JP2530390C - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】 本発明は、界面活性剤を使用して車両の表面に付着した汚染物質を除去する洗
車方法の改良に関する。 【０００２】 【従来の技術】 車両の塗装表面の艶だし、劣化防止等の目的で塗布されるワックスは、種々の
蝋やシリコン等の油性分から成る。このため、ディーゼル機関や工場から発生す
る廃棄煤煙等の大気中の油性汚染物質、あるいは手垢などがワックスに付着する
と、これらがワックス中に溶け込み、ワックス自体が汚れて塗装面上にいわゆる
水垢が形成される。この水垢は、車両の塗装を汚く見せるので、もとの綺麗な塗
装面を復元するためには、ワックス自体を除去する必要があり、従来においては
、作業効率の悪い手作業のほかに、門型洗車機などを利用して、図４に示すよう
な界面活性剤による水垢とり洗車を行っていた。 【０００３】 この水垢取り洗車の工程は、先ず、車両を水洗いし、その後、ワックス塗布面
と門型洗車機の回転ブラシに界面活性剤を噴霧しながら、回転ブラシで塗布面を
摩擦し、水垢を活性分解して除去する。水垢の量と質によっては、回転ブラシの
みで完全に除去できない場合があるので、スポンジ等に界面活性剤、微粒子の研
磨剤、油性の溶剤等を付けて手作業にて水垢を擦り取るいわゆるタッチアップに
よる補正を必要に応じて行う。その後、車両表面に水を吹き付けて界面活性剤を
洗い流し、最後にワックスを噴霧して塗布するようにしていた。 【０００４】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来の界面活性剤を用いた水垢取り洗車においては、塗装面の
劣化が、図５に示されるメカニズムで進行する。即ち、塗装に使用されている塗
料は、発色させるための顔料が混在された基本的に油性分を含む樹脂であるので
、その表面を界面活性剤をつけながら回転ブラシで摩擦すると、塗装表面が活性 分解により脱脂され（ａ）、表面の平滑を失うと共に、顔料の露出により光が乱
反射して艶が無くなる、いわゆる塗装の白亜化を招く（ｂ）。そこで、艶を維持
するために、界面活性剤で脱脂された塗料に油性分を補給するワックス塗布の作
業が行われる（ｃ）。 【０００５】 この油性分補給の行程で得られる艶は、あくまでも油による艶であって、塗装
そのものの艶が回復したわけでわない。白亜化によって荒れた塗装表面は、大気
との接触面が増加しているので、水垢の付着が早まる構造となっている。しかも
、塗装面の艶を維持するためにワックスの塗布量が多くなるので、再付着した水
垢は、より除去が困難な強固なものになってくる（ｄ）。この強固な水垢を除去
するためには、タッチアップにより、界面活性剤をより強く塗装面に擦りあてな
ければならなくなり（ｅ）、これによりますます塗装が荒れる（ｆ）。このため
、艶の維持がだんだん困難になり（ｇ）、艶だしを図るためにワックスによる油
性分の補給量が益々増え（ｈ）、より除去困難な水垢が早く着く（ｉ）。以上の
ような悪循環の繰り返しで、塗装表面の荒れが徐々に進行する結果となっていた
。 【０００６】 以上の点を考慮して、図５のａ、ｂの段階でｐｈ値の低い界面活性剤を用い、
なるべく塗装面の脱脂を避けるようにする方法が従来採られてきているが、この
方法では、水垢除去の効果を下げることになるので、タッチアップの段階での作
業量が増え、ガソリンスタンドの従業員等に過酷な労働を強いることになる。ま
た、界面活性剤のｐｈ値を下げたところで劣化の進行を遅らすことはあっても、
劣化のメカニズムそのものを除去することはできず、なんら解決につながらなか
った。本発明は、上述した点を解決するためになされたものであり、塗装表面の
劣化を防止すると共に、水垢取り洗車の作業効率を向上させることができる洗車
方法を提供することを課題としている。 【０００７】 【課題を解決するための手段】 上記課題を達成するために、本発明に係る洗車方法及び洗車装置は、車両表面 を洗浄体を使って洗浄する洗浄行程と、この洗浄行程の後、車両表面を水を使っ
て洗浄する水洗い行程と、この水洗い工程の後、車両塗装部分の表面が乾燥せず
水に濡れている状態で、車両塗装部分の表面に上記水の滑性を利用して、水に分
散又は溶解性の高分子重合体を塗布し、これにより車両塗装部分の表面にこの高
分子重合体の薄い被膜を形成する高分子重合体塗布行程とを備えたことにある。 【０００８】 【作用】 これにより、洗浄行程によって水垢をとり、水洗い行程で洗浄体を洗い流し、
しかる後に高分子重合体塗布行程で高分子重合体を塗布するので、１度目の洗浄
時には塗装面の荒れがわずかに生じるものの、水垢が除去された後には、高分子
重合体によるコーティング皮膜が塗装面に形成され、塗装面の艶が保持される。
しかもこのコーティング皮膜には、油性の汚染物質が溶け込むことがないので、
このコーティング皮膜の表面のみが汚染されるにとどまり、次回からの水垢取り
洗車では、このコーティング皮膜上の汚染物質及び付着物を除去するだけでよく
なり、水垢取り洗車の作業が簡単になる。またこの次回からの水垢取り洗車では
、上記コーティング皮膜によって使用する洗浄体が直接塗装面に届くことがなく
なり、この結果、塗装面の劣化が進行することがなくなる。さらに、高分子重合
体のコーティングを伴う本洗車方法においては、ワックスを再塗布する油性分補
給の行程がないので、構造的に水垢の再付着を防止でき、次回からの水垢取り洗
車でタッチアップ作業が不要になる。 【０００９】 【実施例】 図１において、洗車機は、車両１を跨ぐように門型に形成された洗車機本体２
を有し、この洗車機本体２の両側壁に沿って施設されたレール３上を往復動でき
るようになっている。この往復動は、洗車機本体２の移動方向の両端部に設けら
れた防水タイプのリミットスイッチＳＷＩ、ＳＷIIが、所定の位置に固設された
ストッパ４、５に当接する範囲で行われる。洗車機本体２には、車両の上面に当
接しながら上下に揺動する上方回転ブラシ６と、左右に揺動し車両の両側面に当 接可能な側方回転ブラシ８、９とを有し、また、洗浄液体供給装置１０とポリマ
ー供給装置１１とを備えている。 【００１０】 上記リミットスィッチ（ＳＷＩ、ＳＷII）の設置位置は、これに限られず、回
転ブラシ６の位置を検出する等、車両の前端及び後端を検出できれば、どうのよ
うな位置に設けてもよい。例えば、回転ブラシ８、８を車両１の側外方から車両
１に対し付勢するようにし、洗車機本体２が移動して回転ブラシ８、８が車両１
の側面から前面または後面にはずれたことを検出したり、洗車機本体２が移動し
て中央に突出した回転ブラシ８、８が車両１の前面または後面に当接したことを
検出したりしてもよい。この場合、回転ブラシ８、８の回転軸を支えるレバーの
変位または移動をポテンションメータ、リミットスイッチ等のセンサで検出する
ことになる。また、リミットスイッチ（ＳＷＩ、ＳＷII）は、光センサ、磁気セ
ンサ等、車両の前端及び後端を検出できれば、どうのような位置に設けてもよい
。 【００１１】 洗浄液体供給装置１０は、車両１に向かって対峙する洗浄液体供給ノズル１２
と、加圧された水を収納する水槽タンク１３および可性ソーダを主成分とした界
面活性剤を収納する界面活性剤収納タンク１４とを有し、洗浄液体供給ノズル１
２は、例えば二股に分かれたホース１５を介して水槽タンク１３と界面活性剤収
