JP2530410B2 - 復号回路 - Google Patents

復号回路

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JP2530410B2
JP2530410B2 JP4172137A JP17213792A JP2530410B2 JP 2530410 B2 JP2530410 B2 JP 2530410B2 JP 4172137 A JP4172137 A JP 4172137A JP 17213792 A JP17213792 A JP 17213792A JP 2530410 B2 JP2530410 B2 JP 2530410B2
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政幸 高田
正典 斉藤
徹 黒田
繁樹 森山
知弘 斉藤
忠 磯部
宰 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誤り訂正方式として積符
号を用いているサービス、例えばFM放送にステレオ音
声と別のデジタルデータを多重化して放送するFM多重
放送システム等で使用される復号回路に関する。
【0002】 [発明の概要]本発明は誤り訂正方式として積符号を使
っている場合の復号に関するものであり、特に横符号の
各パケットに誤り検出のためにCRC符号が付加されて
いる場合の復号において、横符号のCRC符号により誤
りが検出されたか否かの情報を使用して縦符号の復号を
行うことにより、誤訂正を減らす。
【0003】
【従来の技術】FM放送にステレオ音声と別のデジタル
データを多重化して放送するFM多重放送システム等の
ように誤り訂正方式として積符号を用いているシステム
では、積符号を復号するとき、復号回路によって横方向
(または、縦方向)に各パケットを順次復号した後、そ
れと直交する方向すなわち縦方向(または、横方向)の
各パケットを順次復号する方法をとることが多い。
【0004】また、積符号の訂正能力を最大限に引き出
すことができる方法として、レディ・ロビンソンの復号
法が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の復号回路においては、通常の復号方法を使用す
ると、誤りが多いとき、誤訂正によって誤りが余計に増
加してしまったり、横符号により正しく復号できたデー
タが縦方向の復号による誤訂正で破壊されてしまったり
する虞があった。
【0006】また、積符号の訂正能力を最大限に引き出
すために、レディ・ロビンソンの復号法を使用すると、
計算量が増大して復号処理にかかる時間が増大してしま
うという問題があった。
【0007】本発明は上記の事情に鑑み、各パケットに
付加されている誤り訂正符号(CRC符号)を利用して
縦符号の復号を行い、縦符号による誤訂正を防止するこ
とができるとともに、横符号で正しく得られたデータが
縦符号による復号で破壊されるのを防止することができ
る復号回路を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1記載の発明は、誤り訂正方式として積符号
を使用したパケットを復号する復号回路において、前記
各パケットに対して横符号の復号を行う際、CRCチェ
ックによる誤り検出を行って前記各パケットが正しく復
号されたかどうかを示すフラグを付与する横符号復号部
と、この横符号復号部によって処理された各パケットに
対して縦符号の復号を行う際、前記横符号復号部で付与
された各パケットのフラグの情報を使用して誤っている
データのみを訂正する縦符号復号部とを備えたことを特
徴としている。
【0009】
【作用】上記構成において、各パケットに対して横符号
の復号を行う際、CRCチェックによる誤り検出を行っ
て前記各パケットが正しく復号されたかどうかを示すフ
ラグを付与する。また各パケットに対して縦符号の復号
を行う際、前記横符号で付与された各パケットのフラグ
の情報を使用して誤っているデータのみを訂正する。
【0010】
【実施例】図1は本発明による復号回路の一実施例を適
用して移動受信用FM多重放送を復調するときの復号回
路の一例を示すブロック図である。
【0011】この図に示す復号回路は同期再生回路1
と、切替スイッチ2と、2つのフレームバッファ回路3
と、CPU5と、(272、190)符号復号回路6
と、CRCチェック回路7と、データバッファ回路8
