JP2534421Y2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2534421Y2
JP2534421Y2 JP1991001938U JP193891U JP2534421Y2 JP 2534421 Y2 JP2534421 Y2 JP 2534421Y2 JP 1991001938 U JP1991001938 U JP 1991001938U JP 193891 U JP193891 U JP 193891U JP 2534421 Y2 JP2534421 Y2 JP 2534421Y2
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lid
cooking device
plunger
lever
cooker
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次治 薬師寺
清秀 溜池
正人 中谷
隆 田中
恵美子 福田
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Sharp Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は,例えば炊飯器等の調理
器の蓋に適用される開閉機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の調理器としては,例えば
図6に示すようなものが知られている。該調理器では,
容器本体1に対して蓋2が開閉可能に軸支されており,
該蓋2の自由端側と上記容器本体1との間には,図7に
示すようなロック機構が設けられている。即ち,上記蓋
2の裏面側には,開口3a が穿設されたラッチ3が治具
4にて揺動自在に軸支されており,該ラッチ3は,スプ
リング5にて上記治具4を中心に常時反時計方向へ弾性
付勢されている。そして,該ラッチ3は,上記開口3a
を垂下させた状態で位置決めされ,上記蓋2に設けられ
たオープンボタン6を下方へ押し込むことにより,上記
スプリング5の弾性力に抗して時計方向へ揺動される。
【0003】上記容器本体1内にはリング7が配備され
ており,該リング7の端部に設けられた爪7a と上記ラ
ッチ3の開口3a とが係合することにより,上記蓋2の
閉状態が保持されている。そして,上記オープンボタン
6を押し込むことにより,上記ラッチ3が治具4を中心
として時計方向へ揺動され,該ラッチ3の開口3a と上
記リング7の爪7a との係合が解除される。すると,上
記容器本体1側においてスプリング8にて常時上方へ向
けて弾性付勢されているラッチストッパ9により上記ラ
ッチ3が上方へ押し上げられ,上記蓋2が開放される。
【0004】他方,上記蓋2を閉鎖する場合には,該蓋
2の自由端側を下方へ押し込むことにより,上記ラッチ
3の先端部が上記リング7の爪7a の上部斜面を滑り降
り,その後上記ラッチ3が反時計方向へ揺動され,該ラ
ッチ3の開口3a とリング7の爪7a とが係合される。
その結果,上記蓋2の閉状態が保持されることとなる。
なおこのとき,上記ラッチストッパ9は,ラッチ3の先
端部と当接しつつ下方へ押し下げられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが,上記のよう
な従来構造のロック機構を備えた調理器においては,蓋
2とオープンボタン6との隙間部分に塵や埃等が入り込
み,清掃しづらいことから,食品衛生上好ましくないと
いう問題点があった。そこで,本考案が目的とするとこ
ろは,調理器本体に設けられた開閉蓋から該開閉蓋のロ
ック解除用のオープンボタンを廃し,きわめて簡単な操
作にて上記開閉蓋を開放し得る機構を備えた調理器を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本考案が採用する主たる手段は,その要旨とすると
ころが,調理器本体上部に開閉可能に軸支された開閉蓋
と,上記開閉蓋の自由端側に下方に向けて突出して設け
られた突出部と,上記調理器本体内に設けられ,揺動す
ることにより上記突出部と係合可能な係合手段とを具備
し,上記開閉蓋の調理器本体への開閉動作により上記係
合手段を揺動させ,上記突出部と係合手段とを係合,あ
るいは係合解除してなる調理器において,上記係合手段
をその昇降動作に応じて揺動可能に支持し,上記突出部
に押されて上下動すると共に,常時上方に向けて弾性付
勢されてなるプランジャと,上記調理器本体に固定さ
れ,上記プランジャを上下方向に慴動自在に支持する支
持部材と,上記調理器本体に一端が揺動自在に係合さ
れ,他端にフック部が形成されてなるレバーと,上記レ
バーの上記フック部が嵌入されていると共に,上記プラ
ンジャーと一体に昇降し,上記開閉蓋を閉じる方向に押
しさげることにより,該フック部との係合により上記プ
ランジャーを上記支持部材に対して下降させたロック位
置と上昇させた開放位置とに固定するガイド部材とを具
備しなることを特徴とする調理器である。
【0007】
【作用】本考案にかかる調理器において、開閉蓋が閉じ
られている状態で,開閉蓋を下方に押すと,開閉蓋に設
けられた突出部が下降し,プランジャを押す。この動作
でそれまでロック位置でガイド部材と係合していたレバ
ーのフック部が開放位置まで移動する。これによりプラ
ンジャは上昇可能となる。このようなプランジャの上昇
動作に応じて係合手段が揺動し突出部との係合が解除さ
れ,開閉蓋は上方に向けて開くことができるようにな
る。また開閉蓋が開かれた状態から,下方に押すと,開
閉蓋に設けられた突出部がプランジャを下方へ押す。こ
の動作でそれまで解除位置にあったプランジャが下降
