JP2532651B2 - 抗核抗体測定用器具の製法 - Google Patents

抗核抗体測定用器具の製法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、抗核抗体測定用器具の製法およびそれによ
って製造された器具を提供する。本発明の測定用器具に
よれば血液や体液中の抗核抗体を簡便に高精度で測定で
きるので自己免疫疾患の診断に利用でき、特に、一次ス
クリーニングに広く利用できる。また、本発明は、コス
トの安い測定法を提供することができるので、その操作
の簡便さも併せて、これまで特殊なケースでなければ測
定されることのなかった、抗核抗体が、一般の健康診断
でも広く診断できることになり、自己免疫疾患を比較的
早期のうちに診断し、治療することを可能にする。
[従来の技術] 自己免疫性疾患として知られる、全身性エリテマトー
デス(systemic lupus erythematosus;SLE)や全身性強
皮症(progressive systemic sclerosos;PSS)、慢性関
節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)、Sjoegren症
候群(SjS)、皮膚筋炎(dermatomyositis;DM)、多発
性筋炎(polymyositis;PM)、混合性結合組織病(mixed
connective tissue disease;MCTD)等の患者では、血
液中に抗核抗体がしばしば高い濃度で検出される。抗核
抗体には、抗ds−又はss−DNA抗体や抗ヒストン抗体、
抗非ヒストン核蛋白質抗体、抗セントロメア抗体、抗U1
−RNP抗体、抗Sm抗体等、細胞核に存在する種々の抗原
に対する20種類以上の抗体が知られている。例えば、血
液中の抗ds−又はss−DNA抗体の存在がSLEの診断の根拠
に用いられるごとく、それぞれの抗核抗体について、種
々の自己免疫性疾患との関連が知られており、血液中の
これらの抗体を検出することが自己免疫性疾患の診断に
役立っている。
これまで、抗核抗体を検出するために最も用いられて
いる標準的な測定方法は、蛍光抗体法であり(総説;
『臨床検査』,vol.30,No.7,1986,p684−728)、他に、
二重免疫拡散法やRIA,ELISA,赤血球凝集反応等がある。
蛍光抗体法は、ガラススライド上に組織切片又は、株化
細胞を固定したものを抗原材料とし、血液等の検体中の
抗核抗体の有無及び、細胞の蛍光染色パターンを蛍光顕
微鏡下で観察し、抗核抗体の種類を判定する。この測定
法は、蛍光染色パターンと抗核抗体の関連がよく調べら
れており、自己免疫性疾患の診断において、その有効性
は広く認められている。しかし、この蛍光法には、正確
な判定は熟練者の肉眼によってのみ可能であることや、
蛍光色素が比較的不安定であり扱いにくいこと、さらに
蛍光顕微鏡の感度や検鏡条件が判定に影響を与えること
などの欠点を有している。
このために、より個人差が少なく、かつ、操作が簡便
で定量性のある測定法としてELISA(enzyme linked imm
unosorbent assay)法の開発が行なわれてきた。抗核抗
体のELISA法は、大きく二種類に分けられる。ひとつ
は、細胞核より分離精製した、種々のDNAやRNA、ヒスト
ン蛋白質、非ヒストン蛋白質等の精製抗原をプラスチッ
ク支持体に担持させたELISA法で、抗核抗体の同定が可
能であるが、全ての核抗原についてそれぞれELISAを行
なうことは繁雑であるので、主に、二次的スクリーニン
グにて蛍光法と共にあるいは別々に用いる。
これに対して、抽出核抗原(extractable nuclear an
tigen;ENA)をプラスチック支持体に担持させたELISA法
が、多くの種類の抗核抗体の存在を迅速に検出する、主
として一次スクリーニングを目的として開発されてきた
(R.Warlowら,“Diagnostic Immunology,vol.2,p154−
160,1984)。この方法は、肝臓等の組織や株化細胞の核
抗原を可溶化又は、酸抽出して使用しているが、核抗原
のうち、不溶性の抗原や酸で抽出できない抗原に対する
抗核抗体は見落してしまう欠点があって、標準法の蛍光
法による判定と必ずしも一致しないことがあった。
さらに、1987年,V.L.リップ等による『抗核抗体の検
出方法及び装置』が特許出願公開となった(特開昭62−
32363)。この測定法では、乾燥法により核を固体支持
体に担持させており、不溶性の核抗原をも検出可能であ
る。
