JP2531661Y2 - 自動変速車両のクラッチ操作装置 - Google Patents

自動変速車両のクラッチ操作装置

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JP2531661Y2
JP2531661Y2 JP7848091U JP7848091U JP2531661Y2 JP 2531661 Y2 JP2531661 Y2 JP 2531661Y2 JP 7848091 U JP7848091 U JP 7848091U JP 7848091 U JP7848091 U JP 7848091U JP 2531661 Y2 JP2531661 Y2 JP 2531661Y2
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覚 法師人
慶人 渡邉
正和 佐々木
育朗 野津
弘 家中
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等の車両におい
て、エンジンの運転状態と、車速等に応じて噛合してい
るギヤの歯車比を、その状態に合わせて自動的にシフト
チェンジする自動変速車両において、エンジンの回転を
変速機に伝達するためのクラッチをマニュアル操作する
ための自動変速車両のクラッチ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の自動変速車両の自動変速
機としては、図2に示すものがあり、以下これについて
説明する。
【0003】この車両のエンジン1は、アクセルペダル
2を踏み込んだ際に、その踏み込み量を検出するアクセ
ルセンサ3の出力がコントロールユニット4に入力さ
れ、この入力に従うコントロールユニット4からの出力
に基づいてインジェクションポンプ5からの燃料の噴出
により回転し、その回転状態は回転センサ6′により検
出される。
【0004】一方、エンジン1の回転は、クラッチ7に
より断接されて、変速機8に伝達され、変速機8のギヤ
比に従って減速されて、メインシャフト9を回転し、車
両を走行させるものであるが、前記クラッチ7の断接
と、変速機8のシフトチェンジがシンクロして行われた
か否かは、クラッチセンサ10と変速機作動ユニット1
3内のポジションセンサにより検出される。
【0005】そして、変速機8のシフトチェンジが必要
となった際には、コントロールユニット4の出力でクラ
ッチアクチュエータ14が動作し、その動作とシンクロ
してクラッチ7を切り離した状態として、変速機8のギ
ヤチェンジが行われ、更に変速機8によるメインシャフ
ト9の回転数が、車速センサ11により車両の速度とし
て、検出されるものである。
【0006】又、シフトレバー12の位置と、エンジン
の回転数、車速、現在の変速機8のシフトチェンジ状態
を検出し、且つコントロールユニット4からの出力で変
速機8のシフトチェンジを行う変速機作動ユニット13
のシフト状態の検知出力等により、コントロールユニッ
ト4からの信号が、変速機作動ユニット13に出力さ
れ、その状態に適応したギヤ比に変換される。
【0007】図3は、コントロールユニット4の出力に
応じて動作するクラッチアクチュエータ14を含むクラ
ッチアクチュエータ部の全体を示している。同図におい
て、15はコントロールユニット4からの出力で動作す
る電磁弁で、動作時にはエアリザーバ16からの吸気が
実線の矢印の方向に流れ、排気が点線の矢印の方向に流
れて、クラッチアクチュエータ14内のピストン14a
を図面左側に移動させ、クラッチ7を動作し、その断接
が行われる。
【0008】このピストン14aの動きは、ロッド17
によってアウターレバー18に伝達され、その動きはク
ラッチストロークセンサ19を移動させ、その移動量は
電気信号に変換されて、コントロールユニット4に入力
され、前記の移動量が出力に見合ったものとなるよう
に、電磁弁15をコントロールユニット4は出力する。
【0009】このような車両において、クラッチ7の操
作をマニュアルで行うことを可能にするため、実開昭6
0−69855号公報記載の車両の自動変速機があり、
以下これについて説明する。
【0010】この車両の自動変速機は、エンジンの運転
状態に応じてギヤの変速を判断し、かつ判断結果に基づ
いてクラッチを断接するとともに、変速機のシフトチェ
ンジを行うコントロールユニットを備えたメカニカルク
ラッチ付自動変速機を備えた車両において、クラッチを
マニュアル操作するクラッチペダルと、クラッチペダル
の作動を検出するクラッチペダルスイッチと、クラッチ
ペダルの踏み込み時にコントロールユニットの自動クラ
ッチ制御を中止してマニュアルクラッチ操作を優先させ
る補正手段とを設けたものである。
【0011】従って、この車両の自動変速機において
は、クラッチペダルが踏み込まれて、クラッチペダルが
動作すると、クラッチ制御は、クラッチペダルの踏み込