納タンク１４に接続されている。そして、水槽タンク１３に通じる分かれたホー
スの途中、および界面活性剤収納タンク１４に通じる分かれたホースの途中には
それぞれ電磁バルブＩ、IIが設けられ、これら電磁バルブＩ、IIを開閉すること
により、水と界面活性剤のノズルからの噴出が制御されるようになっている。な
お上記界面活性剤は可性ソーダ以外のものを用いてもよい。 【００１２】 上記電磁バルブＩ及び洗浄液体供給ノズル１２は直接水道管に接続するなど、
水をノズル１２から噴出できればどのようなものでもよい。また電磁バルブIIに
ついても同様であり、界面活性剤を水に混ぜて洗浄液体供給ノズル１２から噴出
できればどのようなものでもよい。 【００１３】 これに対して、ポリマー供給装置１１は、ポリマー供給ノズル１６に、コンプ
レッサ１７とポリマー収納タンク１８に通じるホース１９を接続して構成され、
コンプレッサ１７を作動させることにより、ポリマー収納タンク１８内のポリマ
ーが圧縮空気に導かれて噴霧されるようになっている。このポリマーの噴霧は、
コンプレッサ１７によらず、例えばポリマーを内蔵したスプレ一容器を洗車機本
体２内側に取り付け、このスプレー容器を電磁ソレノイド等で操作する等、ポリ
マーを噴霧できればどのようなものでもよい。 【００１４】 ここで、ポリマー収納タンク１８に収納されるポリマーは、界面活性剤による
化学的な侵食に対する防護能力が十分なものであると共に、例えば車両の塗装面
に水分が十分に残存している状態でも確実にコーティング皮膜を形成できるタイ
プの高分子重合体（高分子共重合体を含む）が好ましい。この高分子重合体は、
シリコーンまたはフッソ重合体等である。シリコーンとしてはアミノ変成シリコ
ーンまたはエトキシ化シリコーン等のような水に分散または溶解性のものが望ま
しい。フッソ重合体も同様に水に分散または溶解性のものが望ましい。ポリマー
収納タンク１８に収納されるポリマーは、水も混合されているが、必要により、
脂肪酸アミン系等の防錆剤、ワックス、界面活性剤、石油系炭化水素等を混合し
てもよい。 【００１５】 図２は、ポリマー供給装置１１近傍のより具体的な構造を示すもので、洗車機
本体２の両側壁にかけて架設された支持軸２０に２つの揺動アーム２１、２２が
緩く外嵌され、このアーム２１、２２に上方回転ブラシ６が回転自在に取り付け
られている。この上方回転ブラシ６は、揺動アーム２１、２２を回動させること
で上下に揺動でき、また一方の揺動アーム２１の基軸に設けられた電動機２３に
よりアーム内部の伝動機構を介して回転するようになっている。 【００１６】 上記ポリマー供給ノズル１６は支持軸２０の適所に１つまたは複数取り付けら
れ、溶接等の固着手段により固定されており、またコンプレッサ１７とポリマー 収納タンク１８は例えば洗車機内側に設けられた敷設台２４に固定され、上記ホ
ース１９は側壁に沿って上方へ導かれ、回転ブラシ６、８やその他の駆動機構の
動きに支障がないように揺動ノズル１６に接続されている。なお、上記洗浄液体
供給ノズル１２及びポリマー供給ノズル１６は洗車機本体２の内側の上方だけで
なく側方に設けてもよい。 【００１７】 上記洗車機本体２には、図示しないが、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭのほか、上記
電磁バルブＩ、II、コンプレッサ１７を駆動させるためのドライバ、リミットス
イッチ（ＳＷＩ、ＳＷII）からの信号を一時記憶するラッチ等が設けられている
。上記ＲＯＭには、図３のフローチャートに応じたプログラムが記憶され、上記
ＣＰＵはこのプログラムを実行する。上述の構成において、次に、洗車方法を図
３のフローチャートに基づきながら説明する。車両１を洗車機内に停車させた状
態で作動スイッチを投入すると、洗車機は、先ず、ステップ５０乃至５６におい
て車両を水洗いする。この水洗い行程Ａは車両１の泥取りのために行うもので、
その具体的動作は、洗車機本体２の往動を開始し（ステップ５０）、電磁バルブ
Ｉを開いて車両に水を噴出する（ステップ５１）。それと同時に、回転ブラシ６
〜９を回転させる等のその他の処理を行う（ステップ５２）。 【００１８】 これらステップ５０乃至５２の処理は、洗車機本体２が移動して回転ブラシ７
が車両の端に至り、リミットスイッチ（ＳＷＩ）がストッパ４に当たってＯＮに
なるまで行われ（ステップ５３）、これにより、車両表面に付着した泥を回転ブ
ラシで摩擦しながら除去する。そして、リミットスイッチ（ＳＷＩ）がＯＮにな
った時点で洗車機本体２の往動を停止させ（ステップ５４）、電磁バルブＩを閉
じ（ステップ５５）、回転ブラシ６〜９の回転を停止させる等のその他の処理を
行う（ステップ５６）。 【００１９】 次に、ステップ５７乃至６３において車両１を洗剤洗いする。この洗剤洗い行
程Ｂは水垢を除去するために行うもので、その具体的動作は、洗車機本体２の復
動を開始し（ステップ５７）、電磁バルブＩとIIを開いて車両１に水と界面活性 剤を噴出する（ステップ５８）。それと同時に、回転ブラシ６〜９を回転させる
等のその他の処理を行う（ステップ５９）。これらステップ５７乃至５９の処理
は、洗車機本体２が移動して回転ブラシ６が車両１の端に至り、リミットスイッ
チ（ＳＷII）がストッパ５に当たってＯＮになるまで行われ（ステップ６０）、
これにより、塗装面に塗布したワックスによる水垢を回転ブラシ６〜９で摩擦し
ながら活性分解して除去する。そして、リミットスイッチ（ＳＷII）がストッパ
５に当たってＯＮになった時点で洗車機本体２の復動を停止させ（ステップ６１
）、電磁バルブＩとIIを閉じ（ステップ６２）、回転ブラシ６〜９の回転を停止
させる等のその他の処理を行う（ステップ６３）。 【００２０】 その後、ステップ６４乃至７０において車両１を再び水洗いする。この水洗い
行程Ｃは上記行程Ｂで噴出した界面活性剤を洗い流すもので、その具体的動作は
上記ステップ５０乃至５６の水洗い行程と同様であるので説明を省略する。 【００２１】 以上までの行程が終了すると、車両表面が乾燥しないうちに、ステップ７１乃
至７７における高分子重合体の塗布行程Ｄを行う。具体的には、洗車機本体２の
復動を開始し（ステップ７１）、コンプレッサ１７を稼動させて車両表面に高分
子重合体を噴霧する（ステップ７２）。それと同時に、回転ブラシ６〜９を回転
させる等のその他の処理も行う（ステップ７３）。ステップ７１乃至７３の処理
は、洗車機本体２が移動して回転ブラシ６が車両の端に至り、リミットスイッチ
（ＳＷII）がストッパ５に当たってＯＮになるまで行われる（ステップ７４）。
なお、この回転ブラシ６〜９の回転処理は省略してもよい。 【００２２】 これにより、水垢の落ちた塗装面全体に、高分子重合体がコーティングされる
。この場合、高分子重合体は塗装面が濡れた状態で供給されるので、コーティン
グ被膜は、水の滑性により車両１の表面に薄く均一に形成される。そして、リミ
ットスイッチ（ＳＷII）がストッパ５に当たってＯＮになった時点で洗車機本体
２の復動を停止し、（ステップ７５）、コンプレッサ１７の稼動を停止して高分
子重合体を噴霧を止め（ステップ７６）、回転ブラシ６〜９の回転を停止させる 等のその他の処理を行う（ステップ７７）。 【００２３】 尚、車両表面の濡れた状態での高分子重合体の塗布は、霧吹きで塗装面を濡ら
