JP2530951Y2 - 電池の導通遮断用テープの実装構造 - Google Patents

電池の導通遮断用テープの実装構造

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JP2530951Y2 JP7868590U JP7868590U JP2530951Y2 JP 2530951 Y2 JP2530951 Y2 JP 2530951Y2 JP 7868590 U JP7868590 U JP 7868590U JP 7868590 U JP7868590 U JP 7868590U JP 2530951 Y2 JP2530951 Y2 JP 2530951Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は電子機器の出荷から販売に供するまでの間
の電池の消耗を防止するための電池の導通遮断用テープ
の実装構造に関する。
[従来技術] 駆動源として電池を用いる電子機器には、出荷から販
売に供するまでの間の電池の消耗を防止するために、機
器ケース内に設けられた電池収納部に収納された電池と
機器ケース内に組込まれた電池端子板との間に絶縁性の
導通遮断用テープを介在させたものがある。
従来のこのような電子機器における電池の導通遮断用
テープの実装構造としては、例えば、第4図及び第5図
に示すようなものがある。この電子機器は、電池収納部
12を有する下ケース11と、下ケース11の上面に配置され
た回路基板16と、電池収納部12と回路基板16との間に配
置され、電池収納部12に下ケース11の下面側から収納さ
れた電池13に接触可能であるとともに回路基板16の下面
に接触された電池端子板14と、電池13と電池端子板14と
の間に移動可能に介在され、一端部を下ケース11に設け
られた切欠部17を介して下ケース11の外部に突出された
絶縁性の導通遮断用テープ15とを備えている。
そして、この電子機器を組立てた状態においては、電
池13と電池端子板14との間に導通遮断用テープ15が介在
されていることにより、電池13から回路基板16への電池
電圧の機器が阻止され、これにより出荷から販売に供す
るまでの間の電池13の消耗が阻止されることになる。一
方、使用に際しては、導通遮断用テープ15をその一端部
を引っ張って下ケース11から抜き取ると、電池13と電池
端子板14との間が導通状態となり、電池13から回路基板
16への電池電圧の供給が可能な状態となる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、従来のこのような電池の導通遮断用テ
ープの実装構造では、電子機器を一度組立てた後に性能
検査を行う場合には、まず電池収納部12に収納した電池
13を取り外し、次いで導通遮断用テープ15をめくり、次
いで電池13を収納し、この収納した電池13と電池端子板
14との間を導通状態とし、そして所定の性能検査後に電
池13を取り外し、次いで導通遮断用テープ15を元の状態
に戻し、次いで電池15を収納するといった、きわめて面
倒な作業を行わなければならないという問題があった。
この考案は、上述の如き事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、電子機器を一度組立てた
後に性能検査を行う場合、簡単に行うことができる電池
の導通遮断用テープの実装構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案は、このような目的を達成するため、電池収
納部を有するケースと、前記電池収納部に対向して配置
された回路基板と、前記電池収納部に配置され、前記電
池収納部に収納された電池に接触するとともに弾性を有
する接触端子を介して前記回路基板と接触可能とされた
電池端子板と、前記回路基板と前記電池端子板との間に
所定の一方向に移動可能に介在され、一端部を前記ケー
スの外部に突出された絶縁性の導通遮断用テープとを具
備してなる電池の導通遮断用テープの実装構造におい
て、前記導通遮断用テープの所定の個所に前記電池端子
板の接触端子が前記回路基板と接触するのを許容する開
口または切欠きを設け、前記導通遮断用テープの他端部
に巾広挿通部及び巾狭導通部を連続して設け、前記ケー
スの所定の個所に案内部を設けてなり、前記導通遮断用
テープが初期位置に組込まれた状態にあるとき、前記案
内部が前記巾広挿通部に挿通されて前記巾広挿通部の前
記所定の一方向への移動を許容する状態にあるととも
に、前記電池端子板の接触端子が前記開口または切欠き
を介して前記回路基板と接触し、この状態から前記導通
遮断用テープが前記ケースから前記所定の一方向に所定
の距離だけ引き出されたとき、前記案内部が前記巾広挿
通部の前記所定の一方向への移動を許容した後前記巾広
挿通部と前記巾狭挿通部との境界の段差部に相対的に当
接して前記巾狭挿通部の前記所定の一方向への移動を一
時的に阻止するとともに、前記電池端子板の接触端子が
