JP2534269Y2 - 容器の注出具 - Google Patents

容器の注出具

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JP2534269Y2
JP2534269Y2 JP40583290U JP40583290U JP2534269Y2 JP 2534269 Y2 JP2534269 Y2 JP 2534269Y2 JP 40583290 U JP40583290 U JP 40583290U JP 40583290 U JP40583290 U JP 40583290U JP 2534269 Y2 JP2534269 Y2 JP 2534269Y2
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隆治 田崎
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、容器の口筒部に嵌着さ
れる液体の注出具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、容器の口筒部に嵌着される液体の
注出具は多数存在し、一例として実開昭58−3344
0号公報に記載された注出具がある。
【0003】前記公報に記載された注出具は、図9に示
すように、容器の口筒部に嵌着した注出具本体1に、注
出筒7を設けると共に、注出具本体1の一側部に反転ヒ
ンジ25を介して、キャップ30を連設したものであ
る。そして、この注出具は、開放されたキャップ30を
回動させ、反転ヒンジ25がデッドポイントを越える
と、キャップ30は、前記反転ヒンジ25により回動さ
れ閉蓋する。
【0004】しかしながら、前記従来の注出具は、注出
筒7の注出口から垂れた液が注出具本体1の上面16に
付着しているとき、キャップ30を閉蓋すると、反転ヒ
ンジ25の力により、キャップ30の下面32が、注出
具本体1の上面16に衝突し、上面16に付着していた
液を飛散させ、周辺を汚すこととなる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、前記事項に
鑑みなされたものであり、注出具本体の上面に液が付着
しているとき、キャップを回動させて、キャップの下面
を注出具本体に衝突させても、付着していた液が飛散し
ない注出具とすることを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、注出具本体1
の一側部に反転ヒンジ25を介して、キャップ30を連
設し、このキャップ30に形成した筒状部31の下面3
2と、前記注出具本体1の上面16のうち、少なくとも
いずれか一方に、突出部17を形成して、閉蓋位置にあ
るキャップ30の下面32が、注出具本体1の上面16
と、前記突出部16を介して対面するように形成して容
器の注出具とした。
【0007】
【作用】本考案の容器の注出具は、開蓋状態のキャップ
30を閉方向に押すと、キャップ30は、反転ヒンジ2
5の力により回動されて、キャップ30の下面32が注
出具本体1の上面16に向かって回動されるが、前記上
面16と下面32間には、突出部17があるので、キャ
ップの下面32は、注出具本体1の上面16に衝突しな
い。
【0008】したがって、注出具本体1の上面16に、
注出口より垂れた液が存在しても、前記上面16と下面
32は、前記液を飛散させない。
【0009】
【実施例】図1ないし図3は、本考案の一実施例の容器
の注出具の説明用の図である。この実施例の注出具本体
1は、嵌着用筒2を備えており、この嵌着用筒2は、内
側に環状の突条3が設けてあって、図示してない容器の
口筒部に嵌着できるように形成してある。
【0010】前記嵌着用筒2の上部には、頂板4が設け
てあり、この頂板4の上面には、注出筒7が立設してあ
る。この注出筒7は、端縁が略270度にわたってラッ
パ状に拡開されて形成してある。そして、前記注出筒7
の外側には、前記中止油津筒7よりも短く形成されると
共に、上部が閉ざされた係合用筒状部8が設けてあり、
この係合用筒状部8の外周には、係合用凸条9が設けて
ある。
【0011】そして、前記頂板4には、容器の口筒部内
に嵌入される内筒5が垂下して設けてあり、この内筒5
の外周には、密嵌用の凹凸6が形成してある。
【0012】また、前記内筒5の内側に位置する頂板4
には、破断用の溝13が形成してあり、この破断用の溝
13の内側の位置の頂板4の上側には、破断用の摘み1
1の脚片12が一体に連設してあり、この摘み11を引
っ張ることにより、頂板4を破断用の溝13で破断し
て、前記注出筒7を容器内と連通させる開口を設けられ
るように形成してある。
【0013】また、前記嵌着用筒2の側部の上端部に
は、バージンシール用の係止突起21が、破断可能な連
結部を介して連結してある。
【0014】そして、前記嵌着用筒2の上部であり、前
記注出具本体1の上部である注出具本体1の外周部の上
面16には、6個の突出部17が設けてある。さらに、
前記突出部17は、図2のA−A線部分を断面して図3
に示したように、嵌着用筒2の外周面より、それぞれ、
距離D=0.1mmだけ内側に寄せて設けてある。
【0015】そして、前記突出部17の高さHは、前記
係止突起21側に設けた3個の突出部17が0.5mm
に形成してあり、反転ヒンジ25側に設けた4個の突出
部17の高さHは、0.2mmに形成してある。
【0016】さらに、前記係止突起21側の2番目に設
けられた2個の突出部17から、それぞれ35度離れた
位置に設けてあり、反転ヒンジ25側に設けた2個の突
出部17は、前記反転ヒンジ25を設けた部分から、そ
れぞれ45度離れた位置に設けてある。
【0017】前記注出具本体1の一側部には、反転ヒン
ジ25を介して、キャップ30が一体に連設してあり、
