JP2534003B2 - 積層ゴム成形体 - Google Patents

積層ゴム成形体

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JP2534003B2 JP4091812A JP9181292A JP2534003B2 JP 2534003 B2 JP2534003 B2 JP 2534003B2 JP 4091812 A JP4091812 A JP 4091812A JP 9181292 A JP9181292 A JP 9181292A JP 2534003 B2 JP2534003 B2 JP 2534003B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は積層ゴム成形体、特には
組成の異なるオルガノシロキサン組成物とアクリル系ゴ
ム組成物とを積層し、成形加硫してなる、界面の接着力
を向上した積層ゴム成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴム成形体は通常単一のゴム組成物を金
型プレスあるいは押出し成形で加硫成形することによっ
て作られており、この成形品は各種産業分野において広
く利用されている。
【0003】また、最近は材料の複合化技術の改良によ
って異種のゴム材料を積層した成形品も多くなり、これ
については例えば導電性ゴムと絶縁性ゴムを積層一体化
したものがラバーコンタクトとして汎用されており、ま
た耐油性ゴムと耐熱性ゴムとを積層したものが自動車用
ホースとして、さらに耐候性ゴムと接着補助用ゴムとを
積層したものが建築用ガスケットとして使用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この異種のゴ
ムを積層してなる積層ゴム成形品については製造初期に
おいてすでに界面あるいは端部が一部剥離現象を起すた
めに製品の歩留りが著しく低下するという不利があり、
これにはまた長期間使用していると異種ゴム間の接着力
が弱いために成形品が界面剥離するという欠点があり、
この解決が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、欠点を解決した積層ゴム成形品の製造方法に関する
ものであり、これは 1) イ) 平均組成式が RaSiO4-a/2
(ここに Rは非置換または置換の1価炭化水素基、a=1.
95〜2.05)で示されるオルガノポリシロキサン 100重量
部、 ロ) 微粉状シリカ系充填剤5〜 500重量部、 ハ) 有
機過酸化物 0.1〜5重量部からなるオルガノポリシロキ
サン組成物と、2) A) ビニル基含有有機けい素基を含有
するアクリル系ゴム 100重量部、 B) 比表面積が少なく
とも30m2/gである補強性充填剤10〜 200重量部、 C)
有機過酸化物 0.1〜10重量部よりなるアクリル系ゴム組
成物とを積層構造体として成形加硫してなることを特徴
とするものである。
【0006】すなわち、本発明者らは特に界面接着力を
向上して界面剥離のない積層ゴム成形品を開発すべく種
々検討した結果、この積層ゴム成形品を微粉末シリカ系
充填剤と有機過酸化物を添加したオルガノポリシロキサ
ンからなる通常のシリコーンゴム組成物と、特にビニル
基含有有機けい素基を有するアクリル系ゴムに補強性充
填剤と有機過酸化物を配合したアクリル系ゴム組成物を
積層し、これを成形加硫したものとすると、この積層ゴ
ム成形品が界面の接着力の向上したものとなり、界面剥
離することがなくなるということを見出し、これらの各
成分の配合比、これら2つのゴムの配合量などについて
の研究を進めて本発明を完成させた。以下にこれをさら
に詳述する。
【0007】
【作用】本発明は積層ゴム成形品に関するものであり、
これは上記したように微粉末シリカ系充填剤と有機過酸
化物を添加したオルガノポリシロキサンからなるシリコ
ーンゴム組成物と、特にビニル基含有有機けい素基を有
するアクリル系ゴムに補強性充填剤と有機過酸化物を配
合したアクリル系ゴム組成物とを積層し、これを成形加
硫してなるものであるが、このものは界面の接着力が向
