JP2533807B2 - ファイルシ―ト用ファイル装置及びそれに使用するためのバインダ― - Google Patents
ファイルシ―ト用ファイル装置及びそれに使用するためのバインダ―Info
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- JP2533807B2 JP2533807B2 JP2015371A JP1537190A JP2533807B2 JP 2533807 B2 JP2533807 B2 JP 2533807B2 JP 2015371 A JP2015371 A JP 2015371A JP 1537190 A JP1537190 A JP 1537190A JP 2533807 B2 JP2533807 B2 JP 2533807B2
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- B42D—BOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
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- B42D1/08—Albums
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B42—BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
- B42F—SHEETS TEMPORARILY ATTACHED TOGETHER; FILING APPLIANCES; FILE CARDS; INDEXING
- B42F9/00—Filing appliances with devices clamping file edges; Covers with clamping backs
Landscapes
- Business, Economics & Management (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Educational Administration (AREA)
- Educational Technology (AREA)
- Sheet Holders (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はファイル装置およびファイルシート用バイン
ダーに関する。とくに本発明は、写真、写真スライド、
医学用プレパラート、フロッピーディスク等の薄片状記
録媒体をファイルするためのファイル装置およびファイ
ルシートバインダー、並びにそれらに用いられる構成品
に関する。
ダーに関する。とくに本発明は、写真、写真スライド、
医学用プレパラート、フロッピーディスク等の薄片状記
録媒体をファイルするためのファイル装置およびファイ
ルシートバインダー、並びにそれらに用いられる構成品
に関する。
従来、写真スライド等をファイルするファイル装置と
して、たとえば特願昭63−241935号（特開平２−89699
号公報）に開示されたファイルシートがある。このファ
イルシートは、合成樹脂の薄板により構成され、写真ス
ライドを収容する凹部が形成されている。該凹部に写真
スライド等を収容して、ファイルシートをアルバム等に
綴じることにより該写真スライド等が後で見易い形でフ
ァイルできる。
して、たとえば特願昭63−241935号（特開平２−89699
号公報）に開示されたファイルシートがある。このファ
イルシートは、合成樹脂の薄板により構成され、写真ス
ライドを収容する凹部が形成されている。該凹部に写真
スライド等を収容して、ファイルシートをアルバム等に
綴じることにより該写真スライド等が後で見易い形でフ
ァイルできる。
このようなファイルシートを綴じる手段としては、リ
ング状の金具等を所定間隔で設けたファイルを使用し、
ファイルシートの縁に沿って形成した孔に該金具等を係
合させてファイルシートをファイル中に綴じ込むように
した構成が採用されている。この従来のファイルシート
綴じ手段は、ファイルシートを随時追加して綴じ込むこ
とができる、という利点を持つ。しかし、この綴じ込み
にあたっては、先ずリング状金具を開き、ファイルシー
トの縁部の孔を該リング状金具に合わせて該金具をファ
イルシートの縁部の孔に挿入し、金具を閉じる、という
