JP2534725Y2 - 椅子における背もたれ支持杆のカバー装置 - Google Patents

椅子における背もたれ支持杆のカバー装置

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JP2534725Y2
JP2534725Y2 JP4554192U JP4554192U JP2534725Y2 JP 2534725 Y2 JP2534725 Y2 JP 2534725Y2 JP 4554192 U JP4554192 U JP 4554192U JP 4554192 U JP4554192 U JP 4554192U JP 2534725 Y2 JP2534725 Y2 JP 2534725Y2
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敦郎 邑上
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、座体の後部近傍に設け
た背もたれ支持杆に背もたれを取付けて成る椅子におい
て、前記背もたれ支持杆に対するカバー体の取付け装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】椅子に背もたれを設けるにおいて、脚体
の上端に設けた支持部材に側面視L字状の背もたれ支持
杆を取付けて、この背もたれ支持杆に背もたれを取付け
ることが行われており、その場合、強度の関係より背も
たれ支持杆を金属板にて形成していることから、安全や
色彩の統一のために、背もたれ支持杆を合成樹脂製等の
カバー体にて後方から覆うようにしている。
【0003】その場合、従来は、カバー体の内面に雌ね
じ孔を設けておいて、背もたれ支持杆に貫通したビスを
前記雌ねじ孔にねじ込むことにより、カバー体を背もた
れ支持杆に取付けるようにしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このようにカ
バー体をビスにて背もたれ支持杆に取付ける手段では、
カバー体をガタ付きのない状態に確実に取付けできると
言う利点を有するが、その反面、一々ドライバー工具を
回転操作してビスをねじ込まなければならないため、カ
バー体の取付けに手間がかかると言う問題があった。
【0005】本考案は、この問題を解消することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本考案は、座体の後部に、背もたれが取付く側面視略L
字状の金属製背もたれ支持杆を設け、前記背もたれ支持
杆にカバー体を後方から被嵌して成る椅子において、前
記カバー体の上端に、前記背もたれ支持杆の上端縁に上
方から嵌まり係合するようにした下向き鉤形の上係止爪
を設ける一方、前記背もたれ支持杆のうち少なくともそ
の前部に、当該背もたれ支持杆の左右外面を構成する左
右一対の側板を設け、該背もたれ支持杆における左右両
側板の前部上面を、椅子の前方に向けて斜め下向きに傾
斜した傾斜面に形成し、前記カバー体における前部の左
右両端に、前記背もたれ支持杆における左右両側板の傾
斜面に対する左右一対の内向き鉤形の下係止爪を、その
弾性に抗して外向きに変形することにて前記左右両側板
の傾斜面に係合するように設ける構成にした。
【0007】
【考案の作用・効果】このように構成すると、先ず、カ
バー体の上係止爪を背もたれ支持杆の上端縁に落とし込
み係合し、次いで、カバー体を、上係止爪を中心にして
回動させるようにして、左右両下係止爪を外向きに変形
させつつカバー体を背もたれ支持杆に嵌め込み、左右両
係止爪をその弾性復元力にて復元させて、背もたれ支持
杆における左右両側板の傾斜面に接当すると言うワンタ
ッチ的な操作にて、カバー体を背もたれ支持杆に取付け
ることができる。
【0008】そして、このカバー体の取付け状態におい
て、カバー体は、その内面が背もたれ支持杆における水
平部の下面と鉛直部の背面とに接当した状態で、鉤状の
上係止爪が背もたれ支持杆の上端に上方から係合してい
るから、カバー体の上部は下方及び後方のいずれの方向
にもずれ不能に保持され、また、カバー体における前端
に設けた左右両下係止爪が背もたれ支持杆の傾斜部に係
合しているから、カバー体の前部も後方及び下方の両方
向にずれ不能に保持されることになり、このように、カ
バー体がその上端と前端とで背もたれ支持杆に対して後
方及び下方にずれ不能に保持されることにり、カバー体
は、全体としてガタ付きのない状態に保持される。
【0009】従って本考案によると、カバー体を背もた
れ支持杆に対してガタ付きのない状態に確実に取付けで
きるものでありながら、カバー体の取付けをワンタッチ
的に行うことができて、椅子の組立作業の能率を向上で
きる効果を有する。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図において符号1は、カバー筒1aを固着した脚
体を、符号2は座体を、符号3は、合成樹脂製のシェル
状基板3aにクッション材3bを張設して成る背もたれ
を各々示す。
【0011】前記脚体1の上端に、左右一対の側板4
a,4aを備えた上支持部材4を嵌着する一方、脚体1
におけるカバー筒1aの上端には上向き開口した下支持
部材5が固着されており、これら上下支持部材4,5を
その前端寄りの部位において一体的に固着し、上支持部
材4の上面に形成した支持片4bに前記座体2を固着し
ている。
【0012】符号6は、金属板製にて側面視L字状に形
成した背もたれ支持杆であり、該背もたれ支持杆6は、
その水平部6aと鉛直部6bとに連接して延びる左右一
対の側板7,7を設けることによって断面略コ字状に形
成されており、水平部6aにおける左右両側板7,7の
前端寄り部位を、前記上支持部材4に横支軸8にて枢着
