JP2531381Y2 - 電動草刈機 - Google Patents

電動草刈機

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JP2531381Y2
JP2531381Y2 JP1991047536U JP4753691U JP2531381Y2 JP 2531381 Y2 JP2531381 Y2 JP 2531381Y2 JP 1991047536 U JP1991047536 U JP 1991047536U JP 4753691 U JP4753691 U JP 4753691U JP 2531381 Y2 JP2531381 Y2 JP 2531381Y2
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JP
Japan
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cooling air
case
air discharge
motor
cutting blade
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JP1991047536U
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JPH0519U (ja
Inventor
健史 山越
満男 大野
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石川島芝浦機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電動モータにより駆動
される刈刃を備えた電動草刈機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電動草刈機の構造として
は図4に示すものが一般的である。まず、筒状の連結杆
1の一端にはケース2が固定されており、このケース2
内には位置決め部3,4により固定された電動モータ5
が収納されている。さらに、前記ケース2内には、前記
電動モータ5のモータ軸6に固定された小ギヤ7と刈刃
軸8に固定された大ギヤ9とが収納されており、これら
の小ギヤ7と大ギヤ9とが噛み合っている。なお、前記
刈刃軸8は軸受10,11により回転自在に軸支される
とともに下端部が前記ケース2外に突出しており、ケー
ス2外に突出した刈刃軸8の先端部にはホルダー12が
圧入固定され、このホルダー12にはナット13により
円板状の刈刃14が締付固定されている。
【0003】前記連結杆1の他端にはこの電動草刈機を
操作するためのハンドル(図示せず)と、前記電動モー
タ5を駆動させる電源供給装置(図示せず)とが取付け
られており、前記電動モータ5のターミナル15,16
と前記電源供給装置とを接続する電線17,18が前記
連結杆1の内部に配設されている。
【0004】つぎに、前記電動モータ5のモータケース
19には、この電動モータ5を自然対流により冷却する
ための複数個の窓20が形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ケース2は刈刃14に
近接した位置に配設されており、草刈作業時に舞い上が
った埃や草等がケース2内に入り込むことを防止するた
めにケース2は密封されている。このため、電動モータ
5の冷却は、ケース2内の自然対流とケース2への熱伝
導とにより行われているが、充分な冷却が期待できず、
電動モータ5のモータコイル等が過熱により焼損すると
いう事故の危険性がある。また、モータコイル等が焼損
しないまでも、繰返し過熱されることにより寿命が短く
なるという欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の考案で
は、筒状の連結杆の一端に刈刃を駆動する電動モータを
収納したケースを固定し、前記連結杆の他端に前記電動
モータを駆動させる電源供給装置を取付けた電動草刈機
において、前記電動モータのモータケース内に冷却ファ
ンを内装するとともに冷却空気を前記モータケース内に
吸入する吸入口と吸入した冷却空気を吐出する吐出口と
を前記モータケースに形成し、前記ケース内を前記吸入
口に連通する冷却空気吸入スペースと前記吐出口に連通
する冷却空気吐出スペースとに仕切る仕切壁を設け、前
記冷却空気吸入スペースと大気中とを連通する冷却空気
取入口を前記連結杆の他端又は前記刈刃と前記ケースと
の間の隙間部に設け、前記冷却空気吐出スペースを大気
中に連通する冷却空気放出口を前記ケースに形成した。
【0007】請求項2記載の考案では、請求項1記載の
考案において、冷却空気吐出スペースと冷却空気放出口
とを連通する冷却空気放出通路をケースに形成し、刈刃
が固定された刈刃軸と一体的に回転する羽根を設けると
ともにこの羽根を前記冷却空気放出通路に臨ませて配設
した。
【0008】
【作用】請求項1記載の考案では、電動モータの駆動に
伴って冷却ファンが回転すると、冷却空気取入口から冷
却空気が取入れられ、この冷却空気は冷却空気吸入スペ
ース内に吸入されるとともに吸入口からモータケース内
に吸入され、さらに、吐出口から冷却空気突出スペース
内に吐出された後に冷却空気放出口から大気中に放出さ
れ、この一連の冷却空気の流れの過程において電動モー
タが冷却される。
【0009】請求項2記載の考案では、冷却空気吐出ス
ペースから冷却空気放出通路を経て冷却空気放出口へ流
れる冷却空気の流れが羽根の回転によって促進され、ケ
ース内へ取入れられる冷却空気の量が増大する。
【0010】
【実施例】本考案の第一の実施例を図1に基づいて説明
する。なお、図4において説明した部分と同一部分は同
一符号で示し、説明も省略する。筒状の連結杆1の一端
にはケース21が固定されており、このケース21内に
は位置決め部22,23により固定された電動モータ2
4が収納されている。さらに、前記ケース21内には前
記電動モータ24のモータ軸6に固定された小ギヤ7と
刈刃軸8に固定された大ギヤ9とが収納されている。ま
た、前記ケース21外に突出した前記刈刃軸8の先端部
にはホルダー12が圧入固定され、このホルダー12に
はナット13により円板状の刈刃14が締付固定されて
いる。
【0011】前記電動モータ24のモータケース25内
には前記モータ軸6の上端側に固定された冷却ファン2
6が内装されており、前記モータケース25には、冷却
空気をこのモータケース25内へ吸入するための複数個
の吸入口27と、吸入した冷却空気をモータケース25
外へ吐出する複数個の吐出口28とが形成されている。
【0012】また、前記ケース21内には、このケース
21内を前記吸入口27に連通する冷却空気吸入スペー
ス29と、前記吐出口28に連通する冷却空気吐出スペ
ース30とに仕切るための仕切壁31,32,33が設
けられている。
【0013】前記連結杆1の他端には、前記冷却空気吸
入スペース29と大気中とをこの連結杆1の内部空間を