面倒な操作が必要になる。この綴じ手段は、通常の書類
の綴じ込みについても同様である。
ング状の金具等を所定間隔で設けたファイルを使用し、
ファイルシートの縁に沿って形成した孔に該金具等を係
合させてファイルシートをファイル中に綴じ込むように
した構成が採用されている。この従来のファイルシート
綴じ手段は、ファイルシートを随時追加して綴じ込むこ
とができる、という利点を持つ。しかし、この綴じ込み
にあたっては、先ずリング状金具を開き、ファイルシー
トの縁部の孔を該リング状金具に合わせて該金具をファ
イルシートの縁部の孔に挿入し、金具を閉じる、という
面倒な操作が必要になる。この綴じ手段は、通常の書類
の綴じ込みについても同様である。
また、上述したリング状金具を用いるファイルシート
綴じ手段は、ファイルシートをめくる場合のめくり易さ
に問題がある。すなわち、この種の綴じ手段では、ファ
イルシートの追加綴じを可能にするために、リング状金
具を比較的大きくする傾向にあるが、このような綴じ手
段では、ファイルシートをめくるときに、該ファイルシ
ートがリング状金具の列に対して斜めになり、引っ掛り
を生じてめくれなくなることがある。
綴じ手段は、ファイルシートをめくる場合のめくり易さ
に問題がある。すなわち、この種の綴じ手段では、ファ
イルシートの追加綴じを可能にするために、リング状金
具を比較的大きくする傾向にあるが、このような綴じ手
段では、ファイルシートをめくるときに、該ファイルシ
ートがリング状金具の列に対して斜めになり、引っ掛り
を生じてめくれなくなることがある。
本発明は、綴じ込み操作が簡単で、書類やファイルシ
ート等の追加挿入および取り外しを容易に行うことがで
き、かつファイルシートのめくり操作も容易で構造簡単
なファイルシート用バインダーおよびファイル装置を提
供することを解決すべき課題とする。また本発明は、綴
じ込み容量を容易に変更できるファイル装置を提供する
ものである。さらに本発明は、コンパクトに構成できる
ファイル装置を提供するものである。
ート等の追加挿入および取り外しを容易に行うことがで
き、かつファイルシートのめくり操作も容易で構造簡単
なファイルシート用バインダーおよびファイル装置を提
供することを解決すべき課題とする。また本発明は、綴
じ込み容量を容易に変更できるファイル装置を提供する
ものである。さらに本発明は、コンパクトに構成できる
ファイル装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明においては、片側に
長さ方向に延びるスリット開口を有する弾性材料製の保
持部材を使用し、該保持部材のスリット開口にファイル
シートを挿入して保持するように構成する。本発明の一
態様においては、上記保持部材を複数本、前記スリット
開口を同一の側に向けて並べ、互いに連結してファイル
用バインダーを構成する。
長さ方向に延びるスリット開口を有する弾性材料製の保
持部材を使用し、該保持部材のスリット開口にファイル
シートを挿入して保持するように構成する。本発明の一
態様においては、上記保持部材を複数本、前記スリット
開口を同一の側に向けて並べ、互いに連結してファイル
用バインダーを構成する。
さらに、背表紙と該背表紙の両端に連結された一対の
表紙とを設け、表紙の各々には、内側の縁部にバインダ
ーの保持部材のスリット開口に係合する係合縁部を形成
し、該バインダーは端部の保持部材のスリット開口に表
紙の係合縁部を係合させることにより表紙に連結する。
表紙とを設け、表紙の各々には、内側の縁部にバインダ
ーの保持部材のスリット開口に係合する係合縁部を形成
し、該バインダーは端部の保持部材のスリット開口に表
紙の係合縁部を係合させることにより表紙に連結する。
本発明の別の態様においては、上述した構成のバイン
ダーを設け、このバインダーの外側にコ字形断面の背表
紙を設け、該背表紙の両側に表紙を連結し、該表紙は外
側に向けて折り返し可能に構成するとともに、表紙の各
々には、内側の縁部に該表紙から内方に向けて該背表紙
のコ字形断面内に突出する取り付け板を設け、この取り
付け板をバインダーの両端部にそれぞれ取り付ける。
ダーを設け、このバインダーの外側にコ字形断面の背表
紙を設け、該背表紙の両側に表紙を連結し、該表紙は外
側に向けて折り返し可能に構成するとともに、表紙の各
々には、内側の縁部に該表紙から内方に向けて該背表紙
のコ字形断面内に突出する取り付け板を設け、この取り