した程度に少量の水が残っている状態で行うのが好ましい。水の残量が多すぎる
と、ポリマーを定着させるまでの塗布量が多くなるし、水の残量が少なすぎると
、滑性を得られず、ポリマーの延びが悪くなりムラになるためである。 【００２４】 本発明は上記実施例に限定させず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能である。例えば、上記実施例では、車両表面が濡れている状態で高分子重合
体をコーティングするようにしたが、車両表面が乾燥してからコーテイングする
ようにしてもよい。また、上記高分子重合体のコーティング行程が終了した後に
、仕上げを美しくするために水洗い行程を行ってもよい。この水洗い行程は上記
ステップ５０乃至５６と同様の行程である。さらに、本発明の洗車方法は手作業
で行うことも可能である。また、回転ブラシ６、８、９は、スポンジタイプ等ど
のようなものでもよいし、省略してもよい。 【００２５】 このほか、上記ステップ６４と６５の間にステップ７２の処理を行い、ステッ
プ６８と６９の間にステップ７６の処理を行い、水洗い行程Ｃと高分子重合体の
塗布行程Ｄとを同時に行ってもよい。この場合、洗車機本体２の移動方向に対し
、ポリマー供給ノズル１６の前に洗浄液体供給ノズル1２を設けることになる。
また、ポリマー供給ノズル１６の前後に洗浄液体供給ノズル１２、１２を設けて
もよい。このほか、洗車機本体２内に送風ファンまたは送風ブロア等の送風手段
を設け、上記ステップ７７のあとに、洗車機本体２を移動させながら、この送風
手段を駆動させて車両１表面の水滴を除去して乾燥させてもよい。 【００２６】 しかして、一度目の洗車が行われると、界面活性剤による洗剤洗い行程Ｂで水
垢が除去され、高分子重合体の塗布行程Ｄで高分子重合体が塗布されるので、車
両表面には、界面活性剤に対し防護機能の強いコーティング皮膜が形成され、二
度目以降の洗車によって、界面活性剤による塗装面の侵食が防止され、艶ぼけの 進行を抑えることができる。 【００２７】 尚、一度目の洗車時に、塗装表面が幾分活性分解されて塗装面の荒れがわずか
に生じることが予想されるが、この一度目で著しく塗装面が荒れるわけではない
ので支障はない。しかも、高分子重合体の塗布は、ワックスによる油性分を補給
する代わりに行われるので、車両表面は水垢のつきにくい構造となっており、二
度目以降の洗車時に、水垢を除去するためのタッチアップ作業を殆ど行わなくて
済む。また、高分子重合体のコーテイング皮膜は、洗車の都度塗布されるので、
洗車するにつれてコーテイング皮膜が塗り重ねられ、水垢の浸透が益々少なくな
ると共に、艶の深みと界面活性剤に対する防護能力が増加する。 【００２８】 【発明の効果】 以上詳述したように、本発明は、水垢を洗浄体で取り除いた後に、油性分を補
給する代わりに高分子重合体を塗布するようにしたので、後に界面活性剤を用い
た洗車を行っても、塗装面が活性分解されることなくなり、塗装面の劣化を防止
することができる。また、本発明によれば、ワックス等の油性分の再塗布の行程
がないので、水垢の再付着を防止でき、次からの洗車時にタッチアップ作業がほ
とんど不要となり、作業効率の向上が図れる。しかも、界面活性剤をもちいたタ
ッチアップ作業は、作業員の手荒れの原因になっていたが、タッチアップ作業の
省略で作業員の労働環境をも改善できるものである。更に、高分子重合体の塗布
を車両表面か濡れている状態で行えば、水の滑性を利用してコーティング皮膜を
車両全体に容易に形成でき、作業効率をさらに向上させることができる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to an improvement in a car washing method for removing contaminants attached to a vehicle surface using a surfactant. 2. Description of the Related Art A wax applied for the purpose of polishing a painted surface of a vehicle and preventing deterioration thereof is composed of various waxes and oily components such as silicon. For this reason, if oily pollutants in the atmosphere, such as waste smoke from diesel engines or factories, or hand grit adhere to the wax, they dissolve into the wax, the wax itself becomes dirty, and so-called scale is formed on the painted surface. Is done. This scale makes the paintwork of the vehicle look dirty, so it is necessary to remove the wax itself in order to restore the original clean paintwork. The descaling and washing with a surfactant as shown in FIG. 4 was performed using a type car washing machine or the like. [0003] In this descaling and washing process, first, the vehicle is washed with water, and then, while the surfactant is sprayed on the wax-applied surface and the rotating brush of the gate-type car washer, the applied surface is rubbed with the rotating brush to remove the scale. Is actively decomposed and removed. Depending on the amount and quality of the scale, it may not be possible to completely remove the scale with a rotating brush alone, so apply a surfactant, fine particle abrasive, oily solvent, etc. to a sponge, etc. Correction by up is performed as needed. Thereafter, the surface of the vehicle is sprayed with water to wash out the surfactant, and finally the wax is sprayed and applied. [0004] However, in