上されるので界面剥離することがないという有利性が与
えられる。
【0008】本発明の積層ゴム成形体はシリコーンゴム
組成物とビニル基含有有機けい素を有するアクリル系ゴ
ム組成物とを積層し、成形加硫してなるものである。
【0009】この第1成分としてのオルガノポリシロキ
サン組成物を構成するイ)成分としてのオルガノポリシロ
キサンは式 RaSiO4-a/2 で示され、この Rはメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基、ビ
ニル基、アリル基、ブタニエル基などのアルケニル基、
フェニル基、トリル基などのアリール基またはこれらの
基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部をハ
ロゲン原子、シアノ基などで置換したクロロメチル基、
クロロプロピル基、 3,3,3−トリフルオロプロピル基、
2−シアノエチル基などから選択される同種または異種
の非置換または置換1価炭化水素基、 aは1.90〜2.05の
正数であるものとされる。
【0010】このものは分子構造が直鎖状のものとする
ことが好ましいが、これは分子中に一部分枝鎖状のもの
を含有していても問題はない。また、このものは分子鎖
末端がトリオルガノシリル基または水酸基で封鎖された
ものとすればよいが、このトリオルガノシリル基として
はトリメチルシリル基、ジメチルビニルシリル基、メチ
ルフェニルビニルシリル基、メチルジフェニルシリル
基、メチルジビニルシリル基、トリビニルシリル基など
が例示される。なお、このものは重合度に特に限定はな
く、25℃における粘度が 300cS以上のものとすればよ
い。
【0011】また、このオルガノポリシロキサン組成物
におけるロ)成分としての微粉末シリカ充填剤はシリコー
ンゴムの補強、増粘、加工性向上、増量などの目的で添
加されるものであり、これにはフュームドシリカ、湿式
シリカ、表面を疎水化処理したフュームドシリカや湿式
シリカ、石英微粉末、けいそう土などが例示されるが、
これらは比表面積が1m2/g以上のものとすることがよ
い。なお、このものの配合量は上記したオルガノポリシ
ロキサン 100重量部に対して5重量部未満では目的とす
る補強性が得られず、加工性も不充分となり、 500重量
部を超えて添加するとこの組成物の型流れ性、吐出性な
どの加工特性が極端に低下するので、5〜 500重量部の
範囲とすることが必要とされるが、この好ましい範囲は
10〜 300重量部とされる。
【0012】つぎにこのオルガノポリシロキサン組成物
におけるハ)成分としての有機過酸化物はこの組成物の加
熱硬化を促進するための硬化剤とされるもので、これに
はベンゾイルパーオキサイド、モノクロロベンゾイルパ
ーオキサイド、 2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイ
ド、 t−ブチルパーベンゾエート、ジクミルパーオキサ
イド、 2,5−ビス−( t−ブチルパーオキシ)− 2,5−
ジメチルヘキサン、 2,5−ビス−( t−ブチルパーオキ
シ)− 2,5−ジメチルヘキシンなどが例示されるが、こ
の配合量は前記したイ)成分としてのオルガノポリシロキ
サン 100重量部に対して 0.1〜5重量部とすればよい。
【0013】また、この第1成分としてのオルガノポリ
シロキサン組成物は上記したイ)〜ハ)成分の所定量を均一
に混合することによって得られるが、この混合はバンバ
リーミキサー、加圧ニーダー、2本ロールなどのような
通常のゴム配合用機器を用いて混練りにより行なえばよ
いが、硬化剤の添加はゴム組成物の混練りが加熱下で行
なわれる場合には、この組成物が硬化剤の分解温度以下
にまで降温してから行なう必要がある。
【0014】なお、この第1成分に重合度が 100以下の
低下分子量シロキサン、シラノール基含有シラン、アル
コキシ基含有シランなどの分散剤や接着助剤、酸化鉄、
酸化セリウム、オクチル酸鉄、酸化チタンなどの耐熱性
向上剤、着色のための顔料、白金化合物、パラジウム化
合物などの難燃助剤、さらには通常のシリコーンゴム組