みに従うマニュアル操作が優先されるものとなる。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかし、クラッチペダ
ルの踏み込みは、必ずしもクラッチのマニュアル操作が
必要な時にのみ行われるとは限らず、誤って、或いはア
クセルペダルを踏んだ際に、クラッチペダルまで一緒に
踏んでしまう等の意思に従わない操作が行われてしまう
おそれもある。
【0013】このような時に、突然エンジンの出力が変
速機に伝達されなくなり、エンジンブレーキを掛けてい
る際等には、危険な状態となってしまう。本考案は、車
両が窪地、泥濘、砂地等に入ってしまった際等の急激な
ショック発進に近いクラッチの操作が必要な時、或いは
このような場合における揺り戻し動作を必要とする時等
に、スィッチの切替えだけで、クラッチペダルの操作油
圧がクラッチアクチュエータに直接送り込まれて、クラ
ッチはマニュアルに切り替わるようにし、前記のような
時のクラッチのマニュアル操作を、複雑なコントロール
ユニットのプログラムを必要とせずに、行えるようにす
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の目的を
達成するための車両の自動変速機の手段に関し、エンジ
ンの運転状態に応じてギヤの変速を判断し、且つ判断結
果に基づいてクラッチを断接すると共に、変速機のシフ
トチェンジを行うコントロールユニットを備えた自動変
速車両において、クラッチをマニュアル操作するクラッ
チペダルと、該クラッチペダルにより動作されるマスタ
ーシリンダと、クラッチアクチュエータのハイドロリッ
クブースタとの間に設けられ、コントロールユニットに
接続されたスィッチが操作された際、前記マスターシリ
ンダとクラッチアクチュエータとが接続状態に前記コン
トロールユニットの出力で切り換えられる油圧バルブ
と、該油圧バルブへのコントロールユニットからの出力
と同時の出力で、クラッチアクチュエータのブースタ内
の圧力を大気中に放出させ、前記コントロールユニット
からの前記出力がない場合には、クラッチを動作させる
クラッチ操作バルブをエアーリザーブタンクのような圧
力源に接続して前記ブースタを動作させるオート用バル
ブとを備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】本考案の自動変速車両のクラッチ操作装置は、
スィッチを操作すると、このスィッチに接続されている
コントロールユニットからの出力で、油圧バルブが切り
換えられて、クラッチペダルで動作するマスターシリン
ダがクラッチアクチュエータのハイドロリックブースタ
に連通状態となり、クラッチアクチュエータのマニュア
ル操作が可能となる。
【0016】この際に、オート用バルブに対する出力と
同時のコントロールユニットからの出力で、オート用バ
ルブはダブルチエックバルブを介して、クラッチアクチ
ュエータのブースタ内の圧力を大気中に放出し、前記ク
ラッチアクチュエータの動作に支障ないようにするもの
である。
【0017】
【実施例】次に、本考案の実施の一例を、図1について
説明する。20はクラッチ操作をマニュアル操作と、ギ
ヤチェンジ等に際してシンクロして行う自動操作とに切
り換えるスィッチで、コントロールユニット4に接続さ
れている。
【0018】21は運転室内の通常の位置に設置された
クラッチペダルで、これにはマスターシリンダ22が連
結されていて、クラッチペダル21を踏み込むと、その
踏み込み量に比例した圧力がマスターシリンダ22内に
発生する。
【0019】14はクラッチアクチュエータで、これに
は油圧バルブ23を介してマスターシリンダ22に接続
されたハイドロリックブースタ14a、クラッチブース
タ14bが設けられている。
【0020】前記のスイッチ20を0Nすることで、コ
ントロールユニット4からの出力は、エアリザーブタン
ク27との間に接続されたオート用バルブ26、油圧バ
ルブ23に入力される。
【0021】前記オート用バルブ26は、スィッチ20
が操作されていない際には、エアリザーブタンク27か
らのエアをオートで接・断できるようになっている。こ
れが操作された際には、ダブルチエックバルブ25とエ
アリザーブタンク27間を遮断すると共に、ダブルチエ
ックバルブ25を大気に接続される。
【0022】又、油圧バルブ23は、スィッチ20が操
作されていない場合には、マスターシリンダ22とハイ
ドロリックブースタ14aとの間を遮断しているが、こ
れを操作すると、マスターシリンダ22とハイドロリッ
クブースタ14a間が連通状態となる。
【0023】従って、スィッチ20が操作されていない
場合には、オート用バルブ26で、エアリザーブタンク
27内の圧力を、クラッチブースタ14bの何れの方向
に導入するかを決定して、変速時のクラッチ操作が行え
るものである。
【0024】しかし、スィッチ20が操作されると、オ