付け板をバインダーの両端部にそれぞれ取り付ける。
また、本発明のさらに別の態様においては、片側に長
さ方向に延びるスリット開口が設けられ、横断面におい
て前記スリット開口から内方に向けて巾方向に広がる形
状の凹部を形成する溝が長さ方向に延びるように形成さ
れた、弾性材料からなる保持部材を２本、スリット開口
が同一の側に向くように連結してなるバインダーを複数
組設ける。さらに、相対向する２辺に沿って該保持部材
のスリット開口の内面に係合する突部が形成されたファ
イルシートを複数枚設け、該ファイルシートを、相対向
する２辺においてそれぞれバインダーの一方の保持部材
の溝に順次係合させることにより屏風状に連結してファ
イル装置を構成する。また、本発明は、このファイル装
置に使用するバインダー、すなわち片側に長さ方向に延
びるスリット開口が設けられ、横断面において前記スリ
ット開口から内方に向けて巾方向に広がる形状の凹部を
形成する溝が長さ方向に延びるように形成された、弾性
材料からなる保持部材を２本、スリット開口が同一の側
に向くように連結してなるバインダーを提供する。
さ方向に延びるスリット開口が設けられ、横断面におい
て前記スリット開口から内方に向けて巾方向に広がる形
状の凹部を形成する溝が長さ方向に延びるように形成さ
れた、弾性材料からなる保持部材を２本、スリット開口
が同一の側に向くように連結してなるバインダーを複数
組設ける。さらに、相対向する２辺に沿って該保持部材
のスリット開口の内面に係合する突部が形成されたファ
イルシートを複数枚設け、該ファイルシートを、相対向
する２辺においてそれぞれバインダーの一方の保持部材
の溝に順次係合させることにより屏風状に連結してファ
イル装置を構成する。また、本発明は、このファイル装
置に使用するバインダー、すなわち片側に長さ方向に延
びるスリット開口が設けられ、横断面において前記スリ
ット開口から内方に向けて巾方向に広がる形状の凹部を
形成する溝が長さ方向に延びるように形成された、弾性
材料からなる保持部材を２本、スリット開口が同一の側
に向くように連結してなるバインダーを提供する。
本発明においては、保持部材の各々は、前記スリット
開口に互いに向き合わされた一対の爪状の内向き縁部を
有する形状とすることが好ましい。
開口に互いに向き合わされた一対の爪状の内向き縁部を
有する形状とすることが好ましい。
本発明においては、片側に長さ方向に延びるスリット
開口を有する弾性材料製の保持部材を使用するので、フ
ァイルシートはその縁を保持部材のスリット開口に挿入
するだけで、保持部材により保持することができる。保
持部材は複数本をスリット開口が同一の側に向くように
並べて互いに連結するので、ファイルシートの綴じ込み
に当たっては、該ファイルシートの縁を単に保持部材の
スリット開口に挿入するだけでよい。したがって、ファ
イルシートの綴じ込み操作が極めて容易になる。
開口を有する弾性材料製の保持部材を使用するので、フ
ァイルシートはその縁を保持部材のスリット開口に挿入
するだけで、保持部材により保持することができる。保
持部材は複数本をスリット開口が同一の側に向くように
並べて互いに連結するので、ファイルシートの綴じ込み
に当たっては、該ファイルシートの縁を単に保持部材の
スリット開口に挿入するだけでよい。したがって、ファ
イルシートの綴じ込み操作が極めて容易になる。
背表紙をコ字形断面形状とし、表紙の内側縁から内向
きに該背表紙のコ字形断面内に突出する取り付け板によ
り表紙をバインダーに取り付けた本発明の態様において
は、ファイル装置を閉じた状態でバインダーを背表紙の
内面にほぼ沿って位置させ、開いた状態ではバインダー
の保持部材を背表紙のコ字形断面から浮き上がった位置
に置くことができる。合成樹脂の薄板の成形により形成
されたファイルシートは紙のような柔軟性がないため、
バインダーに綴じた状態では、ページめくりに困難を伴
うことが多いが、バインダー自体が保持部材を互いに折
り曲げ可能に連結しており、かつバインダーの保持部材
が背表紙のコ字形断面から浮き上がった位置に置かれる
ので、柔軟性のないファイルシートの場合でも、支障な
くページめくりを行うことができる。
きに該背表紙のコ字形断面内に突出する取り付け板によ
り表紙をバインダーに取り付けた本発明の態様において
は、ファイル装置を閉じた状態でバインダーを背表紙の
内面にほぼ沿って位置させ、開いた状態ではバインダー