a conventional descaling car wash using a surfactant, deterioration of the painted surface proceeds by the mechanism shown in FIG. In other words, the paint used for painting is basically a resin containing an oily component in which pigments for coloring are mixed, so if the surface is rubbed with a rotating brush while applying a surfactant, the painted surface becomes It is degreased by active decomposition (a), loses the smoothness of the surface, and diffusely reflects light due to exposure of the pigment to lose luster, resulting in so-called chalking of the coating (b). Therefore, in order to maintain the luster, an operation of applying a wax for supplying an oily component to the paint degreased with a surfactant is performed (c). [0005] The luster obtained in this oil-based replenishment process is only luster due to oil, and does not mean that the luster of the coating itself has been restored. The painted surface roughened by chalking has an increased contact surface with the atmosphere, and thus has a structure in which the adhesion of scale is accelerated. In addition, since the amount of wax to be applied is large in order to maintain the luster of the painted surface, the re-adhered scale becomes more difficult to remove (d). In order to remove this strong scale, the surfactant must be rubbed more strongly with the surface of the paint by touch-up (e), which further roughens the paint (f). As a result, it becomes increasingly difficult to maintain the luster (g), the replenishment amount of the oily component by the wax is increased to achieve the luster (h), and scale that is more difficult to remove arrives (i). The repetition of the vicious cycle described above resulted in the roughening of the coating surface gradually progressing. In consideration of the above points, a surfactant having a low ph value is used at the stages of FIGS.
Conventionally, a method of avoiding degreasing of painted surfaces has been adopted as far as possible.However, since this method reduces the effect of descaling, the amount of work at the touch-up stage increases, and employees at gas stations This forces the workers to work hard. Also, even if the ph value of the surfactant is lowered, the progress of deterioration may be delayed,
The degradation mechanism itself could not be eliminated and did not lead to any solution. The present invention has been made to solve the above-described problems, and has as its object to provide a car washing method capable of preventing deterioration of a painted surface and improving work efficiency of descaling and washing. [0007] In order to achieve the above object, a car washing method and a car washing apparatus according to the present invention include a washing step of washing a vehicle surface using a washing body, and a washing step after the washing step. The water-washing process in which the vehicle surface is washed with water, and after the water-washing process, the surface of the vehicle-painted part is not dried and is wet with water, and the above-mentioned lubricity of water is used on the surface of the vehicle-painted part. And a polymer coating step of applying a polymer dispersed or soluble in water to form a thin film of the polymer on the surface of the vehicle painted part. . [0008] With this, scale is removed by the washing process, and the washing body is washed away by the washing process.