ート用バルブ26が動作されてエアリザーブタンク27
からのクラッチブースタ14bへの圧力の導入が中止さ
れると共に、クラッチブースタ14bは大気に接続され
るので、クラッチブースタ14bは自由に動作できるよ
うになる。
【0025】又、油圧バルブ23は、マスターシリンダ
22とハイドロリックブースタ14aとを連通させるの
で、ハイドロリックブースタ14aはクラッチペダル2
1の動作に従って動作し、クラッチアクチュエータ14
は、マニュアル操作されることになる。
【0026】尚、28はクラッチアクチュエータ14の
前記の動作をクラッチストロークセンサ29に伝達する
アウターレバーで、スィッチ20が操作されていない時
のクラッチアクチュエータ14の動作状況をコントロー
ルユニット4にフィードバックし、クラッチアクチュエ
ータ14を正しく動作させるもので、30はリレーピス
トン、31はダイヤフラム、32はクラッチスイッチを
示している。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、自動変速
機を搭載した車両が、自動変速状態では脱出が困難な窪
地、泥濘等に入ったとき、或いは急な坂道での発進等の
発進が困難な場合、又はダンプカーにおいて積荷を下ろ
す場合の荷台の昇降の場合等に、スィッチの操作だけ
で、クラッチ操作をマニュアル操作に切り換えて、自動
変速でない車両と同様にして、これらから脱出すること
ができる。
【0028】そして、このスィッチ操作で、クラッチペ
ダルで操作されるマスターシリンダがクラッチアクチュ
エータに直結状態に接続され、クラッチペダルの踏み加
減でクラッチ操作が行え、クラッチアクチュエータをコ
ントロールユニットで制御する場合に比して、コントロ
ールユニットのプログラム数や、チュウニング数の増加
等を生ずることがなく、機構的に行え、しかも機械的な
動作が主体となるので、信頼性が高くなる等の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の説明図である。
【図2】従来の自動変速車両の概要図である。
【図3】そのクラッチアクチュエータ部の概要図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 4 コントロールユニット 7 クラッチ 8 変速機 14 クラッチアクチュエータ 20 スィッチ 21 クラッチペダル 22 マスターシリンダ 23 油圧バルブ 25 ダブルチエックバルブ 26 オート用バルブ 27 エアリザーブタンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野津 育朗 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (72)考案者 家中 弘 埼玉県上尾市大字壱丁目1番地 日産デ ィーゼル工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭60−69855(JP,U) 実開 昭62−29939(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの運転状態に応じてギヤの変速
    を判断し、且つ判断結果に基づいてクラッチを断接する
    と共に、変速機のシフトチェンジを行うコントロールユ
    ニットを備えた自動変速車両において、クラッチをマニ
    ュアル操作するクラッチペダルと、該クラッチペダルに
    より動作されるマスターシリンダと、クラッチアクチュ
    エータのハイドロリックブースタとの間に設けられ、コ
    ントロールユニットに接続されたスィッチが操作された
    際、前記マスターシリンダとクラッチアクチュエータと
    が接続状態に前記コントロールユニットの出力で切り換
    えられる油圧バルブと、該油圧バルブへのコントロール
    ユニットからの出力と同時の出力で、クラッチアクチュ
    エータのブースタ内の圧力を大気中に放出させ、前記コ
    ントロールユニットからの前記出力がない場合には、ク
    ラッチを動作させるクラッチ操作バルブをエアリザーブ
    タンクのような圧力源に接続して前記ブースタを動作さ
    せるオート用バルブとを備えたことを特徴とする自動変
    速車両のクラッチ操作装置。
JP7848091U 1991-09-27 1991-09-27 自動変速車両のクラッチ操作装置 Expired - Lifetime JP2531661Y2 (ja)

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JPH0530567U JPH0530567U (ja) 1993-04-23
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