の保持部材を背表紙のコ字形断面から浮き上がった位置
に置くことができる。合成樹脂の薄板の成形により形成
されたファイルシートは紙のような柔軟性がないため、
バインダーに綴じた状態では、ページめくりに困難を伴
うことが多いが、バインダー自体が保持部材を互いに折
り曲げ可能に連結しており、かつバインダーの保持部材
が背表紙のコ字形断面から浮き上がった位置に置かれる
ので、柔軟性のないファイルシートの場合でも、支障な
くページめくりを行うことができる。
また、本発明の保持部材を用いてファイルシートを屏
風状に連結する場合には、保持部材を追加することによ
りファイルされるシートの数を際限なく増加することが
可能になる。さらに、この構成では、通常のアルバム状
のファイル装置とは異なり、ファイルされた内容が見易
くなる。
風状に連結する場合には、保持部材を追加することによ
りファイルされるシートの数を際限なく増加することが
可能になる。さらに、この構成では、通常のアルバム状
のファイル装置とは異なり、ファイルされた内容が見易
くなる。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
本発明の実施例の説明に入る前に、第１図ないし第５
図に、本発明の実施例において使用されるバインダーと
その使用例を示す。これらは、本発明の実施例そのもの
ではない。
図に、本発明の実施例において使用されるバインダーと
その使用例を示す。これらは、本発明の実施例そのもの
ではない。
第１図および第２図は、ファイルシート用バインダー
１を示すもので、バインダー１は、複数本の保持部材1a
から構成される。保持部材1aは、硬質プラスチックの押
し出し加工により棒状に形成され、長さ方向に延びるス
リット開口1cを有し、該スリット開口1cから内方に向け
て巾方向に広がる形状の溝1dが形成されている。図示の
実施例では、この保持部材1aを４本、ファイルシートの
厚みに対応する間隔で並べ、軟質プラスチックの薄板す
なわちテープ1bを保持部材1aの下側に溶着してこれら保
持部材1aを互いに連結する。このテープ1bが可撓性の連
結部を構成する。第２図に示すように、保持部材1aのス
リット開口1cは、１対の内向きに突出する爪状縁部1eの
間に形成され、この縁部1eは幾分内側に向けて傾斜し
て、ファイルシート導入用の斜面を形成する。この斜面
により、ファイルシートの縁部を保持部材1aの溝1dに嵌
め込むときに嵌め込みが容易になる。
１を示すもので、バインダー１は、複数本の保持部材1a
から構成される。保持部材1aは、硬質プラスチックの押
し出し加工により棒状に形成され、長さ方向に延びるス
リット開口1cを有し、該スリット開口1cから内方に向け
て巾方向に広がる形状の溝1dが形成されている。図示の
実施例では、この保持部材1aを４本、ファイルシートの
厚みに対応する間隔で並べ、軟質プラスチックの薄板す
なわちテープ1bを保持部材1aの下側に溶着してこれら保
持部材1aを互いに連結する。このテープ1bが可撓性の連
結部を構成する。第２図に示すように、保持部材1aのス
リット開口1cは、１対の内向きに突出する爪状縁部1eの
間に形成され、この縁部1eは幾分内側に向けて傾斜し
て、ファイルシート導入用の斜面を形成する。この斜面
により、ファイルシートの縁部を保持部材1aの溝1dに嵌
め込むときに嵌め込みが容易になる。
第３図は、写真用スライドを収容するファイルシート
２の１例を示すものである。ファイルシート２は、写真
スライド2dを収容するための区画を多数有し、一方の縁
には綴り孔2bが形成されている。この綴り孔2bは、第６
図に示すような通常のバインダーにより綴じ込みを行う
ためのものである。この綴り孔2bの列に隣接して、ファ
イルシート２には直線状の突部すなわちリッジ2aが形成
されている。このリッジ2aは、図示の例のように連続し
て形成することは必ずしも必要でなく、断続的に形成し
てもよい。第３図に示すファイルシート２は、リッジ2a
が形成された縁を保持部材1aの溝1dに挿入することによ
り綴じられる。このとき、リッジ2aはスリット開口1cを
形成する縁部1eの内面に係合する。この状態を第４図お
よび第５図に示す。
２の１例を示すものである。ファイルシート２は、写真
スライド2dを収容するための区画を多数有し、一方の縁
には綴り孔2bが形成されている。この綴り孔2bは、第６
図に示すような通常のバインダーにより綴じ込みを行う