成物に添加されるその他の添加剤、例えば発泡剤や潤滑
の目的で球状パウダーなどを添加することは任意とされ
る。
【0015】つぎにこの第2成分としてのビニル基含有
有機けい素を有するアクリル系ゴム組成物を構成するA)
成分としてのビニル基含有有機けい素基を有するアクリ
ル系ゴムは式
【化1】 (但しR1は水素原子又はメチル基、R2はアルキル基又は
アルコキシアルキル基を示す)で示されるアクリル酸エ
ステル又はメタクリル酸エステルにビニル基含有有機け
い素基を有するエチレン性不飽和モノマーを共重合して
得られるアクリル系ゴムである。
【0016】ここで上記(1) 式のアクリル酸エステル又
はメタクリル酸エステル於けるR2としてはメチル基、エ
チル基、プロピル基、 n−ブチル基、イソブチル基、ペ
ンチル基、ヘキシル基、オクチル基、2−エチルヘキシ
ル基、メトキシエチル基、エトキシエチル基などがあげ
られる。又ビニル基含有有機けい素基を有するエチレン
性不飽和モノマーとしては下記の式
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】 などで示されるものが例示される。
【0017】これらのビニル基含有有機けい素基を有す
るエチレン性不飽和モノマーは上記(1) 式のアクリル酸
エステル、又はメタクリル酸エステルと共重合する時、
このビニル基含有有機けい素基が重合反応することなく
ポリマー中に温存され、その後の加硫工程に於て有機過
酸化物により加硫するように作用するもので、他方のエ
チレン性不飽和基とは互いに異なる反応性を有するもの
である。
【0018】上記のビニル基含有有機けい素基を有する
エチレン性不飽和モノマー(1) 式のアクリル酸エステル
又はメタクリル酸エステルに対する共重合量は、上記モ
ノマーの使用量が0.01重量%より少ないと加硫サイトが
少なすぎて十分な強度の加硫物が得がたく、10重量%よ
り多いと加硫サイトが多すぎて加硫物がもろくなり実用
に耐えないものとなるので、0.01〜10重量%、望ましく
は 0.3〜5重量%とすることが好ましい。
【0019】また、このアクリル系ゴム組成物を構成す
るB)成分としての補強性充填剤については、比表面積が
少なくとも30m2/gの微粒子であることが必要とされ
る。これにはカーボンブラック、乾式法による煙霧質シ
リカ(商品名エアロジル、キャボシル等で代表され
る)、アルキルシリケートやけい酸ソーダから湿式法で
合成される沈降性シリカ、けい酸マグネシウム、けい酸
カルシウム或はアルコキシシラン、ヘキサメチルジシラ
ザン等の有機けい素化合物や高級脂肪酸等で処理された
疎水性シリカなどが例示される。
【0020】この補強性充填剤の配合量は上記したアク
リル系ゴム 100重量部に対して10重量部未満とすると、
補強効果が不充分で実用的な機械的強度が得られなくな
るし、 200重量部を越えるとその配合が困難となり、良
好な成形加工性が得られなくなるので10〜 200重量部の
範囲とする必要があるが、この好ましい範囲は20〜 100
重量部とされる。
【0021】またこのアクリル系ゴム組成物を構成する
C)成分としての過酸化物系加硫剤には、過酸化 p−クロ
ロベンゾイル、過酸化 o−クロロベンゾイル、過酸化ジ
クロロベンゾイル、過酸化ベンゾイル、ジクミルパーオ
キサイド、 2,5−ジメチル−2,5−ジ( t−ブチルパー
オキシ)ヘキサン、ジ− t−ブチルパーオキサイド、t
−ブチルパーベンゾエート、 1,1−ジ( t−ブチルパー
オキシ)− 3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、 1,3−
ビス( t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
t−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネートなどが
例示されるが、これに限定されるものではないし、これ
はまたその1種類の使用に限定されるものではなくこの
2種あるいは2種以上を併用しても良い。
【0022】なお、この過酸化物系加硫剤の配合量は、