このキャップ30の天板33には、筒状栓34が設けて
あり、この筒状栓34の外側には、筒状部31が形成し
てある。この筒状部31の下端に形成された環状の下面
32は平面に形成されている。
【0018】そして、閉蓋位置にあるキャップ30の下
面32は、前記注出具本体1の上面16に形成された突
出部17に当接するように形成してある。
【0019】さらに、前記筒状部31の下端近くの内側
には、係合用凹溝36が設けてあり、キャップ30の閉
蓋位置で、前記筒状部31が注出具本体1の係合用筒状
部8に外嵌し、筒状部31の係合用凹溝36に、前記係
合用筒状部8の係合用凸条9が嵌入する。
【0020】さらに、未使用の注出具は、閉蓋位置にお
いて、キャップ30の先端部に設けられた係止片35
が、注出具本体1に設けられた係止突起21に係止して
あり、開蓋は、前記係止突起21を連結部で破断して行
う。
【0021】図4ないし図8は、突出部17のそれぞれ
異なる実施例を示すものであり、以下、先の実施例と同
様の部分は、同一の符号を用い説明を省略した。
【0022】図4の第2実施例は、突出部17を注出具
本体1の上面16の外周部分に環状に突出させたもので
ある。そして、この突出部17の上端の幅は、キャップ
30の筒状栓34の下面32の幅より狭く、ここでは、
1/4程度に形成され、当接面積を少なくしてある。さ
らに、突出部17の上端は、キャップ30の筒状栓34
の外周側下面32に当接するようになっている。
【0023】従って、注出具本体1の上面に、係合用筒
状部8との間に溝が形成されるので、付着した内溶液は
この溝内に込むので、キャップ30の閉時に突出部17
とキャップ30の筒状栓34の下面32との間に内溶液
が挟まれ、閉時の衝撃で液が飛散することはない。
【0024】なお、突出部17は、注出具本体1の上面
16の外周部分を巡る、連続した環状をなすものでも、
間欠的に環状をなすものでもよい。
【0025】次に、図5の第3実施例は、突出部17を
注出具本体1の上面16の係合用筒状部8に接してスポ
ット状に設けたものである。この突出部17の上端の幅
は、キャップ30の筒状栓34の下面32の幅より狭
く、ここでは、1/4程度に形成され、当接面積を少な
くしてある。さらに、突出部17の上端は、キャップ3
0の筒状栓34の内周側下面32に当接するようになっ
ている。
【0026】このため、キャップ30の閉時に突出部1
7とキャップ30の筒状栓34の下面32との間に内溶
液が挟まれても、閉時の衝撃で液が飛散する率は極めて
少ない。
【0027】図6の第4実施例は、突出部17をキャッ
プ30の筒状部31の下面32の外周部分に環状に突出
させたものである。そして、この突出部17の下端の幅
は、注出具本体1の上面16の幅より狭く、ここでは、
1/4程度に形成され、当接面積を少なくしてある。さ
らに、突出部17の下端は、注出具本体1の上面16の
外周側上面16に当接するようになっている。
【0028】図7の第5実施例は、突出部17を筒状部
31の下面32の内周部分に環状に突出させたものであ
る。そして、この突出部17の下端は尖っていて、注出
具本体1の上面16との当接面積を少なくしてある。こ
の突出部17の下端は、注出具本体1の上面16の内周
側上面16に当接するようになっている。なお、この例
で突出部17を環状ではなくスポット状に設けてもよ
い。
【0029】図8の第6実施例は、突出部17を筒状部
31の下面32に、スポット状に突出させたものであ
る。この突出部17の下端の幅は、注出具本体1の上面
16の幅よりやや狭くしてある。
【0030】
【考案の効果】本考案は、注出具本体1の一側部に、反
転ヒンジ25を介して、キャップ30を連設し、キャッ
プ30の下面32と、注出具本体1の上面16のうち、
少なくともいずれか一方に、突出部17を形成して、閉
蓋位置にあるキャップ30の下面32が、注出具本体1
の上面16に、突出部17を介して対面するように形成
したものである。
【0031】したがって、本考案の注出具は、閉蓋時に
反転ヒンジ25により回動されたキャップ30の下面
は、突出部17により注出具本体1の上面に衝突しない
ので、注出具本体1の上面16に、注出口より垂れて付
着していた液は、キャップ30の下面で飛散させられ
ず、周辺を汚さないものとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の縦断側面図である。
【図2】本考案の一実施例の要部の平面図である。
【図3】図2のA−A線の断面図である。
【図4】本考案の第2実施例の要部の断面図である。
【図5】本考案の第3実施例の要部の断面図である。
【図6】本考案の第4実施例の要部の断面図である。
【図7】本考案の第5実施例の要部の断面図である。
【図8】本考案の第6実施例の要部の断面図である。
【図9】従来の縦断面図である。
【符号の説明】
1・・注出具本体 7・・注出筒 16・・上面 17・・突出部 25・・反転ヒンジ 30・・キャップ 31・・筒状部 32・・下面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の口筒部に嵌着できる注出具本体1
    を設け、この注出具本体1に、注出筒7を設けると共
    に、注出具本体1の一側部に反転ヒンジ25を介して、
    キャップ30を連設し、このキャップ30に形成した筒
    状部31の下面32と、前記注出具本体1の上面16の
    うち、少なくともいずれか一方に、突出部17を形成し
    て、閉蓋位置にあるキャップ30の下面32が、注出具
    本体1の上面16と、前記突出部16を介して対面する
    ように形成した容器の注出具。
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