し,解除位置に固定されていたレバーのフック部がロッ
ク位置まで移動する。これによりプランジャはロック位
置で固定される。このようなプランジャの下降動作に応
じて係合手段が揺動し突出部との係合が解除され,開閉
蓋は上方に向けて開くことができるようになる。
【0008】
【実施例】以下添付図面を参照して,本考案を具体化し
た実施例につき説明し,本考案の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本考案を具体化した一例であって,本考
案の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0009】ここに,図1は本考案の一実施例に係る調
理器の要部側断面図,図2は上記調理器に適用されるロ
ック/解除機構の正断面図,図3は上記ロック/解除機
構の側面図,図4は上記ロック/解除機構を構成するプ
ランジャの側部に刻設されたガイド溝の構成を示す正面
図,図5は上記ロック/解除機構の動作を説明するため
のものであって(A)はロック時(B)は解除時の状態
を示す側断面図である。この実施例に係る調理器では,
図1に示す如く,容器本体1に開閉可能に軸支された蓋
2の自由端側と該容器本体1との間にロック/解除機構
10が配備されている。
【0010】上記ロック/解除機構10では,図1〜図
4に示す如く,ケース11a,11bを組み合わせてな
る容器11(支持部材の一例)内に,プランジャ13が
上下方向へ摺動自在に嵌入されている。上記プランジャ
13は,スプリング17にて常時上方へ向けて弾性付勢
されている。上記プランジャ13には,図5に示すよう
に,該プランジャ13の上下方向への動作に伴って上記
容器11に案内されて左右方向へ揺動可能なラッチ14
(係合手段の一例)が係合されている。上記ラッチ14
の上端部には爪14a が折り曲げ成形にて一体的に形成
されている。
【0011】そして,上記爪14a は上記蓋2の自由端
側下面から下方へ突出された金具18(突出部の一例)
の開口18a と係合可能であって,該開口18a と係合
することにより上記蓋2がロック状態となり,該開口1
a との係合を解除されることにより,上記蓋2が開放
可能な状態となる。なおこの場合,上記金具18の下端
部は上記プランジャ13の上端面に当接されて該プラン
ジャ13を下方へ移動させる。上記ケース11b の側部
から上記容器11の内部に向けてレバー15が嵌入され
ており,該レバー15は,バネ16にて常時容器11内
部側へ弾性付勢されている。そして,上記レバー15の
先端部(フック部の一例)は図示のようにフック形状を
しており,上記プランジャ13の側部に刻設されたガイ
ド溝19(ガイド部材の一例)内に該ガイド溝19に対
して相対的に摺動自在に且つ図3において左右方向へ揺
動可能に嵌入されている。
【0012】上記ガイド溝19は,図4に示すように,
略ハート型で無端状に形成されており,4つのガイド部
19a 〜19d を有している。即ち,図4における紙面
に対して,ガイド部19b はガイド部19a より深い段
差にて刻設されており,ガイド部19c はガイド部19
b よりも更に深い段差にて刻設されている。上記ガイド
部19c は表面側へ立ち上がるような傾斜面に形成さ
れ,ガイド部19d はガイド部19c の終端側よりも深
い段差にて刻設されている。更に,上記ガイド部19a
は,上記ガイド部19d よりも深い段差にて刻設されて
いる。
【0013】従って,上記プランジャ13が上下方向へ
移動することにより,上記レバー15の先端部は上記ガ
イド溝19内において相対的に時計方向へのみ周回移動
されることとなる。このようなレバー15とガイド溝1
9との関係において,同図中における破線で示される位
置にレバー15の先端部がある場合,上記金具18の開
口18a とラッチ14の爪14a とが係合した上記蓋2
のロック状態に対応する。他方,上記ガイド溝19に対
してレバー15の先端部が相対的に2点鎖線で示される
位置にあるとき,上記爪14a と開口18a との係合が
解除された上記蓋2の開放状態に対応する。本実施例に
係る調理器は上記したように構成されている。
【0014】引き続き,上記調理器における蓋2の動作
について説明する。先ず,上記蓋2が開放状態にあると
き,該蓋2を閉じようとすると,金具18の下端部がプ
ランジャ13の上面に当接する。そして,上記蓋2の自
由端側上面を押し込むことにより,上記プランジャ13
がスプリング17の弾性付勢力に抗して下方へ移動さ
れ,この移動に伴ってラッチ14が金具18に向けて揺
動される。すると,該ラッチ14の爪14a が上記金具
18の開口18a に嵌入され,該爪14a と開口18a
とが係合することにより,上記蓋2がロックされる。こ
の場合,上記レバー15の先端部は,ガイド溝19にお
けるガイド部19c ,19d 内を相対的に移動して図4
において破線で示される位置に到達する。この状態で,
上記レバー15の先端部とガイド部19a の下方側端部
と係合することにより,上記蓋2のロック状態が保持さ
れる。
【0015】上記のように蓋2がロックされた状態か
ら,該蓋2の自由端側上面を再度押し込むことにより,
上記レバー15の先端部が上記ガイド溝19のガイド部
19aに沿って相対的に移動され,ガイド部19b の上
端部に至る。このことにより,上記蓋2のロック状態が
解除される。すると,上記プランジャ13はスプリング
17の弾性付勢力にて上方へ持ち上げられ,このとき上
記レバー15の先端部はガイド部19b に沿って相対的
に下方へ移動される。上記プランジャ13の上方への移
動に伴って,上記金具18を介して蓋2も上方へ持ち上