上記したアクリル系ゴム 100重量部に対して 0.1重量部
未満では、本発明のゴム組成物を良好に加硫させること
ができず、10重量部を越えると得られる加硫物が硬く脆
いものになるし、所望の特性をもつものとならなくなる
ので 0.1〜10重量部とする必要がある。
【0023】上記A)〜C)成分からなる組成物は、各成分
の所定量を一般のゴム混練用に使用されるバンバリーミ
キサー、ニーダー、インターミキサー、二本ロールなど
の混合機を使用して混練りすることにより容易に得るこ
とができる。このようにして得られる本発明の第2成分
としてのアクリル系ゴム組成物に、必要に応じて例えば
酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄など
の金属酸化物、グラファイト、炭酸カルシウム、マイカ
粉、クレイ、タルク、石英粉、セライト、バライタ、水
酸化アルミニウム、その他有機質充填剤などの充填剤、
カーボンファンクショナルシランなどの接着助剤、酸化
防止剤、老化防止剤、難燃剤、着色剤、発泡剤、離型
剤、紫外線吸収剤、分散剤、ステアリン酸、ラウリン酸
などの高級脂肪酸や潤滑の目的で球状パウダーなどを添
加することは任意とされる。
【0024】また、この第2成分としてのアクリル系ゴ
ム組成物には必要に応じてシリコ−ンゴム組成物が複合
されていてもよい。このシリコ−ンゴム組成物は第1成
分として使用されているオルガノポリシロキサン組成物
と同じであってもよいが、これは1)のイ)成分で使用され
ているオルガノポリシロキサン単独でもよい。なお、こ
れらの複合割合は本発明品の特性効果の面からアクリル
系ゴム組成物100 重量部に対して30重量部以下とするこ
とが好ましい。
【0025】本発明による積層ゴム成形品の製造は上記
した第1成分としてのオルガノポリシロキサン組成物と
第2成分としてのビニル基含有有機けい素を有するアク
リル系ゴム組成物とから作られた成形物を積層して作る
のであるが、これは第1成分と第2成分を別個に成形し
てから積層してもよいし、押出し成形などで成形と同時
に積層したものであってもよい。
【0026】また、この場合2層間のより強固な接着の
ために、成形前の第1成分および/または第2成分に比
表面積が少なくとも50m2/gであるシリカ微粉末を添加
することもよいが、この添加量は10重量部より多くする
とゴム物性(硬度、伸び)が大きく変化するので10重量
部以下とすることがよい。なお、このシリカ微粉末の添
加は第1成分、第2成分の両者にしても、このいずれか
だけとしてもよいが、組成物のロール加工性、得られる
積層成形品の物性への影響からは第2成分だけへの後添
加とすることがよい。
【0027】これらの積層成形体の加硫成形は、金型を
用いた圧縮成形、押出し成形、カレンダー成形、移送成
形、射出成形など公知のゴム成形法で第1成分としての
オルガノポリシロキサン組成物と第2成分としてのビニ
ル基含有有機けい素基を有するアクリル系ゴム組成物が
接着界面を有するパイプ、シート、異形成形品、ホー
ス、ガスケットなどの所望の形態に成形、加硫すればよ
い。
【0028】なお、この架橋−硬化は通常のゴムの硬化
に用いられる方法で行えばよく、したがってこの加硫温
度は組成物中に含有されている有機過酸化物の分解温度
以上である 100〜 500℃とし、時間的には5秒〜10分程
度とすればよいが、必要に応じ 150〜 250℃で30分〜24
時間の後加硫をすることは任意とされる。
【0029】このようにして得られた積層ゴム成形体は
接着界面での接着強度が高く、剥離現象が起りににくい
ので、製品の不良率発生が低下するし、商品価値が向上
させるという有利性が与えられる。なお、このゴム積層
体はこれを建築用ガスケットとして使用すると、プリキ
ャストコンクリート(PC)への接着時にこのアクリル
系ゴム層が通常のクロロプレン系接着剤で容易に固定化
できるという利点も与えられる。
【0030】
【実施例】つぎに本発明の実施例をあげるが、例中の部
は重量部を示したものである。 実施例1 (CH3)2SiO 単位99.825モル%、(CH3)(CH2=CH)SiO単位0.