ためのものである。この綴り孔2bの列に隣接して、ファ
イルシート２には直線状の突部すなわちリッジ2aが形成
されている。このリッジ2aは、図示の例のように連続し
て形成することは必ずしも必要でなく、断続的に形成し
てもよい。第３図に示すファイルシート２は、リッジ2a
が形成された縁を保持部材1aの溝1dに挿入することによ
り綴じられる。このとき、リッジ2aはスリット開口1cを
形成する縁部1eの内面に係合する。この状態を第４図お
よび第５図に示す。
第４図および第５図を参照すると、バインダー１の両
端の保持部材1aには表紙3a、3bがそれぞれ係合し、間の
２本の保持部材1aにファイルシート２が綴じられてい
る。表紙3a、3bは必ずしも必要でない。保持部材1aの数
は必要に応じて増減できる。たとえば、４本の保持部材
1aを有するバインダー１を２個並べて、粘着テープで連
結することができる。また、バインダー１の製造の際
に、保持部材1aを増加したり減少したりすることが可能
である。
端の保持部材1aには表紙3a、3bがそれぞれ係合し、間の
２本の保持部材1aにファイルシート２が綴じられてい
る。表紙3a、3bは必ずしも必要でない。保持部材1aの数
は必要に応じて増減できる。たとえば、４本の保持部材
1aを有するバインダー１を２個並べて、粘着テープで連
結することができる。また、バインダー１の製造の際
に、保持部材1aを増加したり減少したりすることが可能
である。
第７図および第８図は、第１図及び第２図についてさ
きに述べた保持部材1aを使用する本発明のファイル装置
の一実施例を示すものである。この実施例では、第１図
および第２図に示す保持部材1aが２本、スリット開口1c
が同一の側に向くように並べて連結されてバインダー10
が構成される。ファイルシート２は第３図に示すものと
同様な構成であるが、リッジ2aは両側の縁に沿って形成
される。バインダー10の一方の保持部材1aに一つのファ
イルシート２の一方の縁を係合させ、他方の保持部材1a
に他のファイルシート２の一方の縁を係合させる。この
状態を第７図に示す。次いで、一方のファイルシート２
の他方の縁に、他のバインダー10の一方の保持部材1aを
係合させ、該バインダー10の他方の保持部材1aにはさら
に別のファイルシート２を係合させる。このようにし
て、第８図に示す屏風状に連結されたファイルを得るこ
とができる。同様な手順を繰り返すことにより、必要な
枚数をファイルすることができる。
きに述べた保持部材1aを使用する本発明のファイル装置
の一実施例を示すものである。この実施例では、第１図
および第２図に示す保持部材1aが２本、スリット開口1c
が同一の側に向くように並べて連結されてバインダー10
が構成される。ファイルシート２は第３図に示すものと
同様な構成であるが、リッジ2aは両側の縁に沿って形成
される。バインダー10の一方の保持部材1aに一つのファ
イルシート２の一方の縁を係合させ、他方の保持部材1a
に他のファイルシート２の一方の縁を係合させる。この
状態を第７図に示す。次いで、一方のファイルシート２
の他方の縁に、他のバインダー10の一方の保持部材1aを
係合させ、該バインダー10の他方の保持部材1aにはさら
に別のファイルシート２を係合させる。このようにし
て、第８図に示す屏風状に連結されたファイルを得るこ
とができる。同様な手順を繰り返すことにより、必要な
枚数をファイルすることができる。
第９図ないし第13図は本発明のさらに他の実施例を示
すものである。この実施例では、第１図および第２図に
示す形式の、複数本の保持部材1aからなるファイルシー
ト用バインダー１が使用される。表装具20は表紙21、22
と背表紙23とからなる。背表紙23はコ字形断面形状を有
し、表紙21、22は背表紙23の縁部に折り曲げ可能に連結
される。表紙21、22の裏側には、係合縁部すなわち取り
付け板24、25がそれぞれ取り付けられる。取り付け板2
4、25は、縁部が背表紙23のコ字形断面内に突出するよ
うに配置され、この縁部に沿ってリッジ24a、25aがそれ
ぞれ形成されている。
すものである。この実施例では、第１図および第２図に
示す形式の、複数本の保持部材1aからなるファイルシー
ト用バインダー１が使用される。表装具20は表紙21、22
と背表紙23とからなる。背表紙23はコ字形断面形状を有
し、表紙21、22は背表紙23の縁部に折り曲げ可能に連結
される。表紙21、22の裏側には、係合縁部すなわち取り