After that, the polymer is applied in the polymer application process, so the first wash is slightly rough on the painted surface, but after the scale is removed, the coating film of the polymer is applied. Formed on the surface to maintain the gloss of the painted surface.
Moreover, since oily contaminants do not dissolve into this coating film,
Only the surface of the coating film is contaminated, and in the next descaling car, it is only necessary to remove contaminants and deposits on the coating film, and the operation of the descaling car is simplified. Further, in the next descaling car, the cleaning body used by the coating film does not directly reach the painted surface, and as a result, the painted surface does not deteriorate. Furthermore, in this car wash method involving coating of a high-molecular polymer, there is no oil-based replenishment process of re-applying the wax, so that re-adhesion of the scale can be prevented structurally, and touch-up will be performed in the next time the car wash No work is required. FIG. 1 shows a car wash machine main body 2 formed in a gate shape so as to straddle a vehicle 1.
, And can reciprocate on rails 3 provided along both side walls of the car wash machine body 2. The reciprocating movement is performed within a range where the waterproof type limit switches SWI and SWII provided at both ends in the moving direction of the car wash machine body 2 come into contact with stoppers 4 and 5 fixed at predetermined positions. The car washer body 2 has an upper rotating brush 6 swinging up and down while abutting on the upper surface of the vehicle, and side rotating brushes 8 and 9 swinging left and right and abutting on both side surfaces of the vehicle. Further, a cleaning liquid supply device 10 and a polymer supply device 11 are provided. The installation position of the limit switches (SWI, SWII) is not limited to this, and may be provided at any position as long as the front end and the rear end of the vehicle can be detected, such as by detecting the position of the rotating brush 6. Good. For example, the rotating brushes 8, 8 are urged against the vehicle 1 from outside the vehicle 1, and the car washer body 2 moves to rotate the rotating brushes 8, 8 on the vehicle 1.
And that the car wash body 2 moves and the rotating brushes 8, 8 protruding to the center come into contact with the front or rear surface of the vehicle 1 by detecting the deviation from the side surface to the front or rear surface. Is also good. In this case, the displacement or movement of the lever supporting the rotating shafts of the rotating brushes 8 and 8 is detected by a sensor such as a potentiometer or a limit switch. The limit switches (SWI, SWII) may be provided at any position as long as they can detect the front end and the rear end of the vehicle, such as an optical sensor and a magnetic sensor. The cleaning liquid supply device 10 includes a cleaning liquid supply nozzle 12 facing the vehicle 1.
