JP2530605Y2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP2530605Y2
JP2530605Y2 JP1989045438U JP4543889U JP2530605Y2 JP 2530605 Y2 JP2530605 Y2 JP 2530605Y2 JP 1989045438 U JP1989045438 U JP 1989045438U JP 4543889 U JP4543889 U JP 4543889U JP 2530605 Y2 JP2530605 Y2 JP 2530605Y2
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直秀 谷川
雅樹 原田
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、画像、文字等を記録紙に転写記録する熱転
写記録装置に係り、特に、記録紙保持機構に関する。
(ロ)従来の技術 メンテナンスが比較的容易なカラーハードコピーとし
て、イエロー、マゼンタ、シアンの3色が順次塗布され
たカラーインクシートを用いて記録紙に順次熱転写して
記録する記録装置が注目されている。
第7図は、従来の一般的な熱転写記録装置の主要部分
を示すものである。図において、プラテン(1)に巻き
付けられた記録紙(2)は、プラテン(1)と保持ツメ
(3)によって端部が保持されている。プラテン(1)
表面には、シリコンゴム等からなる弾性体層(4)が設
けてある。プラテン(1)とサーマルヘッド(5)との
間に記録紙(2)とインクシート(6)とを置き、サー
マルヘッド(5)をプラテン(1)へ押圧して記録を行
う。サーマルヘッド(5)を押圧した状態では、弾性体
層(4)がたわみ、接触部分の圧力分布が均一となる。
この状態でサーマルヘッド(5)の発熱部分(図示せ
ず)を選択的に加熱すると、インクシート(6)の表面
に設けてある熱溶融性または熱昇華性のインク層(7)
が溶融または昇華して記録紙(2)の表面へ転写され
る。プラテン(1)を矢印aに示す方向に回転させる
と、記録紙(2)とインクシート(6)は共に移動し、
記録が行われる。
複数の色を記録するには、インクシート(6)の表面
の違った色をもつインク層(8)部分を用いて記録を行
えばよい。このとき、各色の記録位置が記録紙(2)上
で一致するように記録時のドラム位置を制御する。記録
する信号がビデオ信号等の高密度なものになると、微少
な記録のずれがあると、記録画質に重大な欠陥となって
表われる。
そこで、プラテン(1)と記録紙(2)とは、各色を
記録する間は確実に密着している必要があり、このた
め、記録紙(2)端部をプラテン(1)へ紙押えバー
(3)を用いて保持させる手段が通常設けられている。
これらの従来例としては、特開昭57−150271号公報、特
開昭62−12758号公報などのものが知られている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 従来の保持機構は、プラテンに切り欠きなどの加工が
施されており、この切り欠き部分で、紙押えバーにより
記録紙端部をプラテンに保持している。このため、従来
の保持機構では、プラテンに切り欠きの加工を必要とす
るため、装置のコストが増するという欠点があった。
本考案は、上述した欠点を解消し、安価で信頼性の高
い熱転写記録装置を提供することをその課題とする。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の熱転写記録装置は、外周に記録紙を巻回して
回転可能な円筒状プラテンと、このプラテンのプラテン
軸に対して回動自在に取付けられた板体と、前記プラテ
ンの所定位置で記録紙を押圧保持する紙押えバーと、こ
の紙押えバーと連接し、且つプラテン軸に周方向及び径
方向に移動可能に取付けられた作動板と、この作動板と
前記板体との間に張架され、作動板を前記紙押えバーが
前記プラテン周面に圧着する方向に付勢する付勢ばね
と、前記作動板を上下方向に移動せしめる制御カムと、
前記作動板に設けられ前記制御カムと当接するカムフォ
ロワと、前記紙押えバーの外側に位置し、前記作動板に
設けられた位置決めピンと、前記作動板に設けられ、前
記紙押えバーの反対側の前記プラテン周面から突設して
形成された舌片と、前記作動板に対して揺動自在に設け
られ、記録時に前記作動板より離間し、給紙時に前記位
置決めピンと係合して前記作動板の回転を禁止し、排紙
時に前記舌片と係合して前記作動板の回転を禁止する支
