JP2534308Y2 - 電子機器の電源回路 - Google Patents

電子機器の電源回路

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JP2534308Y2 JP1979192U JP1979192U JP2534308Y2 JP 2534308 Y2 JP2534308 Y2 JP 2534308Y2 JP 1979192 U JP1979192 U JP 1979192U JP 1979192 U JP1979192 U JP 1979192U JP 2534308 Y2 JP2534308 Y2 JP 2534308Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、2つ以上の電源に切換
えることができる電子機器の電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロコンピュータなど所定の
プログラムに従ってデータの入出力処理、演算処理を実
行する電子回路に電力を供給する場合、電子機器の持ち
運びや停電対策のために内部電源と外部電源などの2つ
以上の電源に切換えることが行われている。
【0003】一般に、電子機器に設けられたコネクタに
外部電源プラグを装着することによる接点の移動によっ
て、内部電源から外部電源に切換り、再び外部電源プラ
グを抜くことによって、外部電源から内部電源に切換わ
る電源回路が用いられている。
【0004】しかし、このような電源回路において、電
子回路に印加される電源電圧が、電源切換の際に変動し
たり瞬断することがあり、電子回路の動作不安定を招く
ことがある。特に、マイクロコンピュータを用いた電子
回路においては、電源切換前に記憶されたデータが電源
切換後に変化することによって、マイクロコンピュータ
が所定のプログラムどおりに実行しない状態、いわゆる
暴走状態に陥ったり、マイクロコンピュータが信号入力
を受け付けない状態、いわゆるラッチ状態に陥ることが
ある。
【0005】そのため、電源切換時に電子回路を確実に
初期状態に戻すために、電子回路に印加される電源電圧
の変動や瞬断を検出して、リセット信号を発生するリセ
ット回路を付加することが多い。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たようなリセット回路は、電源電圧測定手段、弁別レベ
ル発生手段、これらの手段からの出力を比較する比較手
段、該比較手段の出力に基づき一定時間巾のパルスを発
生するパルス発生手段などで構成されるため、部品点数
が自ずと多くなって、電子機器の専有空間が大きくなっ
たり、電子機器の製品コストや消費電力が増加するとい
う課題がある。
【0007】本考案の目的は、前述した課題を解決する
ため、電源切換時に電子回路を確実に初期状態に戻すこ
とができるとともに、通常の動作時は電力消費がほとん
ど無く、かつ少ない部品点数で実現できる電子機器の電
源回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、一対の電源入
力端子と、リセット入力端子を備えた電子回路に電力を
供給する電子機器の電源回路において、第1電極および
第2電極を有するプラグと、第1電極および第2電極に
接続された第1直流電源と、第1端子、第2端子およ
び、第2端子と着脱可能な第3端子を備え、前記プラグ
の装着により第1電極と第2端子が接続され、第3端子
と第2電極が接続されかつ第2端子と第3端子が離脱す
るコネクタとを備えており、第1端子と前記電源入力端
子の一方とが接続され、第3端子と前記電源入力端子の
他方とが接続され、第1端子と第2端子の間に第2直流
電源が接続され、第2端子と前記リセット入力端子との
間に、第2端子と前記電源入力端子の他方との間の電位
差によって制御されるスイッチング素子が介挿されてい
ることを特徴とする電子機器の電源回路である。
【0009】
【作用】本考案に従えば、電子回路の電源を第2直流電
源から第1直流電源へ切り換える場合や第1直流電源か
ら第2直流電源へ切り換える場合に、第1直流電源に接
続されたプラグを着脱することにより電源切換が可能と
なるとともに、プラグ着脱の際にコネクタの第2端子
が、コネクタの第3端子およびプラグの第2電極のいず
れにも接触しない状態となり、第2直流電源からの電力
供給によって第2端子と電源入力端子の他方との間に所
定の電位差が生じ、スイッチング素子が導通状態となる
ことによって、電子回路のリセット入力端子と第2端子
が導通して、電子回路を初期状態に戻すことができる。