付け板24、25がそれぞれ取り付けられる。取り付け板2
4、25は、縁部が背表紙23のコ字形断面内に突出するよ
うに配置され、この縁部に沿ってリッジ24a、25aがそれ
ぞれ形成されている。
バインダー１は、両端の保持部材1aを表装具20の取り
付け板24、25の縁部に係合させることにより、該表装具
20に取り付けられる。この状態を第10図に示す。中間部
の保持部材1aには第11図に示すようにファイルシート２
が取り付けられる。第11図は、表装具20を閉じた状態を
示し、この状態では、バインダー１は、背表紙23の内面
に沿った位置にある。第12図は表紙22を開いた状態を示
す。この状態では、バインダー１は背表紙23から浮き上
がった位置にある。第13図は、綴じられたファイルシー
ト２を開いた状態を示す。図から明らかなように、ファ
イルの開閉操作を全く支障なく行うことができる。
付け板24、25の縁部に係合させることにより、該表装具
20に取り付けられる。この状態を第10図に示す。中間部
の保持部材1aには第11図に示すようにファイルシート２
が取り付けられる。第11図は、表装具20を閉じた状態を
示し、この状態では、バインダー１は、背表紙23の内面
に沿った位置にある。第12図は表紙22を開いた状態を示
す。この状態では、バインダー１は背表紙23から浮き上
がった位置にある。第13図は、綴じられたファイルシー
ト２を開いた状態を示す。図から明らかなように、ファ
イルの開閉操作を全く支障なく行うことができる。
第９図ないし第13図の実施例では、背表紙23は比較的
剛性を備えた構造であるが、この背表紙は第14図に示す
ように柔軟な背表紙23aにより置き代えてもよい。
剛性を備えた構造であるが、この背表紙は第14図に示す
ように柔軟な背表紙23aにより置き代えてもよい。
以上述べたように、本発明の保持部材を使用すること
により、ファイルシートの抜き差しが容易なファイル装
置を得ることができる。保持部材の数を適当に定めるこ
とにより、ファイルできる容量を加減することができ
る。また、ファイルシートを屏風状に連結する構成で
は、ファイルシートの増減が容易であり、かつ全体を一
覧できるように開くことも可能になる。さらに、表紙と
背表紙を持つ表装具に本発明のバインダーを取り付けた
構成では、ファイルシートの抜き差しが容易である、と
いう効果に加えて、情報記録媒体を体裁良く収納でき
る、という効果も得られ、しかもファイルの開閉は極め
て容易である。
により、ファイルシートの抜き差しが容易なファイル装
置を得ることができる。保持部材の数を適当に定めるこ
とにより、ファイルできる容量を加減することができ
る。また、ファイルシートを屏風状に連結する構成で
は、ファイルシートの増減が容易であり、かつ全体を一
覧できるように開くことも可能になる。さらに、表紙と
背表紙を持つ表装具に本発明のバインダーを取り付けた
構成では、ファイルシートの抜き差しが容易である、と
いう効果に加えて、情報記録媒体を体裁良く収納でき
る、という効果も得られ、しかもファイルの開閉は極め
て容易である。
第１図は本発明の実施例ではないが、本発明の実施例に
おいて使用されるバインダーとその使用例を示す斜視
図、第２図は第１図のバインダーの端面図、第３図は第
１図および第２図のバインダーに使用することができる
ファイルシートの一例を示す平面図、第４図は第１図な
いし第３図のバインダーにファイルシートを綴じた状態
を示す平面図、第５図は第４図の状態を端側からみた端
面図、第６図は従来のバインダーの例を示す端面図、第
７図は本発明の他の実施例を示すバインダーの斜視図、
第８図は第７図のバインダーの横断面図、第９図は第７
図のバインダーに使用される連結具の斜視図、第10図は
本発明のさらに他の実施例を示すバインダーの斜視図、
第11図は第10図のバインダーの一部を示す斜視図、第12
図は第10図のバインダーの使用状態を示す断面図、第７
図および第８図は本発明のさらに他の実施例を示すファ
イル装置の斜視図、第９図は本発明のさらに他の実施例
の構成を示す分解斜視図、第10図は第９図の実施例の組
み立て状態を示す斜視図、第11図は第９図および第10図
の実施例においてファイルシートを綴じてファイルを閉
じた状態の端面図、第12図は第11図のファイルを表紙の
み開いた状態で示す端面図、第13図は第11図のファイル
をファイルシートを開いた状態で示す端面図、第14図は