15モル%、(CH3)2(CH2=CH)SiO0.5単位 0.025モル%から
なる平均重合度が 8,000であるゴム状ジメチルポリシロ
キサン 100部に、分散剤としてのジフェニルシランジオ
ール3部、分子鎖末端シラノール基ジメチルポリシロキ
サン(重合度 n=10)4部とヒュームドシリカ−アエロ
ジル 200[日本アエロジル(株)製商品名]40部を添加
し、2本ロールで混練し、ついで 140℃で4時間加熱処
理して冷却後、加硫剤としてのジクミルパーオキサイド
1部を添加してベースコンパウンドIを作った。
【0031】また、ビニル基含有有機けい素基を有する
アクリル系ゴム RV-2540(日信化学工業(株)製商品
名) 100部にステアリン酸1部、ナウガード 445(ユニ
ロイヤル社製商品名)2部、 HAFカーボン40部を添加
し、加圧ニーダーを用いて均一に混練して配合物を作
り、この配合物 100部に加硫剤としてのC-13(信越化学
工業(株)製商品名) 0.9部、加硫促進剤スミファイン
BM(住友化学社商品名) 1.8部を添加し、2本ロールで
混練してベースコンパウンドIIを作った。
【0032】ついで、このベースコンパウンドI、IIを
それぞれ押出機を用いて幅 150mm、長さ 150mm、厚さ2
mmのシートとしたのち、この2枚のシートを貼り合わ
せ、 160℃× 100kg/cm2 の条件で10分間加熱加圧し、
加硫して積層シートを作り、これを幅20mmにカットして
テストピースとし、このテストピースを 180°方向に50
mm/分の剥離速度で剥離してその接着力を測定したとこ
ろ、3.0kgf/cmの値が得られたが、この剥離状態は界面
剥離でなく、完全にゴム破断となっていた。
【0033】実施例2 実施例1で得られたベースコンパウンドI中の加硫剤を
2,4−ジクロベンゾイルパーオキサイド(シリコーンオ
イル50%含有) 1.5部に代え、これにさらに発泡剤とし
てのアゾビスイソブチロニトリル 2.5部を加えてベース
コンパウンドIII を作ると共に、実施例1で得られたベ
ースコンパウンドIIに発泡剤としてのアゾジカルボンア
シド 2.0部を添加してベースコンパウンドIVを作った。
【0034】ついでこのベースコンパウンドIII、 IV を
それぞれ押出機を用いて幅5mm、長さ10mm、厚さ2mmの
シートとし、これらを積層したのち、 200℃×15分で常
圧熱気加硫して積層発泡体を作り、この界面にナイフで
切れ目を入れて剥離しようとしたが、このものは接着が
強固であるために剥離せず、無理に剥離したところ完全
にゴム破断した。
【0035】
【発明の効果】本発明は積層ゴム成形体に関するもので
あり、これは前記したようにシリコーンゴム組成物とビ
ニル基含有有機けい素を有するアクリル系ゴム組成物を
積層し、成形加硫してなることを特徴とするものである
が、これによればこのアクリル系ゴムがビニル基含有有
機けい素基を有するものであることからこの積層物は共
加硫が可能となり、したがって積層界面の接着力が大幅
に向上し、界面剥離することがないという有利性が与え
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83/04 LRS C08L 83/04 LRS

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1) イ) 平均組成式が RaSiO4-a/2 (ここに Rは非置換または置換の1価炭化水素 基、a=1.95〜2.05)で示されるオルガノポリシロキサン 100重量部、 ロ) 微粉状シリカ系充填剤 5〜 500重量部、 ハ) 有機過酸化物 0.1〜5重量部 からなるオルガノポリシロキサン組成物と、 2) A) 不飽和ビニル基含有有機けい素基を含有するアクリル系ゴム 100重量部、 B) 比表面積が少なくとも30m2/gである補強性充填剤 10〜 200重量部、 C) 有機過酸化物 0.1〜10重量部 からなるアクリル系ゴム組成物とを、積層構造体として
    成形加硫してなることを特徴とする積層ゴム成形体。
JP4091812A 1992-03-17 1992-03-17 積層ゴム成形体 Expired - Lifetime JP2534003B2 (ja)

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