JP2531950Y2 - 収納家具 - Google Patents

収納家具

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JP2531950Y2
JP2531950Y2 JP1991028104U JP2810491U JP2531950Y2 JP 2531950 Y2 JP2531950 Y2 JP 2531950Y2 JP 1991028104 U JP1991028104 U JP 1991028104U JP 2810491 U JP2810491 U JP 2810491U JP 2531950 Y2 JP2531950 Y2 JP 2531950Y2
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wiring
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一 中村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、キッチンユニット等
の収納家具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示す従来例の収納家具101は、
前面に開口102aを設けた箱体である本体102と、
スライドヒンジ104を介して開口102aに取り付け
た扉103を備えたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】収納家具101は一体
構造の本体102を備えるため、現場で本体102の側
面部に配線施工が必要となったとき、内部に配線が可能
な中空の配線パネル等(図示せず)を本体102の側面
に別に取付けなければならなった。このため収納家具1
01の全幅が増加するので、これを複数個連ねて使用す
る場合には各々隣合う収納家具101同士の間隔が、配
線パネルを取付けた箇所と取付けない箇所とで異なると
いったことになり、仕上がりの見栄えが良くない。ま
た、別の仕様として収納家具101の側面に配線施工が
可能な構造のものを生産すると、多品種化により量産性
を妨げる。
【0004】この考案の目的は、外観の見栄えを損なう
ことなく配線施工が容易に行え、量産性にも優れた収納
家具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の収納家具は、
前面が開口した箱体からなる本体の開口に、縦軸回りに
回動開閉する扉を設け、本体を、扉の側端が本体の側面
より所定寸法突出する大きさとし、この所定寸法より大
きい厚みの中空状の配線パネルと、この配線パネルと同
厚の化粧板を選択的に本体の側面に貼着したことを特徴
とするものである。
【0006】
【作用】この考案の収納家具は、側面に配線パネルを貼
着することにより現場にて配線施工が容易に行え、配線
施工が不要なときは配線パネルと同厚の化粧板を貼着
し、配線の有無にかかわらず全幅を一定にできる。ま
た、配線パネルの貼着面が扉の裏面に隠れ、外観良く納
まる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1ないし図3に基づ
いて説明する。収納家具1は、前面に開口2aを設け両
側面に配線パネル6を貼着した本体2と、開口2aに縦
軸回りに回動開閉する扉3を設けたものである。本体2
は、扉3の側端が本体2の側面より所定寸法tだけ突出
る大きさ(図1)であり、T>tとなり得る厚みTを有
する配線パネル6を側面に貼着したものである。これは
配線パネル6を両側面に貼着するため従来例と比較して
全幅が長くなることを防ぐとともに、収納家具1を連ね
て使用する場合に隣合う扉3の端部同士が衝突して破損
することを避けるためである。扉3は表面の下端の把
手3aにより開閉されるもので、スライドヒンジ4を介
して本体2に取付けられている。スライドヒンジ4は、
扉3の裏面側の端部と本体2の内壁に跨がり、固定部
に対して可動部が回動自在でかつ奥行き方向に摺動自在
であり、扉3および配線パネル6の各々の端部が干渉す
ることなく扉3が開閉できるようにするものである。内
部を密閉することで衛生を保つため防虫パッキン8を開
口2aの周囲に貼着している。配線パネル6の貼着手段
については、側板5の裏面より木ねじ7により固定する
ため、配線パネル6が破損したり新たな箇所に追加する
ときでも、簡単に取外し交換あるいは増設が可能であ
る。
【0008】収納家具1は本体2に別体の配線パネル6
を貼着して製造するので、配線施工が必要な場所に配置
する場合には側面に電線類を挿通させることができ、反
対に側面が外部に露出する場合であったり配線施工が不
必要な場合は配線パネルの代わりに化粧板等(図示せ
ず)を貼着することができる。しかも、収納家具1を複
数個連ねて使用する際には、配線施工が不必要な収納家
具1の側面に配線パネル6の代わりにこれと同じ厚みの
化粧板等を貼着することで、各々隣合う収納家具同士の
間隔を、配線施工を行った箇所とそうでない箇所にかか
わらず一定にすことができる。よって、仕上がったと
きの外観の見栄えが良くなる。また、扉3の側端が本体
2の側面より所定寸法t突出しており、配線パネル6の
貼着面が扉3の裏面に隠れ、外観良く納まる。
【0009】配線パネル6は下面に開口60を設け、内
部に仕切り61を備える中空状の箱部6bと、開口60
を塞ぐ着脱自在な蓋6aよりなる。箱部6bの下端には
仕切り61を挟んだ位置に孔62と、箱部6bの片側の
コーナ部に略三角形の穴63を各々設けている。孔62
および穴63に対応する位置関係にて蓋6aの内面側に
突設した円柱状の突部64および略三角形の突部65
を、それぞれ孔62および穴63に嵌挿させて蓋6aを
箱部6bに固定する。
【0010】配線パネル6の内部を仕切り61により縦
長の部屋に区画することによって、配線パネル6自体の
剛性を高めるとともに、配線施工の際に屈曲し易い電線
類を真っ直ぐ挿通することができる。また、配線施工に
ついては蓋6aを取り外して行うため、内部での電線類
のもつれや引っ掛かり等を視覚上確認しながら挿通作業
ができる。
【0011】
【考案の効果】この考案の収納家具は本体に別体の配線
パネルを貼着して製造するため、配線施工が必要な場所
に配置する場合には側面に電線類を挿通させることがで
き、反対に側面が外部に露出する場合であったり配線施
工が不必要な場合は配線パネルの代わりに化粧板等を貼
着することもできる。しかも、配線施工が不必要な側面
には配線パネルの代わりに配線パネルと同じ厚みの化粧
板等を貼着することで、その全幅を配線施工を行った場
合とそうでない場合について一定とすことができる。こ
のように、一種類の本体を用いて多様な使い方に応じる
ことができるため、収納家具の品種を減少して量産性を
向上することができる。また、配線パネルの貼着面が扉
の裏面に隠れ、外観良く納まるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A部を拡大した断面図。
【図2】(a)は配線パネルの分解斜視図、(b)は箱
部を下方より見た図、(c)は配線パネルの縦断面図。
【図3】(a)はこの考案の一実施例の収納家具に配線
施工を行った状態の斜視図、(b)は配線施工を行った
状態の配線パネル。
【図4】従来例の収納家具の前面のコーナ部の断面図。
【符号の説明】
2 本体 2a 開口 3 扉 6 配線パネル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面が開口した箱体からなる本体の開口
    に、縦軸回りに回動開閉する扉を設けた収納家具におい
    て、 前記本体を、前記扉の側端が前記本体の側面より所定寸
    法突出する大きさとし、この所定寸法より大きい厚みの
    中空状の配線パネルと、この配線パネルと同厚の化粧板
    を選択的に前記本体の側面に貼着したことを特徴とする
    収納家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59175368A (ja) * 1983-03-24 1984-10-04 Shinko Electric Co Ltd 二重カツプ形モ−タ
JPS6095914A (ja) * 1983-10-31 1985-05-29 松下電器産業株式会社 積層セラミツクコンデンサ

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JPH04123139U (ja) 1992-11-06

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