と、データ表示回路9とを備えており、各フレームバッ
ファ回路3によって各パケット10(図2参照)を順次
取り込むとともに、横方向の復号動作によって横方向の
各パケット10が正しく訂正されたかどうかを判定し
て、各パケット10に前記判定結果を付与した後、前記
各パケット10の縦方向の符号に対して復号動作を行う
際、横方向の復号動作によって復号エラーがあったパケ
ット10のビットのみを訂正し、この後最初の横方向の
復号動作で復号エラーがあったパケット10に対して横
方向の復号を行って横方向の各パケット10が正しく訂
正されたかどうかを判定する。
【0012】各パケット10は図2に示す如く横方向に
長い272個のパケット10で1フレームを構成してお
り、これら272個のパケット10のうち、上から19
0個のパケット10は最初の190ビットがデータ部と
CRC符号部とからなり、後の82ビットが各パケット
10に1対1に対応する横方向のパリティ部になってい
る。
【0013】また、272個のパケット10のうち、上
から191個目から272個目までの各パケット10は
各々、上から190個のパケット10に対する縦方向の
パリティ部になっている。
【0014】また、同期再生回路1は入力されるパケッ
ト10の流れに各フレームの区切りなどを示すフレーム
同期信号が含まれているかどうかを検出し、これを検出
する毎に、同期検出信号を生成してこれを切替スイッチ
2と、前記CPU5とに供給する。
【0015】切替スイッチ2は前記同期再生回路1から
同期検出信号が出力される毎に、切り変わるスイッチで
あり、入力された各パケット10を取り込んでこれを現
在、選択している方のフレームバッファ回路3に供給す
る。
【0016】各フレームバッファ回路3は各々、前記切
替スイッチ2を介して供給される各パケット10を取り
込んで記憶するとともに、前記CPU5からの読出し指
令に応じて記憶している各パケット10を読出し、これ
を前記CPU5に供給し、またこのCPU5から書込み
指令が供給されたとき、この書込み指令と共に供給され
るパケット10を取り込んでこれを記憶する。
【0017】また、(272、190)符号復号回路6
は前記CPU5からパケット10が供給される毎に、こ
れを取り込んでそのパリティ部の内容を復号して前記パ
ケットを構成するデータ部およびCRC符号部の内容に
誤りがあるかどうかをチェックし、誤りがある場合に
は、前記CPU5からの訂正条件の範囲で前記データ部
およびCRC符号部の内容を訂正してこの訂正済みのパ
ケット10または訂正できなかった場合は訂正前のパケ
ット10を前記CPU5に供給する。
【0018】また、CRCチェック回路7は前記CPU
5からパケット10が供給される毎に、これを取り込ん
でそのCRC符号部の内容に基づいて前記パケット10
のデータ部の内容が正しいかどうかをチェックし、この
チェック結果を前記CPU5に供給する。
【0019】また、データバッファ回路8は前記CPU
5から1フレームのデータが供給されたとき、これを取
り込んで記憶するとともに、その内容をデータ表示回路
9に供給する。
【0020】データ表示回路9は前記データバッファ回
路8からデータが供給される毎に、これを取り込んで表
示する。
【0021】また、CPU5はプログラムされている処
理手順や回路各部から出力される各種のタイミング信
号、各種のチェック結果等に基づいて前記各フレームバ
ッファ回路3からのパケット読出し処理、パケット10
の転送処理、チェック結果の判定処理等の各種処理を行
う。
【0022】次に、図3に示すフローチャートを参照し
ながらこの実施例の動作を説明する。
【0023】まず、各パケット10が入力される毎に、
同期再生回路1は1フレーム単位の同期信号の有無をチ
ェックし、この同期信号を検出する毎に、切替スイッチ
2を切り替えて前記各パケット10をフレーム単位で各
フレームバッファ回路3に交互に格納させる。
【0024】また、この動作と並行して、前記同期再生
回路1から同期信号を検出したことを示す同期検出信号
が出力されれば、CPU5は前回のパケット取込み動作
によってメモリフルになっている方のフレームバッファ
回路3内に格納されている各パケット10に対し、フレ
ームの上から順次、横方向の各パケット10を取り出
し、これを(272、190)符号復号回路6に転送し
て復号させ、このパケット10のデータ部およびCRC
符号部の内容に誤りがあるかどうかをチェックさせる。