しかしこの方法は核単独ではなく、界面活性剤処理の
後、超音波処理して得た核抗原(NS)や、ENAも調製し
て、三者を併せて固体支持体に担持させるという繁雑な
操作を必要としており、検体として未希釈血清を用いる
感度の低い方法である。また、未希釈血清を直接用いる
ために、検体中に夾雑する大量の非特異的抗体によるバ
ックグラウンドの反応が検出されやすい。さらに上記特
許出願公開明細書では、実際の自己免疫性疾患患者の血
液等の検体を測定した実施例を欠き、その実用化のため
には更に改良が必要と思われる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、抗核抗体を測定するELISA用の器具
を簡単な操作で製造することができる方法を提供するこ
とにある。更には、抗核抗体を精度よくスクリーニング
できる測定器具を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明にそれば、細胞核の懸濁液を直接支持体と接触
させて細胞核を支持体に吸着させ、前記懸濁液と分離し
た後、50〜90%アセトン溶液で処理することにより細胞
核を支持体に固定させることによって、細胞核を支持体
に担持させる。
ここにおいて細胞核とは、細胞内での正常な構造を保
持した状態(intact)の核又はその機械的破壊による断
片(tragment)を意味する。
本発明において、細胞核は高等動物特にヒトの細胞株
由来のものを用いる。特に好適な細胞株としては、HEp
−2,Wil−2,A−549,PC−13,ZR−751等が挙げられる。細
胞核の懸濁液は、以下のようにして作成できる。
細胞を常法により、培養し、集めたあと等張緩衝液で
洗い、次に、塩濃度を減じた低張緩衝液に懸濁して破れ
ない程度に細胞を膨満させる。膨満した細胞は、簡単な
ホモジナイズ操作により緩和にこわされるので、細胞核
は比較的無傷で得られる。
ここにおいて用いられる等張緩衝液としてはトリス緩
衝液、リン酸緩衝液等が挙げられる。また低張緩衝液と
は、塩濃度が等張液に比して1/2から1/15の範囲のもの
が適当である。ホモジナイズ操作により細胞を90%以上
破壊することが望ましい。ホモジナイズ操作のほか、超
音波処理によって細胞を破壊することも可能である。
このようにして得られた細胞破砕液を遠心分離するこ
とによって核画分が採取される。採取された核画分は上
記低張液中に再び懸濁して核画分の懸濁液を作成する。
この際の核画分の濃度は細胞核に換算して2×105/ml以
上とするのが望ましい。
この核画分懸濁液を直接支持体、好ましくはプラスチ
ック支持体と接触させることにより核画分を支持体に吸
着させる。プラスチック支持体としてはポリスチレン、
表面処理をほどこしたポリスチレン、ポリビニール製の
もの等が用いられる。96穴のウェルを持つポリスチレン
製のELISA法のプレートが市販されており、これをその
まま用いるのが便利である。しかし、その形状は、試験
官状、板状等の任意の形をとることができる。核画分懸
濁液をプラスチック支持体と接触させるのは室温で30〜
120分間静置すれば良い。温度と時間は適当な範囲内で
変化させることができる。ウェルのあるELISAプレート
を用いる場合は、核画分懸濁液を分注し、そのまま必要
な時間静置すれば良い。
ついでプラスチック支持体と核画分懸濁液を分離し、
50〜90%アセトン溶液で処理して核画分をプラスチック
支持体に固定する。ウェルのあるELISAプレートを用い
たときは、核画分懸濁液を吸引等の適宜の手段で除いた
後、核画分懸濁液と等量の50〜90%アセトン溶液を分注
する。通常室温に10分以上静置すれば細胞核はプラスチ
ック担体に固定され、洗浄によってもはがれなくなる。
ウェルから核画分懸濁液を除いた後、洗浄を行なうと細
胞核が洗い流されるので通常は洗浄しない方が望まし
い。しかし、支持体に担持する細胞核の数を調節するた
めに洗浄を行なうことは可能である。アセトン溶液とし
ては85%の水溶液を用いるのが望ましい。90%より濃い
アセトン溶液を用いるとプラスチック支持体がアセトン
によって侵されるので好ましくない。アセトンは水溶液
であることが望ましいが、水の一部を例えばエチルアル
コール等の極性溶媒でおきかえる等のこともできる。処
理温度と時間は適当な範囲内で変化させることができ
る。本発明のアセトン処理は、細胞核を支持体に固定す
る効果のほか、細胞核のリン脂質膜を溶かし、核内部の
核抗原に抗核抗体が近づき易くしており、このことが測
定の精度の向上に大きく寄与している。