し、更に、左右両側板7,7の先端間に装架した支持ピ
ン9にてガスシリンダ10の一端を回動自在に支持し、
ガスシリンダ10の他端を下支持部材5の前端部に軸
(図示せず)にて支持する一方、背もたれ支持杆6にお
ける鉛直部6bの前面に、前記背もたれ3の基板3aを
ビス(図示せず)にて固着する。
【0013】このとき、前記背もたれ支持杆6における
左右両側板7,7の前部上面を、椅子の前方に向けて斜
め下向きに延びる傾斜面7a,7aに形成する。なお、
前記背もたれ支持杆6の幅方向に沿った略中間部には、
補強用の突条6aを長手方向に延びるように形成してい
る。符号11は、前記背もたれ支持杆6に後方から被嵌
するようにした合成樹脂製のカバー体を示す。このカバ
ー体11は、その全体の幅寸法を背もたれ支持杆6より
も大きい寸法にして、その内面に補強用のリブ11aを
上下方向及び前後方向に沿って多段状に設けており、こ
れら各リブ11aに、背もたれ支持杆6にきっちり嵌ま
るようにした係合溝12を形成することにより、当該カ
バー体11が背もたれ支持杆6に対して左右方向にガタ
付き不能の状態で嵌るようにしている。
【0014】そして、カバー体11の上端に、背もたれ
支持杆6の上端縁に上方から嵌まり係合するようにした
2個の上係止爪13,13を左右に適宜隔てて設ける一
方、カバー体11の前端に、背もたれ支持杆6における
左右両側板7,7の傾斜面7a,7aに接当するように
内向き鉤状に形成した左右一対の下係止爪14,14を
突設し、これら左右両係止爪14,14が、その弾性に
抗して左右外側に向けて撓み変形するように構成する。
【0015】以上の構成において、背もたれ支持杆6を
上支持部材4に取付けた状態で、図7に示すように、カ
バー体11を、その上部のみを背もたれ支持杆6の上部
に被嵌した状態で下方に移動させることにより、上係止
爪13を背もたれ支持杆6の上端縁に係合し、次いで、
図8に矢印で示すように、カバー体11の下部を背もた
れ支持杆6に向けて押し込んで、左右両下係止爪14,
14を、図6に一点鎖線で示すように一旦外向きに変形
させてから、弾性復元力にて元の状態に復帰させて、左
右両下係止爪14,14を背もたれ支持杆6における左
右両側板7,7の傾斜面7a,7aに係合させると言う
ワンタッチ的な操作により、カバー体11を背もたれ支
持杆6に取付けることができる。
【0016】そして、この取付け状態において、カバー
体11は、上係止爪13が背もたれ支持杆6の上端縁に
上方から係合していることにより、その上部の箇所にお
いて後方及び下方の両方向にずれ不能に保持され、ま
た、左右両下係止爪14,14が背もたれ支持杆6にお
ける左右両側板7,7の傾斜面7a,7aに外側から係
合していることにより、カバー体11はその前部の箇所
においても後方及び下方の両方向にずれ不能に保持され
ることになり、従って、カバー体11は全体としてガタ
付きのない状態に強固に取付けられるのである。
【0017】上記の実施例は、背もたれ支持杆を後傾動
自在に構成した場合であったが、本考案は、背もたれ支
持杆を座板の下面又は支持部材に固着した場合にも適用
することができる。また、上記の実施例は、背もたれ支
持杆を1本の部材で構成した場合であったが、背もたれ
支持杆を、椅子の左右方向に並ぶ複数本の部材で構成し
ても良いのであり、この場合には、複数本の部材で構成
される背もたれ支持杆の左右外側の部位に側板を形成し
て、これにカバー体の下係止爪を係合させるようにすれ
ば良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバー体と背もたれ支持杆との分離斜視図であ
る。
【図2】椅子の後部の右側面図である。
【図3】椅子の後部の縦断側面図である。
【図4】背もたれを省略した状態での図3のIV−IV視断
面図である。
【図5】図3のV−V視断面図である。
【図6】図3のVI−VI視断面図である。
【図7】カバー体の取付けの手順を示す図である。
【図8】カバー体の取付けの手順を示す図である。
【符号の説明】
1 脚体 3 背もたれ 6 背もたれ支持杆 7 背もたれ支持杆の側板 7a 傾斜面 11 カバー体 13 上係止爪 14 下係止爪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座体の後部に、背もたれが取付く側面視略
    L字状の金属製背もたれ支持杆を設け、前記背もたれ支
    持杆にカバー体を後方から被嵌して成る椅子において、
    前記カバー体の上端に、前記背もたれ支持杆の上端縁に
    上方から嵌まり係合するようにした下向き鉤形の上係止
    爪を設ける一方、前記背もたれ支持杆のうち少なくとも
    その前部に、当該背もたれ支持杆の左右外面を構成する
    左右一対の側板を設け、該背もたれ支持杆における左右
    両側板の前部上面を、椅子の前方に向けて斜め下向きに
    傾斜した傾斜面に形成し、前記カバー体における前部の
    左右両端に、前記背もたれ支持杆における左右両側板の
    傾斜面に対する左右一対の内向き鉤形の下係止爪を、そ
    の弾性に抗して外向きに変形することにて前記左右両側
    板の傾斜面に係合するように設けたことを特徴とする椅
    子における背もたれ支持杆のカバー装置。
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JP5408643B2 (ja) * 2008-09-12 2014-02-05 コクヨ株式会社 椅子
JP5378747B2 (ja) * 2008-10-16 2013-12-25 株式会社岡村製作所 椅子

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