JP2534266Y2 - 全稈投入型コンバインの刈取部構造 - Google Patents

全稈投入型コンバインの刈取部構造

Info

Publication number
JP2534266Y2
JP2534266Y2 JP1990127802U JP12780290U JP2534266Y2 JP 2534266 Y2 JP2534266 Y2 JP 2534266Y2 JP 1990127802 U JP1990127802 U JP 1990127802U JP 12780290 U JP12780290 U JP 12780290U JP 2534266 Y2 JP2534266 Y2 JP 2534266Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culm
cutting
cut
cutting device
shell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990127802U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0482923U (ja
Inventor
外和 寺尾
史郎 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1990127802U priority Critical patent/JP2534266Y2/ja
Publication of JPH0482923U publication Critical patent/JPH0482923U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2534266Y2 publication Critical patent/JP2534266Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combines (AREA)
  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は全稈投入型コンバインの刈取部の構造に関す
る。
〔従来の技術〕
先のような全稈投入型コンバインは刈り取った殻稈を
そのまま脱殻装置内に送り込む。つまり、殻稈の着粒部
と不要な茎稈が脱殻装置内に送り込まれるので、この茎
稈が脱穀及び選別に悪影響を及ぼしたり、脱穀負荷を大
きくさせたりする場合がある。
そこで、例えば特開平1−256312号公報に開示されて
いるような刈取部を備えているものがある。つまり、圃
場の植付殻稈の株元付近を、先ずバリカン型で広幅の第
1切断装置(前記公報の(13))にて切断する。そし
て、刈り取られた殻稈をそのまま後方に送ると共に、第
1切断装置と略同幅の第2切断装置(前記公報の(1
4))にて殻稈の着粒部の下側を切断する。この後、切
断された茎稈は圃場に落とされて行き、着粒部のみが脱
殻装置内に送り込まれていくのである。
このように、脱穀装置内に送り込まれる前に不要な茎
稈を切断して、着粒部のみを脱穀装置内に送り込むこと
によって、脱穀及び選別への悪影響、脱穀負荷の増大を
抑えている。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の構成では、第1切断装置にて切断された各条の
殻稈を略真後ろに送り、広幅の第2切断装置にて殻稈の
着粒部の下側を切断しているので、切断された茎稈は第
2切断装置の左右幅に亘る広い範囲で圃場に落ちてい
く。従って、刈取部の後方に位置する左右一対の走行装
置が圃場に落ちた茎稈を踏みつけて行く。
特に湿田において、長い茎稈が走行装置により地中に
押し込められてしまうと、刈取作業後に茎稈を十分に回
収することができない。そして、茎稈が地中に押し込ま
れたままであると、この後に耕耘作業を行う場合、茎稈
が耕耘装置に絡み付いたりして耕耘作業に支障を来す。
本考案は、以上のような第1及び第2切断装置を備え
た全稈投入型コンバインにおいて、切断された茎稈が走
行装置に踏みつけられないような構成を得ることを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は以上のような全稈投入型コンバインに
おいて、刈取部を次のように構成することにある。
複数条の植付殻稈の株元付近を切断する第1切断装置
と、第1切断装置によって切断された殻稈を、刈取部に
おける左右一対の走行装置の間に位置する部分に、複数
の導入経路を介して搬送し集めていく第1搬送装置と、
第1搬送装置により集められてきた殻稈の着粒部の下側
を切断して、切断された茎稈を走行装置の間に落として
いく第2切断装置と、第2切断装置において茎稈を切断
された着粒部を脱穀装置内に送り込む第2搬送装置とを
刈取部に備えてある。
〔作用〕
刈取部を前述のように構成すると、圃場の植付殻稈の
株元付近が、先ず第1切断装置にて切断される。そし
て、刈り取られた殻稈は第1搬送装置により左右一対の
走行装置の間に位置する部分に、複数の導入経路を介し
て送られ集められていくと共に、その集められた位置に
て、第2切断装置により殻稈の着粒部の下側が切断され
る。これにより、切断された茎稈は左右一対の走行装置
の間に落とされて行くのであり、着粒部は第2搬送装置
により脱穀装置内に送り込まれていくのである。
〔考案の効果〕
以上のように、切断さてた茎稈を左右一対の走行装置
の間に落として行くように構成することによって、左右
の走行装置が圃場に落ちた茎稈を踏みつけなくなるの
で、後に行う茎稈の回収が行い易くなる。これにより、
耕耘作業に支障を来すようなこともなくなる。この場
合、殻稈の着粒部のみを脱穀装置内に送り込むと言う従
来の利点は、そのまま残されている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第3図及び第1図に示すように左右一対のクローラ式
の走行装置(1a),(1b)にて支持された機体に、機体
前後方向の軸芯(P)周りに回転駆動される扱胴(2)
を備えた脱穀装置(3)を搭載すると共に、この機体の
前部に刈取部(4)を備えて全稈投入型コンバインが構
成されている。
次に刈取部(4)について説明する。第1図及び第2
図に示すように、この刈取部(4)は6条刈り型式であ
り、7組のデバイダー(5)と6組の引起し装置(6)
を備えている。そして、引起し装置(6)により引起さ
れた植付殻稈の株元付近を切断するバリカン型式の広幅
の第1截断装置(7)が備えられると共に、刈り取られ
た殻稈を掻き込む回転式のパッカー(8)が備えられて
いる。
これに対し、刈取部(4)において第1切断装置
(7)の後方で左右の走行装置(1a),(1b)の間の部
分に、左右一対の円盤式の第2切断装置(9)が備えら
れている。そして、株元付近を切断された殻稈の着粒部
の下側を挟持して、第2切断装置(9)に送り込む挟持
搬送装置(10)(第1搬送装置に相当)、並びに、この
挟持搬送装置(10)により搬送される殻稈の着粒部を爪
で押して行く係止搬送装置(11)(第1搬送装置に相
当)が、刈取部(4)の右の2条、中央の2条及び左2
条の各々に設けられて、複数の導入径路(R1),(R2)
を形成している。
以上の構成により、第1切断装置(7)によって株元
付近を切断された殻稈は、挟持搬送装置(10)により着
粒部の下側を挟持された状態で、複数の導入径路(R
1),(R2)を通って第2切断装置(9)側に寄せ集め
られるように搬送される。そして、集められた殻稈は第
2切断装置(9)により着粒部の下側が切断される。こ
れにより、切断された茎稈は第2切断装置(9)から、
第1図に示すように左右の走行装置(1a),(1b)の間
に落ちていく。又、第2切断装置(9)は上下に高さ調
節自在に構成されている。
これに対し、係止搬送装置(11)により搬送される着
粒部は第2切断装置(9)による茎稈の切断後に、各係
止搬送装置(11)から第2切断装置(9)の後ろの案内
板(12)上に送り込まれると共に、回転駆動されるドラ
ム(13)により掻き込まれていく。そして、着粒部はド
ラム(13)からフィードコンベア(14)(第2搬送装置
に相当)によって、脱穀装置(3)に送り込まれて行く
のである。そして、脱穀装置(3)内での脱穀及び選別
処理時に出てくるワラ屑は、脱穀装置(3)の後部から
圃場に放出されるのであるが、この場合、左右の走行装
置(1a),(1b)の間、つまり、刈取部(4)の第2切
断装置(9)から圃場に落とされた茎稈の上にワラ屑が
放出される。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る全稈投入型コンバインの刈取部構造
の実施例を示し、第1図は刈取部内の構造を示す概略平
面図、第2図は刈取部内の構造を示す概略側面図、第3
図は全稈投入型コンバインの全体側面図である。 (1a),(1b)……走行装置、(3)……脱穀装置、
(4)……刈取部、(7)……第1切断装置、(9)…
…第2切断装置、(10),(11)……第1搬送装置、
(14)……第2搬送装置、(R1),(R2)……導入経
路。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数条の植付殻稈の株元付近を切断する第
    1切断装置(7)と、前記第1切断装置(7)によって
    切断された殻稈を、刈取部(4)における左右一対の走
    行装置(1a),(1b)の間に位置する部分に、複数の導
    入経路(R1),(R2)を介して搬送し集めていく第1搬
    送装置(10),(11)と、前記第1搬送装置(10),
    (11)により集められてきた殻稈の着粒部の下側を切断
    して、切断された茎稈を前記走行装置(1a),(1b)の
    間に落としていく第2切断装置(9)と、前記第2切断
    装置(9)において茎稈を切断された着粒部を脱穀装置
    (3)内に送り込む第2搬送装置(14)とを備えてある
    全稈投入型コンバインの刈取部構造。
JP1990127802U 1990-11-29 1990-11-29 全稈投入型コンバインの刈取部構造 Expired - Lifetime JP2534266Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127802U JP2534266Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 全稈投入型コンバインの刈取部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127802U JP2534266Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 全稈投入型コンバインの刈取部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0482923U JPH0482923U (ja) 1992-07-20
JP2534266Y2 true JP2534266Y2 (ja) 1997-04-30