And a water tank 13 for storing pressurized water and a surfactant storage tank 14 for storing a surfactant mainly composed of possible soda.
Numeral 2 is connected to a water tank 13 and a surfactant storage tank 14 via, for example, a forked hose 15. Electromagnetic valves I and II are provided in the middle of the split hoses leading to the water tank 13 and the split hoses leading to the surfactant storage tank 14, respectively, by opening and closing these electromagnetic valves I and II. The ejection of water and surfactant from the nozzle is controlled. The surfactant may be other than the soda. The electromagnetic valve I and the cleaning liquid supply nozzle 12 are connected directly to a water pipe,
Any material can be used as long as water can be ejected from the nozzle 12. The same applies to the electromagnetic valve II, and any type may be used as long as the surfactant can be mixed with water and ejected from the cleaning liquid supply nozzle 12. On the other hand, the polymer supply device 11 is configured by connecting a hose 19 communicating with a compressor 17 and a polymer storage tank 18 to a polymer supply nozzle 16,
By operating the compressor 17, the polymer in the polymer storage tank 18 is guided to the compressed air and sprayed. This polymer spray
Instead of using the compressor 17, any type of sprayer may be used as long as the polymer can be sprayed, for example, by attaching a spray container containing a polymer to the inside of the car washer body 2 and operating the spray container with an electromagnetic solenoid or the like. Here, the polymer stored in the polymer storage tank 18 has a sufficient protection ability against chemical erosion by a surfactant and, for example, a sufficient amount of moisture remains on the painted surface of the vehicle. A polymer (including a polymer copolymer) of a type that can reliably form a coating film even in the state is preferable. This high molecular polymer is
It is a silicone or a fluoropolymer. As the silicone, those dispersible or soluble in water, such as amino-modified silicone or ethoxylated silicone, are desirable. It is also desirable that the fluoropolymer be similarly dispersed or soluble in water. The polymer stored in the polymer storage tank 18 is mixed with water, but if necessary,
Rust inhibitors such as fatty acid amines, waxes, surfactants, petroleum hydrocarbons and the like may be mixed. FIG. 2 shows a more specific structure in the vicinity of the polymer supply device 11, in which two swing arms 21 and 22 are loosely fitted to a support shaft 20 which is installed on both side walls of the car wash machine main body 2. The upper rotating brush 6 is rotatably attached to the arms 21 and 22. The upper rotating brush 6 can swing up and down by rotating the swing arms 21 and 22, and is rotated by a motor 23 provided on a base shaft of one swing arm 21 via a transmission mechanism inside the arm. It is supposed to. One or a plurality of the polymer supply nozzles 16 are mounted at appropriate positions on the support shaft 20 and are fixed by fixing means such as welding. The compressor 17 and the polymer storage tank 18 are provided, for example, inside the car washer. The hose 19 is fixed to the laying base 24, is guided upward along the side wall, and is connected to the swing nozzle 16 so as not to hinder the movement of the rotating brushes 6, 8 and other driving mechanisms. The washing liquid supply nozzle 12 and the polymer supply nozzle 16 may be provided not only above the inside of the car wash machine body 2 but also on the side. Although not shown, the car washer body 2 receives signals from CPUs, ROMs and RAMs, drivers for driving the electromagnetic valves I and II, the compressor 17 and limit switches (SWI and SWII). A latch or the like for temporarily storing is provided. A program corresponding to the flowchart of FIG. 3 is stored in the ROM, and the CPU executes the program. Next, a description will be given of a car washing method in the above configuration with reference to the flowchart of FIG. When the operation switch is turned on with the vehicle 1 stopped in the car washer, the car washer firstly rinses the vehicle with water in steps 50 to 56. This washing process A is performed for mud removal of the vehicle 1,
Specifically, the forward movement of the car wash machine body 2 is started (step 50), and the electromagnetic valve I is opened to jet water to the vehicle (step 51). At the same time, rotating brush 6
Other processing, such as rotating .about.9, is performed (step 52). The processing of steps 50 to 52 is performed by moving the car washer body 2 and
Is reached until the limit switch (SWI) hits the stopper 4 and is turned ON (step 53), whereby mud adhering to the vehicle surface is removed by friction with the rotating brush. Then, when the limit switch (SWI) is turned ON, the forward movement of the car washer body 2 is stopped (step 54), the electromagnetic valve I is closed (step 55), and the rotation of the rotating brushes 6 to 9 is stopped. The other processing is performed (step 56). Next, in steps 57 to 63, the vehicle 1 is washed with detergent. This detergent washing step B is performed to remove water scale. Specifically, the detergent washing step B starts the return of the car washer body 2 (step 57), and opens the electromagnetic valves I and II to supply the vehicle 1 with water. A surfactant is ejected (step 58). At the same time, other processing such as rotating the rotating brushes 6 to 9 is performed (step 59). The processing of these steps 57 to 59 is performed until the car washer body 2 moves, the rotating brush 6 reaches the end of the vehicle 1, and the limit switch (SWII) hits the stopper 5 and is turned on (step 60).
As a result, the water scale due to the wax applied to the painted surface is removed by active decomposition while rubbing with the rotating brushes 6 to 9. Then, when the limit switch (SWII) hits the stopper 5 and is turned on, the return movement of the car wash machine body 2 is stopped (step 61).