げられると共に,ラッチ14が上記金具18から離間す
る方向へ揺動される。その結果,ラッチ14の爪14a
と金具18の開口18a との係合が解除され,上記蓋2
を持ち上げて開放し得る状態となる。
【0016】上記したように本実施例に係る調理器にお
いては,従来の調理器において必要とされていた蓋のロ
ック解除用のオープンボタンを省略することができ,極
めてシンプルな外観形状とすることができる。その結
果,当該調理器に対する清掃性が向上され,食品衛生上
極めて好ましい。そして,本実施例に係る調理器におい
ては,上述の如く単に蓋2の自由端側上面を押し込むだ
けで該蓋2のロック状態を解除して開放し得ることか
ら,その操作性も向上される。なお,上記実施例におい
ては,本考案に係る技術を炊飯器に適用した場合を例に
説明したが,該ロック/解除機構は,その他オーブンや
レンジ等にも適用可能であることはいうまでもない。
【0017】
【考案の効果】本考案に係る調理器は上記したように構
成されているため,調理器本体に設けられた開閉蓋から
該開閉蓋のロック解除用のオープンボタンを廃し,極め
てシンプルな構造とすることができる。その結果,清掃
性が向上される。更に,本考案に係る調理器において
は,開閉蓋の自由端側上面を押し込むだけで該蓋のロッ
ク状態を解除することができるため,操作性も向上され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係る調理器の要部側断面
図。
【図2】 上記調理器に適用されるロック/解除機構の
正断面図。
【図3】 上記ロック/解除機構の側面図。
【図4】 上記ロック/解除機構を構成するプランジャ
の側部に刻設されたガイド溝の構成を示す正面図。
【図5】 上記ロック/解除機構の動作を説明するため
のものであって(A)はロック時(B)は解除時の状態
を示す側断面図。
【図6】 従来の調理器の外観斜視図。
【図7】 上記従来の調理器における要部側断面図。
【符号の説明】
1…容器本体 2…蓋(開閉蓋) 10…ロック/解除機構 11…容器(支持部材) 13…プランジャ 14…ラッチ(係合手段) 14a …爪 15…レバー 16…バネ 17…スプリング 18…金具(突出部) 18a …開口 19…ガイド溝(ガイド部材) 19a 〜19d …ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 隆 大阪市阿倍野区長池町22番22号シャープ 株式会社内 (72)考案者 福田 恵美子 大阪市阿倍野区長池町22番22号シャープ 株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−45217(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理器本体上部に開閉可能に軸支された
    開閉蓋と, 上記開閉蓋の自由端側に下方に向けて突出して設けられ
    た突出部と, 上記調理器本体内に設けられ,揺動することにより上記
    突出部と係合可能な係合手段とを具備し,上記開閉蓋の
    調理器本体への開閉動作により上記係合手段を揺動さ
    せ,上記突出部と係合手段とを係合,あるいは係合解除
    してなる 調理器において,上記係合手段をその昇降動作に応じて揺動可能に支持
    し,上記突出部に押されて上下動すると共に,常時上方
    に向けて弾性付勢されてなるプランジャと, 上記調理器本体に固定され,上記プランジャを上下方向
    に慴動自在に支持する支持部材と, 上記調理器本体に一端が揺動自在に係合され,他端にフ
    ック部が形成されてなるレバーと, 上記レバーの上記フック部が嵌入されていると共に,上
    記プランジャーと一体に昇降し,上記開閉蓋を閉じる方
    向に押しさげることにより,該フック部との係合により
    上記プランジャーを上記支持部材に対して下降させたロ
    ック位置と上昇させた開放位置とに固定するガイド部材
    とを具備しなる ことを特徴とする調理器。
JP1991001938U 1991-01-25 1991-01-25 調理器 Expired - Lifetime JP2534421Y2 (ja)

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JPH04103824U JPH04103824U (ja) 1992-09-08
JP2534421Y2 true JP2534421Y2 (ja) 1997-04-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005053485A1 (en) * 2003-12-04 2005-06-16 Koninklijke Philips Electronics N.V. Beverage making device comprising a brewing chamber for enclosing a pad

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0345217A (ja) * 1989-07-12 1991-02-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 炊飯器の蓋

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JPH04103824U (ja) 1992-09-08

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