介して連通する冷却空気取入口(図示せず)が形成され
ている。また、前記ケース21には大気中に開口した冷
却空気放出口34、及び、この冷却空気放出口34と前
記冷却空気吐出スペース30とを連通する冷却空気放出
通路35とが形成されている。
【0014】なお、前記連結杆1の他端にはこの電動草
刈機を操作するためのハンドル(図示せず)及び前記電
動モータ24を駆動させる電源供給装置(図示せず)が
取付けられており、前記電動モータ24のターミナル1
5,16と前記電源供給装置とを接続する電線17,1
8が前記連結杆1の内部に配設されている。
【0015】このような構成において、刈刃14による
草刈作業を行うべく電源供給装置を“オン”にすると、
電動モータ24の駆動により刈刃14が刈刃軸8ととも
に回転駆動され、さらに、冷却ファン26も回転駆動さ
れる。
【0016】冷却ファン26が回転駆動されると、冷却
空気取入口から冷却空気が取入れられ、この冷却空気は
連結杆1の内部を通って冷却空気吸入スペース29内へ
吸入され、さらに、吸入口27からモータケース25内
へ吸入される。モータケース25内へ吸入された冷却空
気は吐出口28から冷却空気吐出スペース30内へ吐出
され、さらに、冷却空気放出通路35を経て冷却空気放
出口34から大気中へ放出される。そして、この一連の
冷却空気の流れの過程において電動モータ24が冷却さ
れ、過熱によるモータコイル等の焼損事故の発生が防止
される。
【0017】また、冷却空気取入口が刈刃14から離れ
た位置にあるため、草刈作業時に舞い上がった埃や草が
ケース21内に入り込むことが防止される。
【0018】ついで、本考案の第二の実施例を図2に基
づいて説明する。なお、図1において説明した部分と同
一部分は同一符号で示し、説明も省略する(以下、同
様)。ケース21内には冷却ファン26を内装した電動
モータ24が収納されており、このケース21内は、仕
切壁31,32,33によって冷却空気吸入スペース2
9と冷却空気吐出スペース30とに仕切られている。ま
た、前記ケース21と前記刈刃14との間の隙間部には
前記冷却空気吸入スペース29と大気中とを連通する冷
却空気取入口36が形成されている。
【0019】このような構成において、電動モータ24
の駆動に伴って冷却ファン26が回転駆動されると、冷
却空気取入口36から冷却空気が取入れられ、この冷却
空気は冷却空気吸入スペース29内からモータケース2
5内へ吸入され、さらに、冷却空気吐出スペース30と
冷却空気放出通路35とを経て冷却空気放出口34から
大気中へ放出される。
【0020】ここで、冷却空気の取入れは、刈刃14に
近接した位置に配設された冷却空気取入口36から行っ
ているが、刈刃14付近の埃や草は刈刃14の回転に伴
う遠心力によって刈刃14の外側へ飛ばされるため、こ
の冷却空気取入口36からケース21内への埃や草の入
り込みが防止される。
【0021】ついで、本考案の第三の実施例を図3に基
づいて説明する。ケース21には大気中に開口した冷却
空気放出口37、及び、この冷却空気放出口37と冷却
空気吐出スペース30とを連通する冷却空気放出通路3
8とが形成されている。また、刈刃軸8に圧入固定され
たホルダー12には複数枚の羽根39が固定されてお
り、これらの羽根39は前記冷却空気放出口37及び冷
却空気放出通路38に臨ませて配設されている。
【0022】このような構成において、電動モータ24
の駆動に伴って冷却ファン26が回転駆動され、さら
に、ホルダー12及び刈刃14とともに羽根39が回転
駆動される。そして、冷却ファン26が回転駆動される
ことにより、冷却空気取入口から取入れられた冷却空気
が冷却空気吸入スペース29内に至り、さらに、この冷
却空気はモータケース25内を通過した後に冷却空気吐
出スペース30と冷却空気放出通路38とを経て冷却空
気放出口37から大気中に放出され、この冷却空気によ
って電動モータ24の冷却が行われる。また、冷却空気
放出口37及び冷却空気放出通路38に臨ませて羽根3
9が配設されており、この羽根39が回転駆動されるこ
とによって冷却空気放出口37からの冷却空気の放出が
促進され、従って、ケース21内へ吸入される冷却空気
の量が増大し、電動モータ24の冷却性能が向上する。
【0023】
【考案の効果】請求項1記載の考案のように、筒状の連
結杆の一端に刈刃を駆動する電動モータを収納したケー
スを固定し、電動モータのモータケース内に冷却ファン
を内装するとともに冷却空気をモータケース内に吸入す
る吸入口と吸入した冷却空気を吐出する吐出口とをモー
タケースに形成し、さらに、ケース内を吸入口に連通す
る冷却空気吸入スペースと吐出口に連通する冷却空気吐
出スペースとに仕切る仕切壁を設け、冷却空気吸入スペ
ースと大気中とを連通する冷却空気取入口を設けるとと
もに冷却空気吐出スペースを大気中に連通する冷却空気
放出口をケースに形成したことにより、電動モータの駆
動に伴って冷却ファンが回転すると冷却空気取入口から
冷却空気がケース内に取入れられ、この冷却空気は冷却
空気吸入スペース、モータケース、冷却空気吐出スペー
スを経て冷却空気放出口から大気中に放出されるため、
この一連の冷却空気の流れの過程において電動モータを
冷却することができ、従って、電動モータの過熱による
モータコイルの焼損事故の発生等を防止することができ
るとともに電動モータの耐久性を向上させることがで
き、しかも、冷却空気取入口を連結杆の他端又は刈刃と
ケースとの間の隙間部に設けたことにより、連結杆の他
端に設けられた冷却空気取入口は草刈作業時に発生する
舞い上がる埃や草から離れた位置であるため、及び、刈
刃とケースとの間の隙間部に設けられた冷却空気取入口
では刈刃の遠心力によって埃や草等が飛ばされるために
ケース内への埃や草の入り込みを防止することができ、
また、請求項2記載の考案のように、冷却空気吐出スペ
ースと冷却空気放出口とを連通する冷却空気放出通路を
ケースに形成し、刈刃が固定された刈刃軸と一体的に回
転する羽根を冷却空気放出通路に臨ませて配設したこと
により、この羽根の回転によって冷却空気放出通路を経
て冷却空気放出口から放出される冷却空気の流れを促進
させることができ、従って、ケース内へ取入れられる冷
却空気の量を増大させることができるとともに電動モー
タの冷却をより一層効果的に行うことができる等の効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例を示す縦断正面図であ
る。
【図2】本考案の第二の実施例を示す縦断正面図であ
る。
【図3】本考案の第三の実施例を示す縦断正面図であ
る。
【図4】従来例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 連結杆 14 刈刃 21 ケース 24 電動モータ 25 モータケース 26 冷却ファン 27 吸入口 28 吐出口 29 冷却空気吸入スペース 30 冷却空気吐出スペース 31,32,33 仕切壁 34,37 冷却空気放出口 36 冷却空気取入口 38 冷却空気放出通路 39 羽根