), The electromagnetic valves I and II are closed (step 62), and other processing such as stopping the rotation of the rotating brushes 6 to 9 is performed (step 63). Thereafter, in steps 64 to 70, the vehicle 1 is washed again with water. This washing step C is for washing out the surfactant ejected in the above step B, and the specific operation thereof is the same as that of the washing steps of steps 50 to 56, so that the explanation is omitted. When the above steps are completed, the application step D of the high molecular polymer in steps 71 to 77 is performed before the vehicle surface is dried. Specifically, the car wash machine main body 2 is started to return (Step 71), and the compressor 17 is operated to spray the high-molecular polymer on the vehicle surface (Step 72). At the same time, other processes such as rotating the rotating brushes 6 to 9 are also performed (step 73). The processes in steps 71 to 73 are performed until the car wash body 2 moves, the rotary brush 6 reaches the end of the vehicle, and the limit switch (SWII) hits the stopper 5 and is turned on (step 74).
Note that the rotation of the rotating brushes 6 to 9 may be omitted. As a result, the high molecular polymer is coated on the entire painted surface on which the scale has been removed. In this case, since the high-molecular polymer is supplied in a state where the painted surface is wet, the coating film is formed thinly and uniformly on the surface of the vehicle 1 by the slipperiness of water. Then, when the limit switch (SWII) hits the stopper 5 and is turned on, the return movement of the car wash machine body 2 is stopped (step 75), the operation of the compressor 17 is stopped, and the spray of the high-molecular polymer is stopped ( Step 76) and other processing such as stopping the rotation of the rotating brushes 6 to 9 are performed (step 77). The application of the high molecular polymer in a wet state on the vehicle surface is preferably performed in a state in which a small amount of water remains so as to wet the painted surface by spraying. If the remaining amount of water is too large, the amount of application until the polymer is fixed increases, and if the remaining amount of water is too small, lubricity cannot be obtained, and the extension of the polymer becomes poor, resulting in unevenness. . The present invention is not limited to the above embodiment, and can be variously modified without departing from the gist of the present invention. For example, in the above-described embodiment, the high-molecular polymer is coated in a state where the vehicle surface is wet. However, the coating may be performed after the vehicle surface is dried. After the coating process of the high-molecular polymer is completed, a washing process may be performed to make the finish beautiful. This washing step is the same as the steps 50 to 56 described above. Further, the car washing method of the present invention can be performed manually. In addition, the rotating brushes 6, 8, and 9 may be of any type, such as a sponge type, or may be omitted. In addition, the processing in step 72 is performed between steps 64 and 65, and the processing in step 76 is performed between steps 68 and 69, so that the water washing step C and the coating step D of the polymer are simultaneously performed. May go. In this case, the cleaning liquid supply nozzle 12 is provided before the polymer supply nozzle 16 with respect to the moving direction of the car wash machine body 2.
Further, cleaning liquid supply nozzles 12 may be provided before and after the polymer supply nozzle 16. In addition, a blowing means such as a blowing fan or a blowing blower is provided in the car washer body 2, and after the above-described step 77, while the car washer body 2 is being moved, the blowing means is driven to remove water droplets on the surface of the vehicle 1. It may be removed and dried. When the first car wash is performed, scale is removed in a detergent washing step B using a surfactant, and the high polymer is applied in a high polymer application step D. A coating film having a strong protective function against a surfactant is formed, and the second and subsequent car washes prevent the erosion of the painted surface by the surfactant and can suppress the progress of gloss blur. It is expected that, during the first car wash, the painted surface is slightly decomposed due to active decomposition, so that the painted surface is slightly roughened. Absent. In addition, since the application of the high-molecular polymer is performed instead of replenishing the oily component with wax, the vehicle surface has a structure that is hard to scale, and a touch to remove the scale during the second and subsequent car washing. Up work is hardly required. In addition, since the coating film of a high polymer is applied each time a car is washed,
As the car is washed, the coating film is applied repeatedly, and the penetration of the scale is further reduced, and the gloss depth and the protective ability against the surfactant are increased. As described in detail above, according to the present invention, after removing scales with a washing body, a high-molecular polymer is applied instead of replenishing oily components. Even when the car is washed using the agent, the painted surface is not actively decomposed, and the painted surface can be prevented from being deteriorated. Further, according to the present invention, since there is no step of re-applying oily components such as wax, re-adhesion of water scale can be prevented, and a touch-up operation is almost unnecessary at the time of next car washing, thereby improving operation efficiency. In addition, the touch-up operation using a surfactant has caused the worker's hands to be rough, but the omission of the touch-up operation can improve the worker's working environment. Furthermore, if the high-molecular polymer is applied on the vehicle surface or in a wet state, the coating film can be easily formed on the entire vehicle by utilizing the lubricity of water, and the working efficiency can be further improved.

