JP2532049Y2 - エンコーダ内部のリード線接触防止構造 - Google Patents

エンコーダ内部のリード線接触防止構造

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JP2532049Y2
JP2532049Y2 JP1990090689U JP9068990U JP2532049Y2 JP 2532049 Y2 JP2532049 Y2 JP 2532049Y2 JP 1990090689 U JP1990090689 U JP 1990090689U JP 9068990 U JP9068990 U JP 9068990U JP 2532049 Y2 JP2532049 Y2 JP 2532049Y2
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lead wire
rotating
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encoder
slit disk
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JPH0449815U (ja
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潔 元島
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、エンコーダの内部のリード線接触防止構造
に関し、特に、リード線のたるみ部をL形の防止板に接
触させることにより回転スリット円板とリード線との接
触を防止し、信頼性を向上させるための新規な改良に関
する。
b.従来の技術 従来、用いられていたこの種のエンコーダとしては、
種々の構成が提案されているが、その中で代表的な構成
について述べると、第2図にて示す特開昭62−278408号
公報に示される本出願人が社内で製造していた構成を開
示することができる。
すなわち、第2図において符号1で示されるものは基
台であり、この基台1には軸受2を介して回転軸3が回
転自在に設けられ、この回転軸3の端部には、多数の回
転スリット(図示せず)を有する回転スリット円板4が
一体状に取付けられている。
この回転円板4の一面側には、これと対向して固定ス
リット(図示せず)を有する固定スリット板5が配設さ
れ、この固定スリット板5の下方には、これと対向して
受光素子6が設けられている。
前記回転円板4の他面側すなわち外側には、これと対
向して電子回路部7を有するプリント基板8が固定手段
(図示しない)により基台1に固定式に配設され、この
プリント基板8の裏面には、前記固定スリット板5及び
受光素子6に対応する位置において発光素子9が設けら
れている。
前記基台1には、リード線10をブッシュ11を介して取
付けたほぼカップ状をなすケース体12が嵌着して設けら
れており、このリード線10には、電源供給線10A及び信
号取出線10Bが内蔵されている。
従って、工作機又はロボット等における回転部材又は
モータの回転軸に、前記回転軸3を接続することによ
り、前記回転スリット円板4の回転に伴い前記受光素子
6から得られる出力信号に基づいて、前記回転部材の回
転数又は回転角度等を検出することができる。
c.考案が解決しようとする課題 従来のエンコーダは、以上のように構成されているた
め、次のような課題が存在していた。
すなわち、リード線とプリンタ基板との接続が断たれ
ないように、実際には、リード線をケーシング内でたる
ませているため(通常は第2図の実線aで示す通りであ
るが、組立ミスにより点線bのようになることもあ
る)、このたるませたリード線の一部が回転スリツト円
板4の周面に接触することがあり、この接触が発生した
場合には、受光素子からの出力が得られなくなることが
あり、重大な検出ミスとなっていた。
本考案は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、特に、回転スリツト円板とリード線との接触
を防止し、信頼性を向上させるようにしたエンコーダ内
部のリード線接触防止構造を提供することを目的とす
る。
d.課題を解決するための手段 本考案によるエンコーダ内部のリード線接触防止構造
は、基台に配設された軸受に回転自在に設けられた回転
軸と、前記回転軸に固定された回転スリット円板と、前
記基台の外側に設けられ前記回転スリット円板を覆うた
めのカバー体と、前記カバー体の内側に設けられ前記回
転スリット円板と前記カバー体との間に固定配置された
プリント基板と、前記カバー体を貫通し前記プリント基
板に一端が接続されると共にU形をなすたるみ部を有す
るリード線と、前記基台に取付ねじにより固定されかつ
前記回転スリット円板の周面の近傍に配設された防止板
とを備え、前記防止板は、前記カバー体側からみて前記
プリント基板及び回転スリット円板と重合し、前記たる
み部が前記防止板の外側面と接触していると共に、前記
一端が前記外側面より外方に位置しているようにした構
成である。
e.作用 本考案によるエンコーダ内部のリード線接触防止構造
においては、回転スリット円板の隣接位置にL形の防止
板が設けられているため、リード線をケーシング内で十
分にたるませた場合でも、リード線のたるみ部は防止板
に接触し、回転スリット円板への接触を防止することが
できる。
