水との有効接触表面積が高められ、比較
的少量の銀メッキ繊維の使用量に於いても殺菌作用が有
効に機能すると共に微粒子濾過除去能力を有し、低コス
トのフィルターユニットが得られる。また、円筒体内部
に充填された吸着物質により有機物や悪臭成分を吸着分
解し、更に吸着物質に細菌が発生しても外層を通過する
ことにより再度殺菌処理が行なわれる為、長期にわたり
清潔で悪臭のない水を供給することが可能となる等の実
用効果を有する考案である。
の不織布繊維層に混入された銀メッキ繊維の均一分散組
織により、銀と水との有効接触表面積が高められ、比較
的少量の銀メッキ繊維の使用量に於いても殺菌作用が有
効に機能すると共に微粒子濾過除去能力を有し、低コス
トのフィルターユニットが得られる。また、円筒体内部
に充填された吸着物質により有機物や悪臭成分を吸着分
解し、更に吸着物質に細菌が発生しても外層を通過する
ことにより再度殺菌処理が行なわれる為、長期にわたり
清潔で悪臭のない水を供給することが可能となる等の実
用効果を有する考案である。
第1図は本考案の一実施例を示す浄水器用フィルターユ
ニットの斜視図、第2図は同第1図の一部切欠X−Y断
面図である。(1) ……フィルターユニット (2)……外層、(3)……内層 (4)……円筒体、(5)……開孔部 (6)……非透水性シール部材 (7)……凹溝、(8)……空隙部 (9)……吸着物質
ニットの斜視図、第2図は同第1図の一部切欠X−Y断
面図である。(1) ……フィルターユニット (2)……外層、(3)……内層 (4)……円筒体、(5)……開孔部 (6)……非透水性シール部材 (7)……凹溝、(8)……空隙部 (9)……吸着物質
Claims (1)
- 【請求項1】銀メッキ繊維を10乃至50重量%混入してな
る不織布で構成する内層と外層の2重円筒体の内層,外
層間に吸着物質が充填され、かつ円筒体の両端部に内層
と直径がほぼ等しい開孔部を有する非透水性のシール部
材を固着してなることを特徴とする浄水器用フィルター
ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11561290U JP2535332Y2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 浄水器用フィルターユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11561290U JP2535332Y2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 浄水器用フィルターユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0474588U JPH0474588U (ja) | 1992-06-30 |
JP2535332Y2 true JP2535332Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31863388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11561290U Expired - Lifetime JP2535332Y2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 浄水器用フィルターユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535332Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010005485A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Nihon Technical Development Center Co Ltd | 水の浄化用フィルターカートリッジ |
CN209081475U (zh) * | 2016-02-19 | 2019-07-09 | 东丽株式会社 | ***用滤筒及*** |
-
1990
- 1990-11-02 JP JP11561290U patent/JP2535332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0474588U (ja) | 1992-06-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |