JP2535121B2 - ポリアミド系の生産効率の向上方法 - Google Patents

ポリアミド系の生産効率の向上方法

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JP2535121B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、良好な生産効率でポリ
アミド(PA)系の未延伸フィラメントを得ることを可
能にする方法に関する。
【0002】本発明はまた、テクスチャード加工(te
xturing)および延伸仮よりテクスチャード加工
に適するポリアミド系未延伸改質糸に関する。
【0003】
【従来の技術と発明が解決すべき課題】仮よりを使用す
る延伸テクスチャード加工の操作に一般に使用される未
延伸ポリアミド系糸は、高分子をより良く配向させ、次
いで結晶化させ、こうして糸の熱セットの間にフィラメ
ントを劣化または破断することなく延伸テクスチャード
加工工程の間に配向をセットするように配合および低い
結晶性を持たなければならない。
【0004】特に、フランス特許出願公告番号第2,2
74,710号によれば、所望の糸特性を得るためにポ
リヘキサメチレンアジパミドを溶融紡糸し、冷却し、水
蒸気の雰囲気中で加圧下に処理し、好ましくは捲き取り
前に糸を僅かに過延伸することにより、仮よりを使用し
て延伸テクスチャード加工のための工程に直接使用でき
るPA糸を製造することが知られている。後者の過延伸
は一般に2700〜4000m/分の速度で行われる。
【0005】未延伸POY糸の結晶性および配向性を実
質的に変更することなく紡糸速度を増大するために、ヨ
ーロッパ特許出願公告番号第08,274号にはまた、
溶融PA中に得られたフィラメントにミクロフィブリル
を後で形成するポリエチレンまたはポリプロピレンを導
入することが提案されている。
【0006】しかしながら、微細な粒子の形の重合体の
添加は工業的に行われるとき不利益を与える:特に、ス
トランドの破断なしに信頼できる紡糸を可能にするため
に十分な純度と時間について安定性を有する混合物を得
るために非常に複雑精巧な技術を必要とする。その結果
として、そのような技術は工業的に使用できない。
【0007】またビスヘキサメチレントリアミンまたは
トリメシン酸または4−アミノメチル−1,8−ジアミ
ノオクタンのような分枝剤を0.01〜1モル%重合体
鎖中へ導入することにより、仮よりを使用してテクスチ
ャード加工に適する未配向PA糸の生産効率を改善する
ことも知られている。しかしながら、そのような化合物
は、そのような共重合体を紡糸することは非常に扱いに
くくなり、ストランドの破断のかなりの危険を与える結
果を伴なって、その粘弾性を増大することにより重合体
のレオロジーを改変する。
【0008】その上、フランス特許出願公告番号第1,
428,439号によれば、比電気伝導率<5×10-4
mho/cmの<10μmの粒子の形のシリカを含有す
るPA樹脂組成物を製造することも知られている。
【0009】しかしながら、そのような組成物の使用は
プラスチックの適用に関係がある。
【0010】また、フランス特許第1,169,578
号によれば、粘性流れを維持し、1〜40μmの粒径を
持ったSiO2 のような無機充填材をPAに混合するこ
とによるゲル形成を避けることを可能にする、より広範
な軟化範囲および溶融範囲を有する圧縮成形および射出
成形のためのPA組成物を製造することも知られてい
る。
【0011】
【発明の目的】本発明の目的は、向上した生産効率を持
って、予め配向された未延伸PA糸製造すること
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】より詳細には、本発明
は、処理されるべきPAと同じPAの基本混合物(ma
ster mix)中の分散物の形で、5〜15nmの
粒径の、0.05〜1重量%、好ましくは0.05〜
0.5重量%の熱分解法シリカ(pyrogenic
silica)を、紡糸前に溶融重合体中に導入するこ
とにより、少なくとも4000m/分の速度でポリアミ
ド系の予め配向された紡糸する間に生産効率を向上
する方法に関する。最終重合体中のSiO集合体の平
均分子間距離は0.2〜0.7μmであり、2集合体間
の最大値は≦3μmである。
【0013】紡糸後、フィラメントは室温まで気流によ
り冷却され、次いでサイジングされ、好ましくは420
0〜5000m/分の速度で捲き取られ、そしてフィラ
メントは捲き取られる前に好ましくは混ぜ合わされる。
【0014】得られる生産効率の増加は所定伸度を有す
る予め配向された糸を紡糸するための速度に関して、前
記シリカを導入していないポリアミド組成物から紡糸す
る場合に比べて、速度が10%より大きく、より一般的
には15%より大きくもしくはそれ以上でさえある。
【0015】本発明はまた、PA中に均一に分散された
5〜15nm(50〜150Å)の粒径の熱分解法シリ
カを0.05〜1重量%、好ましくは0.05〜0.5
重量%を含有し、結晶化および配向に遅れを導入するP
A系未延伸の予め配向されたフィラメントに関する。
【0016】本明細書の定義説明において、ポリアミド
はポリヘキサメチレンアジパミドまたは、少なくとも8
5%のヘキサメチレンアジパミド単位と、例えば出発物
質アジピン酸をテレフタル酸またはセバシン酸のような
別の二酸で置換することにより、および/または2単量
体を、例えばカプロラクタムで置換することにより得ら
れた15%までの他の単位を含有するコポリアミドを意
味することを意図する。
【0017】出発ポリアミドはまた艶消し剤、光、熱お
よび酸化に対する安定化のための物質、静電荷の蓄積を
減少したりまたは染色性などを改変することを意図する
添加剤のような既知の添加剤を含有しても良い。
【0018】本発明によって使用されるポリアミドは、
90%ギ酸中に体積当り8.4重量%含有する溶液につ
いて測定された、38〜52、好ましくはおおよそ40
の相対粘度を示す。
【0019】用語「熱分解法シリカ(pyrogeni
c silica)」は、有機ケイ素化合物の燃焼によ
り得られ、Degussa社からAerosil 30
0型のようないろいろな商標のもとに市販されている二
酸化ケイ素、または再集合を防止するために既知のやり
方で表面処理された二酸化ケイ素を意味することを意図
している。シリカは100〜450m2 /gの比表面積
を持った、その大きさが5〜15nm(50〜150
Å)、より一般的には100Åのオーダーであり、線状
連鎖に磨砕されている素粒子から成る集合体の形にある
超微細充填材である。
【0020】本発明によれば、熱分解法シリカは、2軸
押出機または任意の適切な装置のような溶融混合装置中
で、シリカを1〜10%、好ましくは2〜5%を含有す
る基本混合物が、260〜280℃、好ましくはおおよ
そ260〜270℃で顆粒の形で得られるような割合
で、処理されるPAと同一であるPAと混合される。
【0021】このように得られた基本混合物の顆粒は、
非常に均一に分配されているシリカを含有する。最終重
合体中の分布は集合体の平均分子間距離を使用して評価
される。
【0022】事実、本発明によれば、最終重合体中の集
合体の平均粒子間距離は0.2〜0.7μmであり、2
つのシリカ集合体間の最大値は≦3μmである。この評
価は電子顕微鏡法により作成された写真について開始さ
れ、その後写真を粒子の数を知るため、そして各集合体
の粒子間距離を算出するために画像分析により処理する
ことにより行われる。
【0023】分子間距離は明らかに導入されたシリカの
割合によって決まり:後者(シリカの割合)が高ければ
高いほど、分子間距離は益々小さくなる。さらに、ポリ
アミド中のシリカの分散はある程度は使用されたシリカ
の型によって決まり、被覆されたシリカの中には非被覆
シリカよりも良く分散するものもある。
【0024】シリカ含有量が>1%であるならば、これ
は重合体のレオロジー挙動に影響し、特に紡糸はストラ
ンドの破断により混乱させられる危険に陥る傾向があ
る。
【0025】シリカ含有量が0.05%より低いなら
ば、平均分子間距離は余りに高くなり過ぎ、導入された
シリカ容積は、後で得ようとされる効果が得られないと
いう結果を伴って、ポリアミドの構造を改変するために
不十分である。
【0026】基本混合物は、所望のシリカ含有量に依存
してさまざまな割合で、溶融状態または顆粒の形のどち
らであっても良いが、紡糸前に、例えば260〜270
℃に加熱された2軸混合押出機または任意の別の適切な
手段によって、ポリアミド中に導入される。
【0027】本発明によれば、糸中に望まれるシリカ含
有量は、0.05〜1重量%、好ましくは0.05〜
0.5重量%である。
【0028】紡糸はポリアミドの場合における通常の温
度280〜295℃、好ましくは285℃に接近した温
度で行い、フィラメントはダイの下で冷却気流で冷却
し、次いでサイジングし、4200〜5800m/分の
速度で捲き取る。冷却条件は使用される冷却装置、正確
な紡糸速度、並びに番手およびフィラメントの数の凾数
として変化させても良く、これらの設定はその技術分野
に精通している者の能力の範囲内にある。
【0029】フィラメントは後の巻戻し性をより良くす
るために捲き取り前に好ましくはからみ合わせおよび/
または混ぜ合わされる。
【0030】驚くべきことにそして意外なことに、本発
明による方法は、フィラメントの配向の遅れにより、1
0%より高い、一般に15%より高いかまたはそれ以上
でさえもある向上した生産効率によって予配向された
延伸フィラメントを得ることを可能にする:すなわ
ち、同じ程度の配向度のフィラメントに対し捲き取り速
度が10%よりも高くまたは15%およびそれ以上にさ
えも高いことを可能にする。
【0031】科学的な研究は、未延伸PAが非常に低速
度(500〜1000m/分)から少なくとも6000
m/分以上までの速度で直接得られるとき、結晶性領域
と無定形領域の強い配向がまず第一に観察され、次いで
より低い配向が観察されることを示し、配向が、とりわ
け引っぱり速度とフィラメント番手の凾数である紡糸応
力により本質的に発現させられることを示す。所定のポ
リアミドに関して、その物質の配向状態、特に無定形相
の配向、結晶相と無定形相および結晶相と無定形相の間
の界面の組織は、この物質から生じる糸の破断伸度に
より明らかに示される。事実、これは1000m〜40
00m/分の範囲に及ぶ紡糸速度によって可成り減少
し、次いで、4000〜6000m/分およびより以上
では著しくゆっくり減少する。その結果として、400
0m/分より高い速度では、現在使用されている延伸テ
クスチャード加工法に適する、未延伸の予め配向された
ポリアミド糸を得ることは困難である。
【0032】本発明によれば、驚くべきことに0.05
〜1%、好ましくは0.05〜0.5%の熱分解法シリ
カの導入は紡糸速度の関数としてフィラメントの破断に
おけるまたは破断に接近した伸度の減少に遅れを生じ、
その遅れは紡糸経路に沿ってフィラメントの配向の遅れ
に対応することが見出された。前記シリカを導入された
組成物を紡糸した場合のこの配向の遅れは、破断におけ
る伸度、または破断に接近した、同じ応力に対応する伸
度の値に関して計算されたとき少なくとも10%は低
い、より一般的には少なくとも15%低い速度で前記
シリカを含まない組成物を紡糸した場合に得られ糸の
特性と同一の特性を有する、未延伸配向された
を得ることを可能にする。このことは後記の表2から読
み取ることができる。
【0033】本発明によれば破断または所定の応力での
伸度の値は計算機に連結された商標Instron 1
122のもとに通商的に既知の標準の伸び計によって測
定される;各値は20回の測定の平均を表わす。
【0034】基準応力における伸度=〔(ls −lo
/lo 〕×100、 ここで、ls =基準応力または破断に対応する長さ、 lo =初期長さ。
【0035】図1は、非混合対照重合体と4000m/
分より高い速度の場合に比較をした、それぞれ0.05
重量%および0.5重量%づつシリカを混合した糸を使
用する紡糸速度の凾数として破断における伸度の値の変
化を示す。4000m/分よりも低い速度で紡糸した対
照未延伸ポリアミド糸の伸度の値も参照のために示す。
【0036】本発明による改質糸の配向の遅れを音波モ
ジュラスおよび複屈折の値により確認した。これらは次
の方法で測定した。
【0037】音波モジュラス=測定は、6750サイク
ル/秒の周波数で放出する探針と受信機の探針の間を走
行する糸の縦の力学的波長の変化により引き起こされる
電気的な相の変化について行なわれる。単純な関係を使
用して、相の変化は、良く知られている変化を使用し
て、モジュラスの変化の像である音の速度の変化を直接
表わす。音波モジュラスすなわち動的モジュラスは物質
の密度により試料中の音の速度の2乗に直接比例する。
【0038】複屈折=円形のストランドについてのみ測
定した。
【0039】フィラメントの複屈折はその物質の高分子
配向の証拠を与える。複屈折はフィラメントの軸に平行
および垂直な方向における屈折率の差に等しい:
【数1】
【0040】屈折率は、ワセリン油の分散液中に弱い張
力下に緊張状態を維持された個々のフィラメントについ
て光学的補償法(偏光とBerek補償板)により得
た。
【0041】したがって、本発明は、少なくとも10
%、より一般的に15%より多く、またはそれより多く
さえも、より低い速度で得られた糸の遅れ配向に対応す
る遅れ配向を示す未延伸の予め配向されたポリアミド糸
を、4000m/分より高い紡糸速度で製造することを
可能にする。遅れ配向を有するそのような糸はより低い
速度で得られた糸の機械的特性を示し、このことは同時
延伸テクスチャード加工のためにスピンドルまたは摩擦
法を使用して良好な状態のもとに仮よりを使用するテク
スチャード加工を可能にする。それらはまた製織、編成
または不織シートの製造のような織物転換のすべてに対
しても使用できる。
【0042】さらに、シリカの導入はその後での使用の
ために必要である糸の機械的性質を損傷しないし、その
上、熱分解法シリカは比較的安価であり、工業的紡糸装
置のいかなる大きな改造も必要としない。
【0043】次の実施例は本発明を説明する手引きのた
めに与えるものであって、本発明を何ら限定するもので
ない。
【0044】実施例1〜3 シリカ5%を含有する基本混合物(master mi
x)を商標Leistreiz LSM 30/34の
もと市販品として知られている完全にかみ合わされた、
同時回転2軸押出機を、平均回転速度300回転/分お
よび変化温度260〜270℃で動かして、製造した。
【0045】使用された熱分解法シリカはDeguss
a社のA300型の超微細市販充填剤である。それは比
表面積300m2 /g、見掛け密度0.05〜0.0
6、粒径5〜15nm(50〜150Å)である素粒子
から成る集合体の形態にある。シリカ5%を含有する基
本混合物を次いで紡糸する前の溶融されたポリアミド中
に、所望の最終シリカ含有量により、様々な割合で、温
度260〜270℃まで加熱され、回転速度300回転
/分を持つ2軸混合押出機によって導入した。
【0046】温度プロフィルは充填剤の添加の前にポリ
アミド原料を溶融することを可能にし、したがって溶融
媒質を生じる。真空帯域をポリアミドの乾燥を確実にす
るために押出機の一部に設置した。
【0047】最終シリカ含有量および最終重合体中の集
合体の間の平均粒子間距離は次の通りである。
【0048】
【表1】
【0049】シリカを充填したポリアミドを、直径0.
34mmの円形断面そしてオリフィスの高さがその直径
の4倍に等しい2×7のオリフィスを含む283℃に維
持されたダイプレートにより紡糸した。紡糸をオリフィ
スごとに一定流速1.68g/分で行なった。フィラメ
ントを水分(RH=60%)の存在下に、速度50m/
分で吹きつける横断空気流によって室温まで冷却した。
フィラメントを集束して、同時にサイジングし次いで空
気ノズル(2バール空気圧)により混ぜ合わせ、異なる
速度4200−5000−5800m/分巻取った。
【0050】対照糸を伸度および破壊値から生産効率に
おける増加を評価するために、低紡糸速度である以外は
同一の方法で得た。
【0051】糸の特徴を次の表に対照した。
【0052】
【表2】
【0053】上記の値により生産効率の最善の増加が最
高のシリカ充填によって得られることがわかる。そのよ
うな糸は普通の仮より機によるテクスチャード加工を予
定される。
【0054】実施例4〜5 実施例1〜3に使用された方法を再集合を避けるために
気相でオクタメチルシクロテトラシロキサンで表面処理
した、同じ比表面積および密度の熱分解法シリカを使用
して再び行なった。
【0055】処理したシリカ5%を含有する基本混合物
を実施例1〜3に示したように製造した。基本混合物を
顆粒の形で、処理されるポリアミドと同時に、260〜
270℃の温度まで加熱された回転速度300回転/分
の2軸混合押出機中に導入した。真空帯域は押出機の最
終部分で重合体の乾燥を確実にした。
【0056】最終シリカ含有量および最終重合体の平均
粒子間距離は次の通りである。
【0057】
【表3】
【0058】シリカを充填したポリアミドを直径0.3
9mmの円形断面そしてオリフィスの高さがその直径の
4倍に等しい2×10のオリフィスを含む282℃に維
持されたダイプレートによって紡糸した。紡糸は一定番
手で行なった。フィラメントを水分(RH=60%)の
存在下に室温まで速度48m/分で吹き付ける横断空気
流によって冷却した。フィラメントを集束し同時にサイ
ジングし次いで空気ノズル(2バール空気圧)により混
ぜ合わせ、異なる速度:4800−5500m/分で巻
取った。
【0059】対照糸を(低紡糸速度が伸度値から生産効
率の増加の評価を生じることを除いて)同一の方法で得
た。
【0060】種々の試験の均一性の理由のために、伸度
値をすべての試験に同一の、応力45.6cN/tex
で測定した。
【0061】糸の伸度値を次の表に対照する。
【0062】
【表4】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は紡糸速度と破断伸度の関係を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−47550(JP,A) 特公 平2−46687(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも4000m/分の速度でポリ
    アミド系の予め配向された糸を紡糸する間の生産効率を
    向上する方法であって、紡糸する前に、0.05〜1重
    量%の粒径5〜15nmの熱分解法シリカを処理される
    べきポリアミドと同じポリアミドの基本混合物中の分散
    物の形で溶融重合体中に導入し、次いで紡糸後のフィラ
    メントを室温で気流により冷却し、次いでサイジングし
    て4200〜5800m/分の速度で捲き取ることを特
    徴とする、前記方法。
  2. 【請求項2】 0.05〜1重量%の粒径5〜15nm
    の熱分解法シリカを含有し、そして前記シリカを含まな
    いポリアミド組成物から同じ速度で紡糸された場合の予
    め配向された糸に比べて配向の遅れを示していることを
    特徴とする、請求項1に記載の方法で得た未延伸の予め
    配向されたポリアミド糸。
  3. 【請求項3】 シリカ集合体間の平均粒子間距離が
    0.2〜0.7μmであり、2シリカ集合体間の最大値
    が≦3μmであることを特徴とする、請求項に記載の
    ポリアミド糸。
JP4145923A 1991-06-07 1992-06-05 ポリアミド系の生産効率の向上方法 Expired - Lifetime JP2535121B2 (ja)

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FR9107190 1991-06-07
FR9107190A FR2677376B1 (fr) 1991-06-07 1991-06-07 Procede pour l'obtention de fils polyamides avec une meilleure productivite.

Publications (2)

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JPH05263314A JPH05263314A (ja) 1993-10-12
JP2535121B2 true JP2535121B2 (ja) 1996-09-18

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