【0025】そして、前記パケット10のデータ部およ
びCRC符号部の内容に誤りがあれば、CPU5は前記
(272、190)符号復号回路6を制御してこのパケ
ット10のデータ部およびCRC符号部を訂正させた
後、そのシンドロームが零かどうかをチェックさせ、こ
れが零であれば、誤り訂正が成功したと判断する(ステ
ップST1)。
【0026】この後、CPU5は前記(272、19
0)符号復号回路6から誤り訂正済みのパケット10を
取り出し、これをCRCチェック回路7に転送してCR
C符号によるデータチェックがOKかどうかチェックさ
せる(ステップST2)。
【0027】そして、(272、190)符号復号回路
6による誤り訂正が成功し、かつCRCチェック回路7
によるCRCチェックがOKであれば、CPU5はこの
パケット10のデータ部の内容が正しいと判定してこの
パケット10に対してデータOKのフラグを立てるとと
もに、このパケット10を訂正済みのパケット10とし
て前記フレームバッファ回路3に戻す(ステップST
4)。
【0028】また、前記(272、190)符号復号回
路6による誤り訂正が失敗したり、CRCチェック回路
7によるCRCチェックでエラーが検出されれば、CP
U5はこのパケット10のデータ中に誤りがあると判定
してこのパケット10に対してデータFAULTのフラ
グを立てるとともに、元のパケット10(訂正前のパケ
ット10)をフレームバッファ回路3に戻す(ステップ
ST3、ST4)。
【0029】以下、CPU5はフレームバッファ回路3
に格納されている残りの各パケット10に対して上述し
た横方向の誤り訂正を順次実行して、各パケット10に
対してデータOKのフラグまたはデータFAULTのフ
ラグのいずれか一方を立てる(ステップST1〜ST
5)。この一連の処理を272パケット全てに対して行
う。
【0030】次いで、この処理が終了すれば、CPU5
はフレームバッファ回路3に格納されている各パケット
10に対し、例えばフレームの左横から順次、縦方向の
各パケット10を取り出し、これを(272、190)
符号復号回路6に転送して復号させ、誤りがあるかどう
かをチェックさせるとともに、誤りがあれば、データO
Kのフラグが立っているデータを除いたビット、すなわ
ちデータFAULTのフラグが立っているデータのビッ
トに対し訂正を行わせた後、そのシンドロームが零かど
うかをチェックさせ、これが零であれば、誤り訂正が成
功したと判定して訂正済みのパケット10をフレームバ
ッファ回路3に戻し(ステップST6)、また訂正動作
を行ってもシンドロームが零にならなければ、誤り訂正
が失敗したと判定して、元のパケット10(訂正前のパ
ケット10)をフレームバッファ回路3に戻す(ステッ
プST7)。
【0031】以下、CPU5はフレームバッファ回路3
に格納されている残りの各パケット10に対して上述し
た縦方向の誤り訂正を順次実行して、データOKのフラ
グが立っているデータを除いたビット、すなわちデータ
FAULTのフラグが立っているデータのビットに対し
訂正を行う(ステップST6〜ST8)。この一連の処
理を272パケット全てに対して行う。
【0032】次いで、この処理が終了すれば、CPU5
はフレームバッファ回路3に格納されている横方向の各
パケット10のうち、データFAULTのフラグが立っ
ているデータ用パケット10をフレームの上から順次取
り出して(ステップST9)、これを(272、19
0)符号復号回路6に転送して復号させ、誤りがあるか
どうかをチェックさせて、誤りがあれば、これを訂正さ
れた後、そのシンドロームが零かどうかをチェックさ
せ、これが零であれば、誤り訂正が成功したと判断す
る。
【0033】この後、CPU5は前記(272、19
0)符号復号回路6から誤り訂正済みのパケット10を
取り出し、これをCRCチェック回路7に転送してCR
C符号によるデータチェックがOKかどうをチェックさ
せる。
【0034】そして、(272、190)符号復号回路
6による誤り訂正が成功し、かつCRCチェック回路7
によるCRCチェックがOKであれば、CPU5はこの
パケット10のデータが正しいと判定してこのパケット
10に対してデータOKのフラグを立てるとともに、こ
のパケット10を訂正済みのパケット10として前記フ
レームバッファ回路3に戻す。
【0035】また、前記(272、190)符号復号回
路6による誤り訂正が失敗したり、CRCチェック回路
7によるCRCチェックでエラーが検出されれば、CP