Family

ID=31875289

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990127802U Expired - Lifetime JP2534266Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 全稈投入型コンバインの刈取部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2534266Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4802611B2 (ja) * 2005-08-23 2011-10-26 井関農機株式会社 コンバイン
JP4802637B2 (ja) * 2005-09-28 2011-10-26 井関農機株式会社 コンバイン
JP4802638B2 (ja) * 2005-09-28 2011-10-26 井関農機株式会社 収穫機
JP4789248B2 (ja) * 2006-03-22 2011-10-12 井関農機株式会社 収穫機
JP7486289B2 (ja) * 2019-06-27 2024-05-17 株式会社クボタ コンバイン

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5643694A (en) * 1979-09-17 1981-04-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of detecting failure in liquid crystal matrix display panel
JPH0671374B2 (ja) * 1988-04-05 1994-09-14 株式会社クボタ 全稈投入型コンバインの刈取前処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0482923U (ja) 1992-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2534266Y2 (ja) 全稈投入型コンバインの刈取部構造
JPS5942838Y2 (ja) 刈取機における穀稈引起し分草装置
JPS602746Y2 (ja) 収穫機の穀稈分草装置
JPS5915866Y2 (ja) コンバインにおける穀稈掻込み装置
JPS588018Y2 (ja) カリトリキノスキオコシソウチ
JPH0140442Y2 (ja)
JP2551458Y2 (ja) コンバインの刈取部における搬送装置
JPS5933229Y2 (ja) 複数条刈り藺草収穫機
JPH0423376Y2 (ja)
JPS5819244B2 (ja) コンバイン
JPH083239Y2 (ja) コンバイン
JPS6345876Y2 (ja)
JPH0135635Y2 (ja)
JPS5939216A (ja) 多目的作業車
JPS5836251Y2 (ja) コンバインにおける刈取搬送装置
JPH08830Y2 (ja) コンバインの刈取部
JPS5818656Y2 (ja) 刈取機における穀稈かき込み搬送装置
JPS5922Y2 (ja) コンバインの刈取部における穀稈搬送装置
JP5206023B2 (ja) コンバインの刈取搬送部
JPS6137219Y2 (ja)
JPS5941944Y2 (ja) 刈取収穫機
JPS5934262Y2 (ja) コンバイン
JPH07236336A (ja) コンバインの刈取部
JPH0595248U (ja) コンバインの刈取部構造
JPS5930376B2 (ja) 歩行型農用コンバイン