【図面の簡単な説明】 【図１】洗車機の概要を説明する説明図である。 【図２】同上における洗車機のポリマー供給装置近傍の構造を示す斜視図であ
る。 【図３】本発明に係る洗車方法の行程を説明するフローチャートである。 【図４】従来の洗車方法の行程を説明するブロック図である。 【図５】従来の洗車方法にかかる塗装面劣化のメカニズムを示すブロック図で
ある。 【符号の説明】 １… 自動車、２…洗車機本体、３…ルール、４，５…ストッパ、６…上方回転
ブラシ、８，９…側方回転ブラシ、１０…洗浄液体供給装置、１１…ポリマー供
給装置、１２…洗浄液体供給ノズル、１３…水槽タンク、１４…界面活性剤収納
タンク、１５…ホース、１６…ポリマー供給ノズル、１７…コンプレッサ、１８
…ポリマー収納タンク、１９…ホース、２０…支持軸、２１，２２…揺動アーム
、２３…電動機、２４…敷設台。BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory view illustrating an outline of a car washer. FIG. 2 is a perspective view showing a structure near a polymer supply device of the car washer according to the first embodiment. FIG. 3 is a flowchart illustrating a process of the car washing method according to the present invention. FIG. 4 is a block diagram illustrating a process of a conventional car washing method. FIG. 5 is a block diagram showing a mechanism of deterioration of a painted surface according to a conventional car washing method. [Description of Signs] 1 ... Automobile, 2 ... Car wash machine body, 3 ... Rule, 4,5 ... Stopper, 6 ... Upward rotating brush, 8,9 ... Side rotating brush, 10 ... Washing liquid supply device, 11 ... Polymer Supply device, 12: cleaning liquid supply nozzle, 13: water tank, 14: surfactant storage tank, 15: hose, 16: polymer supply nozzle, 17: compressor, 18
... Polymer storage tank, 19 ... Hose, 20 ... Support shaft, 21,22 ... Swing arm, 23 ... Electric motor, 24 ... Laying table.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 【請求項１】 車両塗装部分の表面を洗浄体および水を使って洗浄する洗浄行程と、 この洗浄行程の後、車両塗装部分の表面を水を使って洗浄する水洗い行程と、 この水洗い工程の後、車両塗装部分の表面が乾燥せず水に濡れている状態で、
車両塗装部分の表面に上記水の滑性を利用して、水に分散性のフッソ重合体また
はエトキシ化シリコーンの高分子重合体を塗布し、これにより車両塗装部分の表
面にこの高分子重合体の薄い被膜を形成する高分子重合体塗布行程とを備えたこ
とを特徴とする洗車方法。 【請求項２】 車両を上方より跨いで、この車両上方を往復走行し、この往動または復動中に
、当該車両表面の水洗いを行う為の散水手段、当該車両表面の洗浄体による洗浄
を行う為の洗浄体噴出手段、当該車両表面の高分子重合体の塗布を行う為の高分
子重合体塗布手段及び当該車両表面の水の除去を行う為の送風手段を備えた洗車
装置に於いて、 初めに、上記散水手段及び洗浄体噴出手段を作動させて、上記車両の塗装部分
の表面を洗浄体および水を使って洗浄を行い、 この塗装面洗浄後、上記散水手段を作動させて、車両の塗装部分の表面を水を
使って洗浄を行い、 この水洗い洗浄後、上記高分子重合体塗布手段を作動させて、車両の塗装部分
の表面が乾燥せず水に濡れている状態で、車両塗装部分の表面に上記水の滑性を
利用して、水に分散性のフッソ重合体またはエトキシ化シリコーンの高分子重合
体を塗布し、これにより車両塗装部分の表面にこの高分子重合体の薄い被膜を形
成し、 この高分子合体の塗布後、上記送風手段を作動させて、車両表面の水を除去さ
せることを特徴とする洗車装置。 Claims: 1. A washing step of washing a surface of a vehicle painted portion with a washing body and water, and a water washing step of washing the surface of a vehicle painted portion with water after the washing step. After this washing process, the surface of the painted part of the vehicle is not dried and wet with water,
Utilizing the water lubricity described above, a water-dispersible fluorinated polymer or ethoxylated silicone high-molecular polymer is applied to the surface of the vehicle-painted part, whereby the high-molecular-weight polymer is applied to the surface of the vehicle-painted part. A high-molecular polymer coating step of forming a thin film having a low thickness. 2. A vehicle that straddles a vehicle from above and reciprocates above the vehicle. During the forward or backward movement, a water sprinkling means for washing the surface of the vehicle with water, and cleaning the surface of the vehicle with a cleaning body. A car wash apparatus comprising: a cleaning body jetting means for performing the cleaning; a polymer application means for applying the polymer on the vehicle surface; and a blowing means for removing water from the vehicle surface. First, the spraying means and the washing body jetting means are operated to wash the surface of the painted portion of the vehicle using the washing body and water.After the painted surface is washed, the spraying means is operated, The surface of the painted portion of the vehicle is washed with water, and after the washing with water, the above-mentioned polymer application means is operated, and the surface of the painted portion of the vehicle is not dried and is wet with water. Utilizing the above water lubricity on the surface of the vehicle painted part, Apply a polymer of dispersible fluorine polymer or ethoxylated silicone in water, thereby forming a thin film of this polymer on the surface of the vehicle painted part. A car washing apparatus characterized by operating a blowing means to remove water on a vehicle surface.