U5はこのパケット10のデータ中に誤りがあると判定
してこのパケット10に対してデータFAULTのフラ
グを立てるとともに、元のパケット10(訂正前のパケ
ット10)をフレームバッファ回路3に戻す(ステップ
ST10)。
【0036】以下、CPU5はフレームバッファ回路3
中のデータFAULTのフラグが立っている残りの各パ
ケット10に対して上述した横方向の誤り訂正を順次実
行して、各パケットに対してデータOKのフラグまたは
データFAULTのフラグのいずれか一方を立てる(ス
テップST9〜ST11)。
【0037】そして、フレームバッファ回路3に格納さ
れている全てのパケット10に対して、上述した処理が
終了したとき、CPU5は前記フレームバッファ回路3
に格納されている各パケット10を読み出してデータバ
ッファ回路8に転送して正しいデータのみをデータ表示
回路9に表示させるとともに、前記フレームバッファ回
路3の内容をクリアする。
【0038】このようにこの実施例においては、横方向
の復号動作によって横方向の各パケット10が正しく訂
正されたかどうかを判定し、正しく訂正されたパケット
10に対しデータOKのフラグを立て、正しく訂正する
ことができなかったパケット10に対してデータFAU
LTのフラグ立てた後、縦方向の復号動作によって縦方
向の各パケット10が正しく訂正されたかどうかを判定
し、正しく訂正されなかったパケット10に対して横方
向の復号動作でデータFAULTのフラグが立っている
データのビットのみを訂正し、データOKのフラグが立
っているデータのビット訂正を行わないようにし、この
後最初の横方向の復号動作でデータFAULTのフラグ
が立っているパケット10に対して横方向の復号動作に
よって横方向の各パケット10が正しく訂正されたかど
うかを判定するようにしたので、計算量を低く抑えなが
ら、縦符号による誤訂正が防止することができるととも
に、横符号で正しく得られたデータが縦符号による復号
で破壊されるのを防止することができる。
【0039】また、上述した実施例においては、縦方向
の復号動作を行うとき、最初に行った横方向の復号動作
でデータFAULTのフラグが立っているデータのビッ
トのみを訂正し、データOKのフラグが立っているデー
タのビット訂正を行わないようにしているが、この部分
のアルゴリズムを図4のフローチャートに示すように変
更してもよい。
【0040】この図に示す如くこのアルゴリズムでは、
まず各パケット10が入力される毎に、同期再生回路1
は1フレーム単位の同期信号の有無をチェックし、同期
信号を検出する毎に、切替スイッチ2を切り替えて前記
各パケット10をフレーム単位で各フレームバッファ回
路3に交互に格納させる。
【0041】また、この動作と並行して、前記同期再生
回路1から同期信号を検出したことを示す同期検出信号
が出力されれば、CPU5は前回のパケット取込み動作
によってメモリフルになっている方のフレームバッファ
回路3に格納されている各パケット10に対し、フレー
ムの上から順次、横方向の各パケットを取り出して、こ
れを(272、190)符号復号回路6に転送して復号
させ、誤りがあるかどうかをチェックさせ、誤りがあれ
ば、これを訂正させた後、そのシンドロームが零かどう
かをチェックさせ、これが零であれば、誤り訂正が成功
したと判断する(ステップST15)。
【0042】この後、CPU5は前記(272、19
0)符号復号回路6から誤り訂正済みのパケット10を
取り出し、これをCRCチェック回路7に転送してCR
C符号によるデータチェックがOKかどうかチェックさ
せる(ステップST16)。
【0043】そして、(272、190)符号復号回路
6による誤り訂正が成功し、かつCRCチェック回路7
によるCRCチェックがOKであれば、CPU5はこの
パケット10のデータが正しいと判定してこのパケット
10に対してデータOKのフラグを立てるとともに、こ
のパケット10を訂正済みのパケット10として前記フ
レームバッファ回路3に戻す(ステップST18)。
【0044】また、前記(272、190)符号復号回
路6による誤り訂正が失敗したり、CRCチェック回路
7によるCRCチェックでエラーが検出されれば、CP
U5はこのパケット10のデータ中に誤りがあると判定
してこのパケット10に対してデータFAULTのフラ
グを立てるとともに、元のパケット10(訂正前のパケ
ット10)をフレームバッファ回路3に戻す(ステップ