前記開口または切欠きから抜け出て前記導通遮断用テー
プ自体に接触し、この状態から前記導通遮断用テープが
前記ケースから前記所定の一方向にさらに引き出された
とき、前記案内部が前記巾狭挿通部の前記所定の一方向
への移動を許容することにより、前記導通遮断用テープ
のすべてが前記ケースから引き出されるとともに、前記
電池端子板の接触端子が前記回路基板と接触するように
したものである。
[作用] この考案によれば、電子機器を組立てた直後において
は、つまり導通遮断用テープが初期位置に組込まれた状
態においては、電池端子板の接触端子が導通遮断用テー
プの開口または切欠きを介して回路基板と接触している
ので、このままの状態で性能検査を行うことができ、し
たがって簡単に行うことができる。そして、性能検査後
に導通遮断用テープをケースから所定の一方向に所定の
距離だけ引き出すと、電池端子板の接触端子が導通遮断
用テープの開口または切欠きから抜け出て導通遮断用テ
ープ自体に接触する状態となるので、これまた簡単な作
業で出荷から販売に供するまでの間の電池の消耗を防止
することが可能となる。
[実施例] 以下、第1図〜第3図を参照して、この考案における
電池の導通遮断用テープの実装構造の一実施例について
説明する。第1図及び第2図は電子機器における電池の
導通遮断用テープの実装構造の要部を示し、第3図は導
通遮断用テープの作動状態を説明するために示すもので
ある。
この電子機器は下ケース1を備えている。下ケース1
には電池収納部2が設けられている。電池収納部2の上
面側には板バネ製の電池端子板4がその一対の係合片41
を下ケース1に設けられた係合孔1aに係合されて配置さ
れている。電池端子板4は、リング状の端子板本体の外
周部の所定の2個所に下方に折り曲げられた前記係合片
41を有するほかに、端子板本体の外周部の他の所定の個
所に上向きに折り曲げられた弾性を有する外部接触端子
42を有し、端子板本体の内周部の所定の3個所に下向き
に折り曲げられた弾性を有する内部接触端子43を有する
構造となっている。電池収納部2には電池3が下ケース
1の下面側から収納されている。このように収納された
電池3の上面中央部には電池端子板4の3つの内部接触
端子43が圧接されている。電池収納部2の下面側には電
池蓋(図示せず)が電池3の出し入れを可能とするよう
に設けられている。
下ケース1の上面には上ケース(図示ず)がビス等に
より組付けられている。この場合、下ケース1と上ケー
スとの間には回路基板6が組込まれている。また、下ケ
ース1及び電池端子板4と回路基板6との間には絶縁性
の導通遮断用テープ5が後で説明するように組込まれて
いる。導通遮断用テープ5の長さ方向ほぼ中央部には長
孔51が設けられている。導通遮断用テープ5の第1図に
おける右端部には長孔(巾広挿通部)52及び直線状の切
り込み(巾狭挿通部)53が連続して設けられている。一
方、下ケース1の上面の所定の個所には案内ピン(案内
部)8が設けられている。
次に、導通遮断用テープ5の初期の組込み状態につい
て説明する。第2図及び第3図(a)に示すように、導
通遮断用テープ5は、長孔52の矢印方向側に案内ピン8
が相対的に挿通された状態で、下ケース1及び電池端子
板4と回路基板6との間に矢印で示す所定の方向に移動
可能に介在され、かつ所定の一端部を下ケース1の外部
に突出されている。この状態では、電池端子板4の外部
接触端子42は導通遮断用テープ5の長孔51を介して回路
基板6の下面に圧接されている。
このように、電子機器を組立てた直後においては、つ
まり導通遮断用テープ5を初期位置に組込んだ状態にお
いては、電池端子板4の外部接触端子42が導通遮断用テ
ープ5の長穴51を介して回路基板6の下面と接触してい
るので、このままの状態で性能検査を行うことができ、
したがって簡単に行うことができる。なお、電池端子板
4の外部接触端子42は、導通遮断用テープ5の矢印方向
へのスムーズな移動を許容するために、導通遮断用テー
プ5の長手方向に沿って配置されているとともに、先端
部を矢印方向側とされている。
さて、所定の性能検査が終了したら、導通遮断用テー
プ5を下ケース1から矢印方向に所定の距離だけ引き出
す。すなわち、第2図及び第3図(a)に示す状態にお
いては、導通遮断用テープ5の長孔52の矢印方向側に案
内ピン8が相対的に挿通されているので、案内ピン8は
導通遮断用テープ5の長孔52の矢印方向への移動を許容
する状態にある。そこで、導通遮断用テープ5を下ケー
ス1から矢印方向に所定の距離だけ引き出すと、第3図
(b)に示すように、案内ピン8が長孔52と切り込み53
との境界の段差部に相対的に当接して導通遮断用テープ
5の矢印方向への移動を一時的に阻止することになる。
この状態では、導通遮断用テープ5が初期位置から矢
印方向に所定の距離だけ移動したことにより、電池端子
板4の外部接触端子42が導通遮断用テープ5の長孔51か
ら抜け出て導通遮断用テープ5自体に接触する状態とな
る。したがって、所定の性能検査が終了した後に、導通