持アームとを備え、給紙時には前記支持アームを前記位
置決めピンと係合させた状態で前記制御カムを動作さ
せ、前記紙押えバーにより記録紙を前記プラテン上に押
圧保持し、排紙時には前記支持アームを前記舌片と係合
させた状態で前記制御カムを動作させ、前記紙押えバー
を前記プラテンから離間することを特徴とするのであ
る。
(ホ)作用 本考案は、記録紙の給排紙時は紙押えバーと連接する
作動板の回転が禁止されており、記録紙はプラテンと紙
押えバーとの間に容易挿入又は排出できる。また、紙押
えバーを上下させる機構はプラテン軸に取付けられてお
り、プラテンに特別な加工を施す必要はない。
(ヘ)実施例 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第6図に従い
説明する。第1図は本考案の斜視図、第2図は本考案の
板体の正面図、第3図ないし第6図は夫々、本考案の異
なる状態を示す側面図である。
図において、プラテン(1)はプラテン軸(11)が記
録装置の本体(図示せず)に回動自在に軸支され、図示
しないモータにより正逆回転する。このプラテン(1)
の両端部に本考案の特徴である記録紙保持機構が取付け
られる。
本考案の記録紙保持機構は、紙押えバー(3)、板体
(13)、作動板(14)、付勢ばね(15)、制御カム(1
6)、等で構成される。まず、プラテン軸(11)に対し
て、回動自在に板体(13)が取付けられる。この板体
(13)は、第2図に示すように、プラテン軸(11)の基
部(12)より、若干大きい孔(20)が形成されており、
この孔(20)と基部(12)とが回転自在に取付けられ
る。また、板体(13)には、後述する作動板(14)に取
着されるスライダ部(18)を上下方向に案内するガイド
部(21),(21)が一体に設けられている。更に、板体
(13)には付勢ばね(15)の一端が掛けられるピン(2
2),(22)が設けられている。
プラテン(1)上に記録紙を押圧保持する紙押えバー
(3)は一対の作動板(14),(14)に連設して設けら
れる。一対の作動板(14),(14)には、プラテン軸
(11)に対して周方向及び径方向に移動可能なように、
長孔(19)が設けられる。この作動板(14),(14)に
は、長孔(19)と同じ長孔が形成されたスライダ部(1
8)が、このスライダ部(18)の長孔と作動板(14)の
長孔(19)とを一致させた状態で、ねじ等により固定さ
れる。
このスライダ部(18)は、作動板(14)をプラテン軸
(11)に取付けた際、前述した板体(13)のガイド部
(21),(21)に対して、摺動自在に配設され、作動板
(14)が径方向に移動する際のガイドとなる。
また、作動板(14)と板体(13)の間には、一対の付
勢ばね(15),(15)が張架され、このばね(15),
(15)の付勢力により、紙押えバー(3)がプラテン
(1)周面に圧接される。
本体には、図示しないモータにより回転する制御カム
(16)が設けられており、この制御カム(16)が、作動
板(14)に植設されたカムフォロワ(17)と当接する。
この制御カム(16)の動作により、作動板(14)がプラ
テン(1)の径方向に移動し、紙押えバー(3)のプラ
テン(1)に対する接離動作を行なう。
而して、紙押えバー(3)がプラテン(1)上に圧接
している場合には、紙押えバー(3)、作動板(14)、
及び板体(13)はプラテン(1)と回転する。そして、
紙押えバー(3)がプラテン(1)から離間した場合に
は、プラテン(1)のみ回転する。
また、本体には、先端に係止部(31)を設けた支持ア
ーム(30)が軸(32)を中心として揺動自在に取付けら
れている。この支持アーム(30)は記録時には、作動板
(14)より離間する方向に待避する。また、給排時に
は、支持アーム(30)の係止部(31)が作動板(14)に
設けた位置決めピン(33)又は舌片(34)と係合する。
作動板(14)の位置決めピン(33)は、紙押えバー
(3)の外側に設けられており、給紙時に作動板(14)
の回転を禁止する。作動板(14)の舌片(34)は紙押え
バー(3)とは、反対側のプラテン(1)周面から突出
して形成されており、作動板(14)の図中時計方向への
回転を禁止する。
次に、本考案の動作につき説明する。
第3図および第4図は給紙状態を示す側面図である。
給紙状態では、まず第3図に示すように、制御カム(1
6)にて、付勢ばね(15)(15)に抗して紙押えバー
(3)がプラテン(1)より約2mm離間した位置になる
よう設定される。そして、支持アーム(30)は作動板