【0010】
【実施例】図1は本考案の一実施例である電子機器の電
源回路を示した回路図である。電子機器20は、一対の
電源入力端子V,Gおよびリセット入力端子Rを備えた
電子回路11と、第1端子7、第2端子8および第2端
子8と着脱可能な第3端子9を備えたコネクタ6と、第
1端子7と第2端子8との間に接続された第2直流電源
10と、第2端子8とリセット入力端子Rとの間に介挿
されたスイッチング素子13とで構成されており、第1
端子7と電源入力端子Vとが接続され、第2端子8と電
源入力端子Gとが接続されている。なお、第2直流電源
10と第1端子7との間には、電流が第2直流電源10
から第1端子7の方へ流れないように逆流防止用ダイオ
ード14を介挿することが好ましい。
【0011】電子回路11は、所定のプログラムやデー
タを記憶するリードオンリメモリ(ROM)やランダム
アクセスメモリ(RAM)と、該プログラムに従ってデ
ータの入出力処理や演算処理を実行する中央処理装置
(CPU)などで実現することができ、電源入力端子
V,Gに所定値以上の電圧が印加されることによって、
動作を開始するとともに、リセット入力端子Rに電源入
力端子Gの電圧に近いローレベル(L)の信号が入ると
初期状態に戻って所定の動作を再開する。
【0012】コネクタ6は、断面図で示したように、円
柱状で導電性を有する第1端子7と、板状で導電性を有
する第2端子8と、可撓性で導電性を有し、金属製板バ
ネなどで実現される第3端子9と、これらの各端子を絶
縁した状態で保持する保持具15とで構成され、プラグ
2がコネクタ6に装着されないときは第2端子8と第3
端子9は接触して導通しているが、プラグ2がコネクタ
6に装着されたときは、第3端子9が変形することによ
って第2端子8と第3端子9とが離脱する。
【0013】スイッチング素子13は、NPN型のトラ
ンジスタで実現することができ、エミッタは第2端子8
に接続され、コレクタはリセット入力端子Rに接続さ
れ、ベースは抵抗12を介して、電源入力端子Gに接続
されている。
【0014】一方、電子回路11に電力を供給する電源
を第2直流電源10から第1直流電源1に切り換える場
合、断面図で示したように、円筒状で導電性を有する第
1電極3および第2電極5と、これらの電極を絶縁した
状態で保持する保持部材4とで構成されるプラグ2が、
コネクタ6に装着される。なお、第1電極3および第2
電極5は、第1直流電源1に接続されるとともに、プラ
グ2がコネクタ6に装着されて第2端子8と第3端子9
とが離脱した直後において、第3端子9と第2電極5と
の接触を防ぐために、プラグ2の先端部分は保持部材4
で覆われている。
【0015】次に、このような電源回路の動作について
説明する。第2直流電源10が電子回路11に電力を供
給する場合、すなわちプラグ2がコネクタ6に装着され
ていない場合、コネクタ6の第2端子8と第3端子9と
は接触して導通状態にあり、第2直流電源10の一方の
出力は電子回路11の電源入力端子Vに接続され、第2
直流電源10の他方の出力は第2端子8および第3端子
9を介して電源入力端子Gに接続される。
【0016】スイッチング素子13は、第2端子8と第
3端子9との接触により、ベースとエミッタが同電位と
なってベース電流が流れないため、エミッタとコレクタ
との間は高抵抗状態となる。
【0017】一方、第1直流電源1が電子回路11に電
力を供給する場合、プラグ2がコネクタ6に装着され
る。プラグ2がコネクタ6の中を内側に移動して、保持
部材4が第3端子9と接触した後、更にプラグ2が移動
することにより、第3端子9が変形して第2端子との接
触が無くなる。すると、スイッチング素子13は、ベー
スとエミッタが同電位でなくなり、第2直流電源10、
電源入力端子V、電子回路11、電源入力端子G、抵抗
12、スイッチング素子13のベース、エミッタ、第2
直流電源の回路ループが形成され、第2直流電源10の
出力電圧およびエミッタ−ベース間の順方向電圧並びに
電子回路11の回路インピーダンスおよび抵抗12で決
定されるベース電流が流れる。
【0018】所定のベース電流が流れるよう抵抗12の
抵抗値が設定されれば、前述した回路ループが形成され
た時点で、スイッチング素子13のコレクタとエミッタ
の間が導通状態となり、リセット入力端子Rには第2端
子8の電位が入力され、電子回路がリセットされる。
【0019】さらに、プラグ2がコネクタ6の中を移動
して、コネクタ6の第3端子9とプラグ2の第2電極5
とが接触して導通することにより、第1直流電源1の一
方の出力は第1電極3、第1端子7および逆流防止用ダ