ST17)。
【0045】以下、CPU5はフレームバッファ回路3
に格納されている残りの各パケット10に対して上述し
た横方向の誤り訂正を順次実行して、各パケット10に
対してデータOKのフラグまたはデータFAULTのフ
ラグのいずれか一方を立てる(ステップST15〜ST
19)。この一連の処理を272パケット全てに対して
行う。
【0046】次いで、この処理が終了すれば、CPU5
はフレームバッファ回路3に格納されている各パケット
10に対し、フレームの横から順次、縦方向の各パケッ
ト10を取り出して、これを(272、190)符号復
号回路6に転送して復号させ、誤りがあるかどうかをチ
ェックさせ、誤りがあれば、訂正を行わせて(ステップ
ST20)、そのシンドロームが零かどうかをチェック
させ(ステップST21)、これが零であれば、訂正に
よって修正されたビットのパケット10に対する横方向
のフラグが全てデータFAULTであったかどうかをチ
ェックさせる。そして、修正されたビットのパケット1
0に対する横方向のフラグが全てデータFAULTであ
れば、CPU5は誤り訂正が成功したと判定して訂正済
みのパケットをフレームバッファ回路3に戻し(ステッ
プST22)、また訂正動作を行ってもシンドロームが
零にならなかったり、訂正動作によって修正されたビッ
トのパケット10に対する横方向のフラグが1つでもデ
ータOKであれば(ステップST21、ST22)、誤
り訂正が失敗したと判定して元のパケット10(訂正前
のパケット10)をフレームバッファ回路3に戻す(ス
テップST23)。
【0047】以下、CPU5はフレームバッファ回路3
に格納されている残りの各パケット10に対して上述し
た縦方向の誤り訂正を順次実行して、データOKのフラ
グが立っているデータを除いたビット、すなわちデータ
FAULTのフラグが立っているデータのビットに対し
訂正を行わせる(ステップST20〜ST24)。
【0048】次いで、この処理が終了すれば、CPU5
はフレームバッファ回路3に格納されている横方向の各
パケット10のうち、データFAULTのフラグが立っ
ているパケット10をフレームの上から順次取り出して
(ステップST25)、これを(272、190)符号
復号回路6に転送して復号させ、誤りがあるかどうかを
チェックさせ、誤りがあれば、これを訂正させた後、そ
のシンドロームが零かどうかをチェックさせ、これが零
であれば、誤り訂正が成功したと判断する。
【0049】この後、CPU5は前記(272、19
0)符号復号回路6から誤り訂正済みのパケット10を
取り出してこれをCRCチェック回路7に転送してCR
C符号によるデータチェックがOKかどうかチェックさ
せる。
【0050】そして、(272、190)符号復号回路
6による誤り訂正が成功し、かつCRCチェック回路7
によるCRCチェックがOKであれば、CPU5はこの
パケット10のデータが正しいと判定してこのパケット
10に対してデータOKのフラグを立てるとともに、こ
のパケット10を訂正済みのパケット10として前記フ
レームバッファ回路3に戻す。
【0051】また、前記(272、190)符号復号回
路6による誤り訂正が失敗したり、CRCチェック回路
7によるCRCチェックでエラーが検出されれば、CP
U5はこのパケット10のデータ中に誤りがあると判定
してこのパケット10に対してデータFAULTのフラ
グを立てるとともに、元のパケット10(訂正前のパケ
ット10)をフレームバッファ回路3に戻す(ステップ
ST26)。
【0052】以下、CPU5はフレームバッファ回路3
中のデータFAULTのフラグが立っている残りの各パ
ケット10に対して上述した横方向の誤り訂正を順次実
行して、各パケット10に対してデータOKのフラグま
たはデータFAULTのフラグのいずれか一方を立てる
(ステップST25〜ST27)。
【0053】そして、フレームバッファ回路3に格納さ
れている全てのパケット10に対して、上述した処理が
終了したとき、CPU5は前記フレームバッファ回路3
に格納されている各パケット10を読み出してデータバ
ッファ回路8に転送して正しいデータのみをデータ表示
回路9に表示させるとともに、前記フレームバッファ回
路3の内容をクリアする。
【0054】このようにしても、上述した実施例と同様
に、計算量を低く抑えながら、縦符号による誤訂正を防
止することができるとともに、横符号で正しく得られた
データが縦符号による復号で破壊されるのを防止するこ