これらの処理により、本発明で作成された細胞核担持
プラスチックELISAプレートでは、100倍希釈の血清で充
分測定可能な、感度のよい、しかも検体中に共存する非
特異的抗体によるバックグラウンドの少ない抗核抗体の
測定が可能となる。すなわち、このプレートを用いると
きは、特開昭62−32363で行っているように、核抗原(N
S)やENAを塗布しなくても、自己免疫疾患の患者の抗核
抗体の有無を精度良くスクリーニングすることができ
る。しかし、検出を更に容易にするためにENA等をこの
プレートに更に担持させることもできる。このために
は、本方法によって得られたプレートをENAと接触させ
ることによりENAをプレートに吸着させる。
本発明で作成された細胞核担持プラスチック支持体を
用いる抗核抗体の検出は、抽出核抗原をプラスチック支
持体に担持させたELISA法と同様に行なうことができ
る。
すなわち、本発明によって細胞核を担持させたプラス
チックウェルに被検血清を加えて反応させ、未反応血清
を除去洗浄後、西洋ワサビペルオキシダーゼ(HRPO)等
では標識したウサギやヤギ等の抗ヒト免疫グロブリン抗
体あるいはプロテインG等を反応させて、細胞核と結合
した抗核抗体に結合させる。洗浄後HRPOをテトラメチル
ベンヂジン(TMB)発色液により発色させる。
本発明によれば簡単な操作で、精度の高い抗核抗体の
検出のためのプラスチックプレートが得られる。このよ
うにして得られたプラスチックプレートは低温低湿に保
存すれば1年以上効力の低下がなく保存することができ
る。
以下に実施例および試験例によって本発明を具体的に
説明する。
実 施 例 (細胞の培養) 真核細胞の核画分調製の材料として、ATCC(American
Type Culture Collection)から、ヒト喉頭上皮細胞癌
由来のHEp−2細胞株(ATCCCCL23)を購入した。購入し
たHEp−2細胞は、速やかに10%FBS−RPMI1640培地に
て、培養し、凍結保存する。細胞核の実際の調製は、こ
の凍結保存細胞を解凍し、約1週間細胞を成育させ、1
×108個の細胞を集める。培養フラスコから細胞をはが
す際に0.02%EDTA−りん酸緩衝溶液(PBS)(Na2HPO3
12H2O;14.5g,KH2PO4;1.0g,NaCl;40.0g,KCl;1.0gを蒸留
水に溶解し、pHを7.2に調製し、全量を5リットルと
し、さらに、EDTA・2Na・2H2Oを溶解し、オートクレー
ブ滅菌をする。)を用いる。
(低張緩衝液による細胞核の抽出および固定) 1×108個のHEp−2細胞を、洗浄のためにトリス緩衝
溶液(TBS)(0.01M Tris−Hcl,0.15M NaCl,pH7.4)5
0mlに浮遊させ、500×gで5分間、遠心分離により細胞
を沈殿として集めた。この洗浄操作をもう1回繰り返し
た。この細胞を、20mlの低張緩衝液(0.01M Tris−HC
l,0.01M NaCl,1mM MgCl2,pH7.4)に浮遊させ、氷上に
15分間静置した。ダウンスホモジナイザーで細胞を破壊
し、細胞膜が90%以上破壊されていることを顕微鏡下で
確認した後、再び、2,000×g、10分で遠心分離した。
残渣として得られる核画分を、上記低張緩衝液に、細胞
核に換算した時の濃度が2×105/mlとなるように懸濁
し、プラスチックマイクロプレート(例えば、Nunc社よ
り市販されている)の各ウェルに50μづつ添加した。
このプラスチックプレートを室温にて、30分放置した。
放置後、添加液上清を、自動洗浄機等(例えば、ベーリ
ング社のモデルBEP−II)で充分に吸引除去した。次
に、各ウェルに85%アセトン水溶液を30μづつ添加
し、室温にて10分間静置した。アセトン溶液を吸引除去
し、乾燥機中でこのプラスチックプレートを乾燥させ
た。このようにして作成された、細胞核を担持させたプ
ラスチックプレートは、サランラップ等で包んで、4℃
にて半年以上保存が可能であった。
(超音波処理による細胞核の抽出および固定) 先に記した方法により培養したHEp−2細胞を1×108
個TBSに浮遊させた。細胞は50mlのTBSで3回洗浄をし、
500×gで5分間遠心分離により細胞を沈殿として集め
た。この細胞を10mlのTBSに浮遊させた後、超音波処理
により細胞を破壊した。超音波処理の条件は、市販の超
音波発振器(日本精器製作所製)により、出力2.0、位
相1.2で40秒間おこなった。超音波処理後、2,000×gで
10分間遠心分離し、細胞核を含む沈殿を得た。この沈殿
を80mlのTBSにて再懸濁し(2.5×105細胞/ml)、プラス