イオード14を介して電子回路の電源入力端子Vに接続
されるとともに、第1直流電源1の他方の出力は、第2
電極5、第3端子8を介して電源入力端子Gに接続され
る。このときのスイッチング素子13は、ベースが第3
端子9と同電位であるとともに、エミッタには第3端子
9の電位に対して、第1直流電源1の出力電圧から逆流
防止用ダイオード14の順方向電圧および第2直流電源
10の出力電圧を差し引いた電圧が印加される。従っ
て、第1直流電源1の出力電圧が第2直流電源10の出
力電圧以上であれば、スイッチング素子13にベース電
流が流れないため、コネクタとエミッタの間は再び高抵
抗状態となる。
【0020】逆に、電子回路11に電力を供給する電源
を、第1直流電源1から第2直流電源10に切り換える
場合は、プラグ2がコネクタ6から外側へ移動して、第
3端子9の接触対象が第2電極から保持部材4へ移った
ときに、第2端子8と第3端子9との接触が無くなるこ
とにより、スイッチング素子13にベース電流が流れ
て、導通状態となり、リセット入力端子Rにローレベル
の信号が入力される。そして、プラグ2がコネクタ6か
ら完全に離脱すると、第2端子8と第3端子9とが再び
接触して、第2直流電源10が電子回路11に電力の供
給を開始するとともに、スイッチング素子13が再び高
抵抗状態となる。
【0021】このようにして、2つの電源切換をプラグ
着脱により実現するとともに、プラグ着脱の過程におい
てリセット信号を確実に発生させることができる。従っ
て、電源切換に伴うCPUの暴走やラッチ状態が生じて
も、確実にリセットすることができる。
【0022】なお、以上の実施例において、スイッチン
グ素子13がNPN型トランジスタで実現される例を説
明したが、電界効果トランジスタ(FET)を用いても
同様に実現することができる。
【0023】また、以上の実施例において、電子回路1
1はリセット信号がローレベルになるとリセット動作を
行う、いわゆるローアクティブの例を説明したが、リセ
ット信号がハイレベルになるとリセット動作を行う、い
わゆるハイアクティブの場合は、スイッチング素子13
としてPNP型トランジスタを用いて、各直流電源1,
10及び逆流防止用ダイオード14の極性を逆接続する
とともに、電子回路11の電源入力端子V,Gへの接続
を交換することによって、実現することができる。
【0024】なお、以上の実施例において、第1直流電
源1および第2直流電源10は、電池の記号で表示した
が、交流または直流から所定の直流電圧に変換する電源
でも同様に適用される。
【0025】
【考案の効果】以上詳説したように、本考案によれば、
電子回路の電源切換をプラグ着脱によって簡単に行うこ
とができるとともに、プラグ着脱の際に確実にリセット
信号を発生させることができるため、電源切換に伴う電
子回路の動作不安定を解消することができる。また本考
案は、電源切換を行わない通常の動作時には、電力消費
が殆ど無いため、各直流電源の負担を減らすことができ
る。また本考案は、少ない部品点数で実現することがで
きるため、電子機器の小型化、軽量化に寄与するととも
に、製品コスト上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である電子機器の電源回路を
示した回路図である。
【符号の説明】
1 第1直流電源 2 プラグ 6 コネクタ 10 第2直流電源 11 電子回路 13 スイッチング素子 20 電子機器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の電源入力端子と、リセット入力端
    子を備えた電子回路に電力を供給する電子機器の電源回
    路において、 第1電極および第2電極を有するプラグと、 第1電極および第2電極に接続された第1直流電源と、 第1端子、第2端子および、第2端子と着脱可能な第3
    端子を備え、前記プラグの装着により第1電極と第2端
    子が接続され、第3端子と第2電極が接続されかつ第2
    端子と第3端子が離脱するコネクタとを備えており、 第1端子と前記電源入力端子の一方とが接続され、第3
    端子と前記電源入力端子の他方とが接続され、第1端子
    と第2端子の間に第2直流電源が接続され、 第2端子と前記リセット入力端子との間に、第2端子と
    前記電源入力端子の他方との間の電位差によって制御さ
    れるスイッチング素子が介挿されていることを特徴とす
    る電子機器の電源回路。
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