従って、エンコーダの信頼性を大幅に向上させること
ができる。
f.実施例 以下、図面と共に本考案によるエンコーダ内部のリー
ド線接触防止構造の好適な実施例について詳細に説明す
る。
尚、従来例と同一又は同等部分には、同一符号を用い
て説明する。
第1図において符号1で示されるものは基台であり、
この基台1には軸受2を介して回転軸3が回転自在に設
けられ、この回転軸3の端部には、多数の回転スリット
(図示せず)を有する回転スリット円板4が一体状に取
付けられている。
この回転円板4の一面側すなわち内側には、これと対
向して固定スリット(図示せず)を有する固定スリット
板5が配設され、この固定スリット板5の下方すなわち
内側には、これと対向して受光素子6が設けられてい
る。
前記回転円板4の他面側すなわち外側には、これと対
向して電子回路部7を有するプリント基板8が図示しな
い固定手段により固定式に配設され、このプリント基板
8の下面には、前記固定スリット板5及び受光素子6に
対応する位置において発光素子9が設けられている。
尚、このプリント基板8は、カバー体12又は基台1に固
定されている。
前記基台1上には、全体形状がほぼL形をなす防止板
14が取付ねじ13によって取付けられており、この防止板
14の内側面14aと前記回転スリット円板4の周面4aと
は、互いに近傍に位置し、互いに接合しないように構成
されている。従って、前記回転スリット円板4とカバー
体12との間に前記プリント基板8が配設されている。
さらに、前記基台1の外側には、リード線10を貫通し
て設け全体形状がほぼカップ状をなすカバー体12が嵌着
して設けられており、このリード線10には、従来と同様
に図示しない電源供給線及び信号取出線が内蔵されてい
ると共に、その一端10aは前記プリント基板8に接続さ
れている。
また、前記防止板14は、前記カバー体12側からみて前
記プリント基板8及び回転スリット円板4と重合し、前
記たるみ部10bが前記防止板14の外側面14bと接触してい
ると共に前記一端10aが外側面14bより外方に位置してい
る。
従って、例えば、前記リード線10を、カバー体12内で
十分にたるませて内設した場合でも、このリード線10の
たるみ部10bは、防止板14の外側面14bに接触し、回転ス
リット円板4との接触は完全に防止される。
g.考案の効果 本考案によるエンコーダ内部のリード線接触防止構造
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。
すなわち、回転スリット円板の近傍位置には、防止板
が設けられているため、リード線を十分にたるませてカ
バー体内に設けた場合でも、リード線と回転スリット円
板との接触を完全に防止することができ、エンコーダの
信頼性を従来よりも大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるエンコーダ内部のリード線接触
防止構造を示す断面図、第2図は従来のエンコーダを示
す断面図である。 1は基台、3は回転軸、4は回転スリット円板、8はプ
リント基板、10はリード線、14は防止板、12はカバー体
である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台(1)に配設された軸受(2)に回転
    自在に設けられた回転軸(3)と、前記回転軸(3)に
    固定された回転スリット円板(4)と、前記基台(1)
    の外側に設けられ前記回転スリット円板(4)を覆うた
    めのカバー体(12)と、前記カバー体(12)の内側に設
    けられ前記回転スリット円板(4)と前記カバー体(1
    2)との間に固定配置されたプリント基板(8)と、前
    記カバー体(12)を貫通し前記プリント基板(8)に一
    端(10a)が接続されると共にU形をなすたるみ部(10
    b)を有するリード線(10)と、前記基台(1)に取付
    ねじ(13)により固定されかつ前記回転スリット円板
    (4)の周面(4a)の近傍に配設されると共にL形をな
    す防止板(14)とを備え、 前記防止板(14)は、前記カバー体(12)側からみて前
    記プリント基板(8)及び回転スリット円板(4)と重
    合し、前記たるみ部(10b)が前記防止板(14)の外側
    面(14b)と接触していると共に、前記一端(10a)が前
    記外側面(14b)より外方に位置している構成としたこ
    とを特徴とするエンコーダ内部のリード線接触防止構
    造。
JP1990090689U 1990-08-31 1990-08-31 エンコーダ内部のリード線接触防止構造 Expired - Lifetime JP2532049Y2 (ja)

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JPH0449815U JPH0449815U (ja) 1992-04-27
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CN104204731A (zh) * 2012-03-30 2014-12-10 电装波动株式会社 编码器、编码器的安装方法、扭矩限制机构、驱动装置及机器人装置

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