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の連結杆の一端に刈刃を駆動する電
    動モータを収納したケースを固定し、前記連結杆の他端
    に前記電動モータを駆動させる電源供給装置を取付けた
    電動草刈機において、前記電動モータのモータケース内
    に冷却ファンを内装するとともに冷却空気を前記モータ
    ケース内に吸入する吸入口と吸入した冷却空気を吐出す
    る吐出口とを前記モータケースに形成し、前記ケース内
    を前記吸入口に連通する冷却空気吸入スペースと前記吐
    出口に連通する冷却空気吐出スペースとに仕切る仕切壁
    を設け、前記冷却空気吸入スペースと大気中とを連通す
    る冷却空気取入口を前記連結杆の他端又は前記刈刃と前
    記ケースとの間の隙間部に設け、前記冷却空気吐出スペ
    ースを大気中に連通する冷却空気放出口を前記ケースに
    形成したことを特徴とする電動草刈機。
  2. 【請求項2】 冷却空気吐出スペースと冷却空気放出口
    とを連通する冷却空気放出通路をケースに形成し、刈刃
    が固定された刈刃軸と一体的に回転する羽根を設けると
    ともにこの羽根を前記冷却空気放出通路に臨ませて配設
    したことを特徴とする請求項1記載の電動草刈機。
JP1991047536U 1991-06-24 1991-06-24 電動草刈機 Expired - Lifetime JP2531381Y2 (ja)

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JPH0519U JPH0519U (ja) 1993-01-08
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5271517B2 (ja) * 2007-08-10 2013-08-21 リョービ株式会社 電動刈払機
JP6877087B2 (ja) * 2015-11-12 2021-05-26 株式会社クボタ 草刈機
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CN116667584A (zh) * 2022-02-18 2023-08-29 创科无线普通合伙 作业装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5548313A (en) * 1978-10-05 1980-04-07 Matsushita Electric Works Ltd Lawn mower

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