(14)に近接した位置に配置せしめられ、係止部(31)
と位置決めピン(33)とが係合し、作動板(14)の回転
を禁止している。
この状態で、用紙ガイド(35),(35)及び給紙ロー
ラ(36),(36)から送られてきた記録紙(2)がプラ
テン(1)と紙押えバー(3)との間に挿入される。
続いて、第4図に示すように、制御カム(16)が回転
し、付勢ばね(15)の付勢力により、記録紙(2)がプ
ラテン(1)上に圧接保持される。また、支持アーム
(30)は作動板(14)より待避する方向に移動し、位置
決めピン(33)と係止部(31)との係合が解除される。
この状態で記録紙(2)とプラテン(1)は一体とな
り、以後、イエロー、マゼンタ、シアンの順に記録紙
(2)に転写される。
記録が終了し、記録紙(2)を排出する場合につき第
5図および第6図に従い説明する。
まず、記録が終了すると、支持アーム(30)が作動板
(14)に近接する位置に移動し、プラテン(1)が回転
する。そして、第5図に示すように、作動板(14)の舌
片(34)と係止部(31)が係合し、記録紙(2)を保持
している紙押えバー(3)は給紙時と180度移動した位
置に設定される。次いで、第6図に示すように、制御カ
ム(16)が回転し、紙押えバー(3)をプラテン(1)
から、約2mm離間した状態に設定する。そして、プラテ
ン(1)を回転し、記録紙(2)が排出される。
(ト)考案の効果 以上説明したように本考案によれば、制御カムを動作
させる記録紙の給排紙時には、紙押えバーと連接する作
動板の回転が禁止されており、記録紙を挿入又は排出す
る際に制御カムの動作によって作動板が回転すること無
く、所定位置にて確実に記録紙の圧接保持及び解除を行
うことができる。
従って、プラテンに何ら加工を必要とせず極めて簡単
な構造で記録紙をプラテンに確実に保持でき、安価で記
録紙の搬送精度の良い熱転写記録装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本考案の一実施例を示し、第1図
は斜視図、第2図は本考案に用いられる板体を示す正面
図、第3図ないし第6図は夫々本考案の異なる状態を示
す側面図、第3図および第4図は給紙時、第5図および
第6図は排紙時を示す。第7図は従来の熱転写記録装置
を示す斜視図である。 1…プラテン、2…記録紙、3…紙押えバー、5…サー
マルヘッド、6…インクシート、11…プラテン軸、13…
板体、14…作動板、15…付勢ばね、16…制御カム、17…
カムフォロワ、18…スライダ部、19…長孔、21…ガイド
部、30…支持アーム、31…係止部、33…位置決めピン、
34…舌片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周に記録紙を巻回して回転可能な円筒状
    プラテンと、 このプラテンのプラテン軸に対して回動自在に取付けら
    れた板体と、 前記プラテンの所定位置で記録紙を押圧保持する紙押え
    バーと、 この紙押えバーと連接し、且つプラテン軸に周方向及び
    径方向に移動可能に取付けられた作動板と、 この作動板と前記板体との間に張架され、作動板を前記
    紙押えバーが前記プラテン周面に圧着する方向に付勢す
    る付勢ばねと、 前記作動板を上下方向に移動せしめる制御カムと、 前記作動板に設けられ前記制御カムと当接するカムフォ
    ロワと、 前記紙押えバーの外側に位置し、前記作動板に設けられ
    た位置決めピンと、 前記作動板に設けられ、前記紙押えバーの反対側の前記
    プラテン周面から突設して形成された舌片と、 前記作動板に対して揺動自在に設けられ、記録時に前記
    作動板より離間し、給紙時に前記位置決めピンと係合し
    て前記作動板の回転を禁止し、排紙時に前記舌片と係合
    して前記作動板の回転を禁止する支持アームとを備え、 給紙時には前記支持アームを前記位置決めピンと係合さ
    せた状態で前記制御カムを動作させ、前記紙押えバーに
    より記録紙を前記プラテン上に押圧保持し、排紙時には
    前記支持アームを前記舌片と係合させた状態で前記制御
    カムを動作させ、前記紙押えバーを前記プラテンから離
    間することを特徴とする熱転写記録装置。
JP1989045438U 1989-04-18 1989-04-18 熱転写記録装置 Expired - Lifetime JP2530605Y2 (ja)

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