とができる。
【0055】また、上述した各実施例においては、最初
に横符号の復号を行った後、縦符号の復号を行い、最後
にもう一度だけ横符号の復号を行うようにしているが、
これらの各復号動作を予め設定されている回数だけ繰り
返して行うようにして、さらに訂正能力を高めるように
しても良い。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、各パケットに付加されている誤り訂正符号
(CRC符号)を利用して縦符号の復号を行い、これに
よって計算量を低く抑えることができ、さらに縦符号に
よる誤った訂正を防止することができるとともに、横符
号で正しく得られたデータが縦符号による復号で破壊さ
れるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による復号回路の一実施例を適用して移
動受信用FM多重放送を復調するときの復号回路の一例
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す復号回路で復調される移動受信用F
M多重放送で使用されるパケットのフォーマット例を示
すマップ図である。
【図3】図1に示す復号回路の動作アルゴリズムの一例
を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す復号回路の動作アルゴリズムの他の
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 同期再生回路 2 切替スイッチ 3 フレームバッファ回路 5 CPU5 6 (272、190)符号復号回路 7 CRCチェック回路 8 データバッファ回路 9 データ表示回路
フロントページの続き (72)発明者 森山 繁樹 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 斉藤 知弘 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 磯部 忠 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (72)発明者 山田 宰 東京都世田谷区砧一丁目10番11号 日本 放送協会放送技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−183632(JP,A) 特開 昭62−24739(JP,A) 特開 昭62−271535(JP,A) 特開 昭62−245725(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誤り訂正方式として積符号を使用したパ
    ケットを復号する復号回路において、 前記各パケットに対して横符号の復号を行う際、CRC
    チェックによる誤り検出を行って前記各パケットが正し
    く復号されたかどうかを示すフラグを付与する横符号復
    号部と、 この横符号復号部によって処理された各パケットに対し
    て縦符号の復号を行う際、前記横符号復号部で付与され
    た各パケットのフラグの情報を使用して誤っているデー
    タのみを訂正する縦符号復号部と、 を備えたことを特徴とする復号回路。
JP4172137A 1992-06-30 1992-06-30 復号回路 Expired - Lifetime JP2530410B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4172137A JP2530410B2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 復号回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4172137A JP2530410B2 (ja) 1992-06-30 1992-06-30 復号回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0621921A JPH0621921A (ja) 1994-01-28
JP2530410B2 true JP2530410B2 (ja) 1996-09-04

Family

ID=15936256

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