チックプレートの各ウェルに50μずつ添加した。これ
を先の例と同様に固定した。すなわち、このプラスチッ
クプレートを30分間放置し、添加液上清を吸引除去し
た。次に、各ウェルに85%アセトン水溶液を50μづつ
添加し、室温にて10分間静置し、アセトン水溶液を吸引
除去した後、プラスチックプレートを乾燥させた。
試 験 例 低張緩衝液により抽出した細胞核を担持させたプラス
チックプレートに、正常人(37例)又は、自己免疫性疾
患患者(71例)より得られたヒト血清を、それぞれ100
倍に希釈した検体を、各ウェル当り、40μづつ加え
た。この時、ヒト血清の希釈は、カゼインを0.01M Tri
s−HCl/0.15M NaCl緩衝液(pH7.4,防腐剤0.1% NaN3
を含む)に飽和するまで溶かして調整した希釈液を用い
た。検体の希釈血清の添加後、室温にてプレートを約1
時間放置した。放置後、各ウェルから未反応上清を吸引
除去し、洗浄液(1.3mg/ml Na2HPO4,3.3mg/ml KH2PO4,
100mg/ml NaCl及び、20mg/mlモノラウリン酸ポリオキシ
エチレンソルビタンを含む濃縮洗浄液を用事20倍に希釈
して使用)にて3回ウェルを洗う。次に、各ウェルにHR
PO標識プロテインG(プロテインGは免疫グロブリンと
特異的に反応する蛋白であり、コスモ・バイオ(株)よ
り市販されている。)をカゼイン溶液(希釈液に同じ、
ただし、防腐剤は0.2%フェノール)に5mg/mlの濃度で
溶かした標識溶液を40μづつ加え、さらに室温にて約
1時間放置する。再放置後、各ウェルから未反応標識溶
液を吸引除去し、再び、洗浄液にて各ウェルを洗う。次
に、各ウェルに50μのテトラメチルベンヂジン(TM
B)発色液(5mg/mlテトラメチルベンヂジン,0.2mg/mlフ
ェノキシメチルペニシリンカリウム,3.2μ/ml塩酸を
含むクロモゲン水溶液と0.27mg/ml尿素・過酸化水素,1
3.1mg/ml水酸化ナトリウム,1.64μ/ml酢酸を含む基質
液を用事1対10で混合し使用)を加え、室温にて30分間
放置後、各ウェルに50μの0.5N硫酸を加えて反応を停
止させ、450nmにて吸光度を測定した。
結果を図に示す。図において1個の○または●印は1
つの検体を表わす。○印は対照として行った可溶化抗原
(ENA)を用いた従来のELISA法の場合、●印は本発明の
測定用器具を用いた場合の各検体の吸光度を示す。また
Iは現在標準法とされるHEp−2細胞を固定したスライ
ドガラスを用いた蛍光抗体法で陽性の自己免疫患者血清
を測定した場合、IIは正常人血清を測定した場合、III
は蛍光抗体法で陰性の自己免疫患者血清を測定した場合
を示す。Iで吸光度の低いところに○印がかたまってい
るのは、従来法の測定器具の感度が悪いことを示してい
る。
本発明による核画分を担持させたプレートによるELIS
A法による陽性,陰性の判定と、蛍光抗体法による判定
の間には85〜95%の相関率が認められたのに対して、従
来のENAを用いた従来のELISA法と蛍光抗体法による判定
の間には60〜70%の相関率が認められたにすぎなかっ
た。また、本発明のELISAによる測定値と蛍光抗体法の
蛍光染色強度の間にも高い相関性が認められた。
【図面の簡単な説明】
図は本発明および従来の測定用器具を用いて検体血清中
の抗核抗体を測定した結果を示す。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細胞核の懸濁液をプラスチック支持体と接
    触させて細胞核を支持体に吸着させ、該プラスチック支
    持体を前記懸濁液から分離した後、その表面を50〜90%
    アセトン溶液で処理して細胞核を支持体に固定すること
    を特徴とする抗核抗体測定用器具の製法。
  2. 【請求項2】細胞核の懸濁液をプラスチック支持体のウ
    ェルに添加し、室温にて30〜120分間静置して細胞核を
    プラスチック支持体上に吸着させ、未吸着上清をウェル
    から除去後、50〜90%アセトン溶液を、ウェルに添加
    し、室温にて10分間以上静置して、細胞核をプラスチッ
    ク支持体上に固定させることを特徴とする請求項1記載
    の製法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の製法によって製
    造された抗核抗体測定用器具。
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