本発明のさらに他の実施例を示す端面図である。 １……バインダー、1a……保持部材、1b……連結テー
プ、1c……スクリュー開口、1d……溝、1e……縁部、２
……ファイルシート、2a……リッジ。
おいて使用されるバインダーとその使用例を示す斜視
図、第２図は第１図のバインダーの端面図、第３図は第
１図および第２図のバインダーに使用することができる
ファイルシートの一例を示す平面図、第４図は第１図な
いし第３図のバインダーにファイルシートを綴じた状態
を示す平面図、第５図は第４図の状態を端側からみた端
面図、第６図は従来のバインダーの例を示す端面図、第
７図は本発明の他の実施例を示すバインダーの斜視図、
第８図は第７図のバインダーの横断面図、第９図は第７
図のバインダーに使用される連結具の斜視図、第10図は
本発明のさらに他の実施例を示すバインダーの斜視図、
第11図は第10図のバインダーの一部を示す斜視図、第12
図は第10図のバインダーの使用状態を示す断面図、第７
図および第８図は本発明のさらに他の実施例を示すファ
イル装置の斜視図、第９図は本発明のさらに他の実施例
の構成を示す分解斜視図、第10図は第９図の実施例の組
み立て状態を示す斜視図、第11図は第９図および第10図
の実施例においてファイルシートを綴じてファイルを閉
じた状態の端面図、第12図は第11図のファイルを表紙の
み開いた状態で示す端面図、第13図は第11図のファイル
をファイルシートを開いた状態で示す端面図、第14図は
本発明のさらに他の実施例を示す端面図である。 １……バインダー、1a……保持部材、1b……連結テー
プ、1c……スクリュー開口、1d……溝、1e……縁部、２
……ファイルシート、2a……リッジ。
Claims (5)
- 【請求項１】片側に長さ方向に延びるスリット開口が設
けられ、横断面において前記スリット開口から内方に向
けて巾方向に広がる形状の凹部を形成する溝が長さ方向
に延びるように形成された、弾性材料からなる保持部材
を複数本、前記スリット開口とは反対側において、各々
の保持部材の間で折り曲げ可能なように互いに連結した
バインダーと、背表紙及び前記背表紙の両端に連結され
た一対の表紙とを有し、前記表紙の各々には、内側の縁
部に前記バインダーの保持部材のスリット開口に係合す
る係合縁部が形成され、前記バインダーは端部の前記保
持部材の前記スリット開口に前記表紙の係合縁部を係合
させることにより前記表紙に連結されたことを特徴とす
るファイルシート用ファイル装置。 - 【請求項２】片側に長さ方向に延びるスリット開口が設
けられ、横断面において前記スリット開口から内方に向
けて巾方向に広がる形状の凹部を形成する溝が長さ方向
に延びるように形成された、弾性材料からなる保持部材
を２本、前記スリット開口が同一の側に向くように連結
してなるバインダーの複数組と、相対向する２辺に沿っ
て前記保持部材の前記スリット開口の内面に係合する突
部が形成されたファイルシートの複数枚とからなり、前
記ファイルシートは前記相対向する２辺においてそれぞ
れ前記バインダーの一方の保持部材の前記溝に順次係合
させることにより屏風状に連結されたことを特徴とする
ファイル装置。 - 【請求項３】片側に長さ方向に延びるスリット開口が設
けられ、横断面において前記スリット開口から内方に向
けて巾方向に広がる形状の凹部を形成する溝が長さ方向
に延びるように形成された、弾性材料からなる保持部材
を複数本、前記スリット開口とは反対側において、各々
の保持部材の間で折り曲げ可能なように互いに連結して
バインダーを形成し、このバインダーの外側にコ字形断
面の背表紙を設け、前記背表紙の両側に表紙を連結し、
前記表紙は外側に向けて折り返し可能に構成するととも
に、前記表紙の各々には、内側の縁部に該表紙から内方
に向けて前記背表紙のコ字形断面内に突出する取り付け
板を設け、この取り付け板を前記バインダーの両端部に
それぞれ取り付けたことを特徴とするファイルシート用
ファイル装置。 - 【請求項４】請求項１ないし請求項３のいずれか１項に
記載したファイルシート用ファイル装置において、前記
保持部材の各々は、前記スリット開口に互いに向き合わ
された一対の爪状の内向き縁部を有するファイルシート
用ファイル装置。 - 【請求項５】請求項２に記載したファイル装置に使用す
るためのバインダー。
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