遮断用テープ5を初期位置から矢印方向に所定の距離だ
け引き出すだけの簡単な作業により、出荷から販売に供
するまでの間の電池3の消耗を阻止することが可能とな
る。また、初期位置に組込まれた導通遮断用テープ5を
下ケース1から矢印方向に所定の距離だけ引き出すと、
案内ピン8が長孔52と切り込み53との境界の段差部に相
対的に当接して導通遮断用テープ5のそれ以上の引き出
しを一時的に阻止することになるので、導通遮断用テー
プ5の引き出し量を容易にかつ確実に所定の距離とする
ことができる。
次に、電子機器を使用する場合について説明する。こ
の場合には、導通遮断用テープ5を下ケース1から矢印
方向にさらに引き出す。すると、案内ピン8が導通遮断
用テープ5の切り込み53を相対的に無理に押し広げなが
ら通過することにより、第3図(c)に示すように、導
通遮断用テープ5のすべてが下ケース1から引き出され
ることになる。したがって、この状態では、電池端子板
4の外部接触端子4が回路基板6の下面に圧接し、電池
3から回路基板6への電池電圧の供給が可能な状態とな
る。
なお、上記実施例では、導通遮断用テープ5に長孔52
及び切り込み53を設け、下ケース1に案内ピン8を設け
た場合について説明したが、これに限定されるものでは
ない。例えば、長孔52の代わりに深い切欠きを設けると
ともに、切り込み53の代わりに浅い切欠きを設けるよう
にしてもよい。また、この場合、下ケース1の上面にガ
イド溝を設けるとともに、このガイド溝の一部を狭部と
して、この狭部を形成するための凸部に案内ピン8とほ
ぼ同様の役目を持たせるようにしてもよい。また、上記
実施例では、導通遮断用テープ5に長孔51を設けている
が、これに限らず、他の孔からなる開口あるいは切欠き
であってもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、出荷から販
売に供するまでの間の電池の消耗を防止することができ
る上、電子機器を一度組立て後に性能検査を行う場合、
簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図はこの考案を電子機器に適用した場合の
一実施例を示し、第1図は要部の分解斜視図、第2図は
電池収納前の要部の底面図、第3図は導通遮断用テープ
の作動状態を説明するために示す図である。第4図及び
第5図は従来例を示し、第4図は要部の分解斜視図、第
5図は電池収納前の要部の底面図である。 1……下ケース、2……電池収納部、3……電池、4…
…電池端子板、5……導通遮断用テープ、6……回路基
板。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池収納部を有するケースと、前記電池収
    納部に対向して配置された回路基板と、前記電池収納部
    に配置され、前記電池収納部に収納された電池に接触す
    るとともに弾性を有する接触端子を介して前記回路基板
    と接触可能とされた電池端子板と、前記回路基板と前記
    電池端子板との間に所定の一方向に移動可能に介在さ
    れ、一端部を前記ケースの外部に突出された絶縁性の導
    通遮断用テープとを具備してなる電池の導通遮断用テー
    プの実装構造において、前記導通遮断用テープの所定の
    個所に前記電池端子板の接触端子が前記回路基板と接触
    するのを許容する開口または切欠きを設け、前記導通遮
    断用テープの他端部に巾広挿通部及び巾狭挿通部を連続
    して設け、前記ケースの所定の個所に案内部を設けてな
    り、前記導通遮断用テープが初期位置に組込まれた状態
    にあるとき、前記案内部が前記巾広挿通部に挿通されて
    前記巾広挿通部の前記所定の一方向への移動を許容する
    状態にあるとともに、前記電池端子板の接触端子が前記
    開口または切欠きを介して前記回路基板と接触し、この
    状態から前記導通遮断用テープが前記ケースから前記所
    定の一方向に所定の距離だけ引き出されたとき、前記案
    内部が前記巾広挿通部の前記所定の一方向への移動を許
    容した後前記巾広挿通部と前記巾狭挿通部との境界の段
    差部に相対的に当接して前記巾狭挿通部の前記所定の一
    方向への移動を一時的に阻止するとともに、前記電池端
    子板の接触端子が前記開口または切欠きから抜け出て前
    記導通遮断用テープ自体に接触し、この状態から前記導
    通遮断用テープが前記ケースから前記所定の一方向にさ
    らに引き出されたとき、前記案内部が前記巾狭挿通部の
    前記所定の一方向への移動を許容することにより、前記
    導通遮断用テープのすべてが前記ケースから引き出され
    るとともに、前記電池端子板の接触端子が前記回路基板
    と接触するようにしたことを特徴とする電池の導通遮断
    用テープの実装構造。
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